PREP法を例文で解説|SDS法との違い・メリット・デメリットはなに?

PREP法 例文

「PREP法の例文ってどんな感じだろう?」

「そもそもPREP法のメリットってなに? 使う意味はあるのかな」

文章テンプレートの代表例としてPREP法の名を聞くことが多いですが、このように疑問に思う人もいるハズ。

詳しくは本文にて解説いたしますが、PREP法を使うと文章は以下のようになります。

【PREP法を使った例文】

構成例文
P(結論)本はA店で買おう
R(理由)A店の方がB店よりも安いからだ。
E(具体例)事実、この本はA店の方が500円安かった
P(結論)したがって本はA店で買うべきだ

PREPを使うことで文章がわかりやすくなる、かつ説得力がでますよね。

最初に結論を書き、その後に理由・根拠となる具体例を提示し、最後に再び結論を論じることで文章の流れが自然かつ論理的になるからです。

思わず「なるほど。わかった」と言ってしまいそうな文章に仕上がっています。

これがPREP法のメリットです。

もちろん、PREP法にはメリットだけでなくデメリットもあります。

そこでこの記事ではPREP法の基本情報やメリットだけでなく、デメリット・練習方法を例文で解説いたします。

この記事を読み終える頃には、PREP法の上手な使い方・使うべき場面がわかりますよ。

この記事を監修した人
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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。週28時間勤務で月収59万を達成。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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PREP法の構成・SDS法との違いを例文で解説

PREP法とは、わかりやすい説明や文章を作るための構成方法です。

今回はPERPの特徴や使い方など、以下3項目に分けて詳しく説明いたします。

  1. PREP法の構成
  2. PREP文章と使っていない文章を比較
  3. SDSとの違いと使い分け方

この記事を最後まで読んで、状況に応じて最適な文を作る力を身につけましょう。

構成

PREP法とは、以下の順番で構成されます。

  • Point(要点)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(要点)

それぞれの頭文字を取って、PREP法と読んでいるのですね。

実際にPREP法を用いた簡単な例文をご紹介いたします。

【PREP法の例文A】
・Point(要点)
私は昨日大雨にも関わらず魚屋さんへ行きました。

・Reason(理由)
なぜなら白身魚が半額セールだったからです。

・Example(具体例)
タラやぶり、タイまでもが半額になっていました。

・Point(要点)
ですから、あれだけの大雨でも魚屋さんへ行きました。

このように、PREP法は要点に具体例で説得力をもたせてから再度要点を述べることで、話の内容を聞き手に印象付ける効果があるとわかりますね。

PREP文章と使っていない文章を比較

PREP法は説得力があるとわかりましたが、そうでない文章と比較するとどうでしょうか?

以下にPREP法を使っていない文章の例を挙げましたので、「どちらにより説得力があるか」「どちらがよりわかりやすいか」という視点で考えてみてください。

【PREP法を使った例文B】
私は焼きそばが好きです。
焼きそばは母の得意料理で、小さいころを思い出して懐かしい気持ちになるからです。
例えば、小学校の運動会のお弁当が焼きそばだったことや、父と3人で日曜のお昼に食べたことを思い出すと、うれしいような寂しいような気持ちになりますね。
よって、焼きそばは私の好物です。

【PREP法を使っていない例文C】
私の母は焼きそばが得意で、小さい頃よく作ってくれました。
そういえば、父と3人で日曜のお昼に食べたこともあったし、運動会のお弁当も焼きそばでした。
焼きそばを食べると毎回、小さい頃を思い出して懐かしく少し悲しいような気持ちになります。
だから、私は焼きそばが好きです。

上記2つの例を比べてみましょう。

例文1はPREP法の構成通りに書かれており、話に流れができています。

「焼きそばが好き」という要点をはじめと最後で2度いうことで、聞き手の印象にも残りやすいですね。

具体的な思い出の例もはいっており、理由である「懐かしい気持ちになるから」の説得力が増しています。

例文2は構成を考えずに書かれており、話がいろいろな方向に散らばっています。

最後の文「だから、私は焼きそばが好きです」を読むまでは、読者は話の要点がわかりません。

せっかくの具体例も、要点より前に述べているため印象に残りません。

したがって、PREP法を使った文章はそうでない文章よりも説得力があり、読み手の印象に残りやすいということがわかりました。

プレゼンテーションや就職活動など、自分の意見に確固とした裏付けが必要な場合に有効な構文といえるでしょう。

SDSとの違いと使い分け方

PREP法とSDS法の違いは、どこに重点を置くかです。

PREP法では結論に、SDSでは詳細に重きを置きます。

まずSDSとは、以下の順番で構成されることを覚えておきましょう。

  • 概要(Summary)
  • 詳細(Detail)
  • まとめ(Summary)

