検索クエリと検索キーワードの違い|それぞれの意味と意図を考えよう

検索クエリ

サイトの運営をする人は、それぞれ目標をたてていると思います。

ですがseo対策をしていてもイマイチ目標に届かないことがありますね。

できることなら改善して「上位表示を狙いたい」と思う人もいるでしょう。

そんな時は検索クエリの分析をおすすめします!

検索クエリを分析することはサイトを上位表示させる上で重要だからです。

実際にseo対策について書かれているサイトでは、上位どれを見ても検索クエリの重要さを断言しています。

そのことから、上位表示させたいなら検索クエリの分析がおすすめです。

この記事では、聞き慣れない検索クエリとはなにか、分析方法や改善の仕方などをご紹介します。

あなたのサイト成功の鍵は、検索クエリが握っていますよ。

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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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検索クエリとキーワードとの意味の違いは?

検索クエリとは、ユーザーが検索するときに入力した単語や言葉のことです。

クエリ(query)とは日本語で問い合わせる、という意味になります。

検索意図とも呼ばれたりしますよ。

例えばGoogleなどの検索エンジンで、『おいしい プロテイン』と入れたとします。

まさに『』の中身が検索クエリです。

検索クエリを深く理解することで、ユーザーが本当に求めていることがわかるようになります。

効果的なseo対策をするために重要なので、しっかりと理解をしていきましょう。

キーワードとの違いは?

検索クエリを聞いたことのなかった人は、キーワードと認識していた人も多いのではないでしょうか。

実は全くの別物なのです。

簡単にいうと誰がなんの目的を持って検索するかで、呼び名が変わってきます。

それでは『誰が』に注目をして、検索クエリとキーワードの違いを具体的に確認していきましょう。

検索クエリ
・なにかを買いたい人
・悩みを解決したい人
・知りたいことのヒントを得たい人

キーワード
・記事に広告を入れるブログ主
・サイトの運営者
・企業で広告担当になった人

さらに具体的にいいますと、以下のようになります。

なにかを買いたい人が入力するワードが検索クエリ
コンテンツ記事のテーマとなるワードがキーワード
このように目的に沿って名称が変わるのです。

つまりはユーザーの『検索クエリ』を分析し、その結果をもとにコンテンツの『キーワード』を決めるということ。

豆知識として覚えておきましょう。

オーガニックキーワードとの違いは?

オーガニックキーワードとは、表示された検索結果からサイトへ流入したキーワードです。

実際にユーザーが検索する際の流れを確認しながら、理解していきましょう。

  1. ユーザーが検索クエリを入力する
  2. 検索結果の一覧が表示される
  3. 一覧のいずれかをクリック
  4. サイトへ訪問

このような流れになりますね。

③の『一覧のいずれかをクリック』した時点で『オーガニックキーワード』となります。

つまりは、訪問前が『検索クエリ』、訪問後が『オーガニックキーワード』というように、名称が変わるということです。

このように『検索クエリ』と『オーガニックキーワード』は明確な違いがあることを理解しておきましょう。

検索クエリの重要性

検索クエリはseo対策において絶対的に重要になっています。

なぜなら検索クエリこそが、ユーザーのニーズそのものだからです。

ユーザーの意図

例えば『おいしい プロテイン』を検索した人は、何を知りたがっているのでしょうか。

  • おいしいプロテインを買いたい
  • 味や効果の比較を知りたい
  • 初心者向けのプロテインを知りたい

以上のように、検索者のさまざまな意図がみえてきました。

このことからクエリには検索者のニーズが含まれていると断言できます。

意図を理解することによるメリット

意図を理解することで得られるメリットがあります。

もしかしたら「時間がかかるから」「早く収益にしたいから」といそぐ気持ちもあるかもしれません。

そう思う人こそ、丁寧に意図を理解することをおすすめしますよ。

意図を理解することによるメリットは以下のとおりです。

  • ターゲットをしぼってコンテンツを作れる
  • 検索者が満足する
  • 検索エンジンに評価される
  • 上位表示される

このようなメリットがあります。

細かくターゲットをしぼってコンテンツを作るということは、ユーザーの本当に知りたいことにガッチリとはまりますよね。

するとユーザーの知りたかった欲求が満たされます。

ユーザーが満足すると、検索エンジンがサイトを評価して、上位に表示するのです。

よってユーザーの意図を理解することは、『コンテンツを作るあなた』『ユーザー』『検索エンジン』この全てにおいて最善の結果をもたらします。

このことから検索クエリは、上位表示を狙う人にとって重要なものであることがわかりますね。

丁寧な作業によって、結果的にあなたのサイトは評価されます。

『いそがばまわれ』ということですね。

ユーザーを第一に考えることは、原点であり頂点です。

奥は深いですが、意外とシンプルなことなのかもしれません!

