「読者をファンにする記事を書きたい」
「けど、ファンが一向に増えない」
「どういった文章構成で書けばファンが増えるのか、わからない……」
このような相談を受けることが非常に多いです。
その人たちの文章構成を見せてもらうと『PASONAの法則』などといったテンプレートで文章を書いていることがほとんどです。
そして、ファンを作ることができない原因は、このテンプレートを使っていることが原因です。
このテンプレートはセールスレターを書くときに役立つアイテムであり、Webライティングには向いていないテンプレートなのです
「では、どうすればよいのか?」
答えは簡単です。
ファンを作るのが上手な人たちの書き方を、マネすればよいのです。
そうすれば、あなたもファンが続出する記事を書けるようになります。
そして、ファンを作るのがうまい人たちの文章を研究すると、ある共通点がありました。
それは、『CREMAの法則』に基づいて文章を書いていたことです。
あなたもCREMAの法則を使えば、ファンが続出する記事を書けるようになりますよ。
【CREMAの法則とは?】読者の満足度を向上させるテンプレートなり
CREMAの法則とは以下の5つで構成されている『ライティングテンプレート』です。
- 結論(Conclusion)
- 理由(Reason)
- 証拠(Evidence)
- 手段(Method)
- 行動(Action)
CREMAの法則はPREP法※に似ていますが、決定的に違う点があります。
※PREP法:Point(結論)Reason(理由)Example(証明)Point(結論)で構成されるテンプレートのこと。
それは「Method」の部分が有るか無いかです。CREMAの法則の場合、記事の構成にMethodを追加することで、記事の内容が非常に具体的になるのです。
具体性が増すことで、読者からの信頼感がググっと上がります。
自分の目でその方法を実行できて、効果を検証できるからです。
読者は『自分でも実践できる情報に価値を感じる」わけですね。
それに付け加えて、提供したメソッドが「今すぐ・その場で・効果を実感できる」モノであれば、読者の満足感が圧倒的に高まります。
MethodのパートがないPREP法だと、こうはいかないでしょう。
『読者の満足度を高めやすい』というメリットは、Methodのパートがある、CREMAの法則ならではの『独自性』といえます。
実際にボクも、『読者の満足度が劇的に高い記事』を書きたいときは、CREMAの法則を頻繁に使っています。
それほど、CREMAの法則は使えるテンプレートなのです。
なぜCREMAの法則なら『わかりやすい文章』を書けるのか
CREMAの法則を使うと、読者の満足度が上がるとご紹介しました。しかし、CREMAの法則のメリットは、実はそれだけではありません。
- 結論から書くので、読者に内容が伝わりやすい
- 理由を付け加えるので、読者は納得しやすい
- 証拠があることで、情報に対する信頼感が上昇する
- 方法があることで、『机上の空論感』が無くなる
- 行動を促すことで、読者を行動的にすることができる
- 初心者でも短期間で文章力がアップする
- PREP法だと+MEPしなければならないが、CREMAの法則はこのままでも十分使える
このように、CREMAの法則には使うメリットがたくさんあります。Webライティングを始めたばかりの人はもちろん、ベテランライターも参考にできる優秀なテンプレートなのです。
また、PREP法だと『MEP(方法・証明・結論)』を新たに付け加えなければ、『机上の空論感』が強くなり、読者の印象に残らない記事になってしまいます。
しかし、CREMAの法則であれば、最初から『Method』がありますので、このまま使っても読者の記憶に残りやすい記事を書くことができます。
読者の満足度を高めたいときや記憶に残る記事を作りたいときは、CREMAの法則を使ってみてくださいね。記事のクオリティが間違いなく1~2段階アップしますよ!
