競合をブチぬくSEOに強い記事構成の作り方|ユーザーのニーズを見抜くことが上位表示のコツ

SEO 記事構成

「SEOに強い記事を書きたいけど、何から始めたらいいのだろう……」

「上司に『記事構成を考えろ!』と言われたけど、どうやって作るの?」

あなたがWeb記事を書くとき、このようなことで悩んでいませんか。

そんなときは、記事構成を作成しましょう。

記事構成を作成することでSEOに強い記事が書けるようになるので、とても大切な工程といえます。

実際に記事構成を作ることで執筆するときに迷うことがなくなります。

また、多くのWebサイトが記事構成を作成してから記事を執筆していますよ。

このことからSEOに強い記事を書きたいのであれば記事構成をしっかりと作成することがおすすめです。

そこでこの記事では、記事構成の重要性と作成方法を解説。

また、実際に記事構成から投稿するまでの10の工程を詳しく説明します。

記事構成を作成してSEOに評価される記事を書きたいという人は、この記事をチェックしてくださいね。

なお、Webライティングそのものに関する詳細情報は『Webライティングはライターの基本!初心者でも使えるseo効果アリの構成を紹介』で解説しています。

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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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SEOに強い記事構成とは?

記事構成は、SEOに強い記事を作成するためには重要なものです。

そもそも記事構成とはいったい何なのか。

次の項目で解説します。

  1. 記事構成とは?
  2. 基本的な構成

記事構成とは?

記事構成とは、記事の骨組みのことです。

わかりやすくいえば、記事の『設計図』のようなもの。

この設計図がWeb記事を作成する上で大切になります。

その理由は、創作物は設計図がないと構想通りに完成しないからです。

Web記事は、小説や漫画・アニメと同じ創作物といえます。

その創作物は、「どのようなことが起きてどのような結末を迎えるのか」など物語全体の設計を考えておかないと構想通りにできあがらないですよね。

このように、Web記事も「誰のどんな悩みをどのように解決するのか」を作成する前に設計する必要があります。

この設計する工程が『記事構成』です。

記事構成をしてから、記事を書くようにしましょう。

基本的な構成

Web記事は、3部構成が基本です。

その3部構成について解説します。

  • リード
  • 本文
  • まとめ

リード

リードとは、導入部分とも呼ばれ記事の書き始めの部分のことです。

リードは、Web記事においてとても大切な部分といえます。

なぜなら、リードを読んでその記事を読むかどうか判断する人が多いからです。

例えば、次のような内容をリードに記載します。

  • どのような人に向けた記事なのか
  • 記事の大まかな内容
  • この記事を読んだ人は、何ができるようになるのか

上記のような内容を簡潔にまとめて書きますよ。

先ほど『記事構成とは?』でも解説した、「誰のどんな悩みをどのように解決するのか」という記事の根幹の部分をリードに書きます。

このように、リードは記事の根幹をユーザーに紹介する部分なのでとても大切な部分といえますね。

なおリード文(書き出し)に関しては『ブログの書き出しが魅力的になる方法|例文・テンプレート・コツを大公開』で細かく解説していますので、参考にしてください。

本文

本文は記事のメインとなる部分。

リードで示した記事の根幹をわかりやすく解説するところです。

また、解決策だけではなくその理由や根拠となるデータを示すことが必要になります。

その訳は、記事の信憑性を高め説得力を持たせるためです。

事実、結論だけ書かれていてもその結論が本当なのかどうかはわかりません。

理由や根拠となるデータがあって初めて「正確な情報だ」となりますよね。

このように、本文には伝えたいことだけではなく理由や根拠となるデータも合わせて載せることが大切ですよ。

ちなみにわかりやすい文章を書くコツは『【再現率100%】わかりやすい文章の書き方7原則と構成で悪文から即卒業|文章力アップのポイントとなるコツを紹介』で解説していますので、参考にしてください。

