マーケティングの基本!制作したコンテンツを拡散させる方法|インフルエンサーやTwitterなどといったソーシャルメディアの活用がコツ

コンテンツ 拡散

「自社メディアのマーケティング担当になったけど、Webメディアってどうやって広めていけばいいのだろう」

「コンテンツには自信があるのに、集客がいまいち伸びない……」

コンテンツマーケティングの初期段階では、このように悩む人も多いのではないでしょうか。

そんな時は、Web上でコンテンツの拡散を狙うのがおすすめ!

コンテンツのシェア・拡散ができれば、多くの人に商品やサービスを知ってもらえます。

その結果、集客や売り上げアップにつながる可能性も。

実際に多くの企業が、ユーザー間での拡散を狙ってコンテンツマーケティングに力を入れています。

このことから、コンテンツをより多くの人に届けたいときにはコンテンツのシェア・拡散を狙うのがおすすめですよ。

そこでこの記事では、コンテンツの拡散方法とコツについてお伝えします。

拡散に成功したコンテンツの例もご紹介しているので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。

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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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マーケティングの基本!コンテンツを拡散する方法

コンテンツを拡散するには、どのような方法があるのでしょうか。

以下の5つをご紹介しますね。

  1. SNSを運用する
  2. インフルエンサーの手を借りる
  3. 広告を活用する
  4. プレスリリースを活用する
  5. メールマガジンを活用する

SNSを運用する

拡散方法としてはもはや主流とも言えるのが、TwitterやFacebook、LINEなどのSNSを使う方法です。

これらSNSは利用者数が多く、拡散性が高いのが特徴。

【SNS利用者数】

SNS名称月間利用者数
Twitter4,500万人
Facebook2,600万人
LINE8,600万人
YouTube6,200万人
Instagram3,300万人
2021年6月14日時点

ユーザーとの接点が生まれやすく、商品やサービスの認知度を上げるうえで非常に効果的といえます。

SNSは似たような趣味や興味を持つユーザー同士で繋がっているからです。

そのためユーザーに「これいいな、他の人にも知ってほしい」と思ってもらえた情報や商品は周りのユーザーに拡散され、新たなユーザーを獲得できる可能性も。

つまりSNSを介して人から人にコンテンツが広まっていくというわけですね。

このことからも、コンテンツの拡散にはSNSの運用が不可欠と言えます。

日頃からSNSで情報発信を行い、作成したコンテンツはURLを記載したリンクとともに投稿してみてくださいね。

インフルエンサーの手を借りる

インフルエンサーとは、SNSやブログなどのネット上で多くのフォロワーや影響力を持つ人のことです。

どのくらいのフォロワー数でインフルエンサーになるのかという明確な基準はありませんが、大まかにランク分けされています。

【インフルエンサーのランク】

ランクフォロワー数
トップインフルエンサー100万人以上
ミドルインフルエンサー10万人以上
マイクロインフルエンサー1万人以上
ナノインフルエンサー1,000人以上
ライトインフルエンサー1,000人未満

コンテンツを拡散するには、このインフルエンサーの手を借りる方法も。

インフルエンサーの発信には影響力があり、短期間で大きく拡散されることが期待できるからです。

実際にこのような手法は『インフルエンサーマーケティング』と呼ばれ、近年多くの企業が取り入れているWebマーケティング施策のひとつ。

ぜひ活用しましょう。

すでに依頼したいインフルエンサーが見つかっている場合は、ダイレクトメールやブログに掲載されているメールアドレスから直接相談するといいですよ。

もしも適したインフルエンサーが見つからない場合でも、インフルエンサーキャスティング業者へ相談すれば最適な人を紹介してくれます。

コンテンツのダーゲットとマッチするインフルエンサーを見つけて、拡散に協力してもらいましょう。

広告を活用する

コンテンツの拡散に広告を活用する方法もあります。

広告の種類は多数ありますが、一般的なものは以下です。

【広告の種類】

広告名内容費用
リスティング広告検索エンジン上部に表示1円〜数千円/1クリック
アフィリエイト広告アフィリエイターのサイトやブログに掲載成果の40%前後
ネイティブ広告SNSやニュースメディアのコンテンツに溶け込ませて表示10円〜/1クリック
ディスプレイ広告Webサイトやブログの広告枠に掲載50〜100円/1クリック 数十円〜数百円/1,000回表示
SNS広告SNSに掲載50円〜/1クリック
動画広告Webサイト上や動画サイトで再生5〜20円/1視聴
メール広告メールで配信5円〜/1通
2021年6月14日時点

