接続詞は日本語と英語で違う?意味・種類・使い方を豊富な例文で解説

接続詞

「文章がなんだかすっきりしない」

「いいたいことがうまくまとまらないな」

「ビジネスシーンに適した接続詞ってあるのかな」

もしもあなたが「文章力を上げたい」「読みやすい文を書きたい」と考えているなら接続詞を見直してみましょう。

接続詞にはそれぞれ適した使い方と注意点があり、それに気を付けるだけで文章がすっきりわかりやすくなるからです。

後述していますが、記事の中で接続詞の種類と使用例文も記載していますので、実際にどのような場面で使うのかイメージしやすくなりますよ。

接続詞について詳しく知って、文章力の向上に役立てたい方はぜひこの記事をチェックしてみてくださいね。

さらに英語の接続詞についても解説していますので、英文表現を広げたい方もご確認ください。

日本語での接続詞の意味を解説

接続詞とは実際にどのようなものか詳しく説明していきます。

  1. そもそも接続詞とは
  2. 接続詞の役割

そもそも接続詞とは

接続詞とは文章を構成する品詞の1つであり、辞書では下記のとおり記載されています。

自立語で活用がなく、先行する語や文節・文を受けて後続する語や文節・文に言いつづけ、それらのものの関係を示すはたらきをもつ語。順接(だから、したがって)・逆接(しかし、けれども)・累加(また、および)・選択(あるいは、もしくは)などの種類がある。

コトバンク|接続詞(最終閲覧日2021年7月27日)

この説明にもあるように接続詞は前後の文に働きかけ、関係性を説明してくれるものです。

接続詞があることで、文章に流れがうまれるのでリズムよく読めるようになります。

さらに文章全体の構成がはっきりとするので、読者が話の方向性を理解しやすくなりますよ。

接続詞の役割

接続詞が文中でどのような役割を果たしてくれるのか詳しく説明します。

接続詞の役割がわかると文章作成にとても役立ちますよ。

文章をつなげる

1つめの役割ですが、その名のとおり接続詞は文章どうしをつなげてくれます。

接続詞の多くは前の文を受けて後ろの文に作用するので、接続詞があることで文章に繋がりがうまれます。

たとえば、次の文章をみてみましょう。

「私は暑さにとても弱い。夏が苦手だ。冬は得意だ」

意味は伝わりますが、1つずつがバラバラな印象を受けますよね。

これに接続詞を入れると次の文になります。

「私は暑さにとても弱い。そのため夏が苦手だ。しかしながら冬は得意だ」

文章につながりが出るので読みやすく感じますよね。

このように接続詞は文章どうしをつなぐ役割があります。

文章の方向性がわかる

2つめの役割ですが、接続詞があれば次の文章が何について書かれているものかわかりやすくなります。

その理由として接続詞には話の展開を示す役割があり、そこだけに注目しても後文の流れが予測できるからです。

次の文章で比較してみましょう

「私は目が悪い。だから、眼鏡をかけている」
「私は目が悪い。しかし、眼鏡をかけていない」

前文は同じですが、次にくる接続詞によって後文の内容が180度変わりますよね。

『だから』のほうは目が悪いという状態をうけた文がくるとわかりますし、『しかし』のほうは反する内容が続くと推測できます。

このように接続詞に注目するだけでも、話の方向性がわかるので読み手も文章の流れが理解しやすくなります。

これも接続詞の役割の1つです。

文章がわかりやすくなる

3つめに、接続詞があるとない場合と比べ文章がわかりやすくなります。

前述したとおり、接続詞は文中で話の方向性を示してくれる存在です。

そのため、接続詞があるとどこで話が切り替わっているのかがあきらかなので、文章のまとまりもわかりやすくなります。

実際、大学入試の現代文についてインターネットで検索すると下記のようにサジェスト(いわゆる予測変換)が表示されます。(2021年7月27日確認時点)