まとめ

まとめは、ここまで書いた記事の内容をまとめる部分です。

「何を伝えたかったのか」を簡潔にまとめる必要があります。

なぜかというと、『まとめ』で簡潔に書かれていないと伝えたいことが伝わらなくなるからです。

現に、本文を何千文字と読んだあとに『まとめ』でもダラダラと文章が続いていたら「結局、この記事は何を伝えたかったの?」となりますよね。

ユーザーには何も伝わらず、ただ読み疲れて終わってしまいます。

このように、記事の『まとめ』は記事で伝えたいことを簡潔に書くようにしましょう。

ブログやWeb記事において記事構成は重要

なぜ記事構成を考えることが大切なのでしょうか。

次の4つの理由を解説します。

  1. ・SEOで上位表示を狙うため
  2. ・情報収集を効率よく行うため
  3. ・キーワードと内容のズレを防ぐため
  4. ・スムーズにライティングするため

SEOで上位表示を狙うため

SEOで上位表示を狙うためには、記事構成が重要になります。

なぜ重要か、それはキーワードをもとに記事構成することで自然とキーワードを入れられるからです。

事実、SEOは『キーワード』による検索結果を表示します。

記事構成の段階でキーワードに関する内容になっていれば、記事も自然とキーワードに関連する内容になるということ。

つまり、記事構成を作成することで自然とキーワードを含んだ記事が書けるようになります。

そして、SEOに評価してもらえるようになるのです。

このように、SEOで高く評価される記事を書くには記事構成の作成が必須になります。

記事構成を作成して、SEOで上位表示を狙いましょう。

情報収集を効率よく行うため

記事構成をすることで、情報収集を効率よく行うことができます。

理由は、どんな情報を集めたらいいのかが明確になるからです。

例えば、参考書やWeb記事で情報を集めるとします。

記事構成ができていると実際に書く内容が明確です。

そのため、情報を集める際に必要な情報といらない情報の区別が付けやすくなりますよね。

区別を付ける作業がスムーズになると、自然と情報収集が効率よくできますよ。

このように、情報収集を効率よく行うためにも記事構成が必要になるのです。

キーワードと内容のズレを防ぐため

記事構成があれば、キーワードと内容のズレを防ぐことができます。

なぜかというと、キーワードと内容に食い違いがないか確認できるからです。

記事を書くときは、記事構成のとおりに書きます。

ひとつずつ確認できるのでズレる心配はありませんよね。

このように、記事構成を事前に作成することでキーワードと内容のズレを防ぐことができます。

また、記事構成があれば全体像を把握しながら記事を書けるので、内容の過不足を防ぐこともできますよ。

スムーズにライティングするため

スムーズにライティングするためには、記事構成が必要になります。

その訳は、記事構成がない状態で記事を書き始めると記事を書くことだけに集中できなくなるからです。

記事構成を事前に決めておけば、何から書いて次は何を書くのかが明確になります。

例えば、見出しが決まっていれば見出しの内容を記事にするだけです。

そのため、記事を書くことだけ考えていれば大丈夫ということですよね。

逆に、記事構成がないと見出しや見出しの順番も決まっていないので、記事の順番や内容など考えなければいけないことが多くなります。

そうすると、記事を書くことに集中できません。

その結果、内容にズレが生じたり内容が薄い記事になったりしてしまいます。

このように記事構成を事前に作成することで、スムーズにライティングできるようになりますよ。

記事構成から投稿までのステップは10!

ここででは、記事構成から投稿までの流れを解説します。

次のような順序で行いますよ。

  1. ペルソナを設定する
  2. キーワードを設定する
  3. ユーザーの検索意図を探る
  4. 記事上位の競合サイトを調査する
  5. 記事に必要な要素を洗い出す
  6. 見出しを組み立てる
  7. 執筆
  8. 推敲と校正
  9. タイトルを作成する
  10. WordPressへの投稿および装飾

ペルソナを設定する

記事構成を作成するにあたって、まずはペルソナの設定をしましょう。

ペルソナとは具体的なターゲット像のことです。

ペルソナ設定はとても大切になります。

このペルソナ次第で、記事の内容や方向性が大きく変わる可能性があるからです。

例として、2つのペルソナ像を比べてみます。

ペルソナAペルソナB
50代男性30代女性
Web記事をあまり読まない日頃からWeb記事をよく読む
副業を考えている副業でWebライターを考えている
 収入は200,000円ライティングの知識を付けたい
趣味はキャンプ SEOライティングを勉強したい