次からはCREMAの法則の例文をご紹介しますね。
『CREMAの法則』に基づいた文章の書き方を例文でご紹介
CREMAの法則を使うと、以下のような例文が5分ほどで仕上がります。
- 結論(Conclusion)
文章を書くのであれば、CREMAの法則がおすすめです。 - 理由(Reason)
CREMAの法則を使えば以下のメリットを、Webライティング初心者でも簡単に得られるからです。
・記事の内容がわかりやすくなる
・文章の流れが『読者を説得しやすい流れ』である
・情報の信憑性が上昇する
・記事から『机上の空論感』を払しょくできる
・読み手を行動的にさせられる
・短期間で文章力がアップする
・CREMAの法則はこのままでも十分実践的である
- 証拠(Evidence)
CREMAの法則は組織行動学者のデイビット・コルブが提唱した『経験学習モデル』の流れと同じなので、読者を説得しやすくなるのです。 - 手段(Method)
CREMAの法則の使い方は簡単です。『結論→理由→証明→方法→行動喚起』の順に文章を構成するだけです。具体的には、『5.CREMAの法則のテンプレートを無料で差し上げます』のテンプレートを使うだけでOKです。 - 行動(Action)
CREMAの法則のテンプレートを使うだけで、誰でもベテランライター並みの文章力をすぐに手に入れることができますよ。短時間で上質な文章を作成したいときは、CREMAの法則を使ってみてくださいね。
このようになります。5分で書いたにしては、なかなかクオリティが高い文章なのではないでしょうか(笑)。これがCREMAの法則の威力です。
ちなみに、この例文の文字数は『382文字』です。PREP法の例文に比べると、さすがに文字数が多くなっていますね。
しかし、『Method』のパートがあるおかげで、情報の具体性に雲泥の差があることがわかります。この差が読者をファンにするか否かの分かれ道なのです。
何度も言いますが、読者は『自分で体現できる情報に価値を感じる』からです。
少しばかり文字数が多くなったとしても、やはり『Method』のパートがあるCREMAの法則は、高品質な記事を作りやすいテンプレートといえるでしょう。
次では、このCREMAの法則を今すぐ使えるテンプレートをプレゼントしますね。
CREMAの法則のテンプレートを無料で差し上げます
CREMAの法則をテンプレート化すると、以下のようになります。
- 結論(Conclusion)
私は(______)について
(______)と考えています。 - 理由(Reason)
なぜなら(______)だからです。 - 証拠(Evidence)
実際に、(______)によれば、
(______)は(______)と証明されています。
そのため、私は(______)と考えるのです。 - 手段(Method)
そこで、(______)をするのであれば、
(______)の順に実行してみてください。
この方法であれば、(______)という結果を得られるからです。
実際に、(______)はこの方法で
(______)という結果を手に入れることができています。 - 行動(Action)
このことから(______)したいときは、この方法をぜひ試してみてください。
(______)という結果を、得られるかもしれませんよ。
次に(______)を手に入れるのは、あなたです。
CREMAの法則を使いたいときは、このテンプレートをぜひ使ってみてください。確実に記事の品質が上がりますよ。
その結果、あなたのブログのファンはどんどん増えていくはずです。
『CREMAの法則』の書き方をもっと上手にする方法【Webコンテンツ向け】
CREMAの法則はこのまま使っても十分に威力を発揮します。ただ、CREMAの法則をもっと効果的に使いたいのであれば、あと一点のみ付け加えることをおすすめします。
それは『今すぐ・その場で・効果を検証できる情報の付与』です。
CREMAの法則は、先ほどチラッとご紹介した『経験学習モデル』のうち、『とりあえず実行』のパートのみ満たしていないからです。
実際に、この記事はCREMAの法則に基づいて構成されています。しかし、CREMAの法則のままだと『とりあえず実行』の部分がありません。
そこで、この記事では『5.CREMAの法則のテンプレートを無料で差し上げます』のパートを付け加えて、『とりあえず実行』の部分を補足しています。
この部分を付け加えるだけで、読者の満足度が驚異的なまでに上がるからです。
実際に、先ほどのようなテンプレートをプレゼントされると、なんとなく『得した気分』になりますよね(笑)。
この『得した気分』を読者に与えることこそが、読者をあなたのファンにする上で非常に重要なポイントなのです。これは『極意』ともいえるでしょう。
このことから、CREMAの法則をもっと効果的に使いたい、つまりCREMAの法則を使って「自分のファンをもっと増やしたい!」というときは、『とりあえず実行』のパートを追加してくださいね。
『とりあえず実行』のパートを加える際は、カリキュラム・ベイビーステップ・テンプレートなどを作ることをおすすめします。
『誰でも・今すぐ・その場で・効果を検証できる』なおかつ『目に見える形のモノ』を人は非常に喜ぶからです。
