「新しい記事を書きたいけど、何を書けばいいのかわからないな」
「みんなが読みたいのはどんな内容の記事なのかな」
あなたが記事を書くとき、このように感じたことはありませんか?
せっかく新しい記事を書くのなら、みんなが読みたい内容の記事を書きたいですよね。
できることなら一人でも多くの人に記事を読んでもらいたいと思う人もいるでしょう。
そんなときはサジェストを活用するのがおすすめ!
詳しくは後述しますが、サジェストとは簡単にいうと検索欄にキーワードを打ったとき表示される検索候補のこと。
このサジェストを使うことで、どんな記事が読者から求められているのかがわかりますよ!
なぜならサジェストは読者のニーズが高いキーワードを表示するからです!
実際にGoogleのサジェストにはユーザーのニーズが高いキーワードが反映されています。
このことから記事の内容に悩んだときは、サジェストを参考にするのがおすすめですよ!
そこでこの記事ではサジェストの仕組みや活用の仕方をご紹介します。
みんなが読みたい内容を知りたい方はぜひこの記事をチェックしてくださいね!
Googleサジェストキーワードの仕組みを解説
まずは、以下3つのポイントからサジェストについて学んでいきましょう。
- サジェストって何?
- サジェストの仕組み
- ユーザーのニーズがわかる
サジェストって何?
サジェストとは、Googleの検索窓に調べたいキーワードを入力すると出てくる検索候補のことです。
Googleではオートオンプリート機能と呼ばれており、調べたいキーワードを最後まで入力しなくても、検索する内容を予測して表示してくれます。
実際にGoogleで『京都』と入力すると『京都 天気』『京都 食べ物』と検索候補が表示されました。
このように、検索したいキーワードを打つと出てくる候補のことをサジェストといいます。
サジェストの仕組み
サジェストが表示される基準を1つずつご紹介しますね。
- 検索される回数
- 検索場所
- 検索履歴
- そのときの人気ワード
検索される回数
サジェストには検索された回数(検索ボリューム)が大きく関わります。
なぜなら検索回数の多いキーワードは、それだけユーザーに求められている情報なのだとGoogleが判断するからです。
たとえば、興味のないキーワードがサジェストに表示されても、ほとんどの場合クリックされることはありません。
ユーザーは使えないサジェストばかり表示するGoogleを使わなくなってしまいます。
そのため、Googleはニーズの高いキーワードを表示しようとするのです。
だからこそ、検索回数が多いキーワードほどサジェストに表示されるのです。
検索場所
Googleはユーザーに合った情報を表示するため、サジェストに検索場所や検索言語を反映しています。
なぜかというと、検索する場所や言語によってユーザーの求める情報が変わるからです。
たとえば、東京で飲食店を探しているユーザーがGoogleにて『ランチ』と検索したとします。
そのときの検索候補に『ランチ 大阪』『ランチ イタリア』と表示されても、役に立ちませんよね。
言語についても同じです。
日本語を使っているユーザーが検索したとき、英語やフランス語の記事を表示されても困りますよね。
そのため、Googleサジェストはユーザーの検索場所や検索言語を反映しているのです。
検索履歴
Googleは過去に検索したことのあるキーワードをサジェスト上位に表示します。
その理由は、調べたことのあるキーワードはユーザー興味を持っている内容だとGoogleが判断するからです。
実際に、『バナナダイエット』と検索してから『ダイエット』を検索すると、『ダイエット バナナ』『ダイエット 朝ごはん バナナ』と表示されました。
『ダイエット』のみ検索した場合は『ダイエット 食事』『ダイエット 運動』『ダイエット 簡単』とサジェストが表示されました。
このように、Googleはユーザーの検索履歴も反映してサジェストを表示しているのです。
そのときの人気ワード
トレンドになっているキーワードもサジェスト上位に表示されます。
なぜなら、トレンドのキーワードは検索回数が急激に増加するため、Googleから注目度が高いと判断されるからです。
現に、Google公式サイトにはこのように記載されています。
・クエリの言語
Google検索ヘルプ|Googleオートコンプリートの仕組み(最終閲覧日2021年8月3日)
・クエリが実行される場所
・クエリで注目を集めている関心事
・ユーザーの過去の検索
オートコンプリートでは、上記の要因により、特定の場所または時間に適合する最も有用な予測(ニュース速報など)を表示することが可能になります。
このことから、トレンドのキーワードもサジェストの上位に表示されるのです。
ユーザーのニーズがわかる
サジェストを見ると、ユーザーが求めている情報を知ることができます。
なぜならサジェストは多くのユーザーが検索している情報だからです。
たとえば、Googleにて『音楽』と検索すると、『音楽ランキング』『音楽アプリ』とサジェストが表示されました。
このサジェストをみると、音楽のランキングやアプリについてたくさん検索されているとわかりますよね。
このように、サジェストを活用することでユーザーの求めている情報を知ることができるのです!