上の表は2つのペルソナ像を比較した表です。

ペルソナAは、副業を考えているがどのような副業を希望しているかがわかりません。

そのため、どんな副業を紹介するべきなのか迷いますよね。

それに比べて、ペルソナBは副業でWebライターを希望していることがわかりますし、SEOライティングを勉強したいこともわかっています。

そのため、「WebライティングやSEOライティングについての悩みがありそう」と想像できますよね。

このように、ペルソナ像をより細かく設定することでターゲットの悩みがわかりやすくなり、記事の内容を決めやすくなります。

ペルソナ設定するときは、より細かく設定することがおすすめですよ。

キーワードを設定する

ペルソナの設定ができたら、キーワードを決めましょう。

キーワードは何でもいいのではなく、検索ボリュームを把握するようにしてください。

そのキーワードが「どのくらい調べられているのか」「競合性が高いのか」がわかるからです。

いくらユーザーの役に立つ良質な記事を書いたとしても、検索してもらえなければ読んでもらえません。

ユーザーに読んでもらうためには、検索される可能性があるキーワードで記事を書く必要があるのです。

このように、キーワードを設定するときは、検索ボリュームを調べてから設定するようにしてくださいね。

ここでは、検索ボリューム・関連キーワードの調べ方や関連キーワードの必要性について、次の項目で解説します。

  • 検索ボリュームを調べるツール
  • 関連したキーワードの必要性
  • 関連キーワードを調べるツール

なお、キーワードの選び方に関しては『SEO初心者必見!キーワード選定を無料で行う方法|便利なツールもご紹介』でも紹介していますので、参考にしてください。

検索ボリュームを調べるツール

検索ボリュームを調べるツールを紹介します。

それは、Googleキーワードプランナーです。

Googleキーワードプランナーなら、無料で検索ボリュームを調べられます。

また、関連したキーワードも調べることができますよ。

使い方は次のとおりです。

  1. Google広告アカウントを取得(無料で取得できます)
  2. Google広告にログイン
  3. 画面上部右の方『ツールと設定』クリック
  4. プランニングの『キーワードプランナー』を選択
  5. 『新しいキーワードを見つける』を選択
  6. 『虫眼鏡マーク』の欄に調べたいキーワードを入力
  7. 『結果を表示』をクリック

上記の操作で検索ボリュームが表示されます。

検索ボリュームを調べたいときは、Googleキーワードプランナーがおすすめですよ。

関連したキーワードの必要性
検索ボリュームだけではなく、関連したキーワードも調べておくと検索ランキングで上位表示を狙うために役に立ちます。

なぜ役に立つのか、それは狙いたいキーワードを調べている人のニーズを把握できるからです。

Googleは、異なる質問を持つユーザーに1つのコンテンツで対応できるWebページを評価する傾向にあります。

これは「Googleが掲げる10の事実」にも書かれているとおり、Googleがユーザーの利便性を第一に考えているためです。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています

Googleが掲げる10の事実(2021年8月10日閲覧)

このことから、異なるキーワードにも対応できる記事が書けるように関連したキーワードを調べておく必要があるのです。

関連キーワードを調べるツール

関連したキーワードを調べる無料ツールを紹介します。

それは、『ラッコキーワード』です。

ラッコキーワードなら、たった3秒で数十個の関連キーワードが表示されますよ。

また、Googleキーワードプランナーも関連したキーワードが表示されますが、ラッコキーワードのほうが表示される数が多いです。

このことから、関連キーワードを調べたいときは『ラッコキーワード』がおすすめですよ。

使い方は次のとおりです。

  1. ラッコキーワードにアクセス
  2. 検索窓に調べたいキーワードを入力
  3. 虫眼鏡マークをクリック

上記の操作で、たった3秒で関連キーワードが表示されます。

また、ラッコID(メールアドレスの登録だけ)で無制限で調べられるようになりますよ。

関連キーワードを把握したいときは、『ラッコキーワード』で調べてみましょう。

なお、そのほかのツールに関しては『無料・有料で使えるSEOツール|内部や外部対策・競合の調査に使えるものを紹介』で解説していますので、チェックしてみてください。

ユーザーの検索意図を探る

キーワードの設定ができたら、ユーザーの検索意図を探りましょう。

検索意図とは、ユーザーが検索した際にそのキーワードで検索した目的のことを指します。

どうして「そのキーワードで検索したのか」をユーザーの立場になって深く考えてみるということです。

なぜ深く考えるのか、それは検索意図を探ることでユーザーが知りたがっていることが見えてくるからです。

例えば、「Webライティング 書き方」というキーワードであれば、「Webライティングの具体的な方法が知りたい」というのがユーザーの目的です。

しかし具体的な方法といっても、深掘りしていくとペルソナによって変化しますよね。

例えば、次のようになります。

  • 検索上位に表示されるための書き方が知りたい
  • ユーザーに商品を買ってもらうための行動を促す文章の書き方が知りたい
  • 個人ブログを立ち上げたいので、わかりやすい文章の書き方が知りたい

