用言止めと体言止めの違いを例文で解説|それぞれの意味・使い方・注意点も紹介

体言止め

「用言止めと体言止めの違いって何だろう?」

「動詞って用言? それとも体言?」

文章を書くときに、このような疑問を抱く人もいるハズ。

詳しくは後述しますが、用言止めと体言止めの違いは活用の有無にあります。

活用表に単語を当てはめたとき、その単語が変化するのであれば用言・変わらないのが体言になります。

そして用言とは『動詞・形容詞・形容動詞』のことで、体言は『名詞・代名詞』のこと。

したがって『動詞・形容詞・形容動詞』で終わっている文章を用言止め、『名詞・代名詞』を終わる文章を体言止めと言います。

整理して考えてみると、それほど難しい話ではありませんよね。

しかしそうなると「それぞれの上手な使い方、注意点は何だろう? ビジネスで使ってもいいのはどっちかな?」とついつい気になるかもしれません。

そこでこの記事では用言止めと体言止めの違いはもちろん、それぞれの使い方や注意点も解説します。

豊富な例文や表を用いて解説していますので、日本語に詳しくない方でもパッと見で理解できる内容に仕上がっています。

読み終わる頃には用言止めと体言止めを上手に使い分けられるようになり、今より抑揚があり面白味のある文章を書けるようになりますよ。

用言止めと体言止めの違いは活用の有無にアリ

用言止めと体言止めの違いは『文末に使用した単語に活用(未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形)の有無※があるか否か』にあります。

※語尾が変化すること。

わかりやすく言い直しますと、『文章の最後に使用した単語が、文脈が指し示す状況(推測や否定など)によって変化をするのか、しないのか』にあります。

例えば『試験に合格して嬉しい』という文章があったとします。

これを『用言止め・未然形』に活用させると『試験に合格して嬉しいだろう』になります。

しかしこれが『用言止め・連用形』なのであれば、『試験に合格して嬉しかっただろう』に変化するのです。

そのため、用言止めには『活用がある』ということなります。

その一方で文末に表記されている体言に未然形や連用形を当てはめたとしても、その単語はまったく変化しません。

例えば、先ほどの文章を体言止めに直すと『嬉しい試験合格』になりますよね。

この文章に未然形(推測)や連用形(過去)を当てはめると、以下のように『試験合格』ではなく『嬉しい』が変化するのです。

【各活用に当てはめたときの変化例】

活用例文
未然形嬉しいであろう試験合格
連用形嬉しかっただろう試験合格

この結果から体言は文脈がいかなるシチュエーションを指し示そうとも変化をしないことがわかります。

そのため『活用がない』ということになります。

このように『文脈によって文末の単語が変化するか否か』が、用言止めと体言止めの違いになります。

ちなみに書き出しでも言及しましたが、用言と体言に属する言葉は以下の通りです。

【用言・体言に属する詞の一覧】

項目用言体言
属する詞動詞
形容詞
形容動詞
名詞
代名詞  

要するに文末が『食べる(動詞)』『楽しい(形容詞)』『幸せだ(形容動詞)』などといった言葉で終わっているのであれば、その文章は用言止めであるということ。

そうではなく『飛行機(名詞)』『あなた(代名詞)』などといった単語が文末なのであれば、その文章は体言止めになります。

用言止めと体言止めを見分ける際の参考にしてください。

用言止めとは動詞・形容詞・形容動詞で終わる文章のこと

既述した通り、用言止めとは動詞・形容詞・形容動詞で終わる文章を指します。

そのため、以下の文章はすべて用言止めに分類されます。

  • 運動会でリレーを走る
  • 運動会で走ります
  • 運動会でリレーを走った
  • 運動会ではリレーを走るだろう
  • 運動会の日は暑い
  • 運動会の日は暑いです
  • 運動会の日は暑かった
  • 運動会の日は暑かったろう
  • 運動会は大変です
  • 運動会は大変である
  • 運動会は大変だった
  • 運動会は大変だったろう

それぞれの文章で意味が若干異なりますが、これらはすべて用言止めに分類されます。

上記のように『ですます調』や『である調』も用言止めに分類されます。

そして面白いのがここからで、一言で用言止めと言っても文末を『動詞・形容詞・形容動詞』のどれにするかで、文章の印象が大きく変わるのです。

例えば『私・廊下・静か・きれい・歩く』という単語があったとします。

これらを『動詞で終わるパターンA』『形容詞で終わるパターンB』『形容動詞で終わるパターンC』『ですます調で終わるパターンD』『である調で終わるパターンE』に当てはめてみると、各文章は以下のように変化します。