とはいえ、いちいち検索窓でサジェストを調べるのには非常に時間がかかります。
「手っ取り早く検索したい…」と思う方も多いはず。
そこで活用していただきたいのが、簡単にサンジェストを調べることができる『サジェストツール』※です。
※サジェストツールとは、Googleのサジェストを一括取得できるツールのこと。
おすすめのサジェストツールをご紹介しますので、ぜひ活用してくださいね!
サジェストを無料で一括取得できるツール
ここでは、無料で使えるサジェストツールをご紹介します。
- ラッコサジェスト
- goodkeyword
- グーグルサジェスト
ラッコサジェスト
ラッコサジェストとは『ラッコキーワード』といい、サジェストツールの中でも定番といわれています。
ラッコキーワードが人気な理由は、サジェストを取得できる検索エンジンが豊富な点。
さまざまな検索エンジンのサジェストを取得することで、多くのユーザーに対応できるからです。
現在のラッコキーワードが対応している検索エンジンは以下のとおりです。
Googleサジェスト、Bingサジェスト、Youtubeサジェスト、Google動画サジェスト、Google画像サジェスト、Googleショッピングサジェスト、楽天サジェスト、Amazonサジェスト、Yahoo!知恵袋、教えて!goo、Googleトレンド、共起語、ニュース/話題の記事、周辺語・連想語、類語・同義語、ラッコM&A(売り出し中サイト)、中古ドメイン販売屋さん(販売中ドメイン)
ラッコキーワード|よくある質問|ラッコキーワードとは?(最終閲覧日2021年8月3日)
このように、さまざまな検索エンジンのサジェストを取得できるため、Google以外のユーザーにも対応ができます。
ラッコキーワードの使い方
ラッコキーワードの使い方をご紹介します。
- ラッコキーワードにアクセスする。
- 新規会員登録をクリック。
- メールアドレスを入力する。
- 登録ボタンをクリック。
- 届いたメール内のURLから登録完了画面へ。
- 検索窓にキーワードを入力。
- サジェストキーワードが一覧で表示される。(あいうえお順に10ワードずつ表示)
簡単な手順で使えるので、初めての方にもおすすめです。
ぜひ活用してくださいね!
