「クラウドワークスではプロフィールの作成・登録・編集が大事だと聞いたけど、なんでだろう?」
「プロフィールの作成方法がよくわからないな」
在宅ワークが普及しクラウドワークスで働く人が多くなりましたが、働き始めにこのように思う人もいるハズ。
詳しくは後述致しますが、プロフィールを作成すべき理由は主に以下の3つです。
- 自分のスキルをPRできる
- 経歴をPRできる
- 人生背景を書くことで好印象を与えやすい
要するに書かない場合に比べて、採用者に対して自信をPRできるというわけです。
クラウドワークスにおけるプロフィールは、現実世界で言うと履歴書・職務経歴書みたいなもの。
したがって必ず書くようにしましょう。
そこでこの記事では、プロフィールを作成・登録・編集すべき理由だけでなく、上手な書き方・注意点・作成後の流れをご紹介いたします。
この記事を読み終える頃には、プロフィールを活用して仕事の受注率を上げられるようになるでしょう。
クラウドワークスではプロフィールを設定すべき理由
プロフィールは、以下のような役割や効果があります。
- 自分のスキルをPRできる
- 経歴をPRできる
- 人生背景を書くことで好印象を与えやすい
自分のスキルをPRできる
得意分野やジャンル、資格などをアピールすることは大切となります。
クライアントが仕事を依頼する際に、目を留める項目のためです。
たとえば、以下の2つを比べてみましょう。
- 得意分野やジャンルは、健康、美容です
- 得意分野やジャンルはとくにありません
この場合、健康や美容の仕事を依頼したいクライアントは、前者を優先するでしょう。
また、それに関する資格を有している場合はプロフィールに記載するのがよいです。
クライアントは、その分野において十分な知識を持っていると判断し、仕事を依頼する確率があがります。
加えて、自己PRは冒頭より180字以内に、伝えたい内容をまとめるのがおすすめです。
クライアントがワーカーを検索した際に、検索結果に冒頭の180字が表示されるためです。
このように、プロフィールは自分のスキルをアピールできる場所となります。
その結果、仕事を受注しやすくなるでしょう。
経歴をPRできる
プロフィールは、経歴をアピールできる場ともなります。
クライアントは、仕事内容に関する経験があるワーカーを優先的に探すためです。
以下の2点をプロフィールに記載するのがよいです。
- これまでどのような仕事をしてきたか
- 現在はどのような仕事をしているか
これまでの仕事の経歴とは、バイトや前職の経歴を含みます。
そこで培った経験や知識を必要とするクライアントも存在するためです。
また、クラウドソーシングを副業で行っている方は、現在の仕事に関しても記載するのがよいです。
このように、プロフィールに経歴を載せることも、十分なアピールポイントとなります。
その結果、仕事の受注がしやすくなるだけでなく、思いがけない依頼の可能性もあるでしょう。
人生背景を書くことで好印象を与えやすい
人生背景をプロフィールに載せることは、クライアントに好印象を与えます。
クラウドソーシングによる仕事は、相手の人柄や背景を知ることが困難なためです。
これは、仕事を依頼する立場のクライアントにとって不安材料となります。
以下のような内容を記載しましょう。
- 趣味
- 現在取り組んでいること
- これから取り組みたいことやビジョン
これらを組み合わせてストーリーにするのがよいです。
ポイントは下表のように、過去、現在、そして未来を意識することです。
【人生背景の例】
対象 | 具体例 |
---|---|
過去 | 10年間、建設会社で電気工事士をしていました。 電気を扱う仕事は感電事故の危険を伴います。 安全に作業することを心がけていました。 |
現在 | 工事士を続け副業でライティングをしています。 |
未来 | 電気工事の際に体を痛めた経験がきっかけとなり、デスクワークに転職しようと思いました。 将来はライターを本業にしたいと考えています。 |
このように、自身の人生背景を開示することにより、人柄を知ることもできるため、共感を得やすくなります。
すなわち、クライアントに好印象を与えることが可能です。
また、安心できる要素ともなるでしょう。
その結果、クライアントは安心して発注できるため、ワーカーは仕事の受注がしやすくなるといえます。
クラウドワークスでプロフィールを作成する方法
クラウドワークスでプロフィールを作成するには、以下のような設定をする必要があります。
- 画面右上の自分のアカウント名をクリック
- 『プロフィールを編集』をクリック
- ワーカー情報編集を設定
- スキル登録・スキル検定を設定
- ポートフォリオ・経歴登録を設定
- NDA(秘密保持契約)を設定
- 基本情報編集を設定
- 本人確認書類の提出
画面右上の自分のアカウント名をクリック
TOPページの画面右上にあるアカウント名をクリックしましょう。
ここで、プロフィールの編集や自分の公開ページを確認することができます。
新たに表示された項目をクリックすることにより、それぞれ専用のページにアクセスすることが可能です。