それぞれの頭文字を取って、SDSと読んでいるのですね。

では実際にSDSを用いた文章を例に挙げますので、先に紹介いたしました【例B:PREP法の文章】と比較して違いを確認しておきましょう。

【例D:SDS文章】
・概要(Summary)
昨日午前3時頃、神奈川県で大規模な停電が発生しました。現在は復旧しています。
・詳細(Detail)
昨日の記録的な豪雨により電線が破壊され、大規模な停電が発生しました。被害は神奈川県全域にまでおよびました。
停電発生から約2時間後、徐々に解消されていき、現在は復旧しています。
・まとめ(Summary)
以上、昨晩神奈川県全域で発生した大規模停電のニュースでした。

以上より、SDSは内容そのもの、つまり「詳細」を重視していることがわかりました。

「概要」をはじめに述べ、詳細に説明した後にまとめで内容をおさらいさせ、「詳細」そのものに印象をもたせています。

これは「結論」を重視し、SDSでの「詳細」にあたる具体例を二の次としているPREP法とは異なる点です。

これまでの説明をまとめたところ、PERPとSDSの使い分けは以下の通りだとわかりました。

  • PREP法は結論重視、説得力が求められるプレゼンテーションや就職活動などで用いるのがおすすめ
  • SDSは詳細重視、内容そのものに価値があるニュースや講義などに用いるのがおすすめ

PREP法とSDSでは重視することが違い、伝える相手や状況によって使い分けすべきだとわかりますね。

また、日常会話という視点で見ると、ビジネス向きのPREP法よりもSDSの方が汎用性が高いといえます。

話す相手や置かれた状況に適した構文を使い分けて、上手く意図を伝えられるようにしましょう。

プレゼンなど|PREP法を具体例で解説

PREP法が使える場面を具体的に説明していきます。

  1. ブログやオウンドメディア
  2. ビジネス文書
  3. プレゼンテーション
  4. ESなどの履歴書

ブログやオウンドメディア

ブログやオウンドメディアにもPREP法は使えます。

なぜなら、読者が求めている情報をわかりやすく伝えることができるからです。

例えば、PREP法を使うとひと目で記事の内容がわかるという利点があります。

PREP法では結論を先に述べるので、始めに記事の主旨を明記します。

それにより、読者はその記事が知りたい内容と合致しているかを判断しやすくなるのです。

興味のある内容と判断されれば、続きを読んでもらいやすくなります。

では、ひと目でわかる具体例(根拠)をPREP法を使用しない場合と使用した場合で比較します。

まずは、PREP法を使用しない場合の例文です。

【PREP法を使用しない場合】
みなさんは日頃運動をしていますか?
中には、運動不足という人も多いのではないでしょうか。
運動をすると新陳代謝が上がり太りにくい体が作れるなど、メリットがたくさんあります。
この記事では、運動が健康によいことについて説明していきます。

