ゴールデンサークル理論で読者からの共感を得よう|テンプレートや事例を紹介

ゴールデンサークル理論

「相手の価値観に響く文章を書きたい」

「読者の共感を集めたい……」

「効率的に、違和感なく共感を集めたい」

そんなときこそ『ゴールデンサークル理論』を使いましょう。

ゴールデンサークル理論を使えば、読者からの共感をスムーズに集めることができますよ。

なぜなら、ゴールデンサークル理論の構成は、NLP(神経言語プログラム)の『ニューロロジカル・レベル※』に似ているからです。

※ニューロロジカル・レベル:ロバート・ディルツ氏が開発した思考モデルのこと。この理論では『人間の意識や学習レベルは6段階に分かれている』と考えられている。

ゴールデンサークル理論を使えば、自分の言葉が相手の価値観に響きやすくなり、共感を得やすくなるのです。

そこで、この記事ではゴールデンサークル理論の説明をしていきます。

他にも、『ゴールデンサークル理論をテンプレート化しました【What】』『ゴールデンサークル理論をもっと効果的に使う方法』もご紹介しています。

読者から手っ取り早く共感を集めたいときは、この記事を読んでゴールデンサークル理論を会得してくださいね。

共感を得られる文章をマスターすれば、コアなファンがどんどん増加していきますよ!

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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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ゴールデンサークル理論はWhy・How・Whatの3つで構成【サイモン・シネック発案】

ゴールデンサークル理論とはサイモン・シネック氏が発案した『読者からの共感を集めやすい理論』です。ゴールデンサークル理論は以下の3つで構成されています。

  1. なぜ:Why
  2. どうやって:How
  3. なにを:What

ゴールデンサークル理論の『なぜ→どうやって→なにを』の順に物事を説明すると、人からの共感を得やすいといわれています。

そして、ゴールデンサークル理論は『Why→How→What』の3ステップのみで実行できます。

つまり、4ステップから成る経験学習モデルよりも少ない文章量で、共感を得やすい文章に仕上げられるというわけです。

これはゴールデンサークル理論における大きな独自性といえます。

『より少ない文章で(ラクして)、読者からの共感をより多く集められる』というわけですからね(笑)。

このことから、ゴールデンサークル理論は、時間対効果のコスパが良いテンプレートといえるでしょう。

ゴールデンサークル理論のメリット

先程、ゴールデンサークル理論の独自性をチラッとご紹介しました。実は、ゴールデンサークル理論のメリットはそれだけではありません。

・顧客をふるいにかけることができる
→自分の信念に共感できない人は、そもそもターゲットではない


・熱狂的なファンを獲得しやすい
→信念に共感してくれた人は、価値観が似ているためコアな顧客になりやすい


・時間を使うべき対象を見極められる
→信念に共感できた人にだけアプローチすればよいので、時間を有効活用できる


・理解者や仲間を見つけやすくなる
→信念や価値観が似ている人は、あなたの良き理解者になることが多い


・感情を刺激しやすい
→相手の価値観に働きかけることで、感情を直接的に刺激しやすい


・プレゼンや自己紹介にも使える
→ライティングだけでなく自己紹介やプレゼンでも使える


・顧客にポジティブなイメージを植え付けられる
→信念や価値観を伝えることで、覚悟や情熱を伝えやすい


・使いやすい
→構成がシンプルなため、誰でもすぐに使える

ゴールデンサークル理論には、このようなメリットがあります。特に、『顧客をふるいにかけられる』というのが大きいですね。

熱狂的なファンになる確率が低い相手への『無駄なアプローチが減る』ことは、ゴールデンサークル理論ならではのメリットといえます。

『何をするかよりも何をしないか』を決めることが、ビジネスでは大事ですからね。

あれもこれもやってしまうと、時間が足りなくなりますし。

時間やエネルギーを有効活用できて、なおかつプレゼンや自己紹介でも使えるゴールデンサークル理論は、便利なテンプレートといえるでしょう。

ちなみに、ゴールデンサークル理論を使った自己紹介文の例は『4.ゴールデンサークル理論は『営業時の自己紹介』に使おう【How】』で紹介しています。良かったらチェックしてみてくださいね。

今使っている自己紹介の文章を、確実に1~2段階パワーアップさせることができますよ!

