【自立語?独立後?】感動詞の意味や種類を豊富な例文で解説

感動詞

「感動詞の意味って何だろう?」

「感動詞って自立語・独立後のこと?」

このように悩む人もいるハズ。

国語の授業で出てくる感動詞という日本語は、簡単に言うと品詞のこと。

具体的に言うと感情を表す言葉になります。

「ありがとう」などはまさに代表的な感動詞です。

そしてこの感動詞は自立語・独立語のことでもあります。

感動詞のみで意味が成立するからです。

この記事ではそんな感動詞の意味や種類を解説します。

感動詞を使うことで感情のこもった文章を上手にかけるようになりますよ。

感動詞(かんどうし)の意味を例文で解説

感動詞をうまく使えば感情のこもった文章を書くことができます。

感動詞とは品詞のうちの1つです。

なぜなら、書き言葉は淡々と書くことが多く、文章が淡白になりがちだからです。
たとえば、以下のような文章があります。

Aさん「時計回りに回すと外れますよ。」
Bさん「そういうことか。」

これを日常会話で使う際はどうでしょう。

Aさん「時計回りに回すと外れますよ。」
Bさん「ああ、そういうことか。」

相手に対して、あいづちを打ったり、リアクションをとったりしているのではないでしょうか。

感動詞を使えば日常会話のように感情を表すことができますよ。

ぜひ感動詞の使い方をマスターしてくださいね。

感動詞は国語的に言うと自立語・独立後です

感動詞の特徴を4つご紹介します。

  1. 自立語である
  2. 独立語である
  3. 文頭に来ることが多い
  4. 活用がない

感動詞は自立語である

感動詞は自立語に分類されます。

なぜなら、感動詞は単独で意味の通じる単語だからです。

根本的な話になりますが、日本語の単語は自立語と付属語に分けられます。

自立語とは単独でも意味が通じる単語のこと。

付属語は単独では意味の通じない単語のことです。

たとえば以下のような文章があります。

・「ありがとう、後であなたの家に取りに行きます。」

この文章を自立語と付属語に分けてみましょう。

自立語:ありがとう・後・あなた・家・取り・行き
付属語:で・の・に・に・ます

自立語だけを読んでも文章の意味は大方わかりますよね。

一方で付属語だけを読んでもまったく意味はわかりません。

ちなみにこの文章では、『ありがとう』が感動詞にあたります。

感動詞は単独で意味が伝わるので、自立語に分類されるのです。

感動詞は独立語である

感動詞は独立語です。

独立語とは、文章の中でほかの文節と直接関係がなく、独立した単語のことを指します。

独立語には、感動詞のほかに名詞と接続詞があります。

それぞれの例文を確認してみましょう。

【独立語の文章例】

感動詞(まあ)まあ、なんと大きな桜の木でしょう。
名詞(太郎君)太郎君、ボールを取ってくれないか。
接続詞(しかし)しかし、手紙は届きませんでした。

いずれの場合も、文頭に来ていて本文に対して独立した関係にありますね。

これが独立語の特徴です。

感動詞は独立語のうちの1つであるということを覚えておきましょう。

感動詞は文頭に来ることが多い

感動詞は文章の中で簡単に見つけることができます。

なぜなら、感動詞は文頭に来ることが多いためです。

たとえば、感動詞を使った文章には以下のようなものがあります。

・おや、来客のようだ。
・いいえ、違います。

文頭に来ている『おや』や『いいえ』が感動詞です。

文頭に来る以外にも、直後に読点が付くのも特徴ですね。

また、例外として文頭以外に感動詞が来ることもあります。

たとえば、以下のような文章です。

・こっちに来てごらん、さあ。

この場合は『さあ』という感動詞が文末に来ています。

いずれの場合も、文章の中で少し独立した位置にありますよね。

このように、感動詞は文章の中で簡単に見つけることができます。

感動詞には活用がない

感動詞は活用がないのが特徴です。

活用とは、単語の語尾を変化させることを指します。

仮に活用させたとしても、文章が成立しないからです。

そもそも活用を適用できる単語は『語尾を変化させることで意味を変えられる』という特徴があります。

たとえば、『食べる』という単語を活用させてみると、以下のように様々な表現に変化します。

『食べる』の活用形】

活用形例文
未然形食べない、食べよう
連用形食べた、食べて
終止形食べる、食べると
連体形食べるとき
仮定形食べれば
命令形食べろ

このように、活用がある単語は語尾によって意味が変化するのです。

ちなみに、その単語が活用を適用できるか否かは、語尾に『ない』をつけてみると判断できますよ。

たとえば、『行く』『運ぶ』という単語は『行かない』『運ばない』という否定の形になります。

すなわち、『行く』『運ぶ』という単語は活用があるということです。

ココで話を戻しますが、感動詞には活用がありません。

たとえば『まあ』『はい』『ありがとう』などといった感動詞に、見分けるコツである『ない』をつけても、文章が成立しませんよね。

この事実から、感動詞には活用がないことがわかります。

感動詞の種類を解説

感動詞は以下の5種類に分けることができます。

  1. 感動
  2. 呼びかけ
  3. 応答
  4. あいさつ
  5. かけ声

感動

喜びや悲しみ、驚きなどの自身の心の動きを表します。

たとえば、感動の感動詞には以下のようなものがあります。

  • おお
  • おや
  • あれ
  • えっ
  • やれやれ

感動の感動詞を使わない文章と使う文章を比較してみましょう。

・よく来てくれましたね。
・おお、よく来てくれましたね。

後者の方が、来てくれたことに対する驚きが表現できていますよね。

このように、感動の感動詞を使うと自身の心の動きを表すことができます。

呼びかけ

相手への呼びかけを表します。

たとえば、呼びかけの感動詞には以下のようなものがあります。

  • ねえ
  • もしもし
  • こら

呼びかけの感動詞を使わない文章と使う文章を比較してみましょう。

・こっちに来てくれる?
・ねえ、こっちに来てくれる?