この見出しでは最後まで読み進めなければ、主旨はわかりません。

冒頭を読んだだけでは、運動のやり方やダイエット法の紹介にも思えますよね。

このように、始めに結論が書かれていない記事は内容がわかりづらいのです。

そのため、読者の興味を引くことが困難になります。

次にPREP法を使った例文を見てみましょう。

【PREP法を使用した場合】
運動は健康によいです。なぜなら、肥満や生活習慣病になりにくくなるからです。次にその理由を説明していきます。

この例文を見ると、始めの一文を見ただけでどのような内容なのか把握できますよね。

冒頭に主旨が明記されていると、読者は求めている内容かを判断しやすいことがわかります。

つまり、その先を読み進めるきっかけになるのです。

その他にも、冒頭で結論がわかるということは流し読みしている読者の興味を引き、認知度のアップにも関わります。

したがって、ひと目で内容を把握できる記事は読者の興味を引く記事といえるのです。

以上のことから、ブログやオウンドメディアでPREP法を利用することができます。

ビジネス文書

ビジネス文書でもPREP法は使われます。

PREP法を使うと簡潔でわかりやすい文章になるからです。

まず、わかりやすいビジネス文書とはどのようなものかを説明いたします。

以下は、ことばに関する総合的研究機関である国立国語研究所の解説です。

「わかりやすいビジネス文書の条件」としては、
1読みやすい
2正確
3過不足がない
4具体的
5失礼のない
の5つが必須である

引用元:国立国語研究所|内部検索:わかりやすいビジネス文書の条件(2022年5月17日時点)

この記述ではシンプルさやわかりやすさ、信憑性などが条件とされています。

では次に、一般社団法人発明推進協会の論理的思考や表現に関する説明文です。

PREP法の特徴が以下のように記載されています。

PREP(Point〈要点〉、Reason〈理由〉、Example〈具体例〉、Point〈要点〉):シンプルながら要点を押さえ、ストーリー調で説得力のあるわかりやすい構成であり、報告書や自己PRなどに向いている。

引用元:一般社団法人発明推進協会|地域主体で「知財創造教育」を推進するための基盤体制の構築・運営に関する調査(中国・四国)(2022年5月23日時点)

この内容からは、PREP法がシンプルで説得力があり、わかりやすい文章構成であることが読み取れます。

上記の引用を照らしあわせると、わかりやすいビジネス文書の条件とPREP法の特徴は類似する部分が多いことがわかります。

つまり、よりよいビジネス文書を作成するにはPREP法が適していると納得できますよね。

また、PREP法に基づいて文書を作成する場合、構成に当てはめるだけなので時短にもつながります。

構成を理解していれば、文書の作成に不慣れな人でも説得力のある文章を作ることができるのです。

以上の理由から、ビジネス文書ではPREP法が使用されています。

プレゼンテーション

PREP法はプレゼンテーションでも有効です。

主張を簡潔に的確に伝えられるPREP法はプレゼンテーションの場でも効果があるからです。

では、PREP法で的確に伝えられる理由を例文で見てみましょう。

【PREP法を使ったプレゼンテーションの例文】
日本最大級のペット用品専門のECモールを作りたいです。なぜなら、ペット用品専門のECモールはないからです。現在、各企業ごとのECサイトはありますが、ペット用品全てを取り扱うECモールはありません。また、他のECモールと差別化を図るためオリジナル商品の出品も検討しています。以上の理由から、新規ECモールの作成を提案いたします。

このように、主張したいことを伝えてから理由や具体例(根拠)を述べているので、簡潔で的確に内容が伝わります。

プレゼンテーションでは、説得力が企画成立につながるポイントです。

具体例(根拠)を示すPREP法は説得力があるので、このような場面にも適しているのです。

また、人前で話すことが苦手な人もPREP法を使って原稿を作ると、相手に伝わりやすいプレゼンテーションができますよ。

したがって、プレゼンテーションの場でもPREP法は使えます。

ESなどの履歴書

就職活動の際に作成するESなどの履歴書でもPREP法は使えます。

PREP法は主張する内容を論理的に説明できるフォーマットなので、伝えたいことがわかりやすくなるからです。

では、PREP法を使わない場合と使った場合を具体例を挙げて比べてみましょう。

【PREP法を使わない場合】
子供の頃からスポーツをしています。上達するために練習を繰り返し行い、結果につなげてきました。なので、私の長所は負けず嫌いなところです。