なぜゴールデンサークル理論は人のココロを動かすのか【Why】

ゴールデンサークル理論を使って文章を構成すると、読者からの共感を得やすいと言われています。

それはなぜなのか?

その理由はゴールデンサークル理論が、NLP(神経言語プログラム)の『ニューロロジカル・レベル※』に似ていることに起因しています。

※ニューロロジカル・レベル:ロバート・ディルツ氏が開発した思考モデルのこと。この理論では『人間の意識や学習レベルは6段階に分かれている』と考えられている。

ちなみに、ニューロロジカル・レベルは以下の6段階で構成されています。

項目意味具体例
Visionなんのために他者と社会への貢献
Who自分は何者なのか存在価値・ミッション
Whyなぜそう思うのか信念・価値観
Howどのようにやるのか方法・ステップ
What具体的に何をするのか行動・カリキュラム
Where・Whenどこで・いつするのか環境・タイミング

ニューロロジカル・レベルの全容はこのようになっています。本当は『Vision』の上に更に『Spiritual(スピリチュアル)』なる概念がありますが……。

このパートは宗教っぽい考え方なので、ここでは割愛します(笑)。

気になった人は、『ニューロロジカル・レベル スピリチュアル』で検索してみてくださいね。

なんかいっぱい出てきますよ(笑)。

話を戻しましょう。

NLPの『ニューロロジカル・レベル』では、上の項目から順に『人・自分に与える影響が大きい』と考えられています。

そのため、影響力が大きい『信念・価値観』からアプローチしたほうが、相手の心に響きやすいのです。

つまり、相手に何かしらの影響を与えて、共感を引き出したいのであれば、方法や商品に関して言及するよりも、まずは相手のココロに響かせやすい価値観から攻めたほうが、効率が良いわけです。

自分のココロ(価値観)に言葉が響いた人は、『自分は何のために生きているのか』『自分は何のために行動しているのか』を、自分自身に問いかけます。

そして、自分で自分の中から答えを見つけてくるのです。

別の言い方をすると、『自分で自分自身に自らの言葉を使って、説得・納得を勝手にしてくれる(これがいわゆる共感)』わけです。

ここまでの話を簡単にまとめると、以下の2つになります。

  1. 方法や商品から話し出すよりも、信念や価値観から話し出す方が相手のココロに響く
  2. 話し手の言葉がココロに響いた人は『自分で自身を自らの言葉を使って説得し、勝手に納得(共感)』してくれる

ゴールデンサークル理論を使うとこの2点を引き出すことができます。そのため、ゴールデンサークル理論を使うと読者からの共感を引き出しやすいのです。

・ゴールデンサークル理論を使われると動きたくなる理由

そもそも人は価値観に基づいて行動を決定する生き物です。

例えば、朝起きるとき、『食を優先する考え』なのであれば、少し早く起きて朝食をとります。その一方で、『睡眠を優先する考え』なのであれば、遅刻ギリギリまで眠るはずです。

前者の『食を優先する考え』でも行動は分かれます。『美味しさを優先する考え』なのであれば、ホテルやレストランのビュッフェを利用します。

『金銭を優先する考え』なのであれば、自分で出来立てアツアツのトーストやベーコンエッグを自宅で用意するはず。

はたまた『仕事を優先する考え』なのであれば、通常よりも幾分か早く出勤して、仕事をしながらおにぎりやサンドイッチをほおばるでしょう。

このように、その人の中で息づいている『価値観』に基づいて、人は日々『無意識に選択・行動を決定している』わけです。

そして、ゴールデンサークル理論は『Why(信念・価値観)』の説明を最初にします。

なぜなら、人は自分の信念や価値観に基づいて行動するからです。すでにお伝えしたように、価値観からアプローチしたほうが、効率よく共感を引き出せるのです。

だからこそ、ゴールデンサークル理論は最初に『価値観=Why』に語りかけ、深いレベルの理解・納得、つまりは『共感』を目指すのです。

読者・聞き手の『価値観』に響く言葉を投げかけ、共感を獲得できれば後は簡単。

その後の反応は決まって「じゃあ、具体的にどうすればいいの?」と聞き返されるだけだからです。相手の話に深く共感をした人の反応は、決まってこのようになります。

そこへすかさず『How(方法)→What(カリキュラム)』をあなたが提供すれば、読者や聞き手は「なるほど!わかった」と2つ返事を言い、行動するのです。

これは『行動する意味』が相手の価値観の深いところに刺さり、なおかつ自分で自分を説得(共感)しているからこそできる芸当といえるでしょう。言葉の力ってスゴイですね(笑)。