上記のように、同じキーワードでも深掘りするとペルソナによってゴールが変化します。

キーワードだけではなくペルソナ設定をもとにユーザーの検索意図を探れば、検索意図をより正確に探ることができますよ。

記事上位の競合サイトを調査する

検索ランキングで上位表示されている競合サイトを調査することは、重要なことといえます。

なぜ競合サイトを調べるのか、それは検索上位にランキングされているサイトはユーザーの検索意図に合致した内容になっているからです。

検索ランキングで上位に表示されているということは、「ユーザーが知りたい情報が書かれている」ということ。

そのため、ユーザーの検索意図にマッチした内容になっているので参考にしやすいですよね。

このように、検索ランキングで既に上位表示されているサイトは『お手本サイト』といえます。

検索ランキングで上位表示されている競合サイトを調査して、記事作成に活かしましょう。

参考にすることはOK、しかしコピーはNG

検索ランキング上位のサイトを参考にするといっても、コンテンツの内容をそのままコピーすることは絶対にやめましょう。

いくら評価の高いコンテンツでも、他サイトのコンテンツをそのままコピーする行為はGoogleのペナルティ対象となるからです。

Googleは、コンテンツの無断複製を禁止しています。

また、許可を得た複製でも重複コンテンツとみなされペナルティを受ける可能性があります。

このことは、Googleのガイドラインにも次のように書かれています。

「Google では、無断複製されたページやオリジナルのコンテンツがほとんどなくユーザーにとって価値のないページを表示することでランキングを上げようとするドメインに対して、処置を取ります。」

Google検索セントラル|質の低いコンテンツ2021年8月10日閲覧

SEOで評価してもらうためにランキング上位のサイトをコピーしてしまうと、逆にランキングを下げたり検索結果に表示されなくなったりする可能性があります。

また、無断でコピーすることは著作権侵害にもなりうる行為です。

上位表示されているサイトを参考にすることはいいですが、そのままコピーをすることは絶対にやめましょう。

記事に必要な要素を洗い出す

1〜4で解説した内容は、記事を作成するための情報集めです。

情報を集め終わったら、情報を整理しなければいけません。

集めた情報を整理し、必要な要素を洗い出しましょう。

なぜなら、関連性のない要素を含んだ記事は逆にユーザーを惑わすことにつながり役に立たない記事になるからです。

現に、検索エンジンを使って知りたい情報を調べているとき、知りたいことと的外れな情報があったら『もっと役に立つサイト』を探しますよね。

SEOに評価される記事は『ユーザーの役に立つ記事』です。

ユーザーの役に立つ記事は、これまでの情報収集で集めた『ペルソナ』『キーワード』『ユーザーの検索意図』にあった内容にする必要があります。

『ペルソナ』『キーワード』『ユーザーの検索意図』に沿った情報だけになっているか、情報を洗い直す作業をしましょう。

情報の整理を効率よく行う方法を次の項目で解説します。

  • 情報を整理する方法
  • マインドマップの作成方法

情報を整理する方法

情報を整理するおすすめの方法を紹介します。

それはマインドマップの作成です。

マインドマップとは、頭で思い描いたものを放射線状の図で表現したものをいいます。

一般的には思考を図式化するときに用いるものですが、記事を作成する際の情報整理にも効果的。

その理由は、情報を図式化することで全体像を把握しやすくなるからです。

また、マインドマップは情報や思いついたことを放射線状にどんどん追加することができます。

そのため情報の書き漏れがなくなり、あとから「さっき思いついたことって何だっけ?」ということがなくなりますよ。

記事作成の際に情報整理をしていて「うまくいかないなあ」と感じたときは、マインドマップを作ってみましょう。

マインドマップの作成方法

マインドマップは手書きで作成することもできますが、マインドマップ作成ツールというものがあります。

そこで、便利なマインドマップ作成ツールを紹介します。

それは、『XMind(エックスマインド)』です。

XMindなら簡単にマインドマップを作れますし、保存してファイルを共有することも可能です。

使い方は次のとおりです。

  1. XMindにアクセス
  2. 無料ダウンロードをクリック
  3. お使いのOSを選んでインストール
  4. インストール後、『XMind』を開く
  5. マインドマップのスタイルを決定
  6. 『トピック蘭』にキーワードを入力し、情報を入力していく

