起承転結を例文で解説!作文ならOKだがレポートには向かない書き方です

起承転結 例文

「起承転結の例文って、どんなんだろう」

「そもそも起承転結を作文や一般文章に使う意味はあるのかな?」

文章の書き方を学ぶと、必ず起承転結という言葉に遭遇すると思うのですが、上記のように疑問に思う人もいるハズ。

結論を言うと起承転結を使う意味はあります。

詳しくは本文で解説いたしますが、起承転結を使うことで内容がわかりやすくなるからです。

事実、日本のわかりやすい昔話の代表格である『桃太郎』や『浦島太郎』の文章構成には、起承転結が使われています。

もしもわかりやすい内容・流れの文章を書きたいのであれば、起承転結を使うべきでしょう。

しかしそうなると「お手本となる例文は他にないのかな? 使う際の注意点はない?」と気になる人がいるかもしれません。

そこでこの記事では起承転結の基本情報だけでなく、代表的な例文・注意点・よくある質問を解説いたします。

この記事を読み終える頃には、起承転結を積極的に使う場面とそうでないシーンを見分けられるようになります。

起承転結とは作文や文章の書き方のこと

起承転結とは、文章や物語の構成を4分割し、わかりやすく伝えるお手本のことです。

読み方は「きしょうてんけつ」です。

Weblio辞典では、以下のように定義されていました。

起承転結は、もともとは漢詩(絶句)の詩体の構成のことであり、転じて、文章・論述・物語などを構成する際に手本とされる「構成・展開の雛形」の意味で用いられる語。

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ここではそんな起承転結の解説を、パート別で致します。

「起」は話の冒頭部分にあたります。

物語の設定や、事前に知っておいてほしい情報を伝える部分です。

主人公が置かれた状況や、物語の中での常識などが語られますね。

桃太郎を用いて具体的にいいますと、下記のような文章のことです。

【起の例文】
ある日おばあさんが川で洗濯をしていると、流れてきた桃が割れて男の子が顔を出しました。男の子は桃から生まれたので、桃太郎と名づけられました。

この文章では、桃太郎における以下3つの設定を読者に伝えています。

  • 川で洗濯することがあること
  • 川に桃が流れることがあること(普通かどうかは不明)
  • 男の子は桃から生まれて、それが名前の由来であること

この「起」があってこそ、読者はおばあさんの置かれた状況や「桃太郎は桃から生まれたのだ」という設定を知ることができるのですね。

起に対する注意点としては、設定が現実とかけ離れている場合、ここでしっかり説明しておかないと読み手が混乱してしまうということです。

例を挙げますと、「おばあさんが川で洗濯をしているときに桃が流れてきた」という文があるからこそ、桃太郎とおばあさんが出会うきっかけは川だとわかります。

この文がなければ、おばあさんと幼い子供(桃太郎)が一体どこで出会ったのか読者はわからないままになってしまいますね。

このように、物語を理解するためには起という説明が必要だということがわかりました。

「承」は物語の序盤です。

起の内容を受けて、本題に入る直前の出来事を深めたり広げたりします。

主人公が普段どのような暮らしをしているかや、本題につながる違和感や不安が描かれることが多いでしょう。

桃太郎で例えると、下記の部分にあたります。

【承の例文】
桃太郎はすくすく大きくなり、元気に育ちました。桃太郎の住む村にはたまに鬼がやってきて、悪さをするという話があります。

「承」で状況が深堀りされ、直前までの流れをおさらいできるからこそ本題につながるということがわかりました。

「承」を上手くコツは、この後の「転」、つまり本題に入る直前をイメージして書くことです。

ミステリーで例えるならば、承は謎解きや証拠集めのパートです。

「承」は物語が本題に入るために必須のパートといえますね。

「転」は物語の本題にあたります。