深いレベルの共感を得ている状態で進むべき方向と具体的な進み方を提示すると、相手は高速戦闘機かの如く、鬼速で動き出します。

『自分で自身を自らの言葉を使って説得し、納得(共感)』したことによって、相手の中から『疑う』という言葉が消滅しているからです。

売り手にとってこれは非常に便利な状況といえます(笑)。

これらのことから、『価値観へ真っ先に訴えかけるゴールデンサークル理論』で文章を作れば、人は行動してくれやすくなるのです。

・なぜ、ゴールデンサークル理論を使ったのに行動しない?

万が一ゴールデンサークル理論を使ったにもかかわらず、相手が行動してくれない場合は、あなたの言葉が相手の価値観に刺さっていないことが大半の原因です。

元来ゴールデンサークル理論を使って人を動かすときの成功パターンは、以下の3ステップで成り立っています。

  • 相手のココロ(価値観)に言葉を突き刺す
  • 相手に相手自身を相手自らの言葉で説得させ、納得(共感)させる
  • 相手から方法・カリキュラムを聞かれたら、すぐに渡す

1に成功すれば、2・3は労せずしてクリアできます。そのため、ゴールデンサークル理論がうまくハマらないときは、1の価値観で既に外していることが大半です。

そんなときは『相手はどんな価値観を持っているのか』『どんな言葉を聞きたがっているのか・何を知りたがっているのか』をリサーチしましょう。

相手が聞きたがっていること・知りたがっていることを、自分の信念に織り交ぜながら言うだけで、相手はあなたに感銘を受けるはずです。

「この人はわかってんな~」とか「この人は私が待ち望んでいた理解者だ!」という具合に(笑)。

その結果、あなたは相手から『深いレベルの共感』を獲得でき、相手を行動させることができるのです。

ココで注意してほしいのは、『どんな言葉を投げかけるべきか』ではなく、『相手が何を聞きたがっているのか』といったように、相手目線で考えることです。

  • 相手は何を聞きたがっているのか
  • 相手は何を話したがっているのか
  • 相手は何を見たがっているのか
  • 結局何を知りたがっているのか

この4点に注視して、相手の価値観をリサーチしてくださいね。そうすれば、相手の価値観に響く言葉を、高い確率で量産できますよ。

ゴールデンサークル理論は『営業の自己紹介』に使える【How】

ゴールデンサークル理論は文章にも使えますが、ボク(宮鶴 桜懿)的には『自己紹介』のときが一番有効に使えるかなと考えています。

なぜなら、自分の信念や価値観を冒頭に話すことで、相手の興味を惹きつけることができるからです。ちなみに、ゴールデンサークル理論を自己紹介で使うと、以下のような形になります。

【ゴールデンサークル理論で構成した自己紹介の例文】

(Why→信念・価値観)

初めまして。レバレッジ・ライターの宮鶴桜懿です。

私は、『クライアント様の文章力がラクして確実かつ短期間に向上するお手伝い』をしている、ライティング・コンサルタントです。

私はクライアント様の文章力をありのままに説明します。

そして、クライアント様がご自分の文章力・文章のスタイルを理解されて、その形がクライアント様の思い通りのものであれば、『そのまま続けていきましょう!』と伝えることをモットーに活動するコンサルタントです。

その場合、私の仕事はそこで終わりです。お代はもちろん、いただきません。

(How→方法)

クライアント様がご自身の文章力を理解されたとき、もしもクライアント様が思っていた形と違っていたり、このままではクライアント様が将来困るなどの不具合があれば、そしてクライアント様から校正等のご要望があれば、私は、クライアント様の悩みを十分にお聞きした上で、クライアント様に喜んでいただけるプラン・テンプレートをご用意いたします。