この文章では、スポーツを続けてきた粘り強さは感じますが、負けず嫌いという主張とはズレを感じます。

主張したい結論から内容がズレると説得力にかけてしまったり、方向性を見失ったりしてしまいます。

次にPREP法を使った場合です。

【PREP法を使った場合】
負けず嫌いなところが長所です。子供の頃からスポーツをしており、上達するために繰り返し練習を行って結果につなげてきたからです。

こちらでは、スポーツを通して負けず嫌いな性格になったという印象になります。

このように、書く順番によって意味合いも変わってくるため、PREP法を使って伝えたいことを論理的に説明しましょう。

文面でもきちんと伝えられるPREP法は履歴書でも使えます。

文章がわかりやすくなる!PREP法のメリット

ここではPREP法を文章に使うべき理由、つまりはメリットを解説いたします。

  1. 論理的な主張ができる
  2. 文章を簡単にまとめられる
  3. 文章作成が速くなる
  4. 文章が読みやすくなる

論理的な主張ができる

PREP法を活用することで論理的な主張ができます。

PREPの構成には理由・具体例(根拠)があるので、説得力のある文章になるからです。

例えば以下2つの例文を見てみて下さい。

【PREPで書かれた例文:A】
ダイエットに大切なのは、軽いジョギングなどの有酸素運動です。
なぜなら消費カロリーが増えて、効率的に脂肪を減らせるからです。
私は、毎朝30分の軽いジョギングを2ヶ月間継続した結果、ー5kgのダイエットに成功しました。
食事などは特に変えずに、朝の有酸素運動だけを新しく始めた時期から体重と見た目が変化し始めました。
つまり有酸素運動を取り入れたことによって今までより消費カロリーが増えたので、脂肪が減ったのです。
そのためダイエットを成功させたい方には軽い有酸素運動がおすすめです。

【構成が決まっておらず自由に書いた例:B】
ダイエットに大切なのは、軽いジョギングなどの有酸素運動です。
私は、食事制限なしで、2ヶ月間でー5kgのダイエットに成功しました。
有酸素運動を始める前までは体重が減らなかったのに、有酸素運動を始めた途端に体重が減り、見た目も引き締まりました。
毎朝30分だけでいいので、みなさんも有酸素運動を始めてみましょう。

上記2つを見比べてみますと、Aの文章は、結論の「有酸素運動」に対する理由・具体例(根拠)が述べられているので、文章に説得力があります。

一方でBの文章は、結論の「有酸素運動」に対する理由が述べられていないので、文章に説得力がありません。

伝えたい内容を明確にしてから、その理由を述べ、さらに具体例を示し、最後に主張で締めることで文章に説得力が生まれます。

このように、PREP法を活用して正しい筋道を立てて話すことで、論理的な主張をすることができます。

文章を簡単にまとめられる

PREP法を使うことで文章を簡単にまとめられます。

なぜならPREP法は結論ありきの文章であり、話の方向性・書くことがすでに決まっている状態で執筆をするからです。

どういうことかと言いますと、例えば以下の表をご覧ください。

【PREP法の構成と情報の方向性】

構成情報の方向性
P結論
R理由
E具体例(根拠)
P結論

上記を見てわかりますように、PREP法はまず結論を最初に持ってきます。

そのため最初の1行で話の方向性はある程度決まっている、つまりは以下のように自由に書く場合に比べて話がまとまっている状態でスタートするわけです。

【結論ありきのPREP文章:A】
サウナには疲労回復効果があります。
なぜならサウナに入ると血流が平常時の約2倍になるからです。
血液には、活動後の細胞が発する二酸化炭素や老廃物を回収する働きがあります。
血流がよくなればその働きがより効果的に行われるため疲労回復効果につながるのです。
実際にサウナに入ると身体が芯から温まり、肌がいつもよりも火照っているのがよくわかります。
これは血流が増加している証拠です。
そのため疲れが気になるときは疲労回復のためにサウナを活用しましょう。

【何も考えず自由に書いた文章:B】
私はサウナによく行きます。
最低でも週に1回は行くくらいサウナが好きです。
私がサウナを好きな理由は、サウナに入ると血流がよくなるので、疲れがよく取れるからです。
サウナ室は高温なので、身体が芯から温まります。
そのおかげでいつも以上に血流がよくなり、二酸化炭素や老廃物が回収されて疲労回復効果が期待できるのです。