上記の作業でマインドマップが作成できます。

有料プランもありますが、初めて利用する人やマインドマップの作成に慣れていない人は無料版でも十分活用できますよ。

おすすめツールを使って、マイイドマップを作成してみてくださいね。

見出しを組み立てる

記事に必要な要素を洗いだせたら、次は見出し案を作成しましょう。

見出しとは段落ごとの内容をまとめたものです。

この見出しによく使われるのは、h2もしくはh3です。

必要があれば、h4を使いますよ。

見出しを作成するときに大切なことは、「その見出しが、ユーザーが記事を読み進めていく上でわかりやすい道標になっているのか」を考えることです。

また、その見出しの記事に『何が書かれているのか』をわかりやすく簡潔な言葉で書くようにしましょう。

執筆

見出しが完成したら、記事を執筆します。

ここまで記事構成ができているので、記事構成どおりに記事を書けば自然と記事が書けますよ。

記事を執筆するときのポイントを解説します。

  • ペルソナに話しかけるように書く
  • PREP法で書く

ペルソナに話しかけるように書く

記事執筆のときはペルソナに話しかけるように書くと書きやすくなります。

なぜかというと、ペルソナの悩みを解決させる記事を書くからです。

事実、ユーザーの悩みを解決する便利な記事が評価されます。

また、ユーザーにとって役に立つ記事を書くために記事構成を作成しました。

あとは、ペルソナを想定して優しく悩みを解決させてあげるだけで大丈夫ということです。

このように、記事構成がきちんと出来ていれば記事構成どおりに書くだけといえます。

ユーザーのことを考えてユーザーに優しく教えてあげるつもりで書きましょう。

PREP法で書く

ペルソナに話しかけるように書くといってもどの順序で書くべきか悩むことがあります。

そこで、PREP法という書き方がおすすめです。

PREP法とは、次の順序で書きます。

  • P(Point)=結論
  • R(Reason)=理由
  • E(Example)=具体例(根拠)
  • P(Point)=結論

・はじめに、『結論』を書いて「何が書かれているか」を提示
・次に、その結論の『理由』を書き、「なぜその結論になるのか」を解説
・その後、その理由の『具体例や根拠』を示すことで「理由の裏付け」をして読み手に納得してもらう
・そして、再度『結論』を書き読み手の理解を深める

解説のとおり、PREP法は結論から書きます。

はじめに結論を書くことで、「この文章に何が書かれているのか」がわかりますよね。

あとは、PREP法の順番どおりに書けば結論を説明できるのでユーザーにとって『とてもわかりやすい文章』になります。

このようにWeb記事はPREP法で書くことがおすすめですよ。

PREP法に関しては『【ブログの文章力100%向上】WebライティングならPREP法!読者が理解しやすい書き方・構成をテンプレートと例文でご紹介』で解説していますので、参考にしてください。

