パロディの使い方・意味・オマージュ作品やパクリとの違いを丁寧に解説

パロディ 使い方

「パロディの使い方がわからない」

「そもそもパロディって、どんな意味?」

「オマージュ・パクリ・インスパイアと何が違うの?」

音楽や芸術作品などで『パロディ』という言葉をよく聞きますが、このように疑問に思う人もいるハズ。

詳細や具体例は本文で解説いたしますが、パロディの意味を簡単にまとめますと『作品を模倣すること』を指します。

そのためオマージュ(元ネタをもとに創作すること。表面的には気が付きにくい)・パクリ(人の作品をあたかも自分がすべて作ったかのように見せること。いわば盗作)とは明確に違います。

しかしそうは言いましても「意味は分かったけど、パロディをするときは具体的にどうすればいいんだろう。パクリ扱いされるのはイヤだな」と考える人も多いでしょう。

そこでこの記事ではパロディの意味・使い方だけでなく、オマージュなどといった類語との比較・盗作ではなくあくまでパロディであることをアピールする方法を解説いたします。

この記事を読み終えるころにはパロディの使い方がハッキリとわかり、盗作扱いを避けられますよ。

Webライター募集
法人化・事業拡大に伴いWebライター積極採用中
錦橋慶叡
編集した人
錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

錦橋慶叡をフォローする

パロディ(パロディー)の使い方を例文で解説

パロディとは一般的に広く知られている他作品に少しアレンジを加えて自身の作品に活用することです。

今回はパロディの言葉の意味や由来を詳しく見ていきましょう。

  1. パロディ(パロディー)の意味
  2. パロディ(パロディー)の由来
  3. パロディ(パロディー)を使った有名な文章

パロディ(パロディー)の意味

パロディ(パロディー)という言葉はギリシャ語が語源になります。

直訳すると「下手な模倣」や「滑稽に真似る」という意味になるため、いいイメージの言葉ではありません。

しかし、現代でパロディと表現しても悪い意味に捉えることはまずないでしょう。

例えば、パロディを多用している作品で「這いよれニャル子さん」というライトノベルがあります。

この作品は他作品の有名な台詞やポーズなどを頻繁に使用することで知られています。

これは作者自身が元ネタがあってこその作品であるとも主張しているためです。

この作品を見た人はパロディを取り入れることに対して、原作に対して皮肉を言っているなどと考えるより、面白く変換していると好意的に捉えているのです。

また、weblio辞書でもパロディという言葉は模倣したり面白くつくり替えたものであると説明しています。

衆知の作品や有名作品の表現を誇張したり、もじったり、模倣したりなどして、面白くつくり替えたものをいう。

weblio辞書|パロディ(2022/1/30)

このように現代社会においてパロディという言葉は決して悪い意味ではなく、むしろ作品に対する尊敬から引用させてもらっているという傾向がみられます。

また、本来の「滑稽に真似る」というよりも面白おかしく作り直して笑いを取るという前向きな意味合いで使われることが多い言葉になります。

したがって、昨今ではパロディという言葉は本来の「下手な模倣」や「滑稽に真似る」という悪い意味で使うのではありません。

パロディという言葉は有名な作品の一部を借りて、面白おかしく作り替えることで見てる人が原作を思い起こし、その作品を楽しむ要素の一つになるという意味合いで使うということです。

パロディ(パロディー)の由来

パロディ(パロディー)は元々ギリシャ語で「parōidia」が語源です。

parōidiaはpara(疑似)とōidē(歌)を組み合わせてできた単語になります。

本来は歌唱や作曲を指す言葉であり、一般庶民が原作を砕けた表現に置き換えていたことから、現代のパロディへと繋がっているのです。

今ではパロディという言葉は歌唱だけでなく、文学や映像など幅広い分野に取り入れられています。

例えば、映像作品であればキャラクターを真似る衣装や言動をしてみたり、文学作品であれば一説を引用することなどが挙げられます。

このようにパロディは本来の意味である、歌をアレンジするだけでなく様々なジャンルで使う事ができる表現方法であるということです。

パロディ(パロディー)を使った有名な文章

実際にパロディ(パロディー)を使用している有名な文章を見てご紹介します。

原作は少女漫画で何度も実写化されている「花より男子」という作品を見てみましょう。

本来の正しい言葉は「花より団子」です。

花より団子とは見栄えなどよりも実際に役立つものを重視することや風流を理解しないことです。

見た目や品位よりも実質や実利を重視することのたとえ。また、風流を解さないことのたとえ。

コトバンク|花より団子(2022/1/30)