まずは、自分のアカウント名をクリックして、プロフィールの編集を表示させましょう。
『プロフィールを編集』をクリック
クラウドワークスでプロフィール編集をおこなう場合は、ページの右上にある名前(アカウント名)をクリックします。
この時に表示される『プロフィール編集』をクリックすることにより、編集することが可能です。
ここで注意したことが1点あります。
それは、アプリではプロフィールの編集ができないことです。
プロフィールの編集をおこなう場合は、PCサイトかスマートフォンサイトで接続して、TOPページの右上からプロフィールの編集を行いましょう。
croudworks|プロフィールの編集方法(2022年5月4日)
そのため、PCサイトかスマートフォンサイトを利用して、プロフィールの編集をおこなう必要があります。
ワーカー情報編集を設定
ワーカー情報の編集では、以下のような項目を設定することができます。
- 職種
- 仕事カテゴリ
- ステータス
- 稼働可能時間/週
- 時間単価
- 自己PR
職種や仕事カテゴリは、受注したい項目を選択するのがよいです。
また、仕事カテゴリでは、自身ができることを複数設定することが可能となります。
できる限り多く設定するようにしましょう。
自身が仕事を請け負える状態かを設定するステータスでは、基本的に対応可能で設定します。
稼働時間/週の項目は、自身が活動可能な時間の目安を記載してください。
時間単価は、下限の設定のみをすることができます。
あくまで目安となりますので、1,000円と入力しておきましょう。
重要な項目は自己PRとなります。
以下を意識するのがよいです。
- 自己PRは冒頭の180文字が最も大切
- クライアントが求めるキーワードを盛り込む
- アルファベットとかな表記はどちらも記載
- 初心者アピールはしない
冒頭180文字が大切な理由は、検索表示されるのが冒頭の180文字までなためです。
伝えたい情報を端的にまとめ、冒頭の180文字に記載しましょう。
検索エンジンの都合上、アルファベットとかな文字は同一として扱われていません。
そのため、crowdworks・クラウドワークスのようにどちらも記載するのがよいです。
また、初心者アピールは仕事の依頼が減る要因となるため、おすすめしません。
スキル登録・スキル検定を設定
スキルを設定することは非常に有効となります。
仕事を受注する際に武器となるためです。
たとえば、食品安全衛生責任者のような資格となりますが、一見するとクラウドソーシングでは活躍しないもののように感じるでしょう。
しかし、食品の取り扱いに関する基本的な知識を持っていることを示すこの資格は、そのような内容の記事を執筆してほしいクライアントの目にとまります。
つまり、どのような資格もクライアントの目にとまる要素になる可能性があります。
したがって、仕事を受注するのに、資格情報を記載することは大変有用といえます。
資格を保有していない場合は、得意分野を記載しましょう。
WordやExcelなどの基本操作ができるなど、基本的なことであっても、必要とするクライアントは存在します。
また、クラウドワークスでは、新たにスキルを獲得するサポート『クラウドカレッジ』もおこっています。
これを利用して、新たにスキルを取得することもおすすめです。
たとえば、WEBライターのスキルを身につけるコースがあります。
29,700円で5週間の講習を受けることにより、WEBライターとして自立して活動できるようにサポートするのが目的です。
このように、ゼロからスキルを獲得するためのサポートを利用して、新たなスキルを身につけることが可能となります。
仕事を受注するうえで、スキルのアピールは大切です。
資格やスキルはしっかりと設定しましょう。
ポートフォリオ・経歴登録を設定
今までしてきた仕事やプロジェクトの実績をアピールする項目です。
登録されたポートフォリオ・経歴登録をチェックすることで、クライアントはワーカーの経験を知ることができます。
ライターとしての経験がある方は、掲載サイトやブログのURLを記載することにより、クライアントの目にとまります。
クラウドソーシングを初めて登録した方は、ポートフォリオや経歴の登録は悩まされるポイントとなるでしょう。
しかし、受注したい仕事内容と異なる経歴であっても、これまでの経歴を記載することがおすすめです。
クライアントの安心材料になるためです。
クラウドソーシングは基本的に、顔や姿を見ることができません。
そのため、情報がしっかりと記載してあることは、安心できる唯一の要素です。
したがって、実績がない初心者であっても、これまでの経歴を記載することは非常に大切なこととなります。
また、思いがけない仕事の依頼にも繋がりますので、ポートフォリオや経歴もしっかりと設定しましょう。
NDA(秘密保持契約)を設定
NDA(秘密保持契約)を設定することは、仕事の幅を広げます。
以下のような効果があるためです。
クラウドワークスとNDAを締結することで、非公開オプションよりもさらに機密性の高い「NDAオプション」が付与された仕事の受注を行えるようになります。