推敲と校正

記事が作成できたら、推敲と校正を必ず行いましょう。

推敲と校正は記事を執筆する上で、重要な作業です。

手抜きをせず、しっかりと行う必要があります。

この『推敲』と『校正』について次の項目で解説しますね。

  • 推敲とは
  • 校正とは
  • 校正してくれる便利ツール

推敲とは

推敲とは、完成した文章を読み返して文字や文章の誤りを正すことです。

わかりやすくいうと、見直し作業ですね。

記事を執筆しているときは、書くことに必死になり文字や文章の間違いに気づかないことが多いです。

そのため、記事を書いたら時間を置いて必ず推敲をしてください。

時間を置くことで改めて間違いに気づけるようになりますし、「もっとこうしたほうがいい」と思いつくことがありますよ。

校正とは

校正とは、1つ前の段階と現段階を比較して文字や文章の誤りを正すことです。

作業の内容は、推敲と似ています。

しかし、大きな違いは自分ではなく他人にしてもらうということ。

他人に校正してもらうことで、自分では気づかない間違いを指摘してもらえます。

また、役に立つ記事になっているのかを客観的に判断してもらうことも可能です。

推敲だけで完了せず、必ず校正をしてもらいましょう。

校正してくれる便利ツール

校正は、校正の経験がある人にお願いすることがベストといえます。

なぜなら、作業がスムーズですし指摘が的確だからです。

しかし、「校正をお願いする人が見つからない」という人も多いはず。

そういう人のために、校正をしてくれる便利なツールを紹介します。

それは、『日本語校正サポート』です。

日本語校正サポートなら無料で使えますし、簡単に誤字脱字のチェックができます。

また、文字数をカウントする機能もあるので、文字数に制限のある記事執筆の際に活用できますよ。

使い方は次のとおりです。

  1. 日本語校正サポート』にアクセス
  2. 『ここに文章を入力します。』と書かれた蘭に文章をコピペする
  3. 『日本語チェック』をクリック

上記の作業で簡単にチェックできますよ。

校正をお願いする人がいなくて困っている人は、『日本語校正サポート』を利用してくださいね。

タイトルを作成する

記事が完成したら、タイトルを作成しましょう。

このタイミングでタイトルを作成することには、理由があります。

それは、記事のタイトルは商品のキャッチコピーと同じ役割があるからです。

キャッチコピーとは、ある商品の認知度を上げるためのもの。

そのため、1文を読むだけでその商品に興味が湧くような文章でなければいけません。

記事のタイトルもそのキャッチコピーと同じです。

タイトルを読んだだけで、その記事に「何が書いてあって読んだらどうなるのか」がわかるような一文が必要になります。

このような理由により、記事全文を把握した上でタイトルを考える必要があるのです。

ここでは、タイトルを作成するときに意識する点を解説します。

  • キーワードを含める
  • キーワードをなるべく左寄せにする
  • 文字数は28〜32文字にする

また、SEOに強いタイトルの作り方は『【キーワードと文字数も解説】SEO対策!タイトル(title)を最適化させるコツ』でも解説していますので、参考にしてください。