花より男子という作品は学園内に容姿端麗で権力のある男子生徒が複数人います。

見た目の良さや家柄の良さから学園内で彼らに逆らう人間はいません。

しかし、転校してきた主人公の少女は彼らに従うことなく、自身の信念を元に動きます。

このことから、見た目に捕らわれずに行動する主人公の性格を表したパロディであるということが推察できるのです。

他にも「渡る世間は鬼ばかり」というドラマ作品の名前を皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは本来は「渡る世間に鬼はない」という言葉のパロディです。

本来の意味は世間の人は無情な人が多いわけではなく、情が厚い人もいるということです。

この世の中には無情の人や非道な人ばかりではなく、慈悲深く人情に厚い人が必ずいるというたとえ。

コトバンク|渡る世間に鬼はない(2022/1/30)

しかし、渡る世間は鬼ばかりという作品は真逆の意味で、様々な困難が立ちはだかる作品であり人間関係もとても複雑に表現されています。

したがって、世の中は非情な人間が多いというパロディの意味が込められているということになるのです。

これらの作品のタイトルには共通事項があります。

それは一度は耳にしたことのある、ことわざをパロディ化したものだということです。

例えば最初の「花より男子」は本来のことわざの「花より団子」と同じ発音をします。

これをメディアで紹介すると「花より男子(はなよりだんご)という作品は〜」というくだりになります。

そうしますと、見ている人は本来のことわざの花より団子を想像するでしょう。

しかし、紹介されている作品は花より男子と表記されています。

何故このような表記なのか、この言葉をパロディ化した意図は何なのかと疑問に思うでしょう。

自分の知っていることわざと同じ発音だが表記は別のものであるということで、どのような作品なのかと興味を持ちやすくなる効果があるのです。

見る側が興味を持つことで、作品を見てみようかという意欲に繋がります。

印象が残れば、書き手は作品を見てもらえるチャンスが増えるという利点になるのです。

このように見る側にインパクトを与える事ができ、作品の閲覧数を増やす機会を作ることができるのが、パロディを活用することのメリットでしょう。

パロディ(パロディー)の使い方を例文で解説

パロディは「有名な作品などを面白く作り替えたもの」です。

ここではそのパロディに関する使い方、以下4つを例文で解説します。

  1. 【模倣】パロディを使った例文1
  2. 【誇張】パロディを使った例文2
  3. 【言い換え】パロディを使った例文3
  4. 【諷刺】パロディを使った例文4