【『私・廊下・静か・きれい・歩く』のいずれかを使った文章】

文末のパターン例文
A:動詞私はきれいな廊下を静かに歩いた
B:形容詞私が静かに歩いた廊下はきれいである
C:形容動詞私が歩いたきれいな廊下は静かだ
D:ですます調私はきれいな廊下を静かに歩きました
E:である調私はきれいな廊下を静かに歩いたのである

文章を読んでみると、Aだと「走ったんじゃなくて歩いたんだね」という印象が強いですよね。

つまり人の動作に焦点が合わせられているわけです。

対するBだと「廊下はきれいな状態だったんだね。誰かが掃除をしたのかな?」という印象になります。

『私』ではなく『廊下の状態』に注目するよう誘導されています。

そしてCだと「静かだったんだね。あなた以外に人はいなかったの?」という印象になります。

これもB同様に『廊下の状態』に焦点を誘導させているのですが、面白いのは清潔さではなく静けさに注目しやすくなっているということ。

このように同じ単語構成でも、『最後に使う単語をなににするか?』で話の焦点や抱く疑問点が変化しやすいのです。

それだけでなく、語尾が『ですます調』なのか『である調』なのかでも印象が変わります。

Dであれば丁寧な印象を受けますが、Eであれば良く言えば堂々としている、悪く言えば偉そうな雰囲気がありますよね。

同じ単語を使っているにもかかわらず、文末になんの言葉を使うかでこれだけ印象が変わってしまうのです。

したがって用言止めを使って文章を書くときは、『動詞・形容詞・形容動詞・ですます調・である調』を意図的に使い分けてみるとよいでしょう。

そうすることで読み手に与える印象をコントロールでき、面白みや抑揚のある文章を簡単に作れます。

ちなみに、メール・プレゼン資料用のスライドなどといった文章を書くときは『体言止め』『用言止め』のどちらかで語尾を統一させましょう。

そうすることで文章にまとまりができます。

なお、ですます調・である調の詳細に関しては『【敬体・常体一覧化】『ですます調』と『だ・である調』の語尾の言い換え方・使い分け方を例文で解説』にて20,000字ほどで丁寧に解説していますので、チェックしてみてください。

用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用を解説

用言には活用がありますので、文脈によって文末が変化するのは上述した通り。

例えば『書く』という動詞、『おいしい』という形容詞、『最高だ』という形容動詞を活用表に当てはめると以下のように変化します。

動詞『書く』の活用表

活用形活用例文
未然形書かない
連用形
書きます
書いた
終止形書く
連体形書くとき
仮定形書けば
命令形書け

形容詞『おいしい』の活用表

活用形用法例文
未然形かろおいしかろう
連用形かっ
おいしかった
おいしく
終止形おいしい
連体形おいしい
仮定形けれおいしければ
命令形

形容動詞『最高だ』の活用表

活用形用法例文
未然形だろ最高だろう
連用形だっ

最高だった
最高で
最高に
終止形最高だ
連体形最高な
仮定形なら最高なら
命令形

この時の注意点としては、動詞には命令形がありますが形容詞・形容動詞にはないということ。

物事の状態を表す形容詞・形容動詞単体では『その状態に移行するような命令を下せない』からです。

その場合は必ず、以下のように動詞が文末になります。

おいしくなれ
最高になれ

文末に『なる』という『状態の変化を表わす動詞』を付けることで、初めて『その状態になるよう命令できる』のです。

少々ややこしいですが、日本語の文法を理解するうえで大事なことですので覚えておきましょう。

次からは体言止めを解説しますね。

体言止めとは名詞・代名詞で終わる文章のこと

『体言止め』とは、文章を名詞・代名詞で終わらせ、文章のリズムを整える方法です。

もともとは和歌や俳句などで余情や余韻をもたせるために使われた技法です。

goo辞書|体言止め(最終閲覧日2021年4月14日)