キーワードを含める

タイトルには、狙っているキーワードを必ず含めましょう。

その理由は次の2つです。

  • 記事の内容を検索エンジンに伝えるため
  • ユーザーに「この記事がユーザーの検索意図にマッチしていること」を伝えるため

上記のように、検索エンジンにもユーザーにも「この記事がキーワードに関連した内容であること」を伝える必要があります。

タイトルを考えるときは、キーワードを含めるようにしてくださいね。

なお、キーワードの選び方に関しては『SEO初心者必見!キーワード選定を無料で行う方法|便利なツールもご紹介』で紹介しています。

キーワードをなるべく左寄せにする

キーワードはなるべく左寄せに書いてください。

タイトルの左のほうにキーワードが入るように工夫する必要があります。

なぜかというと、Web記事のユーザーは本文と同じようにタイトルも流し読みをする傾向にあるからです。

事実、検索エンジンで検索して記事を探している人は、タイトルをサッと読んで『自分の知りたい情報』が書かれているのかを判断しています。

タイトルは左から読むので、なるべく左のほうにキーワードを入れておかないと気づいてもらえない可能性があるということです。

このように、キーワードはなるべく左のほうに入れるようにしましょう。

文字数は28〜32文字にする

タイトルの文字数は、28〜32文字にする必要があります。

検索エンジンの検索結果表示欄では、28〜32文字にしないと全文が表示されないからです。

もともと、検索エンジンのタイトル表示欄は28文字まででした。

しかし、近年では32文字でも表示されるケースがあります。

そのため28〜32文字と解説していますよ。

しかしながら、確実に全文表示されるのは28文字です。

不安な人は、タイトルが28文字に収まるように考えましょう。

WordPressへの投稿および装飾

WordPressとは、ホームページやブログを簡単に作ることができるシステムのことです。

記事が完成しタイトルも決まったら、Wordpressもしくは無料ブログに記事を投稿します。

そして投稿する際には、以下のような装飾を施しましょう。

  • マーカー
  • 太文字
  • グラフや表の添付
  • 画像の張り付け
  • リンク設置

なぜ装飾をするのかというと、文章を読みやすくするためです。

文字ばかりの記事では、ユーザーが読むことに疲れてしまって最後まで読んでもらえない可能性があります。

ユーザーが適度に休憩できるように、画像やグラフなどを間に挟んで記事を装飾するようにしましょう。

通常HTMLというコードを勉強しないと、ホームページなどの作成はむずかしいといえます。

しかし、WordPressならそのホームページをMicrosoftのWordに文章を書いたり写真を貼り付けたりするような感覚で記事を作成できるのが特徴です。

また、無料で使えることもあり世界中で多くの人が利用していますよ。

画像作成ツール

画像を作成するために便利な無料ツールを紹介します。

それは、『CANVA』です。

CANVAなら、無料で使えますし画像サイズもカスタマイズできて便利ですよ。

また、経験のない人でも簡単にオリジナルの画像が作成できます。

オリジナルの画像を作成してみたいという人はCANVAで作成してみてくださいね。

フリー素材サイト

「オリジナルの画像を作るのは苦手だなあ」という人はフリー素材のサイトを利用してみましょう。

フリー素材のサイトであれば、自分が気に入った画像を使うことができますよ。

ただし、フリー素材といっても作者が存在する画像です。

引用元の表記は必ず行いましょう。

ここでは、おすすめのフリー素材サイトを紹介します。

・『Unsplash(アンスプラッシュ)
・『Pixabay(ピクサベイ)
・『undraw(アンドロー)

上記のサイトなら、無料でお好みの画像やイラストを利用できますよ。

フリー素材を使ってみたいという人は、参考にしてくださいね。

上位表示させる構成を作るコツ

記事の構成を作成するために気をつけることがあります。

記事の構成を作る際のポイントは、次の7つです。

  1. 1記事1キーワード
  2. キーワードに関連性のある言葉を使う
  3. ユーザーのニーズを考える
  4. オリジナルの要素を盛り込む
  5. 見出しや本文にキーワードを入れる
  6. 記事の内容がわかりやすい見出しを付ける
  7. 1つの見出しに伝えることは1つ

1記事1キーワード

SEOに強い記事を作成するためには、『1記事1キーワード』にする必要があります。

キーワードが複数あると、1つのキーワードに対して関連性の薄い記事ができてしまうからです。

キーワードが幾つも存在する記事は「あれも、これも、それも……」と欲張りになってしまい1つの内容ではなく複数の内容が存在する記事になってしまいます。

このような乱雑な記事は、キーワードとの関連性が薄い記事になってしまいますよね。

この関連性の薄い記事は、Googleが判断しづらくなってしまうためSEOで評価を下げます。

SEOに強い記事を書くために、1記事1キーワードで記事を作成しましょう。

キーワードに関連性のある言葉を使う

SEOで評価を高めるために、記事で使う言葉はキーワードに関連のある言葉を使いましょう。

その理由は、SEOに評価してもらうには関連性のある言葉を使うことが重要だからです。

このことはGoogleのスターターガイドに書かれています。

ユーザーの検索行動に関連性のある言葉を使うことが重要です。(中略)検索行動におけるこのような多様性を想定しながらコンテンツを作成する(キーワードを効果的に織り交ぜた文章を使う)と、良い結果が得られるでしょう。