なかでもメディアとの親和性が高いネイティブ広告は、コンテンツ拡散に効果的。

サイトの内容に合わせた広告が自然に表示されることで、ユーザーの興味を引きやすいからです。

つまり、いかにも「広告です!」といった違和感を与えることなく、ユーザーに情報が届けられるのです。

ただし広告を打つには、それなりにコストがかかるという側面も。

コンテンツの内容や広告の種類によっては、かかった費用ほどの効果が得られない可能性もあります。

費用対効果も考慮しながら、広告の出稿を検討してくださいね。

プレスリリースを活用する

プレスリリースとは、サービスや新商品など、企業や団体に関する情報を報道機関に向けて発表すること。

このプレスリリースを活用することで、さらにコンテンツを広く知ってもらうことができます。

なぜなら新聞記者やマスコミの目にとまりやすく、メディアに取り上げられる可能性が高いから。

つまりニュースサイトや情報サイトに掲載されることで、SNSとは違った層のユーザーに情報を届けられるのです。

またメディアに取り上げられた場合、Web広告よりも信頼性の高い情報として認知されるメリットも。

報道は確約できるわけではないものの、ぜひ活用したい拡散方法ですね。

プレスリリースの方法については、専用の配信サービスから送付が可能です。

費用は平均で1配信3万円〜。

コンテンツ拡散方法のひとつとして、プレスリリースも検討してみてくださいね。

メールマガジンを活用する

メールマガジンを活用して集客する方法を『メールマーケティング』といい、以下の種類があります。

【メールマーケティングの種類】

名称内容
メールマガジン(メルマガ)購読ユーザー向けに定期配信
ステップメール設定したスケジュールで段階的に発信
ターゲティングメール(セグメントメール)ユーザーを条件で分類(年齢・性別・行動など)、ターゲットに合わせて配信
休眠発掘メール一定期間アクションがない休眠顧客にアプローチ

メールマガジンの活用もコンテンツを広めるには効果的。

見込み客に対して効率的にアプローチできるからです。

メールマガジンは広告やSNSに比べてより詳細な情報を伝えることが可能。

そのためコンテンツの認知度をさらに高めることができます。

また、メールマーケティングは低コストで始められる点もメリット。

運用に少し手間はかかりますが、積極的に配信を行いましょう。

メールアドレスを登録してもらうには、ブログやWebサイトに『メールマガジン登録』のフォームを設置する方法があります。

ぜひメールマガジン運用にも挑戦してみてくださいね。

作成したコンテンツを拡散させるコツ

コンテンツを拡散させるには、いくつかのコツがあります。

ここでは5つをご紹介しますね。

  1. 感情を揺さぶる
  2. 流行りものを特集する
  3. 数字やデータをまとめたもの
  4. 何より面白い
  5. 最終手段|プレゼント

感情を揺さぶる

やはりユーザーの心を動かすコンテンツは、SNSなどのWeb上でシェアされやすいです。

人は感情の生きものだからですね。

ちなみにここで言う『感情』とは、以下があげられます。

  • 笑える
  • かわいい(かっこいい)
  • キュンとする
  • ほっこりする
  • 驚き
  • 怒り

あなたも普段なにげなく見ているSNSで、このような感情を覚えたことがあるのではないでしょうか。

また心を動かしたり大きな共感を呼んだりするコンテンツは、『いいね』の数が数万単位でつくことも。

このように、シェアされるコンテンツにはユーザーの感情が大きく関係します。

拡散されるコンテンツを作るには、ユーザーがそのコンテンツについて他の人と語りたくなるようなものを心がけてくださいね。

流行りものを特集する

時流に沿っているもの、その時に流行っているものもシェアされやすい傾向にあります。

ユーザーの心理として、「トレンドに乗っかりたい」という思考があるからです。
(このように周囲に影響されて流行を取り入れる心理を『同調性』と言います。)

たとえば以下のような情報です。

  • 話題のドラマ、映画などのエンタメ
  • 時事問題
  • ファッション
  • グルメ
  • レジャー

実際にこのような『旬』の情報は、Twitterトップページで『トレンド』としてピックアップされています。

このことから、流行りものはこまめにチェックしておきましょう。

トレンド入りしている話題を参考にして、自社のWebサイトやブログの文脈にも入れてみてくださいね。

数字やデータをまとめたもの

Web上の情報において数字やデータは、コンテンツの信頼性を高めてくれます。

具体的な根拠となり、説得力があるからです。

たとえば以下の内容だとどうでしょうか。

  • 弊社の売り上げは、年々増加傾向にあります。
  • 過去5年間の弊社の売り上げデータから算出すると平均で年間15%の売り上げアップとなり、今年度は年商1億円を達成しました。