通常ですと、文章の語尾は『です・ます』や『だ・である』で表現されていますが、それだけでは単調な文章となってしまいますので、『体言止め』を用いて調整します。

うまく活用することにより、単調になりそうなコンテンツに読みやすいリズムをつくることができますので、ぜひ活用してみてください。

また、体言止めを多用する場合は、箇条書きになります。

例として『今週中におこなうこと』を考えてみます。

  • グループミーティング
  • 会議資料の作成
  • 書類の整理
  • お客様へのアポイント

このように、箇条書きを用いると限られた文字数の中に伝えたいことをうまく収めることができます。

では、『体言止め』について、具体的に下記の2点を見ていきましょう。

体言止めを使った例文で解説

例)
『昨日は、久しぶりの休日でした』
よく見かける語尾が動詞となっている文です。

体言止めを用いて書き換えます。

改良例)
『昨日は、久しぶりの休日。』

このように語尾を名詞とすることで、内容が単的にまとまり、文章に余韻をもたせることができます。

体言止めを使う意味|効果とメリットを例文で解説

『体言止め』を用いることにより得られる効果として、以下の3点があります。

  1. 読みやすい文章とする効果
  2. 文章に余韻・余情を持たせ、リズム感を与える効果
  3. 伝えたいことを強調し、読者を惹きつける効果

読みやすい文章とする効果

『体言止め』を用いることにより、単的で読みやすい文章にすることができます。

句点が多く長い文章は、読者に読みづらいという印象を与えてしまいます。

そのような場合、うまく『体言止め』を活用することにより、読みやすい文章に変えることができます。

文章にリズム感を与える効果

『体言止め』を用いることにより、歯切れの良い文章にすることができます。

例えば以下のような文章があるとします。

例)
先日、スマートフォンが故障したので、機種変更するために新しい製品を見に行きました。
そこで、店員に紹介された最新の製品を手にしました。
最新というだけあって機能が充実しており、すぐに決断ができました。

語尾が同じ文章を繰り返していると、読者に読みづらく面白みのない印象を与えてしまいます。

改良例)
先日、スマートフォンが故障したので、機種変更するために新しい製品を見に行きました。
そこで手にしたのは、店員に紹介された最新製品。
最新というだけあって機能が充実。
すぐに決断ができました。

上記のように『体言止め』を使うことで、新しいリズムを生みだし、余韻・余情を持たせた魅力的な文章とすることができます。

伝えたいことを強調し、読者を惹きつける効果

『体言止め』を用いることにより、伝えたい部分を強調することができます。

例えば以下のような文章があるとします。

例)
商品の販売活動を行う上で大切なのはお客様のリサーチを行うことです。
事前に情報を得ることにより、お客様に合った魅力的な提案を行うことができます。

例文の中で特に伝えたいことは『お客様のリサーチが大切であること』です。

改良例)
商品の販売活動を行う上で大切なのはお客様のリサーチ。
事前に情報を集めることにより、お客様に合った魅力的な提案を行うことができます。

文章を名詞・代名詞で締めくくることにより、次の文章に惹きつけ、読者の意識を文章の最後まで持っていくことができます。

せっかく考えた文章ですので、読み手に悪い印象を与えず、伝えたいことをしっかりと伝えられるように『体言止め』を用いて、表現をひと工夫してみましょう。

きっと読者にご自身の思いが伝わりやすくなるはずです。

体言止めを使う際の注意点を解説

一方で、体言止めを用いることによるデメリットもあります。

以下の3点に注意しましょう。

  1. 使いすぎるとリズムを崩してしまう
  2. 失礼な印象を与えてしまう
  3. 文章の品格を下げてしまう

使いすぎるとリズムを崩してしまう

『体言止め』は使いすぎると逆効果になります。

例えば以下のような文章があるとします。

例)
大きな目標をかかげるほど、その大きさに気持ちが負けてしまうことがあります。
量は同じであっても、目標を細分化して一つずつクリアしていくようにすると、細かく達成感が得られます。
この達成感が脳を活性化させてモチベーションを上げてくれます。

コレを良い例と悪い例で比較してみますね。

体言止めが適量の良い例)
大きな目標をかかげるほど、その大きさに気持ちが負けてしまうことがあります。
量は同じでも目標を細分化。
一つずつクリアしていくことで、細かく得られる達成感。
この達成感が脳を活性化させてモチベーションを上げてくれます。

体言止めを適宜つかってりうことで文章にリズムが生まれ、読みやすくなっていますね。

まさにお手本と言える文章です。

その一方で、体言止めを使いすぎてしまうと、以下のように読みにくい文章になってしまいます。

体言止めを使いすぎている悪い例)
大きな目標をかかげると気持ちが負けてしまう。
細かく達成感を得るために目標を細分化。
この達成感が脳を活性化。
モチベーションを上げてくれる。

不用意に使い過ぎた場合は、文章全体のリズムを崩してしまう可能性がありますので、注意が必要です。

失礼な印象を与えてしまう

例えば以下のような文章があるとします。

例)
今日はAさんとの打ち合わせのために外出いたします。
帰社時間は17時頃になる見込みです。
グループ内で共有をよろしくお願いいたします。

この文章をすべて体言止めに変更してみましょう。

悪い例)
Aさんとの打ち合わせのために外出。
17時頃に帰社の見込み。
グループ内での共有をよろしく。

『体言止め』を使いすぎると、『です・ます』の言い方と違い丁寧さに欠ける文章として、投げやりで冷たい印象をあたえてしまう可能性があります。

文章の品格を下げてしまう

例えば以下のような文章があるとします。

悪い例)
来月に新製品の販売が始まります。
新発売に向けてイベントを実施。
できるだけ多くのお客様に周知させたいため。
成功させるために協力を希望。
よろしくお願いいたします。