【模倣】パロディを使った例文1

模倣では明確に真似をしているとわかってもらえるように作ります。

なぜなら、わかってもらえないと「面白さ」がわからず、パロディとはいえなくなるからです。

例文を使って解説します。

【模倣の意味をもつ例文】
この主人公のクセは漫画のパロディネタ(模倣材料)として有名だ

例文では「主人公のクセ」がある漫画の主人公のクセを模倣した作品として有名だといっています。

このように有名な作品のクセなどを明確に真似て滑稽化した場合には、模倣の意味でパロディを使うことができます。

【誇張】パロディを使った例文2

パロディを使用することで、対象に対する文章表現を誇張することが可能です。

その結果、仮に同じ意味の文章・表現だったとしても、よりユーモアな印象を読み手に与えることができます。

例文を使って解説しますね。

【誇張の意味をもつ例文】
あの芸人のモノマネはパロディ(誇張表現)が過ぎる

例文では特徴を強調したモノマネは、個性を際立たせ過ぎているといっています。

このように特徴を強調して滑稽化した場合には、誇張の意味でパロディを使うことができるのです。

ただし、過度な誇張表現はパロディの対象者から名誉棄損で訴えられることも考えられます。

そうなりますと損害賠償等を請求されるおそれがあります。

そうなってしまっては元も子もありませんので、誇張表現はほどほどにしておきましょう。

ちなみに、関連して誇張表現には、類語の「デフォルメ」があります。

例えば2頭身程度に意図的に変形させたキャラクターは、デフォルメキャラと呼ばれます。

ここでも顔や姿の特徴を誇張する表現は使いますが「面白さ」は必要としません。

「丸み」を加えて「親しみやすさ」を表現するなど、キャラクターのイメージを意図的に追加することにも使います。

違いがわかると便利ですので、併せて覚えておいてくださいね。

【言い換え】パロディを使った例文3

言い換えでは、舞台設定や配置をそのまま引用して作ります。

要するに『セリフや言葉をそのまま引用する』ような直接的な方法だけでなく、間接的な方法でもパロディはできるというわけです。

例文を使って解説します。

【言い換えの意味をもつ例文】
『花より男子(団子)』という言葉があるけれど、この作品名は有名なことわざをうまい具合にパロディ化した(面白く言い換えた)な

例文では「作品名」が「有名なことわざ」を引用していることがわかり、それが面白かったといっているのでしょう。

たとえ形式がそのままであったとしても、文字の変更に工夫を加えることで面白さを表現することができるのです。

このように引用に一部変更を加えて滑稽化した場合には、言い換えの意味でパロディを使うことができます。

ちなみに言い換えの表現には、類語の「二次創作」があります。

例えば小説の映画化は二次創作で、原作の登場人物や世界観をそのまま利用して作品を創作したものです。

同じく設定を引用しますが「面白さ」を追求する必要はなく、むしろ忠実性が好まれます。

このように印象が異なりますので、併せて覚えておいてくださいね。

【諷刺】パロディを使った例文4

諷刺※では社会を真似た上に、批判的要素を加えて面白く作ります。

※諷刺とは、文章・絵画・映像などの手段を使って、社会や人物の欠点・罪悪を遠回しに批判すること。

面白く作ることで、批判的な意見でも角が立たないように表現し伝えることができるからです。

例文を使って解説しますね。

【諷刺の意味をもつ例文】
彼の絵は現代の風潮に対するパロディ(諷刺)だな

例文では、現代の風潮の愚かさや馬鹿馬鹿しさを面白おかしく伝えた絵だといっています。

このように批判的心情を代弁して滑稽化した場合には、諷刺の意味でパロディを使うことができます。

諷刺表現は、社会に対する批判的な意見を面白く伝えるため、大衆にも内容が理解しやすくなるのです。

【オマージュなど】パロディと類語の違い

パロディに似た言葉があるために「違いがわからない」という人は多くいます。

そこでここではパロディと類語の違いを丁寧に解説いたします。

  1. パロディとオマージュの違い
  2. パロディとパクリ(盗作)の違い
  3. パロディと二次創作の違い
  4. パロディとアレンジの違い
  5. パロディとインスパイアの違い
  6. パロディとトリビュートの違い

パロディとオマージュの違い

パロディとオマージュは似た言葉ですが、作品の目的や特徴に、次のような違いがあります。

種類主な違い作品例
パロディ・笑いや揶揄が目的
・元ネタを模倣したもの
・元ネタを知らないと楽しめない
『勇者ヨシヒコと魔王の城』
ドラゴンクエストのパロディ
オマージュ・元ネタと同じ印象を持たせることが目的
・元ネタに独自の表現を加えた
・元ネタを知らなくても楽しめる
『スターウォーズ』
黒澤明監督の時代劇をオマージュ

パロディは元ネタを連想させた笑いが目的ですが、オマージュは元ネタをリスペクトした創作が目的になっています。

また、オマージュには、元ネタと同じ表現や、似たシーンが必要という訳ではありません。

『分かる人にだけ分かればいい』という程度に元ネタを取り入れて創作されたものを、オマージュと呼びます。

このようにパロディとオマージュは、元ネタからどの程度参考にするか、そしてその目的は何か、という点で異なります。

パロディとパクリ(盗作)の違い

パロディの類義語であるパクリですが、元ネタの著作権を侵害しているかどうかの違いがあります。

種類主な違い著作権の侵害
パロディ・バレてもよい
・事前に許可を取っている
責任を問われない
パクリ(盗作)・バレるとまずい
・許可を得ずに盗用している
責任を問われる