goodkeyword
goodkeywordも簡単にサジェストを取得できるツールとして人気でしたが、2020年11月にラッコキーワードに吸収合併されました。
goodkeywordは、2012年5月30日に公開し、2020年11月11日にラッコキーワードへ吸収合併を果たしました。
ラッコキーワード|goodkeywordは天寿を全うしました(最終閲覧日2021年8月3日)
現在は、使用できないので注意してくださいね。
グーグルサジェスト
グーグルサジェストは、取得したデータをCSVでダウンロードできるのが特徴です。
CSVでダウンロードできれば、Excelで表示することが可能なため、データを管理しやすくなりますよ。
たとえば1つのキーワードにつき、あいうえお順で10ワード表示ですと、全部で500ワード表示されます。
さらにその他のキーワードも調べる場合、膨大な量のデータ管理をする必要があり、とても大変ですよね。
CSVデータをExcelやGoogleスプレッドシートに取り込めば、表やフィルター機能を使って検索エンジンやキーワードごとに簡単に管理することができます。
そのため、グーグルサジェストはデータ管理しやすいツールなのです。
クーグルサジェストの使い方
グーグルサジェストの使い方は以下のとおりです。
1.グーグルサジェストキーワード一括DLツールへアクセスする。
2.検索窓にキーワードを入力する。(会員登録なしの場合、検索は1日1回まで)
3.データが表示されたら『CSV取得』をクリック。
こちらのツールもとても簡単に使えます。
サジェストデータをExcelで管理したい方はぜひ活用してくださいね。
SEO対策に活用!有料のサジェストツール
ここでは、有料のサジェストツールをご紹介します。
- Ahrefs(エイチレフス)
- SEMラッシュ
- ウーバーサジェスト
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsとは、被リンク分析が強みの、人気の高いサジェストツールです。
なぜなら、使える機能が以下のように豊富だからです。
- サイトエクスプローラー(ドメインやURL単位でSEO調査ができる機能)
- コンテンツエクスプローラー(キーワードに関するSNSのシェア数を確認できる機能)
- キーワードエクスプローラー(検索ボリュームや難易度を調べる機能)
- 総合ドメイン比較(競合サイトの被りリンクデータを比較できる機能)
- ランクトラッカー(キーワードの検索順位が確認できる機能)
これだけの機能をそろえているのですから、人気があるのもうなずけますよね。
しかし、こんなにたくさんの機能を使いこなせるか心配な方もいるはず。
そんな方はまず、初心者でも比較的使いやすい機能である『キーワードエクスプローラー』を使ってみてください。
キーワードエクスプローラーを使って、サジェストに関わりのある『検索ボリューム』を調べてみましょう!
使い方に関しては、次で解説しますね。
キーワードエクスプローラーの使い方
キーワードエクスプローラーでの検索ボリュームの確認方法です。
- Ahrefsのログイン画面にアクセスする。
- 『キーワードエクスプローラー』をクリック。
- キーワードを入力する。
- 地域にJapanを選択する。
- 虫眼鏡マークで検索する。
- 検索結果が表示される。
キーワードの検索ボリュームを調べたいときはぜひ使ってみてくださいね。
SEMラッシュ
SEMラッシュはオールインワンで競合分析ができるツールとして有名です。
SEMラッシュにはKeyword Magic Toolというキーワード調査機能があり、ボリューム検索やトピックごとにキーワードをグルーピングできます。
Keyword Magic Toolの使い方
Keyword Magic Toolの使い方は以下のとおりです。
- SEMラッシュにログインする。
- 左端ダッシュボードよりKeyword Magic Toolを選択する。
- 検索窓にてキーワードを検索する。
- 詳細設定にて絞り込む。
- グループ化されたキーワード郡から選択する。
- 条件に合うキーワードリストが表示される。
使い方の手順は以上です。
キーワードがグループ化されるところが特徴ですね。
気になる方はぜひ試してみてください。
ウーバーサジェスト
ウーバーサジェストとはサジェストキーワードの検索ツールです。
ウーバーサジェストでは以下4つの項目を知ることができます。
- 検索ボリューム(検索回数を表す)
- SEO難易度(キーワードの競合性を表す)
- 有料難易度(広告を使ったときの競合性を表す)
- クリック単価(グーグル広告のクリック単価)
検索ボリュームだけでなく、難易度やクリック単価をチェックできるところが魅力ですね。
では、実際の使い方を確認してみましょう。
Ubersuggestの使い方
Ubersuggestの使い方は以下のとおりです。
- Ubersuggestにログインする。
- 検索窓にキーワードを入力する。
- 言語を選択する。(日本語)
- 検索ボタンを押す。
こちらも簡単に検索することが可能です。
検索ボリュームだけでなく、難易度やクリック単位も参考にしたい方はぜひチェックしてくださいね!