crowdworks|CWと締結するNDA(秘密保持契約)とは(2022年5月4日)
NDAを設定することにより、クライアントが安心して仕事を依頼できる目安となります。
そもそもクライアントがクラウドソーシングで仕事を依頼する際、情報の漏洩が不安材料となります。
一度もあったことのない人に仕事を任せるわけですから、いきなりワーカーのことを信用するのは無理がありますよね。
そういった不安を解消するために、クラウドワークスにはNDAの設定があるわけです。
したがって案件に応募する前にNDAの設定を行い、クライアントの不安を解消しやすくしましょう。
そうすればこちらに対する信頼性が向上し、仕事を受注できる確率が上がります。
基本情報編集を設定
クラウドワークスでは、以下の基本情報を登録することができます。
【基本情報と各設定】
項目 | 必須/任意 | 公開/非公開 |
---|---|---|
個人/法人 | 必須 | 公開 |
氏名/会社名 | 必須 | 非公開 |
表示名(アカウント名) | 任意 | 公開 |
プロフィール画像 | 任意 | 公開 |
性別 | 必須 | 公開 |
住所や郵便番号 | 必須 | 非公開 |
電話番号やFAX番号 | 任意 | 非公開 |
クラウドワークスの登録において、個人情報のほとんどは必須情報となります。
しかし、多くの個人情報はクライアントや閲覧者には非公開となっているため、安心してクラウドソーシングを利用できるでしょう。
ここで閲覧者と表現したのは、クラウドワークスの会員以外も閲覧することが可能なためです。
そもそもクラウドワークスのプロフィールに関しては、みんなのお仕事相談所にて以下のように記載されています。
プロフィールは、同じ受注者や、登録してない人からも見られます。
crowdworks|プロフィールについて(2022年5月4日)
このように、プロフィールは、クラウドワークスの登録を行っていないユーザーや同じ受注者(ワーカー)も閲覧ができます。
他の受注者のプロフィールを参考に、自身のプロフィールをつくるのもよいでしょう。
また、以下のいずれかの項目を変更する場合は、注意が必要です。
- 氏名/会社名
- 住所
これらを変更する場合、『本人確認済み』の状態は取り消されます。
性別の設定は、上表で必須としましたが、回答しないを選択することが可能です。
このように、クラウドワークスは基本情報として、個人情報が必要となります。
本人確認書類の提出
本人確認を済ませることは重要です。
クライアントが安心して、仕事を依頼するための情報として、非常に大切なためです。
本人確認書類は、以下のいずれかの画像が必要です。
- パスポート
- 運転免許証
- 健康保健証と住民票
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
これをもとに、登録情報と一致しているかを運営が判断します。
一致している場合は、『本人確認済み』の表示がプロフィールに追加されます。
注意すべきは、以下のパスポートは対象外となることです。
2020年2月4日以降に発行されたもの
crowdworks|本人確認が承認されない(2022年5月4日)
このように、運営が承認することができない条件もあります。
本人確認が承認されない場合は、上記に該当していないかを確認してください。
安心して仕事を依頼してもらうために、本人確認を済ませましょう。
プロフィールを上手に作成するコツ
クラウドワークスで上手にプロフィールを作成するには、4つのポイントがあります。
- クラウドカレッジを利用する
- 読みやすさを意識する
- 検索されそうな単語を盛り込む
- 最後クライアントへのメッセージを書く
クラウドカレッジを利用する
上手なプロフィール作りには、クラウドカレッジを利用しましょう。
クラウドカレッジを使うことはプロフィール内容の充実を意味するからです。
クラウドカレッジについて、クラウドワークス公式サイト内では以下のように明記されています。
「仕事や働き方について、気軽に相談できる人がいない」「ステップアップの道のりが見えない」といった、クラウドワーカーの皆さまのお声をもとに、誰もが「働く」について考え、学び、実践できる場として「クラウドカレッジ」を開校しました。
CROWDWORKS|クラウドカレッジ とは(2022年5月4日時点)
つまり、クラウドカレッジではスキルの取得から業務の相談まで幅広くサポートしてもらえるということです。
例えば、クラウドカレッジで学んだスキルはプロフィールに付け加えることができますよね。
こうすることでプロフィールを充実させていくことができます。
スキル取得のメリットを例を挙げて説明しましょう。
クラウドカレッジで取得できるスキルには、WEBライター検定があります。
スキル取得のメリットは、クラウドワークス内で共通の「この程度のライティングスキルがあります」という証拠をプロフィールで提示できることでしょう。