どちらの話に信憑性があるかというと、間違いなく後者ですよね。

このように数字やデータを用いて説明することで、グッと信頼度が上がる内容となります。

アンケート結果をもとにしたまとめ記事や、ある事柄についてのデータを比較した記事などは、シェアや拡散を生み出しやすいでしょう。

なお、そのような数字やデータを用いたコンテンツには、インフォグラフィックスを挿入するのがおすすめです。

インフォグラフィックスとは情報やデータを視覚的に表現したもの。

つまり図やイラストを使い、わかりやすくまとめたものですね。

拡散を狙うなら、インフォグラフィックスや数字・データを用いた信頼性の高いコンテンツづくりを心がけてくださいね。

何より面白い

拡散されるコツはいくつかありますが、『何より面白い』がシェアの大きな要因。

「え、結局そこ?」と思われるかもしれませんが、大切なことなのです。

なぜなら、シェアするのは『ユーザー(人)』だからです。

Googleの検索結果からの自然流入を狙ったseoライティングと違う点はココですね。(もちろんseoライティングにおいても、面白さはあったほうがいいですが)

seoを狙った書き方では優先すべきポイントが他にありますが、SNSでの拡散となるとコンテンツ自体の面白さが重要。

つまり、純粋に読みモノとして面白いかどうかです。

笑顔になれる、元気になれるといったポジティブなコンテンツづくりを心がけてみてくださいね。

最終手段|プレゼント

最後の手段としては、特典やプレゼントといったメリットを与える方法があります。

『無料』や『限定』という言葉は、人を惹きつけるからです。

たとえば、ZOZOTOWN社長・前澤氏の1億円プレゼント企画。

この企画は大きな話題となり、リツイート数は550万を超えて世界最多記録です。(2021年6月現在)

もちろんこのようなプレゼントは無理ですが、自社のコンテンツでもできる範囲でキャンペーンを実施してみましょう。

きっと拡散が狙えますよ。

拡散されるTwitterコンテンツの作り方

拡散されるTwitterコンテンツを作るには、いくつかポイントがあります。

ここでは、そのポイントを3つご紹介しますね。

  1. 画像・動画を活用し、読みやすくする
  2. ハッシュタグを活用する
  3. ゴールデンタイムに投稿する

画像・動画を活用し、読みやすくする

Twitterには画像や動画を入れ、読みやすく工夫する必要があります。

なぜならTwitterはタイムラインの流れが早いから。

つまり読みにくい投稿はユーザーの目に留まらずスルーされてしまうのです。

文章を簡潔にすることはもちろん、画像や動画を使い視覚に訴えかけることも重要。

これについてはTwitter社も以下のように公表しています。

動画付きのツイートは、動画なしのツイートよりも10倍近くのエンゲージメントを引きつけ、画像付きのツイートは、画像なしのツイートよりも150%多いリツイートを引きつけ、GIF付きのツイートでさえ、GIFなしのツイートよりも55%多くのエンゲージメントを獲得します。

Twitterビジネス|お使いの携帯電話でビデオコンテンツを作成するための4つのアイデア(最終閲覧日2021年6月12日)

画像・動画付きのツイートは、テキストのみのツイートとの差別化が図れるとしています。

このことからも、視覚的に読みやすい工夫が必要といえますね。

テキストは短文で簡潔に、画像や動画の活用でユーザーの目に留まりやすいツイートを心がけてくださいね。

ハッシュタグを活用する

ハッシュタグをうまく活用することで効率よくコンテンツを届けることができます。

なぜなら、ユーザーは興味のあるトピックをハッシュタグで検索しているから。

つまり人気のあるハッシュタグをつけることで、ユーザーにツイートを見つけてもらいやすくなるのです。

実際にTwitter社は以下のように説明しています。

ハッシュタグ(#記号)は、Twitterでキーワードやトピックを分類するために使われます。この機能はTwitterで作り出されたもので、この機能を使えば興味のあるトピックを簡単にフォローできます。

Twitterヘルプセンター|ハッシュタグの使用方法(最終閲覧日2021年6月14日)

ハッシュタグをつけたツイートで特に人気のあるものは、トレンドトピックに表示されます。

トレンドトピックに取り上げられるとさらに閲覧が増え、拡散やリツイートも増加。

効率的にツイートを広めることができます。

このことから、拡散を狙ったツイートをする際には必ずハッシュタグをつけましょう。

その際には投稿内容と関連度が高いハッシュタグをつけるようにしてくださいね。

ゴールデンタイムに投稿する

ツイートを投稿する際には、ゴールデンタイムを狙いましょう。

アクティブユーザーが多い時間に投稿すれば、より多くの人に見てもらえるからです。

実際にApp Ape Lab.が行った調査によると、アクティブユーザーが多い時間帯は以下のようになっています。

データからは以下の情報がわかります。

  • 朝7時〜8時に小さなピーク(通勤・通学時間)
  • 日中12時〜13時に大きなピーク(ランチ・休憩時間)
  • 夕方17時〜22時に最大のピーク(帰宅後のリラックスタイム)