ぜひ理解を深めて上位表示につなげてくださいね。

【seoに役立つ!】検索クエリを確認する方法

検索クエリを確認するのに便利なツールを3つ紹介します。

クエリを確認するほかにも、快適にサイトを運営していく上でどれも役立つ機能があるので、試してみてくださいね。

アナリティクス

本来であれば、アナリティクスはセッションやCVRを調べることが基本なのですが、なんと検索クエリを調べることもできます。

その際の手順は以下の通りです。

  1. ログイン後に画面左側の『集客』をクリック
  2. 『サーチコンソール』をクリック
  3. 『検索クエリ』をクリック
  4. これで検索クエリを確認できます。

あなたのサイトにどんな検索クエリを入力して来たのかを知ることができるので、活用しましょう。

キーワードプランナー

キーワードプランナーは、キーワード調査を目的として利用する人が多いですが、検索クエリの確認もできます。

その際の手順は以下の通りです。

  • ログイン後に『運用ツール』をクリック
  • 『キーワードプランナー』をクリック
  • 『検索ボリュームと傾向の取得』をクリック
  • 『検索クエリ』を入力

これで検索クエリを確認できます。

キーワードプランナーで確認できる検索クエリは、社会全体で検索されているクエリです。

世の中の傾向などがわかるので、把握するためにも活用しましょう。

そのほかに以下のことがわかりますよ。

  • 候補のキーワードのボリューム
  • 競合率

検索ボリュームはわかりやすく数字で出るので、キーワード選定の段階で使うことをおすすめします。

そして、競合率は『高、中、低』とややザックリな表現になります。

ですがザックリでもわかると、知らずに『高』を狙っていた…なんてことを避けられるメリットがあるので、活用してくださいね。

検索ボリュームが比較的少なく、競合性の低いキーワードを入れながら記事を作っていくと、アクセスが取りやすくなります。

初心者であれば狙うべきボリューム数は10〜100までがおすすめです。

それ以上だとライバルが多くなるからです。

このように、キーワードを選定する際にも非常に役にたちます。

ぜひ活用しましょう。

サーチコンソール

サーチコンソールとは、サイトの改善点の検出や、サイトに流入前のユーザーの動きを分析できるツールになります。

サーチコンソールで検索クエリを確認する方法は以下の手順となります。

  • 『検索トラフィック』をクリック
  • 『検索アナリティクス』をクリック
  • 『クエリ』をクリック

これで検索クエリが確認できます。

アナリティクスと同様に、実際サイトにきた検索クエリがわかりますよ。

検索数や検索率、検索順位もわかるので、ユーザーがどんなワードで検索をしていて、そのワードでの検索順位は何位なのか、などの分析ができるということです。

以上が検索クエリの確認方法でした。

そして紹介した3つのツールは、おどろくことにGoogleが無料で提供しています。

太っ腹としか思えません。

上手に使えば上位表示につなげることができます。

ぜひお役立てくださいね。

クエリには3種類ある!それぞれの意図を要確認

検索クエリには種類があり、大きく以下の3つに分けられます。

  1. トランザクショナルクエリ(取引型)
  2. ナビゲーショナルクエリ(案内型)
  3. インフォメーショナルクエリ(情報型)

どういった特徴があるのか、具体的に説明していきますね。

トランザクショナルクエリ(取引型)

トランザクショナルクエリとは、取引きや購入など、『購買行動』をしたいユーザーが入力する検索クエリのこと。

例)
iPhone12カバー通販
〇〇ジム 申し込み
引っ越し 見積もり

購入できるサイトを探している人、問い合わせや予約などを目的としていることが多いです。

このようにトランザクショナルクエリでは、なんらかの取引や購入などといった『購買行動』を起こす人が入力するクエリとなります。

ナビゲーショナルクエリ(案内型)

目的サイトまで行くために入力する検索クエリのこと。

いわゆる「そのサイトに行きたい!」というニーズがメインとなるクエリです。

例えばサイト名や会社名、固有名詞などを入力することが多いですよ。

ナビゲーショナルクエリは、すでにアクセス先が定まっています。

例)
Amazon
インスタグラム ログイン
スポーツジム〇〇(店舗名)

このようにナビゲーショナルクエリでは、目的がはっきりと決まった人が入力するクエリとなります。

インフォメーショナルクエリ(情報型)

情報を深く知りたいとき、悩みを解決したいときに入力する検索クエリのこと。

  • 脚痩せ トレーニング
  • 作り置き レシピ
  • 渋谷 雨の確率

ユーザーの『知りたい』がギュッと詰まっているのですね。

以上の3種類に分類されることを頭に入れておきましょう。

検索キーワードの発掘にクエリを活用!