スキルの有無や等級の高低をプロフィールに書けば、他の登録者と差別化することができますね。
スキル取得のデメリットは、取得したスキルの効力がクラウドワークス内のみであるということです。
WEBライター検定はクラウドワークスが作成した検定なので、他のクラウドソーシングサイトでは効力を発揮できません。
しかしながら、検定で得たライティングスキルそのものは自分の取り柄となります。
以上より、クラウドカレッジはクラウドワークス内でのプロフィールの充実につながるのはもちろん、自身のスキル向上にも役立つとわかりました。
クラウドカレッジを用いて、より充実した内容のプロフィールを作成していきましょう。
読みやすさを意識する
プロフィールの文章は読みやすさ最優先で書くべきです。
読みやすさを意識すれば、プロフィールを最後まで読んでもらえる確率が上がるためです。
例えば以下2つのプロフィールを読み比べてみたとき、どちらがより好印象でしょうか?
【読みやすいプロフィール:A】
はじめまして、〇〇と申します。
昨年3月まで大手広告代理店でデザイナーとして働いていました。
その後は、個人でコピーライターや編集をおこなっています。
■できること
・コピーライティング
・記事編集、作成
■得意分野
・女性へのマーケティング広告全般(前職での実績あり)
・不動産投資、FX関連(個人で10年ほど運用実績あり)
■週の稼働時間
〇時間~(応相談)
chatworkなど各種ビジネスツール、電話やwebミーティング対応可能です。
よろしくお願いいたします。
【読みにくいプロフィール:B】
閲覧ありがとうございます!
昨年3月までデザイナーをしていた〇〇と申します。
コピーライティングや記事編集の経験があり、以前は女性向けのマーケティング広告を主に担当していました。
個人で不動産投資とFXをしており、10年ほどの実績があるのでこちらも対応可能です。
週の稼働時間は〇時間ほどですが、応相談です。
必要なツールなどあれば教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
上記2つを読み比べてみますと、Aの内容が簡潔に記載されているのに対し、Bは連続した文でだらだらと記載されています。
これではBを読むときにいちいち内容を整理していかなくては理解できません。
内容を整理しなくてもわかりやすいAの方が好印象なのは明らかです。
したがって、プロフィールを作成するときには読みやすさを重視すべきということが分かりました。
なお読みやすいプロフィールを書くには以下のことを意識してみてください。
- 1文目(リード文)を簡潔にまとめること
- 結論から述べること
この2点を意識しながら、読みやすいプロフィールを作成していきましょう。
そうすることで、プロフィールの最後にまで目を通してもらえるようになります。
プロフィールはクライアントに読んでもらってはじめて意味を成します。
読みやすさを意識した文章で、クライアントに自分のスキルをしっかりアピールできるプロフィールを作りましょう。
検索されそうな単語を盛り込む
プロフィールには、クライアントに検索されそうな単語を盛り込みましょう。
クライアントはクラウドワークス内の検索機能を用いて受注先を探すこともあるからです。
例えば、「SEO記事が得意なライターが欲しい」「やりとりはchatworkがよい」と考えるクライアントは、以下のような単語で検索します。
- SEO
- chatwork
- ライター
つまり、「クライアントの検索にプロフィールが引っかかるかどうか」が案件受注に大きく関わるということですね。
自分の職種や固有名詞、あるいは特定の分野についてのKWを入れておくとスムーズです。
実際にクラウドワークスで活動している方々の声を集めました。
プロフィールに書いてあるKWの種類や深さが一覧で表示される位置や受注率に関わることがわかりますね。
したがってプロフィールには希望する職種に深く関連するKWを積極的に書いてみましょう。
以下に職種別で需要となりうるKWをまとめましたので、参考にしてください。
【プロフィールに入れたいKW一覧】
職種 | 推奨KW |
---|---|
Webライター | ライター ライティング SEO |
翻訳・通訳 | 翻訳通訳「英語」など各言語の名称 |
Webデザイナー | デザイン コーディング 「CSS」など使用できる言語の名称 |
事務サポート | データ入力 MS-Word (ワード) MS-Excel (エクセル) |
フォトグラファー | スマートフォン一眼レフ 「photoshop」など使用可能な画像編集ソフトの名称 |
アプリ・スマートフォン開発 | 「Java」など使用できる言語の名称 データベースコーディング |
ナレーション | ナレーション朗読 「男性」「女性」などの性別 |
万が一「KWをいくつか入れているがあまり効果を感じない」場合は、プロフィールで使用しているKWを仕事を探す画面で検索してみましょう。
使用しているKWに該当する案件が少ない、まったくないということはありませんか?