(What→カリキュラム)

私がクライアント様に今回ご提案するプランは、レバレッジライティングです。

これは『中学生でも短期間で大手編集社のベテランライター並みの執筆力を身につける、3ステップで構成されたテンプレート』です。

文章力の9割は『テンプレート』で決まります。

その人のセンスや才能に頼らず、書く方向性をテンプレートであらかじめ決めることで、『本質的で気づき・学びのある文章』を、誰でも短期間で書けるようなるのです。

『1か月ごとに20人以上のライターがクビになっていく』という過酷な労働環境で、何年も生き残り続けたわたくし、宮鶴桜懿がクライアント様の講師兼パートナーを務めさせていただきます。

レバレッジライティングを使うことで得られるメリットは、他にも以下7つのものが……

ゴールデンサークル理論を使って自己紹介文を作成すると、このような感じに仕上がります。

どうでしょうか。営業経験があまりないボクでも、ゴールデンサークル理論を使えば、これぐらいの自己紹介文を簡単に書けてしまうのです。

冒頭の部分だけ『Who』を少し追加しましたが、その後はゴールデンサークル理論の『Why→How→What』の順に展開しています。

例文の場合、『What』の部分が商品説明になっていますが、このパートは商品説明ではなくてもOKです。

例えば、『現時点で自分にできること』や『将来なにを目指して仕事をしているのか』などといった内容でも、十分相手の心に響きますよ。

いろいろと試してみて、自分だけの自己紹介文を編み出してくださいね。

ゴールデンサークル理論をテンプレート化しました【What】

ゴールデンサークル理論をテンプレート化すると、以下のような形になります。

ゴールデンサークル理論のテンプレート
1.Why(信念・価値観)
初めまして。(______)の(______)です。
私は、(______)をしている(______)です。
私はクライアント様の(______)について(______)をします。
クライアント様が(______)の場合、私は(______)することを信念としています。

2.How(方法・ステップ)
そして、私は(______)したうえで、(______)をご用意します

3.What(具体的行動・カリキュラム)
この方法は(______)するだけで(______)ができます。
(______)の9割は(______)と決まっているのです。
そして、(______)であるわたくしが、クライアント様のパートナーを務めさせていただきます。

自己紹介文を作るときは、このテンプレートを使ってみてくださいね。他のブログやビジネスマンとは密度が異なる、濃い自己紹介を簡単に作れますよ。

ゴールデンサークル理論をもっと効果的に使う方法

ゴールデンサークル理論を使って自己紹介を作るときは、ポイントが2つあります。それは以下の2つ。

  1. 『Why・How』の部分で『貢献姿勢』をアピールすること
  2. 『What』の部分でメリットをアピールすること

・『Why・How』の部分で『貢献姿勢』をアピールすること

相手に『無償の貢献姿勢』を貫くことを徹底しましょう。

「私はあなたのことをこんなにも想っています」という文言を組み込むことで、相手は「とりあえず話だけでも聞いてみるか」となります。

無償の貢献姿勢を目の前でアピールされることで、人は『優越感』『自身への危害のなさ』の2つを無意識に感じ取るからです。

無償の貢献姿勢は『人の本能をくすぐるウェポン』なのです。

相手の価値観に刺さる言葉をグサグサと突き刺しながら、『無償の貢献姿勢』を右へ左へとチラつかせる。

そしてこれを交互に繰り返し続ける……。これはなかなか凶悪なコンボといえます(笑)。

価値観と本能を同時に揺さぶられて、抗える人はなかなかいないからです。

これで相手が耳を傾けない場合は、そもそも相手へ投げかける言葉のチョイスが間違っています。

そのときは相手の価値観を再度リサーチし、相手が『聞きたがっていること』『知りたがっていること』を把握してくださいね。

そして、新たに用意した殺し文句を投げ込みながら、貢献姿勢をアピールしましょう。

・『What』の部分でメリットをアピールすること

人は自分にメリットのある話しか興味がありません。

もともと人は自分にしか興味がありませんからね(笑)。

しかし、自分の自己紹介をする以上は、相手に話を聞いてもらわなければなりません。

そこで第2のポイントとなるのが『Whatにメリットを組み込む』ことです。

要するに「この方法を実行するだけで、このようなメリットがありますよっ!」とか「あなたは私と関わるだけで、こんなにメリットがあるんですよ~」ということを、訴えかけるのです。