・現代文 接続詞 記号
・現代文 接続詞 マーク
・現代文 接続詞 囲む
・現代文 接続詞に△

このように、接続詞は文章構造を把握するのに重要な要素であるとわかりますね。

文章にリズムがうまれる

接続詞を使用すると、文章自体にリズムが生まれるので読者が読みやすくなります。

その理由として、接続詞があると文章にメリハリが出るからです。

たとえば次の例文をみてみましょう。

(接続詞のない文章)
「私は汗かきだ。夏はすぐに汗をかくから苦手だ。猛暑日が続いているので耐えられない。秋はすごしやすくて好きな季節である」

(接続詞がある文章)
「私は汗かきだ。(そのため)夏はすぐに汗をかくから苦手だ。(そのうえ)猛暑日が続いているので耐えられない。(一方で)秋はすごしやすくて好きな季節である」

接続詞がある文章のほうが、その部分で一呼吸おけるのでリズムよく読め、内容が入ってきやすいですよね。

このように文章自体にメリハリを生んでくれるのも接続詞の役割です。

日本語の接続詞11種類を例文で丁寧に解説

さまざまな意味をもつ11個の接続詞についてご紹介していきます。

実際の使用シーンを想定した例文も記載しているので、参考にしてくださいね。

  1. 順接
  2. 逆説
  3. 対比
  4. 選択
  5. 添加
  6. 並列
  7. 例示
  8. 展開
  9. 言換
  10. 説明
  11. 補足

順接

1つめの接続詞は『順接』です。

接続詞における順接の意味

順接は前文を受けて、その結果を後文で説明する際に使用される接続詞です。

該当する単語

順接の接続詞には次のものがあります。

『だから・そのため・すると・それゆえ・したがって』

順接の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(順接の例文1)
「私はとても汗かきで暑がりだ。だから夏はすぐにクーラーを使ってしまう」

(順接の例文2)
「来年にはアメリカに留学するつもりだ。そのため、私は英語を一生懸命勉強しようと思う」

順接の接続詞を使うと文章の流れがスムーズになり、読者にとって読みやすくなります。

さらに『だから』や『そのため』といった言葉は、強調する意味合いもあるので、「ここがとくに伝えたいことなんだな」とわかってもらいやすくなります。

一方で順接の接続詞はなくても意味が通じることもあります。

この点については後述の『接続詞を注意点』でも書いていますが多用しすぎないように注意しましょう。

逆説

2つめの接続詞は『逆説』です。

接続詞における逆説の意味

逆説は読んで字のごとく、前文の内容とは反対側の意見を述べるときに使われます。

該当する単語

逆説の接続詞には次のものがあります。

『しかし・ところが・けれども・だが・とはいえ』

逆説の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(逆説の例文1)
「明日は試験だから勉強しないといけない。しかし、部屋の掃除を始めてしまったので勉強をしなかった」

(逆説の例文2)
「日本は予選で敗退すると思っていた。ところが予想に反して決勝まで勝ち残った」

例文のように、逆説の接続詞『しかし』を入れると前文と逆の流れがくるとわかりますね。

これによって、たとえ流し読みであっても読み手にある程度正確な情報を伝えられるわけです。

このように単語ながら、読者にある程度意味を伝えられる便利な言葉はなかなか存在しません。

文章のメリハリをつける意味でも重要な接続詞なので、積極的に利用していきましょう。

対比

3つめの接続詞は『対比』です。

接続詞における対比の意味

対比の接続詞は、前文の内容と比べる対象がある場合に使われる接続詞です。

該当する単語

対比の接続詞は次のものがあります。

『一方・それに対して・反対に・または・逆に』

対比の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(対比の例文1)
「日本の人口は減り続けています。それに対して世界全体の人口は毎年増え続けています」