この場合、自分が思っているKWと、クライアントが検索に用いるKWが異なる可能性があります。
同じ職種の登録者を探してプロフィールにどのようなKWを用いているか確認してください。
このように、プロフイールにはクライアントに検索されそうな単語を適切に盛り込むことが大事だということがわかりました。
最後クライアントへのメッセージを書く
プロフィールの最後にはクライアント個人へ向けたメッセージを書くことをおすすめします。
プロフィールを通してクライアントにこちらから好意を示すことで、自分のスキルに興味を持ってもらうよい機会だからです。
例えばクラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトでは、コミュニケーションのほとんどが文字を通して行われますよね。
つまり、こちらから相手に好意を伝えるには文字で勝負するしかないということです。
したがって、クライアントが最初にチェックする文面であるプロフィールこそが相手に好印象を残す最高のポイントだということがわかりました。
プロフィールにメッセージを書けば、他の登録者とプロフィールを差別化できます。
なお最後に書くべきメッセージ関してですが、以下のように自分の熱意が伝わるような文章を書くとよいでしょう。
【クライアントへのメッセージの例】
・ご指定いただいた納期は厳守いたします。
・将来はプロのデザイナーになるべく、クライアント様を通じて多様な経験を積みたいと考えています。
・一度取引のあったクライアント様とは、その後も継続してお付き合いできるよう質の高い納品を心掛けております。
上記のようなメッセージを最後に書くことで、書かない場合に比べて案件に対する誠実さや真剣さをクライアントに伝えることができます。
閲覧したクライアントの印象にも残りやすくなりますね。
他の登録者のプロフィールより一歩進んだ「あなたへ」のメッセージを書くことで、中でもひときわ好感度の高いプロフィールに仕上げましょう。
プロフィール画像や作成に関する注意点
- 個人情報をさらしすぎないよう気を付ける
- プロフィール写真にはアニメなどの画像を使わない
- 抽象的な書き方はしない
個人情報をさらしすぎないよう気を付ける
個人情報は、さらしすぎないよう気を付けなければいけません。
記載してしまった個人情報は、簡単に流出してしまうからです。
情報を公開してしまうと、インターネットを利用できる人であれば誰でも簡単に閲覧できてしまいます。
「少しくらいなら」と思っていても、SNSなどの情報とつなぎ合わせることにより、個人を特定する情報を探し出すことができるかもしれません。
流出してしまった情報は、コピーによりどんどん拡散してしまいます。
情報は一瞬にして大勢の人に伝わってしまい、一度公開された情報は完全に消すことはできません。
東京都総務局人権部 |インターネットと人権(2022年5月9日)
流出した情報が原因で、ストーカー行為や詐欺行為などの犯罪につながることも考えられます。
したがって、個人情報の公開の判断は十分慎重におこなうべきです。
プロフィール写真にはアニメなどの画像を使わない
プロフィール写真には、アニメなどの画像を使わないようにしましょう。
無断で使うと、著作権の侵害に当たるからです。
著作権を侵害すると、以下のように懲役刑や罰金刑が課せられることもあります。
著作権・出版権・著作隣接権の侵害ー10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金
文化庁 | 改正法Q&A 問10(2022年5月7日)
仕事を得るためにクラウドワークスに登録をしたのに、上記のような罰を受けては意味がありませんよね。
したがってプロフィール写真にアニメやマンガの画像は使わないようにしましょう。
では、どのようなプロフィール写真を設定したらよいのでしょうか。
具体的には、自分の顔写真を使うことをおすすめします。
顔写真に設定すると、クライアントからの信頼感が高まりますよね。
プロフィール写真を未設定の場合と、顔写真を設定している場合では、圧倒的に顔写真があるほうが印象に残ります。
また顔写真があることにより、安心感も増しますよね。
信頼を得ることができれば、新しい仕事にもつながっていきます。
しかし、顔写真を載せることに抵抗がある場合もあるでしょう。
そのようなときには、似顔絵のイラストなどを使用するのもおすすめです。
明るい印象の写真やイラストを使用して、クライアントに好印象を与えましょう。
抽象的な書き方はしない
プロフィールには、抽象的な書き方はしない方がいいです。
なぜなら、具体的な数字などを詳細に書いた方が、安心や信用につながるからです。
具体的な例を見てみましょう。
- 事務職の経験があります
- 3年ほど事務職の経験があり、Excelを使って請求書や住所などのデータ入力をしていました
どちらの文章の方が「お願いしたい」と思えるでしょうか?