検索エンジン最適化スターターガイド2021年8月10日閲覧

このように、キーワードに関連性のある言葉を使うとSEO的に良い結果が得られます。

記事を書くときは、キーワードに関連性のある言葉を使って書きましょう。

ユーザーのニーズを考える

ユーザーの役に立つ記事を書くためには、ユーザーのニーズを考える必要があります。

ユーザーは何かしらの悩みを抱えて、検索エンジンで解決記事を探しているからです。

事実、検索エンジンで記事を探しているときは何か知りたいことがあるときですよね。

このように、ユーザーが「どんな悩みを持って記事を探しているのか」を考えることでより良いお役立ち記事が書けるといえます。

記事構成を作る段階から、ユーザーのニーズを考える必要があるのです。

役に立つ記事が評価される理由

SEOで評価される記事は、ユーザーの役に立つ記事になります。

これは、Googleの企業理念が理由です。

『Googleが掲げる10の事実』の1番はじめには次のような文章が書かれています。

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる

Googleが掲げる10の事実2021年8月10日閲覧

このように、Googleはユーザーのための検索サイトを運営しています。

そのため、Googleはユーザーに役の立つ記事を評価するのです。

オリジナルの要素を盛り込む

記事構成を作る際に、オリジナルの要素を盛り込む必要があります。

これは、Googleがサイトのオリジナリティを評価するからです。

事実、Googleのホームページには次のように書かれています。

「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります」

Googleウェブマスター向け公式ブログ|日本語検索の品質向上に向けて2021年8月10日閲覧

このように、オリジナリティのあるサイトはGoogleで評価されます。

記事構成の段階でオリジナリティを盛り込んでおけば、独自性のある記事が書けますよ。

オリジナリティのある記事作成を心がけましょう。

見出しや本文にキーワードを入れる

タイトル作成のときにも解説しましたが、見出しや記事本文にもキーワードを入れましょう。

理由は、検索エンジンのクローラーが記事を認識しやすくなるからです。

しかし、認識しやすくなるからといって無意味にキーワードを入れ込むことは逆に評価を下げることにつながります。

このことはGoogleのガイドラインにも書かれていますよ。

『キーワードの乱用』とは、Google の検索結果でのサイトのランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。(中略)ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザーの利便性が低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります

Google検索セントラル|無関係なキーワード2021年8月10日閲覧

このように、キーワードの乱用はGoogleのガイドラインで禁止されています。

キーワードを記事に盛り込むことは大切ですが、無意味に乱用することはやめましょう。

記事の内容がわかりやすい見出しを付ける

見出しを作成するときは、記事の内容がわかるような見出しをつけましょう。

見出しには重要な役割が2つあるからです。

その役割について次の項目で解説します。

  • ユーザビリティを高める
  • クローラビリティを高める

ユーザビリティを高める

見出しには、この記事には何が書かれているのかをユーザーに伝える役割があります。

その訳は、見出しで記事の内容を伝えることでユーザーは情報のありかを探しやすくなるからです。

記事を読み進める前に見出しで内容を確認するユーザーが多くなっています。

Web記事は縦長の記事が多く、自分が知りたい情報が書かれているのか手っ取り早く見極めたいからですね。

このように、見出しにはユーザビリティを高める効果があります。

見出しを作成する際は、ユーザビリティを意識して作成しましょう。

クローラビリティを高める

見出しには、検索エンジンのクローラーに機械的に認識させる役割があります。

どうして見出しを認識させるのか、それは見出しが構造的で読みやすい記事になっているかを判断してもらうためです。

見出しタグをつけることで、クローラーは見出しであることを認識します。

この見出しを設置して「記事全体が構造的でわかりやすく整備されているのか」も検索エンジンの評価対象となっているのです。

このように、クローラビリティを高めるためにも見出しは必要になります。

見出しに正しいタグを付けて、クローラーにしっかりと認識してもらいましょう。

1つの見出しに伝えることは1つ

見出しを作成するときに気をつけることは、1つの見出しに伝えることが1つになるようにすることです。

1つの見出しに伝えたい内容が複数にならないようにしましょう。

1つの見出しに1つの内容にしなければ、わかりにくい文章になるからです。

Web記事は流し読みされやすい記事といえます。

仮に1つの見出しに複数の内容があると、読んでいる途中でわかりづらくなり離脱してしまいますよね。

わかりやすい記事にするためには、1つの見出しに1つの内容にする必要があります。

読みやすくてわかりやすい記事を書くには、この『1つの見出しに伝えたいことは1つ』を徹底するようにしましょう。

もし、文章が長くなったり内容がズレそうになったりしたら、『小見出し』を追加して見出しを分けるようにすることがおすすめですよ。

まとめ|SEOに強い記事の作り方にはコツがある

この記事を読んで記事構成の重要性がわかりましたね。

もしもSEOに強い記事を書きたいのであれば、ユーザーの検索意図を深掘りして記事構成を作りましょう。

記事で解説したようにユーザーファーストの記事構成ができていれば、SEOに強い記事がスムーズに執筆できるからです。

実際に、記事構成を作成する段階でユーザーに役立つ記事を意識して作れば、記事を書くときに自然とユーザーの役に立つ記事が出来上がります。

このことからSEOに強い記事を書きたいのであれば、ユーザーの検索意図を考慮した記事構成を作成することがおすすめですよ。

参考にしてくださいね。

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