ここではどのようにして検索クエリを活用していくのか紹介をしていきます。

検索クエリを効果的に活用することは、seo対策になりますので把握しておきましょう。

キーワードの発掘とコンテンツの改善

選定したキーワードで目標を達成していれば、キーワード選定は成功しているといえます。

逆をいえば目標の達成ができなかった場合は、キーワードの見直しが必須になります。

そんなときは先ほど紹介した手順で、実際にユーザーがあなたのサイトへ訪問した検索クエリを調べてください。

そうすることで予想外のキーワードが明らかになることがあるでしょう。

予想外だということは、あなたのコンテンツでは触れていないキーワードですね。

新しく発掘したキーワードを含めて、コンテンツを作り直しましょう。

『プロテイン』に関するコンテンツを例に確認していきます。

以下の検索クエリを想定してコンテンツを作ったとしましょう。

  • プロテインの購入
  • プロテインの比較
  • プロテインの作り方

そして検索クエリを確認すると、以上に加えて『プロテインのコスパ』というキーワードが新しく発見されました。

この場合『プロテインのコスパ』に関することを含めてコンテンツを見直します。

このように、予想だけでは拾いきれていなかったキーワードの発掘ができると、コンテンツの改善が簡単にできますよ。

よりユーザーの満足度がアップするので、ぜひ試してくださいね。

ユーザーのニーズ分析

上記のことを試しても、思ったよりアクセス数が増えない場合、さらにできることがありますよ。

ズバリ『選定したキーワードのトップ10位を分析すること』です。

そこで重要になるポイントがあります。

  • コンテンツに足りないもの
  • コンテンツに余計なもの
  • 以上の2点を意識して見ていきましょう。

上位サイトの見出し(方法やメリットなどといった情報の方向性)を見ることで、自サイトに足りない情報を簡単に把握できますよ!

方法について言及すべきなのか、はたまたメリットやデメリットについて解説をすべきなのか……。

このように分析することで、自記事の足りない部分が見えてきます。

上位サイトを徹底的に研究しましょう(ただし、文章をそのまま参考にするのはダメです。それではコピーコンテンツ扱いをされ、結局Googleから評価されません。参考にすべきはあくまで情報の方向性だけですので、ご注意ください)。

その結果、自サイトの内容とユーザーの求めているものが自然と合います。

そうすれば、おのずと検索数は増えるでしょう。

同じ検索クエリでも意図や意味が異なる!

検索クエリの分析にあたり、注意するべきポイントがあるので確認していきましょう。

場所により検索結果が異なる検索クエリ

検索した場所、つまり位置情報によって、検索結果が全く異なる場合があります。

例えば『福島 観光』と検索しているのはどんなユーザーでしょうか。

福島県で検索している
大阪府の福島市で検索している

以上の2パターンが考えられます。

福島県で検索した場合、もちろん福島県の観光名所が出てきますね。

しかし検索者が大阪府にある福島市で検索すると、福島県の時と同じものは出てこないのです。

検索エンジンは検索者の位置情報によって、表示するコンテンツを変えているということがわかります。

コンテンツを作る際は、どこの人に見てもらえるようにするのかまで考える必要があるということですね。

一つの単語でも複数の意味を持つ検索クエリ

一つの単語を聞いたときに思い浮かべるものは、決して一つではない場合があります。

以下のように複数の意味を持つ単語があるので確認していきましょう。

  • 洋服のジャケット
  • C Dや本などのジャッケット
  • お菓子のスナック
  • 飲み屋さんのスナック

このように同じ単語なのに、人によってはまるで意味が変わりますね。

実際に流入した検索クエリを確認することで、ユーザーが訪問した検索クエリとコンテンツにズレが発生していないか確かめましょう。

ズレを確認した場合、コンテンツの見直しをしてくださいね。

このことから、誰に何を届けたいのかを考えてコンテンツを作る必要があるということがわかります。

以上が検索クエリの注意点です。

しっかりと理解・分析をして、充実したコンテンツを作っていきましょうね。

まとめ|検索クエリとの意味とseoにおける意図を理解しよう

検索クエリは上位表示において非常に重要であることがわかりましたね。

検索クエリを深く理解し分析することで、訪問者が増えるからです。

メリットや注意することなどを理解した上で、改善するべき箇所の見直しを都度おこなうことをおすすめしますよ。

「ユーザーが本当に求めていることは何か」

深層心理を深く追求することで、ユーザーの欲求を満たすことができるのです。

そして求めていることとコンテンツが合致した結果、検索エンジンがユーザーまで届けてくれるのですね。

世界でシェア率90%の検索エンジンといえばGoogleです。

Googleは、検索クエリからユーザーのニーズを分析して、検索者にピッタリあったサイトを上位に表示させています。

このことから検索クエリを分析することは、結果的に上位表示へとつながるのです。

あなたのサイトの運命は、検索クエリがにぎっていると断言できます。

ぜひ理解を深めて試してくださいね。

ご覧いただきありがとうございました。

コメント

  1. […] クエリに関しては『検索クエリと検索キーワードの違い|それぞれの意味と意図を考えよう』にまとめていますので、参考にしてください。 […]

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