『体言止め』が増えると文章の途中が『箇条書き』のように見えてしまい、読み手への印象を下げてしまいます。

また、例文のように『です・ます』の言い方に加え、『~なため』などの表現も含めた『体言止め』をビジネス文章で多用してしまうと、『文末が統一されていない』と指摘される可能性があります。

『体言止め』を多用してしまいますと、せっかく読みやすく魅力的な文章を目指して手を加えたにもかかわらず、読み手に工夫のない文章と感じられてしまいます。

読者が楽しめなくなってしまうと、最後まで文章を読んでもらえない場合もありますので、文章を選んで使うようにしましょう。

体言止めの上手な使い方を例文で解説【5選】

ネット上から体言止めの例文を5つ収集し、アレンジおよび解説

箇条書きで解説(小見出し5つ)

具体的に5つの例文を用いてご紹介いたします。

  1. 文章を読みやすくする場合
  2. 語尾が連続する場合
  3. 伝えたいことを強調する場合
  4. 文章を短くまとめる場合
  5. 箇条書きにする場合

文章を読みやすくする場合

普通の文章の例)
桜がきれいなこの季節に、今日は快晴だったので、桜を見に散歩に出かけました。

体言止めを用いた例)
桜がきれいなこの季節。
今日は快晴だったので、桜を見に散歩にでかけました。

このように、体言止めを用いることにより、文章が読みやすくなります。

語尾が連続する場合

普通の文章の例)
先日、ビジネス書を探しに書店へ行きました。
そこで見つけた1冊の本を購入しました。
早速、持ち帰って読み始めました。

体言止めを用いた例)
先日、ビジネス書を探しに書店へ行きました。
そこで見つけた1冊の本を購入。
早速、持ち帰って読み始めました。

このように、体言止めを用いることにより、文書のリズムが変わります。

伝えたいことを強調する場合

普通の文章の例)
報告書の書き方のコツは、事前に内容を整理しておくことです。
あらかじめ情報をまとめておくことで、素早く文章を書き出すことができます。

体言止めを交えた例)
報告書の書き方のコツは、事前の内容整理。
あらかじめ情報をまとめておくことで、素早く文章を書き出すことができます。

このように、体言止めを用いることにより、伝えたいことを強調する効果が得られます。

文章を短くまとめる場合

普通の文章の例)
彼女とディズニーランドに行ったのは、初めてデートした日です。

体言止めを交えた例)
初めてのデートの日、彼女とディズニーランドに行った。

このように、体言止めを用いることにより、文章の文字数を調整し、短くまとめることができます。

箇条書きにする場合

普通の文章の例)
明日の会議の予定は次の通りです。
13時に開始して17時まで実施します。
場所は○○会議室です。
事前に現時点の進捗状況と今後の活動目標をまとめておいて下さい。

箇条書きを交えた例)
明日の会議の予定は下記の通りです。
・開始時間:13時
・終了時間:17時
・場所:○○会議室
・事前準備:現時点の進捗状況と今後の活動目標のまとめ