起、承につづき自分が最も相手に伝えたいことをこの部分にいれます。

物語でいえばバトルシーンやピンチの場面などの見どころが「転」にあたります。

桃太郎でいうと、仲間を集める、鬼が島で鬼と戦う場面のことですね。

この「転」の部分が起承転結の中の本筋です。

ここで読者を引き付けるには、「起」と「承」で出来上がった流れを一転させることが重要です。

桃太郎で「転」が描かれたといえば下記の部分ですね。

【転の例文】
桃太郎は危険を顧みず、鬼が島へ向かうことを決めます。道中にキジやサル、イヌをお供とし、桃太郎一行はいざ鬼退治へ向かうのでした。

ここまで平和だった流れが一変し、鬼の討伐という恐ろしいシーンへと向かいます。

話をもとに戻しますと、スポーツの逆転勝利などにもみられるように「最後の最後で状況が一変する」流れは受ける側の印象に強く残ります。

この部分を伝えるために起、承の下準備があったといえるでしょう。

「結」ではこれまでの物語を締めくくります。

物語はどう解決したのか、どういった結末を迎えたのか、ある種の種明かし的要素が含まれる部分ですね。

桃太郎で例えますと、下記の2文にまとめられます。

【結の例文】
桃太郎は仲間と共に鬼を退治し、お宝を手に入れました。桃太郎の頑張りで村には平和が戻り、みんな幸せに暮らしました。

つまり、桃太郎一行が鬼を退治することで問題は解決し、村には平和がもたらされたという結末になったということです。

「結」がここまで広げた物語にオチを付けてまとめあげていることがわかりますね。

以上より、「結」は物語を総括し、物語として内容を締めくくる役割を担うことがわかりました。

起承転結は使う意味があるのか?例文を解説

以下の童話には、起承転結が使われています。

  1. シンデレラ
  2. 桃太郎
  3. 浦島太郎
  4. かぐや姫

シンデレラ

童話のシンデレラには、起承転結がみられます。

【シンデレラの起承転結】

構成具体例
起句お城の舞踏会にいけない
承句魔女に魔法をかけてもらい、
舞踏会へ行って王子様と親しくなる
転句魔法が解けて、日常に戻る
結句シンデレラが王子様と結ばれる

上表のように、お城の舞踏会にいけないことが起句となり、物語は始まります。

起句は前提や背景などを説明する部分で、先に伝えたい情報を伝えるパートです。

シンデレラでは、お城の舞踏会にいけないことや、継母や姉妹の存在とその関係などが描かれています。

また、以下のような内容も起句に含めます。

  • 世界観
  • 物語の日常
  • 自己紹介
  • 物語の目的

世界観とは、王子様がいて、お城で舞踏会があるという設定のことです。

シンデレラの物語の日常は、義母や姉妹にいじめられています。

また、物語の目的は舞踏会に出て王子様と会うことです。

これにより、読者は物語を読み進めるための事前情報を把握することが可能です。

したがって、起句にはこれからこのような話をするという、事前情報の役割があります。

その後に語られる内容や展開への理解が容易となるでしょう。

桃太郎

起承転結は、童話の桃太郎にもあります。

【桃太郎の起承転結】

構成具体例
起句桃から桃太郎が生まれた
承句鬼が島で暴れているのを解決するために、仲間を集める
転句仲間と一緒に鬼と戦う
結句鬼を退治して、財宝を家に持ち帰る

童話の桃太郎は、上表の承句が特徴です。

桃太郎では、鬼退治をするために、話ができる犬や猿、雉などの動物を仲間にしています。

話ができる動物を仲間にするために、きび団子を使っています。

通常、動物にきび団子をあげることはありません。

しかし、桃太郎では、話ができる動物を人のように見立てています。

したがって、桃太郎の承句は特徴的だといえます。

浦島太郎

童話の浦島太郎にも、起承転結が使われています。

【浦島太郎の起承転結】

構成具体例
起句いじめられていた亀を助ける
承句お礼に竜宮城に招待され、ひと時を満喫する
転句玉手箱を手土産に、竜宮城を出る
結句開けるのを禁止された玉手箱を開けて、おじいさんになる