誰かに話しかける際には、まず初めに相手に呼びかけますよね。

このように、呼びかけの感動詞を使うと誰かに話しかけていることを表現できますよ。

応答

相手に対して、返事や応答を表します。

たとえば、応答の感動詞には以下のようなものがあります。

  • はい
  • いや
  • ええ

応答の感動詞を使わない文章と使う文章を比較してみましょう。

・東京から来ました。
・はい、東京から来ました。

後者の方は、相手の質問に対する応答であることがわかりますよね。

このように、応答の感動詞を使うと相手に対する返事や応答を表現できますよ。

あいさつ

相手に対してのあいさつを表します。

たとえば、あいさつの感動詞には以下のようなものがあります。

  • おはよう
  • ありがとう
  • はじめまして

あいさつの感動詞を使わない文章と使う文章を比較してみましょう。

・次はこの書類もお願いします。
・ありがとう、次はこの書類もお願いします。

後者の方は、相手に感謝しているという二次的な情報が得られますね。

このように、あいさつの感動詞を使うと自身の置かれている状況などの二次的な情報を付け加えることができますよ。

かけ声

調子を整えたり、力を入れたりするときの言葉です。

たとえば、かけ声の感動詞には以下のようなものがあります。

  • それ
  • よいしょ
  • えい

かけ声の感動詞を使わない文章と使う文章を比較してみましょう。

・ベンチに座ろう。
・ベンチに座ろう、よいしょ。

後者の方は、ベンチに座った動作がイメージできますよね。

このように、かけ声の感動詞を使うと動作を表現できますよ。

感動詞という日本語の正しい使い方

感動詞を使うときのポイントを解説します。

  1. 感情を込めるときに使う
  2. 同音異義語に気をつける

感情を込めるときに使う

感動詞は文章の中で感情を込めたいときに使いましょう。

その理由は、感動詞があるのとないのとでは読者に与える印象が大きく変わるためです。

たとえば、以下の2つの文章を比べてみましょう。

・「宿題をやるのを忘れていた。」
・「あっ、宿題をやるのを忘れていた。」

感動詞のある2つ目の方が、まさに今思い出したような臨場感がありますよね。

次の文章ではどうでしょうか。

・「ここに座りますね。」
・「ここに座りますね、よいしょ。」

感動詞のある2つ目の方は、実際に座る動作がイメージできますね。

このように、感動詞をつけることで感情や動作をイメージできる文章になります。

したがって、感情を込めたい場面では感動詞を使うのがおすすめですよ。

同音異義語に気をつける

感動詞を使う際には※同音異義語に気をつけましょう。
※発音が同じだが、意味の異なる言葉

なぜなら、使い方を誤ると読者に別の意味で解釈されてしまう可能性があるためです。

たとえば、「さあ、どうでしょう。」という文章を使った次のような会話があるとします。

Aさん「琵琶湖って歩いて1周するのにどれくらいかかりますか?」
Bさん「さあ、どうでしょう。」

Bさんが使ったのは、感動(疑問)の感動詞『さあ』ですね。

では、次のような会話ではどうでしょう。

Cさん「今日のおすすめの魚は何ですか。」