上記の通り、PREP法を使って書いた例文Aは、結論を最初に述べているため何について述べているのかが明確で文章にまとまりがあります。

それに付け加えて、その後に書くことは結論に対する理由・具体例(根拠)・再度の結論の提示と決まっているため、話が脱線しません。

PREP法は最初に提示した結論に説得力を持たせるため、話を深堀するように進める文章テンプレートだからです。

PREP法を遵守すれば、話が横に広がることはまずありえません。

イヤでも『説得力のある状態で話が勝手にまとまる』わけですね。

これがPREP法の最大の長所といえます。

その一方で自由に書いた例文Bは、述べたい結論を最初に述べていないため内容がブレてしまい、まとまりのない文章になっています。

この違いが、PREP法を使うと文章を簡単にまとめられる理由になります。

したがって「文章を書くと話がいつもブレて、まとまらないんだよな」という方は自由に文章を書くのではなく、PREP法を使ってみてください。

そうすれば簡単に文章をまとめることができ、執筆の難易度が格段にさがります。

文章作成が速くなる

文章作成を速くするためにもPREP法が有効です。

なぜなら、PREP法をテンプレートとして用いることで、どこに何を書けばよいかが決まっているためゼロから構成を考える必要がなくなるからです。

例えばPREP法を用いずに自由に文章を書こうとすると、まずは文章の構成から考えなくてはいけないので、PREP法で書いたときに比べて時間がかかってしまいます。

また、PREP法はテンプレートに当てはめていくだけなので、書いている途中でゼロから書き直す心配がなくなります。

もしも文章の構成がまったくない状態で書き始めてしまったら、どこに何を書いたらいいのか悩むだけでなく、文章がまとまらずに無駄な時間がかかってしまう危険性があります。

そのため、PREP法で予め構成をはっきりさせることで、文章作成のスピードをあげることができるのです。

文章が読みやすくなる

RPEP法には文章を読みやすくするメリットがあります。

最初に結論を述べて、最後に結論で文章を締めるからです。

【結論ありきのPREP文章:A】
私はご飯よりパンが好きです。
なぜならパンのほうが食べ方にバリエーションがあるからです。
パンは甘い菓子パンから食べごたえのある惣菜パンまで種類が豊富です。
それに対してご飯は食べごたえはあるものの、甘いものとの相性が悪いです。
したがって私はご飯よりもパンが好きです。

【結論が最初にない文章:B】
パンは甘い菓子パンから食べごたえのある惣菜パンまで種類が豊富です。
それに対してご飯は食べごたえはあるものの、甘いものとの相性が悪いです。
パンの方が食べ方にパリエーションが豊富なので、私はパンが好きです。