(対比の例文2)
「インターネットを利用した仕事は近年増加傾向にあります。一方、農業や漁業をおこなう人は減少しています」

対比の接続詞を使うと、文章の中で何と何を比較しているのかはっきりとします。

仮に比較対象が単語でなく長い文章だったとしても、接続詞を目印に読者も情報の比較ができますよね。

比較の接続詞が文中に出てくると、読者も「これは比べることで主張したいことがあるんだな」と理解しやすくなります。

比較のデータを出すことで、もともとの主張に説得力も増しますので、ぜひ使ってみましょう。

選択

4つめの接続詞は『選択』です。

接続詞における選択の意味

選択の接続詞は前文と後文どちらかを選ぶときに使われます。

該当する単語

選択の接続詞は次のものがあります。

『または・もしくは・あるいは・それとも・むしろ』

選択の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(選択の例文1)
「今日のお昼はカレーライスか、もしくはオムライスが食べたい」

(選択の例文2)
「旅行に行くとしたら京都か、あるいは沖縄がいいな」

選択の接続詞を使うと、「基本的には前文の内容が望ましいけど後文のものでもいいかな」という気持ちが上手く表せます。

例文でも、「本当はカレーライスが食べたいんだけど、それがだめならオムライス」という主張がみえますよね。

仮に選択の接続詞がなくなると『カレーライスかオムライス』と同等の扱いに変わります。

強調するほどじゃないけど、多少優先順位を表現したい場合には『選択の接続詞』を活用してみましょう。

添加

5つめの接続詞は『添加』です。

接続詞における添加の意味

添加は前文の内容に対して、後文でさらに付け加える際に使用される接続詞です。

該当する単語

添加の接続詞は次のものがあります。

『さらに・そのうえ・そして・さらに・加えて』

添加の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(添加の例文1)
「彼女は弁護士であり、そのうえ国会議員でもある」

(添加の例文2)
「今日は仕事でミスをして落ち込んでいた。さらに帰り道で雨に降られたので最悪の気分だった」

このように添加の接続詞を入れると、もとの状態を保ったまま別のことが足されているのがわかりますね。

文章で添加の接続詞を使用する場合にポイントなのは、基本的に同じカテゴリーのことが追加されているということです。

上記の例文では『弁護士』に対して『国会議員』と『落ち込んだ』に対して『最悪の気分』となっています。

このように、添加の接続詞を使ってつながる言葉は同類のものになることを注意しましょう。

並列

6つめの接続詞は『並列』です。

接続詞における並列の意味

並列の接続詞は、前文と後文が同等のものであることを示しています。

該当する単語

並列の接続詞は次のものがあります。

『同じく・かつ・並びに・また・同様に』

並列の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(並列の例文1)
「校長先生並びに、諸先生方には大変お世話になりました」

(並列の例文2)
「前回大会同様に、活躍が期待されている選手です」

並列の接続詞を使用すると、前文と後文がイコールの関係であることが表せます。

例文2では前回大会の内容には触れていませんが、後文から推測するとよい成績だったのだろうなとわかりますよね。

例文1の内容は『と』でもつながりますがフォーマルな場面には似つかわしくないので『並びに』という言葉が使われています。

このように、接続詞の中にもビジネスシーンで利用しないほうがよいものがあります。

詳しくは後述の『ビジネスで使用可能な接続詞を一覧化』に記載していますのでそちらもご確認くださいね。

例示

7つめの接続詞は『例示』です。

接続詞における例示の意味

例示は前文の内容をわかりやすくするために、何かに具体例を出して説明する際に用いられる接続詞です。

該当する単語

例示の接続詞は次のものがあります。

『たとえば・いわば・具体的には・とりわけ・なかでも』

例示の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(例示の例文1)
「日本には外国人にも人気のスポットがたくさんあります。たとえば、富士山や京都、スカイツリーです」