浦島太郎は長時間その場を離れたために、実情に疎くなった人を表す物語です。

起承転結が使われることにより、浦島太郎がどのような経過で世間や時代に取り残されたかが、わかりやすく表現されています。

承句から転句までの間に渡り、竜宮城に滞在していることからも、浦島太郎が長くひとつの世界にいたことがわかります。

もしも、起承転結が使われていなければ、浦島太郎が長く滞在したことが、上手に読み手や聞き手に伝わらないでしょう。

したがって、経過や時間をわかりやすく伝えるために起承転結が使われたといえます。

かぐや姫

起承転結がみられる物語のひとつはかぐや姫です。

【かぐや姫の起承転結】

構成具体例
起句竹からかぐや姫が生まれる
承句貴族から求婚されるが、無理難題を押しつけて断る
転句秘密が明かされ、月の迎えと戦う
結句月に帰る

上表のように、かぐや姫は起承転結が使われたことにより、平穏な生活が徐々に変化していく様を感じとることができます。

起句では、かぐや姫が竹から生まれました。

また、貴族たちの求婚を断り、月を眺めては涙するという、謎がみられるのが承句です。

これは転句への伏線です。

転句では、かぐや姫は月の住人で、月に帰らなければならないという秘密が明かされています。

かぐや姫を月に返したくない老夫婦は、帝の力を借り、月の軍勢に抵抗します。

しかし、力及ばず月の軍勢に負けてしまい、かぐや姫が月に帰るのが結句です。

このように、起承転結を使うことにより、かぐや姫の謎が徐々に明かされていきます。

起承転結が使われていない場合、この謎が読み手や聞き手に伝わりにくいという問題が生じるでしょう。

したがって、かぐや姫では、謎をわかりやすく伝えるために起承転結が使われています。

作文・論文・プレゼンにおすすめ!使い方を解説

起承転結の使い方をシーン別で具体的に解説します。

  1. 作文
  2. 論文
  3. 小論文
  4. プレゼン
  5. 漫画

作文

作文を書く際に「起承転結」を使うことはとても重要です。

作文を起承転結で書くと、非常にわかりやすい文章になるからです。

次の2つの文章を見てみましょう。

【起承転結が使われていない例文:A】
私は優しい看護師になりたいです
優しい看護師になって、たくさんの人を元気にしてあげたいです
優しい看護師になれるように頑張ります

【起承転結が使われている例文:B】
私は幼少期に入院経験があります
入院時は、痛く辛かったことが印象深く残っています
そのような私に、看護師さんが大変優しく接してくれました
看護師さんのおかげで元気をもらうことができました
そのため、私も優しく接してくれた看護師のようになりたいです

Bの文章の方が、なぜそうなのかがわかりやすく書かれていますよね。

このように、起承転結を使うと、明確な作文を書くことができます。

論文

論文の場合には、「起承結」を使って書くとよいでしょう。

起承転結では説得力のある文章を書けないからです。

事実、以下の例文を見てみると起(序章)承(本論)結(結論)で説得力のある文章になっています。

はじめに
新型コロナウイルス感染症は2019年12月に中国の武漢で初の感染者を認め、その後全世界へ瞬く間に広まった。

薬物治療
これまで新型コロナウイルスの治療薬に関して数多くの臨床研究が行われてきた。
それにもかかわらず、いわゆる”特効薬”とされるものはない。

おわりに
新型コロナウイルス感染症については多くの研究が現在も進行中で、その治療方法や推奨度は変化している。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報|新型コロナウイルス感染症ー治療戦略とワクチンについてー(2022年5月16日)

このように、論文においては起承結の型で書くことで説得力がある文章になります。

論文の場合は、起承転結は使わないようにしましょう。

なお、論文にて説得力のある文章を書きたいのであればPREP法を使うのがおすすめです。

PREP法を使うと、要点をつかんだわかりやすい文章になります。

結論(Point)を先に語ることで、読み手が論文の意図を理解しやすくなりますよね。

論文を書くときにはPREP法を意識してみましょう。

小論文

小論文を書く際にも、「起承転結」の構成が役立ちます。

起承転結の型で書くと、構成をうまく組み立てることができるからです。

具体的に起承転結を使うと、下記のようになります。

【小論文で起承転結が使われたときの例文】
起:問題提起
ワクチン接種は本当に必要なのだろうか
承:反対意見と自分の意見
たしかに、ワクチン接種をしても感染はしてしまう
しかし、ワクチン接種をすることにより重症化を防ぐことができる

転:説得力のある理由を提示
実際、ワクチン接種を開始してから死亡者数は減少している

結:結論と内容の整理
それゆえ、ワクチン接種は必要である

上記のように書くことで、構成を組み立てやすくなります。

また、小論文を書く際に重要なのは、「転」の部分です。

説得力のある理由を提示し、理論を掘り下げていくことが小論文を書く際のポイントになります。

小論文を書く際にも、「起承転結」の構成を考えながら書いてみてください。

プレゼン

プレゼンの際にも、「起承転結」を使うことにより効果的なプレゼンをすることができます。

起承転結を使うと、相手にわかりやすく話を伝えることができるからです。

実際に起承転結を使ったプレゼンを見てみましょう。

【プレゼンで起承転結が使われたときの例文】
起:プレゼンのテーマと結論
本日はこちらの美容液を紹介します
こちらの美容液は、従来のものに比べ保湿力がさらにアップしました