上記の通り、PREP法を使って書いた例文Aは、最初に結論を書くことで、読者は何が書いてあるのかがすぐにわかるため、文章を読み進めやすくなります。

その一方で結論が最初にない例文Bは、読者によっては、結論が最初にないと話の内容が伝わらず、不安に思ったりイライラしてしまう場合があります。

また、最後に結論で文章を締めることで主張がより明確になり、要点が伝わりやすくなります。

最後に結論がない文章は、途中がどんなによい文章でも主張が伝わりづらく、結局何が言いたいのかわからない文章になってしまう可能性があります。

最後に結論で締めることで、仮に内容が微妙だとしても文章で最も伝えたいことだけは印象に残すことができます。

このように、PREP法を使って最初と最後に結論を書くことで文章が読みやすくなります。

PREPのデメリットを例文で解説

文章の作成やプレゼンなどでも活用されるPREP法には4つのデメリットがあります。

  1. 事例を入れるタイミングが難しい
  2. 長文には向いていない
  3. 慣れるためには練習が必要
  4. PREP法が使えないケースもある

事例を入れるタイミングが難しい

PREP法は事例を入れるタイミングが難しいとされています。

理由は、PREP法に事例パートがないためです。

そもそも何度も書いていますが、PREP法は以下の4つから成り立ちます。

  • 結論
  • 理由
  • 具体例
  • 結論

このように事例のパートは提示されていません。

始まりと終わりは結論のため、事例が入らないことがわかります。

つまり、事例を挙げるなら理由か具体例の部分です。

続いて、理由と具体例のどちらに入れるべきかを説明していきます。

まずは各パートの違いを見てみましょう。

【理由と具体例の違い】

パート内容
理由結論に至った決定的な要因(個人的な意見)
具体例引用やデータなど実例の提示

表のとおり、理由では結論にいたる要因を推察し、具体例で具体的な事例を引用し実証します。

理由と具体例にはこのような違いがあります。

また、この順序である訳は理由のあとに具体的な事例やデータを示すことで、理由の信憑性が高まるためです。

このことから、事例は具体例のパートに入れることが相応しいのです。

したがって、事例を入れるタイミングが難しいとされています。

長文には向いていない

PREP法は長文には向いていません。

なぜなら最初に結論を伝えるために、出オチとなる文章テンプレートだからです。

例えば、童話『浦島太郎』のあらすじを使って説明します。

長文でよく使われている起承転結とPREP法を比較してみましょう。

【起承転結の例文】
浦島太郎はいじめられていた亀を助けました。
亀は恩返しに浦島太郎を竜宮烏城に連れていきます。
浦島太郎はそこで楽しい時間を過ごした後、乙姫から「開けてはいけない」と玉手箱を受け取ります。
しかし、竜宮城から戻った浦島太郎は玉手箱を開けてしまい、老人になってしまうのです。

物語の流れが掴みやすく、自然な順序ですよね。

結末が最後にくると過程も意味を持ち、興味を惹かれます。

では、PREP法に当てはめてみましょう。

【PREP法の例文】
浦島太郎は老人になってしまいます。
なぜなら、玉手箱を開けてしまったからです。
玉手箱は、助けた亀に竜宮烏城へ連れていってもらった際、乙姫から受け取ったものです。
この時、乙姫から「開けてはいけない」と言われていました。
こうして、浦島太郎は老人になってしまったのです。

いかがでしょうか。

結末がわかってしまうため、出オチとなっています。

また、結末を先に提示したことで過程がパーツごとに並んでいるような印象です。

長文では各パーツの文章が長いため、流れを掴みにくいことが予想できます。

このような理由から、PREP法は長文に不向きとされています。

慣れるためには練習が必要

PREP法を使いこなすには練習が必要になります。

日本語の文法とは異なる構成のため、馴染みがないからです。

例えば、日本語の文法とPREP法を使った文章で考えてみましょう。

【日本語の文法】
用事があるので、帰ります。

これは、馴染みのある文章だと感じる人がほとんどだと思います。

では、この文章をPREP法に当てはめます。

【PREP法】
帰ります。用事があるので。

意味は通じますが、使うことは少ないのではないでしょうか。

このように、PREP法の文章は馴染みのある文法とは異なっていることがわかります。

また、PRREP法の例文を読んで威圧感や冷たさを感じた人もいるのではないでしょうか。

日本語では、結論を先に述べると相手に威圧感を与えてしまう場合があります。

文章の印象を変えてしまうという面でも、結論より理由を先に述べることが多いのです。

つまり、PREP法は日本語で馴染みのない構成であるといえます。

以上の理由から、PREP法に慣れるには練習が必要です。

では、具体的な練習方法を紹介します。

PREP法の練習には、以下の3つがおすすめです。

  • 感想をPREP法に合わせて組み立てみる
  • 声に出してプレゼンやスピーチをする
  • webメディアやブログを参考に短い文章から書いてみる

練習に慣れてきたら、SNSやブログに書いてみたり相手がいれば直接確認してもらったりして、フィードバックをもらいましょう。

フィードバックをもらうことで、修正点だけでなく新たな気づきやアドバイスをもらえるので、上達スピードも上がります。

このように、PREP法に慣れるには繰り返し練習が必要です。

PREPが使えないケースもある

PREP法が使えないケースもあります。

結論とされる内容に理由や具体例がない場合は使えません。

例えば、ビジネスや専門的な場で使われる用語の解説文です。

用語自体に理由や具体例が存在しないため解説として紹介されます。

以下はアルゴリズム取引についての文章です。

アルゴリズム取引とは、証券会社が管理するコンピュータが、自動的に株式売買注文のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す取引のことです。

引用元:野村総合研究所(NRI)|用語検索一覧:アルゴリズム取引とは(2022年5月11日時点)

この文章では、理由が述べられずに説明がされてます。

上記のように理由が明記できないものは成立しません。

PREP法が使えないケースがあることも知っておきましょう。

PREPの練習方法を具体的に解説

PREPの練習には、以下のような方法があります。

  1. 文章をとにかく書く
  2. 文頭に接続詞を使うようにする
  3. プレゼンをとにかく繰り返す
  4. スピーチをとにかく繰り返す
  5. 他者からのフィードバックをもらう