(例示の例文2)
「オリンピックでは多くの球技がおこなわれています。具体的にはサッカーや野球、バレーボールなどです」

わかりやすい文章を書くうえで、例示の接続詞は欠かせません。

なぜなら、もともとの意味が通じていなくても例示したもので読者が理解してくれる場合も多いからです。

1つめの例文をみてもわかりますが、具体的な例がないと『外国人に人気のスポット』の規模感や方向性がイメージしにくいですよね。

具体的な例をあげてくれることで、「なるほどな」と思ってもらえる確率が非常に高まります。

とくに業界用語や専門用語を人に伝えるときは、積極的に例示の接続詞を利用しましょう。

転換

8つめの接続詞は『転換』です。

接続詞における転換の意味

転換の接続詞は、前文とは違う内容を扱う場合に使用されます。

該当する単語

転換の接続詞は次のものがあります。

『さて・では・ところで・それはさておき・次に』

転換の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(転換の例文1)
「今日もたくさんのお便りありがとうございました。ではまた次週お会いしましょう」

(転換の例文2)
「今日もとても暑いですよね。ところで夏になると食べたくなるものって何ですか?」

転換の接続詞は話の流れを変えるのにとても役立ちます。

突然話題が変わったら相手も驚きますが、『ところで』と一言あるだけでワンクッション置かれるので、会話がスムーズになりますね。

これは文章作成だけでなく、会社のプレゼンテーションや商談といった対話的なシーンでも役立つ言葉です。

転換の接続詞を使うと間を上手に取れるので、覚えておくといいでしょう。

言換

9つめの接続詞は『言換』です。

接続詞における言換の意味

言い換えは前文の内容をわかりやすくするため、後文で別の形にする際使われる接続詞です。

該当する単語

言換の接続詞は、次のものがあります。

『つまり・すなわち・要するに・言ってみれば・要は』

言換の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(言換の例文1)
「彼はバッターもピッチャーもできる選手である。いわば日本のベーブルースだ」

(言換の例文2)
「彼は練習中だらだらしていて、声も出さない。要するにやる気がないのだ」

上記の例文でもそうですが、言換の接続詞を使うと1番言いたいことを強調し、相手にイメージしやすくする効果があります。

さらに言換の接続詞があると結論がはっきりするので、読者もなにが言いたい文章だったのか理解しやすくなります。

着地点が不明瞭になりやすい方は、言換の接続詞を使うと収まりがいいのでぜひ使ってみてくださいね。

説明

10個目の接続詞は『説明』です。

接続詞における説明の意味

説明の接続詞は、前文の理由を明らかにするときに使われます。

該当する単語

説明の接続詞は次のものがあります。

『なぜなら・なぜかというと・なにせ・どうしてかというと・だって』

説明の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(説明の例文1)
「今日は一日中家にいた。なぜなら外は35℃以上の猛暑日だったからだ」