上記のように、パロディはバレることが前提で、著作権侵害にもあたりません。

一方、パクリはバレると困るもので、元ネタの作者や会社から、訴訟を起こされる可能性があるものです。

もし訴訟を起こされて、著作権侵害が認められた場合の罰則は、次の通り。

著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定められています。
また、法人などが著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。

公益社団法人著作権情報センター CRIC|著作物を無断で使うと?(2022年1月25日)

上記のように、罰金や懲役といった、刑事罰を科せられます。

パロディは元ネタの作者とともに笑える作品ですが、パクリは法や権利の侵害になりかねない、笑えないものですね。

パロディと二次創作の違い

パロディは元ネタの特徴を残しつつも、一部を改変して風刺や揶揄が込められた作品ですが、二次創作は元ネタをベースに作られた模倣品です。

二次創作の例としては、次のような作品です。

  • 漫画のキャラクターを書き写したイラスト
  • アニメのシーンを切り取って作ったムービー
  • ゲームのキャラクターを元に作ったフィギア
  • 自己アレンジしたストーリーに漫画の登場人物を登場させる

著作権の問題が発生しうる創作物なので、基本的に販売することはできません。

しかし日本では、同人誌の即売会やコミックマーケットといった、一部黙認されたイベントなどで販売されているケースはあります。

あくまで黙認レベルなので、中には作者が二次創作を規制する作品も存在します。

例えば『ウマ娘 プリティーダービー』では、次のようなガイドラインを設けています。

本作品は実在する競走馬をモチーフとしたキャラクターが数多く登場しており、馬名をお借りしている馬主の皆様を含め、たくさんの方々の協力により実現しております。
モチーフとなる競走馬のファンの皆様や馬主の皆様、および関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようお願いいたします。

ウマ娘 プリティーダービー|二次創作ガイドライン(2022年1月25日)

上記のように、二次創作のガイドラインを設けている作品もあり、抵触するものについては法的処置を取られる場合もあります。

このように、二次創作は模倣であるがゆえに、元ネタに対して、作者の意図とは異なった印象を拡散してしまう可能性もありますね。

パロディとアレンジの違い

パロディとアレンジの違いは、表現の目的がパロディはユーモアや皮肉、アレンジはオリジナルをより良くするためであるという点です。

パロディとは創作の技法の一つで、他作品のセリフや要素を自らの作品に取り入れることで、ユーモアや皮肉を表現するテクニックです。

一方、アレンジとは元々あるものに変化を加えて再構築することを指します。

具体例を用いて説明しましょう。

【パロディの例】
・有名な絵画やロゴをモチーフにしたパロディT-シャツ
・映画のワンシーンだけでなく、全編を真似たパロディ映画

上述の内容は、世の中でよく見られるパロディの例です。

パロディの最も大きな特徴は、模倣がユーモアや皮肉に繋がるということです。

また、パロディを仕掛ける上で、元ネタが有名であることも重要ですね。

誰も知らないネタのパロディだと、その面白さが伝わりづらいのだから当然です。

一方、アレンジにはどういったものがあるでしょうか。

【アレンジの例】
・自分なりにアレンジ(工夫)した料理
・原曲をアレンジ(編曲)して歌う

このように、基本的にオリジナルに手を加える行為をアレンジと呼ぶことが多いようですね。

アレンジの目的はオリジナルをより良くするという点にあります。

そして、パロディと比較すると、必ずしもユーモアに繋がる必要はないようです。

さらに、パロディはサブカルチャー※1に対して用いられることが多いのですが、アレンジはその限りではありません。

※1漫画、映画、小説等

以上がパロディとアレンジの違いです。

パロディとインスパイアの違い

パロディとインスパイアの違いは、パロディは狙ってやる者ですが、インスパイアは偶発的に起きるものという点です。

インスパイアとは、主に創作活動において他の作品や要素から影響を受けることを指します。

それではどういう使い方をするのか、具体例を見てみましょう。

【インスパイアの例】
・今回のデザインは、80年代のファッションにインスパイアされました。
・この曲は、あの有名な小説にインスパイアされて作ったものです。
・この絵は、祖母の生き方にインスパイアされたものです。