上記のように1日の中でもTwitterユーザーがアクティブな時間は複数回あります。

なかでも最大のピークは夕方17時〜夜22時ごろと、多くの人が帰宅後にゆっくりしている時間。

そのようなアクティブユーザーが多い時間を狙って投稿すれば、より多くの人にツイートが届けられます。

ツイートをする際は、時間帯にも注意して投稿してくださいね。

拡散に成功したコンテンツを紹介

ここからは拡散に成功したコンテンツを以下の2つに分けてご紹介しますね。

  1. SNS
  2. コンテンツマーケティング

SNS

まずはSNSで話題を呼んだ2つのコンテンツについて取り上げます。

貝印|『#剃るに自由を』

【貝印公式Twitter】

いいねの数コメントの数
1.5万件5,818件
2021年6月15日時点

バーチャルヒューマンのMEMEを起用して打ち出した広告。

「ムダかどうかは自分で決める。」と堂々とわき毛を見せるビジュアルが大きな反響を呼びました。

これまでの『ムダ毛』に対する固定観念を覆し、Twitterでは1.5万件のいいねを獲得。

とくに体毛処理に悩む女性から支持されました。

ジェンダーや自己決定の自由など、まさに時流を汲んだ広告とキャッチコピーですね。

シャープ|コロナ禍でのマスク生産

【SHARP シャープ株式会社Twitter】

いいねの数コメントの数
33.7万件14.5万件
2021年6月15日時点

コロナ禍で世間がマスク不足に陥っていた2020年4月。

シャープはマスク生産にいち早く対応しました。

本業ではないシャープですが、どの企業よりも迅速に生産に乗り出したのです。

当時はマスクが高騰、入手困難な状況のなか、シャープのこの対応は『神!』と話題に。

大手企業でありながらも温かな人間味や、社会貢献を目的とした経営理念が人々の支持を受けました。

コンテンツマーケティング

ここからは、コンテンツマーケティングでの成功例を2つご紹介します。

サイボウズ式

サイボウズ式とは、ソフトウェア開発会社のサイボウズ株式会社が運営するオウンドメディアです。

【サイボウズ式|記事数と運営年数】

サイト内の記事数サイトの運営年数
1,037記事9年
2021年6月15日時点

サイボウズ式では“新しい価値を生み出す”をコンセプトに、会社や組織、働き方や家族など、ビジネスパーソンに役立つ情報を発信。

これまでに人気コンテンツが書籍化されたほか、多くのメディアでも取り上げられる話題のサイトです。

またサイボウズのブログコンテンツはユーザーに大きな影響を与え、メディア運営者のバイブル的存在という一面も。

サイボウズ編集部が手がけたコンテンツや情報発信の方法は、多くのWebメディアのお手本となっています。

ほぼ日刊イトイ新聞

ほぼ日刊イトイ新聞は、コピーライターで知られる糸井重里氏が主宰するWebメディア。

『ほぼ日』の愛称で親しまれています。

【ほぼ日刊イトイ新聞|記事数と運営年数】

サイト内の記事数サイトの運営年数
不明23年
2021年6月15日時点

ほぼ日刊イトイ新聞では『今日のダーリン』として糸井重里さんが毎日エッセイを掲載。

多くの著名人との対談記事のほか、旅コラムや料理のレシピ、ファッション記事など、ゆったりと息抜きに読める内容のものが多いです。

またサイトではオリジナルグッズもリリースされており、ほぼ日手帳やほぼ日オリジナル文房具の販売も。

コンテンツの内容はSNS上でも話題となっており、ほぼ日ファンの間では毎日のように拡散されています。

ほぼ日は毎日の生活が楽しくなるようなコンテンツでユーザーに親しまれているのですね。

まとめ|制作したコンテンツを拡散させよう!

この記事ではコンテンツの拡散方法について解説しました。

コンテンツを効果的に拡散するには、いくつかのコツがあることがわかりましたね。

Webメディアを広めたいときには、お伝えしてきた方法で拡散を狙ってくださいね。

記事で解説したように、好意的に『バズる』ことができれば、自社のコンテンツマーケティングに役立つからです。

実際にコンテンツマーケティングに成功したサイトでは、ユーザーの間で多く拡散されていましたよね。

このことから、多くのユーザーにコンテンツを届けるにはWeb上での拡散がおすすめですよ。

ぜひ参考にしてくださいね。

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