(説明の例文2)
「あの先生の授業はとても人気がある。というのも彼の授業を受けると成績が飛躍的に伸びるからだ」

このように説明の接続詞は、文章の理由を述べるときによく用いられます。

説明の接続詞があることで、読者にも「これが理由なんだな」と気づいてもらいやすくなりますね。

ひとつ注意ですが、Webライティングでは、①結論②理由③根拠④結論の順で述べるのが基本なので説明の接続詞も登場回数が増えます。

そのため、同じ接続詞を連続して使ってしまうとボキャブラリーが貧困になりがちなのでいろんなパターンを覚えておいて、ばらけさせるようにしましょう。

補足

続いての接続詞は『補足』です。

接続詞における補足の意味

補足の接続詞は前文の内容を詳しく説明するときに使用されます。

添加の接続詞と似ていますが、補足はあくまでも前文の内容を広げる接続詞なので注意しましょう。

該当する単語

補足の接続詞は次のものがあります。

『なお・ちなみに・ただし・ただ・実は』

補足の例文

実際の文章では次のように使用されます。

(補足の例文1)
「今年の大会は12月に開催予定です。なお詳細はこちらをご覧ください」

(補足の例文2)
「7月末に遠足があります。ただし、雨の場合には中止になります」

補足の接続詞があると、前文の内容に情報を足すことができます。

『ただし』や『なお』といった言葉があると読者も「お?」と注意するので、伝えたいことが確実に伝わりやすくなりますよね。

前述した添加と異なるのは、補足の接続詞はあくまで『前文の内容』を広げるものであるということです。

『添加』も『補足』も内容をプラスする接続詞なので、混同しがちですがこういった細かい使いわけができると、文章力もさらにあがりますよね。

以上、11個の接続詞についてご説明してきました。

それぞれの特徴や何について述べるものか理解していると、文章作成時も迷わずに使用できますね。

接続詞は文章の内容をわかりやすく伝えるのにとても役立ちますので、ぜひ活用していきましょう。

文章に接続詞を使う際の注意点を例文で解説

文章を作成するのにとても重宝する接続詞ですが、いくつか注意点もあります。

これらを知っておくだけで文章力が向上しますよ。

  1. 多用しすぎない
  2. 不要な接続詞は削る
  3. 逆説の接続詞は残す
  4. 逆説は連続で使わない
  5. 前文に付加しすぎない
  6. 対象にあわせた接続詞を使う

多用しすぎない

1つめの注意点は、接続詞を多用しすぎないことです。

その理由として接続詞を多用しすぎると、文章が無駄に長くなり読者の負担になるからです。

次の文章を比べてみましょう。

(例文1)
出かけるときに雨が降ってきた。そこで私は傘を取りに戻った。そればかりか、お財布を忘れていたことにも気が付いた。なお、お財布がないと電車に乗れないところだった。

(例文2)
出かけるときに雨が降っていたので私は傘を取りにもどった。そればかりかお財布を忘れていることにも気が付いた。お財布がないと電車に乗れないところだった。

2つの文では『そこで』と『なお』を削っているだけですが、例文2のほうが読みやすく感じますよね。

接続詞が文章の中で多いとそのつど流れが止まるので、読者にとって読みにくくなってしまいます。

接続詞があることでリズムも生まれますが、多用しすぎると逆にブレーキになるので注意しましょう。

不要な接続詞は削る

不要な接続詞は削るようにしましょう。

前述したとおり、接続詞が多くなると文章にブレーキがかかり読みにくくなるからです。

実際『順接』の接続詞は多用しがちですが、削っても意味が通じるものが多いです。

(接続詞を削る前の例文)
「私は財布をなくしたことに気が付いた。それどころか家の鍵も置いてきてしまった。それゆえにとても気分が落ち込んだ。それに仕事でもミスをしてしまった」