そうすることで「コイツの話は聞く価値がありそうだ」と相手は感じるのです。

ちなみに、この段階で相手にそっぽを向かれてしまった場合は、提示したメリットが相手の価値観に響いていません。

そのときは先ほどと同様に、相手の価値観をもう一度リサーチしましょう。

そして、相手の価値観に響くメリットを再考してください。

人の頭の中は『価値観→欲求→欲しているメリット』となっています。

そのため、メリットを考え直すときは、源流である『価値観』を見直してみてくださいね。

自己紹介では『時間の無駄にはならないこと』『話を聞く価値があること』を、さりげなくアピールすることがコツです。この記事をここまで読んでいる研究熱心なあなたであれば、必ずできます。

イケてる自己紹介をゴールデンサークル理論で作って、ライバルに差をつけましょう!

ゴールデンサークル理論の事例【Apple(アップル)の場合】

ゴールデンサークル理論を使っている企業は多くあります。その中でも有名なのが『Apple(アップル)』です。Appleは以下のようなプレゼンを行うことが多いです。

Why
→私たちがビジネスで行う全てのことは、『世界を変える』という哲学の名のもとに、実行しています。異なる考え方に価値があると、我々は信じているのです。

How
→ 私たちが世界を変える手段は、美しくも整えられ、誰にでも使用でき、誰からも愛される製品です。

What
→何年もの月日・挫折を経て、今までにない革新的なコンピュータがこの世界に生まれました。あなたのビジネスをストレスフリーにするこのコンピュータ、おひとつ、いかがですか?

アップルが商品を発表するときは、多くの場合このような形式で発表しています。なんか『これぞApple!』って感じですよね(笑)。

例文を確認してみると、最初の『Why』で相手に『自分たちの覚悟・情熱』を伝えています。

その結果、聞き手は「そこまで覚悟や情熱を持ってるなんて凄いな→そこまで本気なら彼らが提供する商品は良いモノに違いない→自分に対してどんなメリットをもたらしてくれるんだろうか(ワクワクッ)」となるはず。

Appleはこの効果を狙って、プレゼンをやっていたのでしょうね。

覚悟・情熱・哲学などを示すだけで、このような考えを聞き手にもたらすゴールデンサークル理論は、やっぱり便利といえます。

信念や価値観をチラっというだけで、こちらにとって都合の良い解釈をしてもらえるからです。

現時点でのビジネスでは『ストーリーを使う』ことが当たり前になっています。

しかし、今後10年では『覚悟・哲学を冒頭に使う』ことが、ひょっとすると当たり前になるかもしれませんね。

なぜなら、読者に話を簡単に聞いてもらえる上に、『情熱・全力』といったポジティブなイメージを瞬時に植え付けられるからです。これはやっぱり便利ですよ。

ホントに。

まとめ|ゴールデンサークル理論で『共感』をドンドン持たせよう

自己紹介で相手に『共感を持たせたい』ときは、ゴールデンサークル理論を使ってみてください。相手の反応が劇的に変わるはずです。

また、ゴールデンサークル理論を使う場合は『Why・Howに貢献姿勢』『Whatにメリット』を、殺し文句として組み込んでみてください。ゴールデンサークル理論の威力がお手軽に倍増します。

ゴールデンサークル理論をガンガン使って、共感をドンドン集めて、『Appleプレゼン』のような自己紹介をしてみましょう。そうすれば、相手はあなたという存在を、自分の脳裏に刻み付けますよ。

『自分の存在を相手の記憶に焼き付ける』

これこそ、自己紹介本来の役割といえるでしょう。そのためにも、ゴールデンサークル理論を使って、まずは共感を集めて(相手が相手自身を相手自らの言葉で説得・納得させて)くださいね

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