承:テーマを掘り下げ、課題を提示する
なんと、従来のものよりも30%も保湿成分が多く含まれています
そこで気になるのが、お値段ですよね

転:課題の解決法の提案、不安材料の解消法
こちらは、お値段も1万円とお安く設定しています
独自のルートを使うことにより、1万円で提供することが可能になりました

結:結論をもう1度提示する
保湿成分がさらにアップしたこちらの美容液をぜひお試しください

わかりやすく話を伝えることにより、提案を受け入れてもらいやすくなりますよね。

このように、プレゼンでも「起承転結」を使い、相手に伝わりやすい提案をしましょう。

漫画

漫画のストーリーにも、「起承転結」が用いられています。

そうすることで、非常におもしろい話に仕上がるからです。

ドラえもんの漫画を例にして見てみましょう。

【漫画で起承転結が使われたときの例文】
起:設定の説明
のび太がジャイアンにいじめられ、ドラえもんに助けを求める

承:ストーリーが動き出し、話がどんどん進む
のび太がドラえもんの道具を使い、調子に乗る

転:ストーリーの流れが変わる出来事がおこる
ジャイアンに反撃しようとするがトラブルが発生

結:ストーリーの締めくくり
結局ジャイアンにやられてしまう

このように、ドラえもんの漫画にも起承転結が使われています。

漫画は起承転結を使い、おもしろい話に仕上げられています。

漫画に起承転結の要素が入っていると、大変楽しくストーリーが展開していきますよね。

話が進むにつれ、ワクワクやドキドキの要素が展開していきます。

起承転結を意識しながら読むと、いつもとは違うおもしろさがあるかもしれません。

起承転結の注意点|レポートには向いてない

ここでは起承転結を使う際の注意点を解説いたします。

  1. 起承転結は4等分ではない
  2. ビジネス文章には向いていない
  3. 大学などのレポートには向いていない

起承転結は4等分ではない

起承転結は4等分ではありません。

200ページの脚本があるとすれば、起承転結それぞれに50ページずつ配分するということではありません。

起承転結にはそれぞれの役割があります。

配分のことをいっているわけではありません。

また4等分にしてしまうと、ストーリーのテンポが悪くなってしまいます。

例えば、「起」の部分に全体の1/4を割いてしまったとします。

「起」は物語の始まりで、登場人物や状況説明です。

この部分が長くなってしまうと、だらだらとした印象になってしまいます。

読者も「まだ始まらないのか」と感じてしまうでしょう。

飽きてしまうかもしれません。

いろんな考え方はありますが、広く知られているものとしては、1:4:4:1の割合です。

物語の背景説明をする「起」と物語を締めくくる「結」を少なくすることで、メリハリがつきます。

物語が進行していく「承」「転」の部分を大きくすることで、物語に厚みが増します。

また物語をさまざまな形に肉付けすることもできますね。

もちろんストーリーの内容や作者の意図によって、割合は変わってきます。

したがって、 起承転結は4等分ではありません。

ビジネス文章には向いていない

起承転結は、ビジネス文章には向いていません。

理由は下記の2つです。

  • ビジネス文書は、スムーズに読んでもらうことが重要
  • ビジネス文書は、わかりやすさが求められる

わざわざ「起」と「承」を盛り込むのは、前置きが長すぎです。

それでは、スムーズに読んでもらうことができません。

さらに、「転」を用いて思わぬ展開にする必要もありません。

わかりにくくなってしまいます。

ビジネスでは効率の良さが求められます。

「結」を最初にもってきて、後から理由や背景を説明します。

それが効率の良い文書です。

「結論の先出し」が好まれます。

したがってビジネス文章には向いていません。

大学などのレポートには向いていない

起承転結は、大学などのレポートには向いていません。

なぜなら大学などのレポートは、ある結果を受けて考察するものだからです。

ビジネス文書やレポートでは、「序論・本論・結論」の3部構成がわかりやすいとされています。

特にレポートの中では、「結」の部分を最初にもってきて、本論の中で一貫した立場で書くとよいです。

逆説をのべたり、一般論を否定することは禁止ではありません。

しかし自分の主張が変わらない限り、「転」を持ち出す必要はないということです。

したがって、大学などのレポートには向いていません。

起承転結を使う際によくある質問

よくある質問の中に、以下のような問いがあります。

  1. 起承転結はどんな場面で使えばいいの?
  2. 英語に起承転結はあるの?
  3. 起源は?
  4. 類義語はあるの?