Dさん「今日は北海道産のサケが新鮮だよ。さあ、どうでしょう。」

Dさんが使ったのは、呼びかけの感動詞『さあ』ですね。

このように、感動詞には同音異義語が存在します。

どの意味で使われているかは前後の文脈から判断するしかないのです。

したがって、感動詞を使う際にはどの意味で使っているのか、ハッキリさせるように気を付けましょう。

感動詞は日本以外でも使われている

感動詞は日本以外の国でも使われています。

ここでは以下の3つの言語の感動詞をご紹介します。

  1. 英語
  2. 中国語
  3. 韓国語

英語

英語にも感動詞と同じ役割の品詞があり、それを間投詞といいます。

使い方も日本語の感動詞と同じです。

感情やあいづちとして文頭でよく用いられます。

たとえば、間投詞には以下のようなものがあります。

【英語の間投詞の例】

Ohおお、まあ
Let me seeえーっと、そうねえ
Heyねえ
Wowわー、すごい
That‘s rightそのとおり

基本的には日本語の感動詞と同じ役割を持ちますが、1つだけ異なる特徴があります。

それは、2語以上の間投詞が存在することです。

日本語の感動詞は1つの単語であることがほとんどです。

一方で英語の間投詞は、2つ以上の単語がくっついたフレーズとして用いられるものがあります。

『Let me see』や『That’s right』がその例です。

このように、英語でも感動詞は使われていますよ。

中国語

中国語にも感動詞があります。

日本語と同じように、感動やあいづちを表す言葉です。

たとえば、以下のような感動詞があります。

中国語の感動詞の例】

哎呀妈呀(アイヤマーヤ)あちゃー、うわ、まあ
完了(ウァンリィアォ)しまった
喂(ウェイ)もしもし

特に『哎呀妈呀』は中国でよく使われる感動詞です。

英語の『Oh my god』と同じような意味で使われています。

英語でいう『God(神)』の部分は、『妈(お母さん)』になっています。

感動詞の違いには、文化的な背景の違いも垣間見ることができますよ。

このように、中国語でも感動詞は使われています。

韓国語

韓国語にも感動詞があります。

日本語と同じように、感動やあいづちとしてよく使われる言葉です。

たとえば、韓国語の感動詞には以下のようなものがあります。

【韓国語の感動詞の例】

응(ウン)うん
와(ワア)わあ
우와(ウワ)うわ

韓国語の感動詞の特徴は、日本語と発音が同じで意味も同じものが多いということ。

先ほど挙げた例のように『うん』『わあ』『うわ』などは全く同じ発音で、同じ意味で使われます。

感動詞以外にも日本語と韓国語は似た単語が多くありますよね。

それは、どちらも中国から伝わった言葉を起源としているためです。

たとえば、日本語と韓国語で似ている単語に以下のようなものがあります。

【日本語と韓国語で似ている単語】

日本語韓国語
家族가족(カジョク)
簡単간단(カンダン)
無料무료(ムリョ)

漢字とハングルの違いがありますが、意味と発音はほとんど同じです。

起源が近いので、別の言語なのに同じ発音で残っているのですね。

このように、韓国語では日本語と似た感動詞が多く使われていますよ。