このように、箇条書きを用いることで、必要な情報を分かりやすく伝えることができます。

いかがでしたでしょうか。

5つの例文の通り、『体言止め』を用いることにより、文章の見せ方を変えることができます。

読者に『どのように伝えたいか』によって、使い分けてみましょう。

用言止め・体言止めのレパートリーを増やす方法を解説

以下の4つをご紹介いたします。

  1. Web記事を参考にする
  2. 類義語辞典を使う
  3. 本を参考にする
  4. 新聞を読む

Web記事を参考にする

体言止めの例

Web上で確認することができるニュース記事でも『体言止め』が使用されています。

上記のように記事を参考にされると良いです。

類義語辞典を使う

動詞を用いた文章を『体言止め』に言い換える際、表現が思いつかない場合は、類義語辞典を使いましょう。

例)
『みんなで楽しくご飯を食べる』

類義語を検索しますと、『食事』・『摂食』が名詞として上がってきます。

体言止めの例 その2

『みんなで楽しむ食事』などの言い換えができます。

本を参考にする

本の文中にも『体言止め』が使われています。

本を読む際に体言止めをチェックし、メモしましょう。。

また、箇条書きを題材とした書籍となりますが、『超・箇条書き』という本を紹介させていただきます。

本書籍では、単に『体言止め』を羅列して箇条書きとするだけではなく、相手に伝えたいことを明確にする方法が記載されています。

新聞を読む

新聞記事にも『体言止め』が多く使用されています。

各新聞にはコラム記事が記載されています。

例えば、日本経済新聞であれば、『春秋』です。

約550文字の中で、伝えたいことを表現されるために、『体言止め』も使用されています。

体言止めのレパートリーを増やしたいときは、新聞が非常に参考になります。

ぜひチェックしてみてくださいね。

ちなみに、上記の4つの中で特におすすめなのは、新聞のコラム記事を書き写しすることです。

各著者が『限られた文字数の中でモノゴトをうまく伝えるために推敲した文章』を学ぶことができます。

どういったポイントで『体言止め』を用いるのか、毎日の記事の中で確認を行うと効果的です。

用言止め・体言止めを使う際によくある質問

ここでは用言止め・体言止めを使う際によくある質問を解説していきます。

  1. 体言止めはビジネスの場にふさわしいのか?
  2. 『、(読点)』が文末にある場合は用言止め・体言止めになりますか?

体言止めはビジネスの場にふさわしいのか?

使い方にもよりますが、基本的には好ましくありません。

体言止めを使うことで文章の意味があやふやになり、正確な内容が相手に通じなくなるおそれがあるからです。

例えば以下の箇条書きがあったとします。

【遅刻が増加】
寝坊
準備の遅延

こういった箇条書きがあったとき、ある疑問点がわきます。

それは「この遅刻の原因は過去・現在・未来のどれを指し示しているのだろうか?」というモノ。

要するに「これらが遅刻の原因なのはわかったが、『遅刻が増加した』という話そのものは以前の話なのか? 現在進行形なのか? それともこれからの話なのか?」がわからないわけです。

箇条書きのテーマに『遅刻の増加』と無理に体言止めを使っているために、根本的な意味があやふやになってしまったのです。

文面でのやり取りがメインとなるメールやプレゼン資料だと、こういった現象が頻繁に起きます。

そうなると『勘違いを起因とした伝達ミス』などが発生しやすくなり、余計なリスクが生まれます。

こういった事態を防ぐためにも体言止めを使うときは、文末の名詞および代名詞の前に『状態を明確に表す動詞・形容詞・形容動詞を置く』ことがマストになります。

具体的には以下の通り。

  • A【遅刻が増えた原因】
  • B【遅刻が増えている原因】
  • C【遅刻が増えるであろう原因】

これであれば「それはいつの話なのか?」が明確ですよね。

Aであれば過去、Bであれば現在・Cであれば未来と瞬時にわかります。

体言止めを使うときはこのように、勘違いをされないように細心の注意を払って文章を記入する必要があります。

もしも自信がないのであれば無理に体言止めは使わず、用言止めを使うことも検討しましょう。

「、(読点)」が文末にある場合は用言止め・体言止めになりますか?

なりません。

基本的に『、(読点)』ではなく『。(読点)』が文章の最後を示すからです。

そもそも文末というのは『文章の最後』を指します。

『、(読点』を使っているということは、その文章はまだ終わっておらず続きがあることを意味します。

そのため『、(読点)』で終わっている文章で『その文章は用言止め・体言止めのどちらなのか?』を判断はしません。

このことを例文で解説しますと以下の通り。

今日は暑いです、絶好のプール日和。

この場合だと文末は『です、』ではなく『プール日和。』です。

つまり文末が名詞のため、この文章は体言止めになります。

したがって「この文章は用言止めか? 体言止めなのか?」を知りたい場合は『、』ではなく『。』の直前にある単語をチェックしましょう。

まとめ|体言止めで文章にリズムを作ろう

いかがでしたでしょうか?

この記事では、『体言止め』について、その効果、デメリットや使い方を例文も交えてご紹介いたしました。

『体言止め』を用いることにより、読者に対して読みやすい魅力的な文章を執筆することができます。

多くの記事は、読者にとって読みやすい内容を目指して書かれており、単調とならない文章のリズムを『体言止め』を用いて表現されています。

実際に、Webサイト・書籍・新聞・雑誌といった記事にも使われているテクニックであり、義務教育の中で文法の一つとして学ぶくらい有名な文章術となります。

『体言止め』を身に付けることにより、読者に伝えたいことを単的にまとめ、読みやすく魅力的な文章を執筆していきましょう。

これから記事の執筆をされるにあたり、少しでも参考になれば幸いです。