上述のように、インスパイアはパロディと違い意図して用意出来るものではありません。

似た言葉にインスピレーションがありますが、こちらはひらめきや霊感を意味する言葉です。

要するにインスパイアとは、偶発的に起こって創作のきっかけとなる閃きのことでもあります。

勿論、パロディのようにユーモアや皮肉である必要はありません。

以上がパロディとインスパイアの違いです。

パロディとトリビュートの違い

パロディとトリビュートの違いは、パロディはユーモアや皮肉を表現したい時に用いるが、
トリビュートは賞賛や感謝の動機から行われるものである点です。

トリビュートとは、英語のtributeに由来し、感謝や賛辞を表します。

Weblio辞書では以下のような説明がされています。

感謝・賞賛・尊敬などの気持ちを表すしるし。賛辞。捧げ物。「トリビュートアルバム」「トリビュート作品」

Weblio辞書|トリビュート【tribute】の意味 (2022年1月25日)

トリビュートは一般的に音楽作品に対して使われます。

よく耳にするものに、トリビュートアルバムがありますね。

トリビュートアルバムとは、著名な人物、グループに対して称賛するために作られるアルバムを指します。

一般的に、対象者のカバー曲※2で構成されることが多いのが特徴です。

※2過去に他のアーティストが歌った曲を自身の曲としてリリースしたもの。

トリビュートアルバムの特徴はカバー曲の歌い手ではなく、賛辞を受ける人やグループにフォーカスしている点です。

トリビュートされる対象への尊敬の念が、元となっているからです。

このように、トリビュートとは対象への尊敬や賞賛を表現した作品です。

ユーモアや皮肉の表現を目的としたパロディとは根本的に異なっています。

以上が、パロディとトリビュートの違いです。

作品が盗作ではなくパロディであることをPRする方法

盗作ではなく、あくまでパロディであることをアピールする方法2つあります。

  1. 模倣であることを予め明示する
  2. 直接ではなく間接的に模倣する

模倣であることを予め明示する

盗作ではなくパロディであることをアピールする方法は、模倣であることを予め明示することです。

なぜなら、元の作品を模倣して、また別の意味を持った作品に昇華している目的だとわかってもらう必要があるためです。

例えるならば、もしも盗作と疑われた場合であっても、予め模倣であることを明示することで、メディアなどからの指摘やバッシングも回避できます。

またそれにより、オリジナル作品を愛のあるユーモアで茶化した作品に模倣しているものだと理解も早まるでしょう。

例えば、冒頭で「これはオリジナル作品のパロディとして制作プロダクションの許可を得たものです」などと加えるとします。

そうすることで、オリジナル作品の制作者が許可しているのだからと安心感が増すものとなるでしょう。

さらに、身を削る思いで制作した作品のパロディを許すという制作者の心の広さも感じさせますね。

このように、盗作ではなくパロディであることをアピールする方法は、模倣であることを予め明示することです。

オリジナルは誰もが知る有名なもので、それを笑いに昇華するなど、みんながわかるようにかつ面白い作品に構成しましょう。

直接ではなく間接的に模倣する

盗作ではなくパロディであることをアピールするには、直接ではなく間接的に模倣する方法もあります。

理由としては、多くの人が認識しやすいイメージを利用して模倣することを明示できるからです。

例えるならば、モノマネ芸人がパロディと言えるでしょう。

モノマネ芸人は、模倣元となる有名人のセリフを発言した時の状況や声などを模倣して、楽しませてくれます。

模倣元の有名人に対してのイメージを誇張して、共感を持ってもらい、新しいメッセージや感想を伝えていきます。

このように、モノマネ芸人もパロディと同じような意味を持っていると言えるでしょう。

このことから、直接ではなく間接的に模倣することも、パロディであることをアピールする方法だと言えます。

タイトルとURLをコピーしました