この文章に使用している接続詞はすべて『順接』ですが、これを削ると次の文になります。

(接続詞を削った例文)
「私は財布をなくしたことに気が付いただけでなく、家の鍵も置いてきてしまった。とても気分が落ち込み仕事でもミスをしてしまった」

このように接続詞を使用しなくてもこの文章が言いたいことはわかりますよね。

文章の推敲をするときは、なくても意味が通じる接続詞をなるべく削るようにしましょう。

逆説の接続詞は残す

文章を作成する際に、逆説の接続詞は削らないようにしましょう。

その理由として、逆説の接続詞は前文とは異なる展開をする際に使われるので削ってしまうと意味が通じなくなってしまうからです。

次の例文をみてみましょう。

(逆説の接続詞を含んだ文章)
「私はこれまでたくさんの練習をしてきた。しかしながら、優勝することはできなかった」

この文章から逆説の接続詞『しかしながら』を削ると次のようになります。

「私はこれまでたくさんの練習をしてきた。優勝することはできなかった」

普通に考えると、たくさん練習してきたという前提から優勝できたという流れが自然ですよね。

しかし逆説の接続詞を削ってしまったことで、文章の流れがよくわからなくなってしまっています。

このように、逆説の接続詞は前文の流れを反転するのに必要なので削らないようにしましょう。

逆説は連続で使わない

逆説の接続詞は連続で使わないようにしましょう。

逆説を削ると意味が通じなくなるのと同様に、同じ文章で何度も使用すると話の流れがわからなくなってしまうからです。

例文をみてみましょう。

(複数回使用した例文)
「私はたくさんの練習をしてきた。しかしながら優勝することはできなかった。ところが準優勝はできた。だが嬉しくなかった」

言っている意味は何となくわかりますが、言いたいことがあっちこっちに飛ぶので結局本当に伝えたいことがぼやけてしまいます。

逆説の接続詞が連続しないように真ん中の『ところが』を削ると次のようになります。

「私はたくさんの練習をしてきた。しかしながら優勝することはできなかった。準優勝はできた。だが嬉しくなかった」

こうすると、優勝できなくて準優勝では満足できなかった心境が伝わりますよね。

逆説の接続詞が連続すると、何が言いたいのかわからなくなり読者を振り回してしまうので注意しましょう。

前文に付加しすぎない

接続詞を使う場合には、元の前文につなげすぎないようにしましょう。

その理由として、前文に付加しすぎると話は広がりますが読者からすると着地点がわかりにくくなってしまうからです。

実際に例をあげてご説明します。

(前文に付加しすぎた例文)
「文章作成は相手に伝わるように書きましょう。そして結論を最初に述べるのがおすすめです。さらに根拠を示すのも大切です。そのうえで最終的にもう一度結論で締めるとわかりやすいです」

文章がどんどん続くので情報は入ってきますが、「これはどこまで続くのか」と不安になりますね。

次に修正後の例文です。

(修正後の例文)
「文章作成は相手に伝わるように書きましょう。まず結論を最初に述べるのがおすすめです。次に根拠を示すもの大切です。最終的にはもう一度結論で締めるとわかりやすいです」

このほうが着地点がはっきりするので、読者にとっても読んでいて負担が減りますよね。

文章作成時は接続詞を使って付加させがちですが、最終的に何をいいたのかはっきりさせ使いすぎないようにしましょう。

対象にあわせた接続詞を使う

接続詞を使うときには、対象にあわせたものを選ぶようにしましょう。

なぜならビジネスシーンでは使用しないほうがよい接続詞もあるからです。

たとえば、文をつなげるのによく使われる『だから』という言葉ですが少し幼く感じられますよね。

実際に文書で使用する場合には『だから』から『したがって』『それゆえ』といった言葉に変えましょう。

(接続詞の変更前)
「外国人観光客が増加している。だから英語の習得が必要になる」

(接続詞の変更後)
「外国人観光客が増加している。それゆえ英語の習得が必要になる」

接続詞を変えただけですが、くだけた雰囲気がなくなりましたね。

このように場面に応じて接続詞も使い分けるのがおすすめですよ。

このあとビジネスシーンでも使用可能な表現を一覧にしていますので、そちらもご覧くださいね。

ビジネスで使用可能な接続詞を一覧化!

ビジネスにも適している接続詞をまとめました。

文書作成時やビジネスシーンの参考にしてくださいね。

【ビジネスに適した接続詞】

種類接続詞
順接したがって、このため、そのため、それゆえに
逆説しかしながら、しかし、ところが、それにもかかわらず
対比一方、他方、反面
選択あるいは、もしくは
添加そのうえ、加えて、そればかりでなく
並列および、かつ、同じく
例示いわば、なかでも、とりわけ
転換つきましては、ところで、では
言換すなわち
説明なぜなら、なぜならば、なぜかというと
補足なお、もっとも、ただし、ただ