取得したサジェストを記事に組み込む方法
サジェストをもとに、ニーズにあった記事のテーマを決めることができます。
なぜなら、サジェストはユーザーが求めるキーワードを反映しているからです。
たとえば、『旅行』についての記事を書くとしましょう。
旅行だけではアバウトすぎるので、旅行の何について書くのかを決めなければいけません。
そこで、サジェストを使います。
旅行で検索をかけると『旅行 国内』『旅行 温泉』が表示されました。
この結果から、国内や温泉旅行についての関心が高いことがわかります。
よって、おすすめの国内旅行や温泉スポットの記事を書けばユーザーのニーズにあうとわかりました。
このように、サジェストは記事のテーマ決定に活用することができるのです。
サジェストを活用しながら、実際に記事を書いてみてくださいね。
記事テーマ決定の手順
記事テーマを決める手順は以下のとおりです。
- 自分の書きたいキーワードを決める
- キーワードのサジェストを調べる
- 検索窓にて手動で検索
- サジェストツールにて検索
- サジェストの結果をふまえて記事の内容を決定する
サジェストを活用してニーズにあった記事のテーマを選んでくださいね。
Googleでありがちなサジェスト汚染にご注意
サジェストについて理解を深めたら、サジェスト汚染についても学んでおきましょう。
- サジェスト汚染とは?
- 解決方法
サジェスト汚染とは?
サジェスト汚染※されてしまうと、サイトへのアクセスの減少やイメージダウンになる可能性があります。
※サジェスト汚染とはサジェストのキーワードにネガティブなものばかり表示されてしまうこと。
ネガティブなキーワードが表示されるため、ユーザーに悪い印象を与えるからです。
たとえば『〇〇株式会社』と検索をかけたとします。
このときのサジェストに『〇〇株式会社 ブラック』『パワハラ』『残業』とネガティブなキーワードばかり表示されると、内容をみていないのに悪い印象をもちますよね。
このように、サジェスト汚染されてしまうとユーザーからのイメージダウンにつながります。
できるだけサジェスト汚染は起こしたくないですが、万が一、起きてしまった場合も解決方法があるのでご安心ください!
サジェスト汚染の解決方法
サジェスト汚染のもとになるキーワードはGoogleの公式サイトにて削除申請が可能です。
法律に違反しているものは削除の対象になるからです。
実際に、Googleには以下のような『オートコンプリートポリシー』が設定されています。
オートコンプリートを誰もが便利に使えるように、Google は Google 検索の全般的なポリシーに違反する次のような予測を防ぐシステムを用意しています。
・危険なコンテンツ
Google検索ヘルプ|Googleのオートコンプリートの予測の仕組み(最終閲覧日2021年7月3日)
・中傷にあたるコンテンツ
・ヘイトコンテンツ
・露骨な性表現を含むコンテンツ
・テロに関するコンテンツ
・暴力や流血
・下品な言葉や冒とく表現
このように、Googleのオートコンプリートポリシーに反する内容であるときはサジェストの削除申請ができます。
サジェストの削除申請方法
ここではGoogleサジェストの削除申請方法をご紹介しますね。
- Google公式ホームページ『法律に基づく削除に関する他の問題を削除する』を開く。
- 個人や企業の基本情報を入力。
- 『コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード』を入力。(〇〇株式会社など)
- 『検索キーワードの入力中に表示されて、不適切とお考えのキーワード』を入力。(ブラック、パワハラなど)
- 『権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国』を設定。(日本)
- 『ご自身の国で適用される法律に従いその検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください』を入力。
- デジタル署名をして送信をクリック。
以上が、Googleサジェストの削除申請方法です。
もしもサジェスト汚染が起きてしまったら、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ|サジェストキーワードでSEO対策しよう
この記事を読んでGoogleサジェストの仕組みや様々なツールの使い方、記事への活用方法がわかりましたね。
もしも新しい記事のテーマに悩んでいるのであれば、サジェストを活用するのがおすすめですよ。
記事で説明したように、ユーザーのニーズにあったキーワードを知ることができるからです。
実際にGoogleのサジェストにも検索場所、検索履歴が反映されたサジェストが表示されていましたよね。
このことから記事のテーマを決定するときにはサジェストをチャックするのがおすすめですよ。
参考にしてくださいね。