2の文章の方がより詳細に、具体的な内容がわかりますよね。
数字や詳細な事項が入っていた方が、レベルや経験をある程度想像することができます。
抽象的な書き方だと、具体的にどの程度のレベルなのか、どの程度の経験があるのかがわかりません。
そのため、抽象的な書き方はしない方がよいでしょう。
経験期間や実績数を、具体的な数字を使って書く方が、より安心や信用につながるでしょう。
プロフィールを作成・登録後の流れ
プロフィール作成後に行うことは4つあります。
- 案件に応募する
- 受注した仕事は必ず完了させる
- 実績をドンドン積む
- プロフィールを更新させる
案件に応募する
まずは案件に応募してみましょう。
案件に応募しないことには仕事を受注できないからです。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトには企業や個人からの仕事依頼が多数あります。
それらの案件に応募し、クライアントと契約を結んで初めて仕事を始めることができるのです。
未経験の方はまずは初心者向け案件に取り組んでみるといいでしょう。
また、マニュアル完備やサポート体制が充実と記載された案件は未経験でもじっくりと学ぶことができます。
したがってまずは案件に応募することから始めてみましょう。
受注した仕事は必ず完了させる
受注した仕事は必ず完了させるようにしてください。
案件に応募し仕事を受注した以上は最後までやり遂げないと、クライアントに迷惑がかかるからです。
例えば、翌日までに納品依頼された依頼を期限を無視して放置しているとクライアントは困ってしまいます。
その結果、クライアントは「この人に任せて大丈夫か」と心配になります。
そして場合によってはクライアントとの信頼関係が崩れてしまいトラブルに発展する恐れがあり危険です。
そうならないように受注した仕事は必ず完了させるのが大切だということがわかりますね。
したがってクライアントから受けた依頼は納期までに必ず完了させる必要があります。
納期までに完了できそうにないという場合は、事前にクライアントに伝えておくといいでしょう。
実績をドンドン積む
仕事の一連の流れが分かったらドンドン実績を積みましょう。
実績の多いワーカーは案件に応募した際に採用される可能性が高いからです。
例えば、あなたがクライアント側だと仮定して、どんなワーカーに仕事を依頼したいと思うでしょうか。
もちろん実績豊富なワーカーに依頼したいですよね。
そのため、ワーカーとして実績を積むことが大切になるのです。
実績豊富なワーカーになれば案件に採用されやすくなるのは目に見えてますよね。
したがって仕事の流れに慣れてきたら実績を積み上げていくことが大切です。
プロフィールを更新させる
ある程度仕事が受注できるようになり、実績が積めてきたらプロフィールを更新させましょう。
プロフィールを更新することで、案件に応募した際の採用率が各段に高くなるからです。
例えば仕事を依頼した時にプロフィールの更新されてないワーカーから応募されると採用する決め手がありません。
その結果、依頼する側は「この人は案件に対しての適正があるのだろうか」と心配になります。
そして、他にプロフィールの更新されたワーカーから応募がくれば確実にそのワーカーを採用します。
そのためプロフィールが更新されていないと仮にこちらが応募したとしても採用されにくくなるのです。
このようになってしまうと何件応募しても採用されないのは目に見えてますよね。
したがってある程度実績を積めた後は、プロフィールを更新するのがおすすめです。