普段使用するには堅い印象の言葉が多いですが、ビジネスシーンでは上記のものから選択して使ったほうがよいでしょう。

英語での接続詞の意味や種類を解説

ここまで日本語の接続詞について説明してきましたが、英語にも接続詞は多数あります。

どのように使われるのか解説していきます。

  1. 等位接続詞
  2. 従属接続詞
  3. 接続副詞
  4. 接続助詞
  5. 接続語

等位接続詞

1つめは等位接続詞です。

等位接続詞とは『文法上同じ位にいるものをつなぐ』接続詞です。

文法上同じ位というのは、『単語と単語』・『文節と文節』といったように役割が等しいことをいいます。

たとえば、次の例文をご覧ください。

『dog and cat are animals』

これは『dog』と『cat』という単語どうしを『and』でつないでいます。

同じ位のものをつないでいるので、andは等位接続詞であることがわかりますね。

【等位接続詞一覧】

種類等位接続詞使い方
順接and・AとB ・AしてからBする
逆説but・AしかしB
選択or nor・AかB ・AでもBでもない

基本的に等位接続詞に注目すると、同じまとまりが必ずあるため英文法を解くのに役立ちますよ。

従属接続詞

従属接続詞は英文の主節と従属節をつなぐ役割を持っています。

そして従属接続詞がつなぐのは、おもに名詞節か副詞説*になります。

*名詞節とはそれ自体が主語になる節のこと。
副詞節とは『条件・時・理由』といった情報を主節に与える節のこと

【名詞節をつなげる従属接続詞】

従属接続詞意味
that~ということ
if~かどうか
whether~かどうか

これらの接続詞が文頭に付くとこで、その節全体が文章の主語になれます。

続いて副詞節をつなげる従属接続詞ですが、こちらは加える情報の種類が4つにわかれます。

【副詞節をつなげる従属接続詞】

情報の種類従属接続詞意味
before
after
while
when
since
~の前
~の後
~する間
~するとき
~して以来
条件if
once
unless
もし~ならば
いったん~するなら
もし~でないなら
理由because
as
since
~なので
譲歩although
even if
~だけれども
たとえ~だとしても

このような従属接続詞を付けることで、『時・条件・理由・譲歩』といった情報を含む副詞節を作ることができます。

接続副詞

続いて接続副詞の説明です。

接続副詞は日本語の接続詞でいうと『順接』と『逆説』を表す働きをします。

【接続副詞一覧】

情報の種類接続副詞意味
then
subsequently
next
それから
そのあと
次に
内容also
moreover
besides
そのうえ
逆説however
nevertheless
nonetheless
still
それにもかかわらず

このように、接続副詞は前文の流れを後文につなげる役割をもっています。

相関接続詞

相関接続詞は単語全体がセットで存在することで、接続詞のように扱われる言葉のことをいいます。

【相関接続詞一覧】

相関接続詞意味
not only A but alsoBAだけでなくBも
A as well as BAだけでなくBも
whether A or BAであろうと、Bであろうと
neither A nor BAとBのどちらか
either A or BAとBのどちらか
both A and BAとBの両方

相関接続詞はひとまとまりで意味をなすので、使用する場合にはまるごと覚えるようにしましょう。

接続語

上記には登場しませんでしたが、接続詞としての役割をもつ単語をご紹介します。

接続語一覧】

接続詞意味
any wayとにかく、そこで
by the wayちょっと質問なんだけど
henceそれゆえ、したがって
thereforeしたがって、そういうわけで
thusそういうわけで、こうして

このような接続詞的表現を知っていると、英文作成や英会話のレベルがあがりますよね。

以上、英語の接続詞について解説してきました。

まとめ|接続詞で文章を読みやすくしよう

この記事を読んで接続詞の種類や注意すべき点がわかりましたね。

もしも文章をすっきりさせたいのなら、『逆説』の接続詞以外を見直すのがおすすめです。

記事でも解説したとおり、接続詞を多用しすぎると文章にブレーキがかかったようになり読者が読みにくくなってしまいます。

そのためなくても意味が通じる接続詞は削るようにしましょう。

そうすることで文章に仰々しさがなくなり、読み手にとってもわかりやすくなるからですよね。

『逆説』の接続詞を削ると文章の意味が変わってしまうこともお伝えしました。

逆説の接続詞は文章の主張を変化させるのに必要な要素なので、必ず残すようにしましょう。

このことに注意し、接続詞を上手に使って文章力を向上させましょうね。