このような撒き餌(笑)を用意すれば、読者はあなたが提供した情報やブログに価値を感じ、何度も訪れるようになります。そして、あなたのファンになるのです。
『とりあえず実行』の要素を満たすことは、ファンを作るうえでとても大事なことです。よく覚えておきましょう。
また、もしもカリキュラムやテンプレートを用意するのが面倒なのであれば、紹介した方法の事例や成功例を記載するとよいでしょう。
このような事例を紹介されることで、読者は「この方法を実行すれば、こういった結果を得られるのか!」と自分が成功している姿を具体的にイメージできるからです。。
その結果、読者のモチベーションは上がり、紹介した方法を実行してくれやすくなるのです。
読者を自分のファンにするためには『成功体験』を積ませることが前提。つまり、紹介した方法を実行し、効果を実感してもらうことこそ『大前提』となるわけです。
どんなに有益な情報を提供したとしても、読者が行動しなければ、読者に成功をつませることはできません。
そして、読者を行動させるためには『モチベーションを上げる』ことが肝要になります。このことから、読者のモチベーションを上げる事例や成功例を紹介することは、重要なことといえるのです。
CREMAの法則を使おう|PASONAの法則はブログの構成に向いていない
『PASONAの法則』とは、実践マーケッター、そして、日本一のマーケッターとして名高い神田昌典氏が考案した『セールスコピーライティング』のテンプレートです。
ちなみに、PASONAの法則は以下の6つで構成されています。
- 問題提起
- 共感
- 解決策の提示
- 提案
- 限定性・緊急性
- 行動喚起
PASONAの法則をブログで使おうとすると、実質的に1~4のみとなるはずです。
パッと見だと、「問題提起→共感→解決策の提示→解決方法の提案」は構成として、良い流れに見えます。
しかし、ブログのような『情報提供型コンテンツ』の場合、『あるもの』を必ず添えなければなりません。
それは『根拠と証明』です。なぜなら、人は根拠と証明があることによって、初めてその情報や方法を信用するからです。
先ほど示したPASONAの法則の構成を、もう一度よく見てみてください。
どうでしょうか。根拠と証明のパートが一切ありませんよね? これがPASONAの法則の弱点です。
これでは「なんでそんなことが言えるの?」「ホントかな」と読者は疑問に思ってしまいます。
そして、その疑問が解消されないまま情報を提供され続けても、読者のココロにはなにも響きません。
しかし、すでにお伝えしたようにPASONAの法則は『根拠や証明』が入っていないテンプレートです。そのため、読者が納得しやすい情報を提供することは難しいです。
そのためブログを書くときはPASONAよりもCREMAの法則を使った方がよいでしょう。
CREMAの法則はSDS法よりも圧倒的に良い文章を量産できる
実は、文章のテンプレートはCREMAの法則やPASONAの法則だけではありません。他にもSDS法というものもあります。
SDS法は以下のように構成されています。
- テーマ(Summary)
- 詳細(Details )
- 結論(Summary)
この3つです。SDS法はCREMAの法則よりも、ざっくばらんとした簡易的なテンプレートです。
そのため、執筆内容の自由度が高くなり、オリジナリティが高い文章を作成しやすいです。しかし、自由度が高くなった分、「何を書けばいいんだ?」と考え込むWebライティング初心者も少なくありません。
Webライティング初心者の場合は、書く方向性があらかじめ決まっているCREMAの法則を使ったほうが、執筆スピードが早くなるはず。
また、記事の質もCREMAの法則を使ったほうが絶対に高くなります。証明・方法の2つがあらかじめ組み込まれているからです。
Webライティング初心者は証明・方法を書くのをめんどくさがって、この2つを飛ばしがちなんですよね(笑)。ボク(宮鶴 桜懿)も昔はよく飛ばしてました(笑)。
めんどくさい気持ちはわかるのですが、文書でファンを作りたいときは『証明・方法』の2つが絶対に必要です。説得力と満足度に圧倒的な差が出るからです。
このことから、最初のうちは『証明・方法』が既にセットされているCREMAの法則を使ってみてくださいね。証明と方法を書かざるを得なくなりますから(笑)。
頑張ってCREMAの法則を使えば、仮にあなたがWebライティング初心者であったとしても、SDS法を使う場合に比べて劇的に満足度が高い記事を量産することができます。
SDS法でオリジナリティが高い文章を作るのは、Webライティングに慣れてきた頃にしましょうね。
まとめ|文章の書き方を極めるならCREMAの法則
CREMAの法則であれば、Webライティング初心者でも、価値のある記事を簡単に作れます。価値のある記事を作る際に必要な構成が、すでに組み込まれているからです。
あなたがもしも文章でファンを増やしたいのであれば、CREMAの法則を使ってみてくださいね。読者を惹きつける記事を短時間で量産できますよ。
また、CREMAの法則でファンをもっと作りたいのであれば、『とりあえず実行』の部分を追加してください。記事の質が1~2段階アップし、ファンがみるみるうちに増えていくはずです。