起承転結はどんな場面で使えばいいの?

起承転結は以下のように、さまざまな場面で使えるテクニックです。

  • 作文
  • 論文
  • プレゼン
  • 上司への報告

相手に内容を説明する際は起承転結を意識すると、内容がまとまり、読み手や聞き手も内容を理解しやすくなります。

逆に起承転結を意識しない場合、単調でまとまりのない文章になってしまいます。

それぞれの文章を比較すると、より違いがわかるでしょう。

例えば、上司から明日の資料に関して聞かれた場合を見てみましょう。

【起承転結を用いない場合の例文】
上司:明日の資料どうなってる?
部下:すみません、実は昨日ご来店されたお客さまからクレームをいただきまして……
というのも、お客さまにお伝えしていたお時間に誤りがありました。
こちらの不手際ですので、これから先方に訪問予定です。

上司:それで、資料はどうなったの?
部下:資料はその後完成させます。

【起承転結を用いた場合の例文】
上司:明日の資料どうなってる?

部下:まだ着手できておりません。(起)
というのも、急遽優先しなければならない業務が入ってしまいまして。(承)
具体的には、昨日ご来店されたお客さまより、こちらの不手際によるクレームをいただきました。
そのため、早急に対処する必要があると考え、優先的に対応しています。(転)
したがって資料は、現在着手できていません。(結

このように、起承転結を用いた場合の方が内容がまとまり、聞き手にとって分かりやすい文章になります。

起承転結は、上記で紹介したもの以外にもさまざまな場面で使われています。

  • 漫画
  • コント
  • 恋愛映画
  • ドラマ

起承転結があるからこそ、読者や観客である私たちはこれらを観ることに夢中になったり、話に引き込まれてしまうのです。

このテクニックを用いるだけで一貫性のある面白い文章になるので、プレゼンや論文などにおすすめです。

英語に起承転結はあるの?

英語には起承転結はありません。

英語の文章構成は、起承転結とは微妙に異なります。

英語には、「Intoroduction-Body-Conclusion」という文章の流れがあります。

【英文での例】

日本語
(導入)

(進展)

(展開)

(結論)
英語Intoroduction
(結論)
Body
(本文)
Conclusion
(結論)

Intoroductionでは、読者の注意を向けると同時に、これから何を語ろうとしているか(結論)を知らせる意図があります。

次にBody(本文)で話の展開がされ、最後にConclusion(結び)で締めくくられる場合が多いです。

しかし、起承転結が用いられている日本の物語の場合、「起」の部分では結論が述べられない場合が多くあります。

それは、「起」はあくまで「承」につなげるための導入部分に過ぎないからです。

このように、英語は起承転結と微妙に異なる文章構造を持っています。

したがって、英語には起承転結はありません。

起源は?

起承転結は、漢詩に由来します。

起承転結の由来、語源については下記のように述べられています。

起句でまず話題を提示し、承句では起句を承けた話を続け、転句では話を変えたり大きく展開させたりして内容に変化をつけ、そして結句で全体を結び、締めくくる。

weblio辞典|起承転結 (2022年5月9日時点)

この漢詩の技法のことを「絶句」といいます。

日本に「絶句」が広まり、文章や物語を簡潔に伝えるために起承転結が使われるようになったといわれています。

類義語はあるの?

起承転結には、「序破急」「三部構成」「PREP法」「SDS法」などの類義語・関連表現があります。

【起承転結の類義語とも言える文章校正】

類義語構成効果
序破急導入部・展開部・結論部簡潔に伝わる
三部構成序論・本論・結論バランスが良くなる
PREP方結論・理由・根拠・結論要点が伝わりやすい
SDS法概要・表・詳細・結論端的に伝わる

それぞれ効果は似ていますが、構成が微妙に異なります。

ニュアンスをしっかりと理解し、使用する場面を選んで使い分けてみましょう。

起承転結の使い方を学び、文章を書く際に意識してみてください。

起承転結 例文
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