文章をとにかく書く

PREPを使った文章をたくさん書くことで、自然と身につけることができます。

反復練習を繰り返すことにより、理解が深まるためです。

たとえば、下表のような形式で練習するのがおすすめです。

【PERPの練習】

構成具体例
結論(point)私はテニスができます
理由(reason)なぜならば、小学生の頃から10年以上にわたり、テニスをしているためです。
具体例(example)たとえば、サーブやレシーブはもちろん、ラリーなども上手にできます。
また、シングルスやダブルスの試合の経験も豊富です。
結論(point)したがって、私はテニスができます
2022年5月16日

このように、各段階を明確にして、繰り返し練習をすることで自然とPREPを身につけることが可能となります。

メールや話を整理する際に、PREPを取り入れることも有用です。

普段からPREPに触れることにより、基本構成やそれぞれの役割に対する理解が深まるでしょう。

したがって、PREPの理解を深めるためには、それを用いた文章をたくさん書くことがよいといえます。

文頭に接続詞を使うようにする

文頭に接続詞を使うことにより、後に続く内容が伝わりやすくなります。

なぜなら、各接続詞に役割があるためです。

たとえば、以下のような接続詞をみてみましょう。

  • なぜなら(理由)
  • たとえば(具体例)
  • だから(要点)

このように、接続詞にはそれぞれ役割があることがわかります。

だから、接続詞を文頭に使うことにより、相手に意味を明確に伝えやすくなります。

PERPの練習をする際は、文頭に接続詞を積極的に使うのがおすすめです。

プレゼンをとにかく繰り返す

書くときだけではなく、話す場合にPREPを使うことも練習になります。

PREPをプレゼンで活用することにより、説得力のある話を人に伝えることができるためです。

まずはPREPを意識した台本を作成して、事前に練習することがよいです。

事前練習を繰り返すことは、PREPの反復練習になります。

また、PREPを取り入れた説明は、プレゼンの参加者が理解しやすくなる効果があります。

したがって、PREPを取り入れたプレゼンを繰り返すことは、自身の練習になるだけではなく、話になる説得力をもたらすことも可能です。

繰り返しプレゼンをして、PREPの理解をより深めましょう。

スピーチをとにかく繰り返す

ビジネスシーンでPREPを意識したスピーチは、非常によい練習方法となります。

ビジネスではシンプルな表現を求められることが多く、PREPを取り入れたスピーチは有用です。

そのため、ビジネスで繰り返すスピーチは、PREPの能力向上の機会となります。

たとえば、以下のような就職活動などの面接時にある自己PRなどです。

【自己PRの一例】

構成具体例
結論(point)私の強みはコミュニケーションスキルです
理由(reason)大学生時代に接客のバイトの経験があるためです
具体例(example)店長や店員とはもちろん、年齢層の幅広いお客様とも積極的に会話をしました
結論(point)そのため、性別や年齢層に囚われることなく、幅広い人たちと上手にコミニュケーションを図ることができます
2022年5月16日

このように、ビジネスシーンのスピーチにもPREPは活用できます。

ただし、ビジネス以外のスピーチにおいては、相手に素気ない印象を与えるため適していません。

したがって、スピーチではビジネスシーンに限り、PREPを意識しましょう。

繰り返すことにより、PREPが自然と身に付くでしょう。

他者からのフィードバックをもらう

他者からフィードバックをもらうことも大切となります。

以下のような4つの効果があるためです。

【フィードバックで得られる4つの効果】

項目効果
目標達成軌道修正ができる
能力の向上成長につながる
モチベーション向上問題解決の糸口を掴みやすく、前向きに取り組みやすくなる
パフォーマンス向上生産的な行動を選択できる
2022年5月16日

たとえば、ひとりでPREPに取り組んだ場合、軌道修正のポイントに気づかない可能性があります。

また、モチベーションやパフォーマンスの向上についても、問題の解決が遅くなるなど、つまずく可能性が高くなるでしょう。

しかし、PREPを熟知した方に目を通してもらい、ヒントやアドバイスの助けをもらえば、それらの障害も乗り越えやすくなります。

このように、フィードバックをもらうことは、ひとりで取り組む時には得られない効果をもたらします。

したがって、フィードバックを受けて、それを参考にPREPを見直すことが大切だといえます。

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