こそあど言葉とは指示語の総称|連体詞・代名詞としての使い方を解説

こそあど言葉

「こそあど言葉って結局なに? 代名詞? 連体詞?」

「使うべき場面って決まっているのかな?」

文章を書いているときに、このように疑問に思ったことがある人もいるハズ。

詳しくは本文で解説しますが、こそあど言葉とは指示語(近称・中称・遠称・不定称)の総称のこと。

具体的に言いますと、指定した対象物に対する距離感等で使い分ける文章表現の一種です。

それだけでなく、対象物が『人・モノ・場所・方角・指示・質量・状態』なのかで、その指示語が連体詞や代名詞にも変化します。

このように指示語は使う場面や状況によって意味が変化するために、便利な表現方法と言えます。

逆に言いますと、こそあど言葉は特定の意味1つに絞ることができないワケです。

そのため、こそあど言葉の使い方や伝え方によっては読み手や聞き手に誤解を与えるおそれがあります。

これではマズいですよね。

そこでこの記事では、こそあど言葉の基本情報や使い方だけでなく、注意点も解説いたします。

この記事を読み終えるころには、こそあど言葉を使うべき場面や意識すべきことがすべてわかります。

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こそあど言葉とは指示語の総称です

こそあどとは以下のようなことを表します。

  1. 指示語(近称・中称・遠称・不定称)の総称
  2. 人・指定・場所・方角・状態に使う

意味を理解して、適切な形として使用することで同じ単語の繰り返しでしつこい印象の文章を整えることが可能になります。

こそあどとは何を表すもので、どのように使用するのかをしっかりと理解していきましょう。

指示語(近称・中称・遠称・不定称)の総称

こそあどとは指示語(これ・それ・あれ・どれなど)の頭文字を取った呼び名のことです。

また、指示語とは、何かを指す意味を持つ言葉です。

それぞれの関係を表でしますと、以下のようになります。

指示語の種類物を表す代名詞
近称これ
中称それ
遠称あれ
不定称どれ

要するに連体詞の頭文字を取ることで、「こそあど」になるということです。

例として、誰のものかわからない携帯があったとします。

こそあどを使わない文章はこのような形になります。

「携帯があります。携帯は誰のですか?」

上記のように同じ単語を繰り返し使うと文章がしつこく感じてしまいがちです。

ですが、指示語を使う事で文章をスッキリした形にすることができます。

具体的に指示語を使用するシチュエーションと、どのような文章になるのかをそれぞれ挙げてみましょう。

近称を使う場面というのは携帯が自分の目の前や、手元など近い場所にあった場合です。

そうしますと「携帯があります。これは誰のものですか?」となります。

中称を使用する場合は自分から離れた距離にあり、相手の方が対象物に近い場合です。

この場合は「携帯があります。それは誰のものですか?」となります。

遠称は自分からも相手からも遠く離れた場所にある場合です。

「携帯があります。あれは誰のものですか?」となります。

そして、不定称は対象物が何処にあるかわからない場合に使います。

上記の場合は問いかけられた相手が「どの携帯ですか?」と問い返す事が当てはまるということです。

このように近称は自分や話し手に近い物を指定し、中称は相手や聞き手に近い物を指します。

そして、遠称は自分や相手から遠い物を指し、不定称は遠近が定まっておらず不確定な物を指し示します。

このように自分を中心として、上記の表の上から順番に近くを指し示し、下に行くほど遠い物を指す言葉になるということです。

人・物&事象・場所・方角・質量・指示・状態に使う

こそあどは具体的に『人・物&事象・場所・方角・質量・指示・状態』に対して、状況(近称・中称・遠称・不定称)に応じて使います。

【こそあどの対象一覧】

対象近称
(こ)
中称
(そ)
遠称
(あ)
不定称
(ど)

(指示代名詞)
こいつ
こちら
そいつ
そちら
あいつ
あちら
どいつ
どちら
物・事象
(指示代名詞)
これそれあれどれ
場所ここそこあそこどこ
方角こちら
こっち
そちら
そっち
あちら
あっち
どちら
どっち
質量これぐらい
これだけ
それぐらい
それだけ
あれぐらい
あれだけ
どのぐらい
どれだけ
指示
(連体詞)
このそのあのどの
状態
(形容動詞)
こんな
このような
そんな
そのような
あんな
あのような
どんな
どのような
状態
(副詞)
こうそうああどう

上記のように簡潔に対象を指し示す言葉になります。

表を見ての通り抽象的な表現になりますので、時と場合によっては使用することで逆に内容が伝わりにくくなる可能性がでてきます。

例えば、金額の提示をする際の文章で比べてみましょう。

  • これぐらいの金額でお願いします。
  • 50万円でお願いします。

このように指示語を使わないで具体的な数値を提示した方が相手に伝わりやすいケースもあるということです。

また、指示語を多用すると文章全体がぼやけてしまう傾向があります。

先程も述べたように指示語は抽象的に対象物を指すので、何を対象にしているのかがわかりにくいからです。

例として山田さんの書類を取りに来て、どこにあるのかを他人に尋ねたとします。

以下のような文章にすると相手も意図を汲み取りやすくなります。

山田さんの書類がどこにあるか知っていますか?

この場合誰の何を探しているのかが一目瞭然ですので、相手もすぐに理解してくれます。

一方で指示語を多用するとこのような文章になります。

あいつのあれがどこにあるか知っていますか?

上記のような文章だと、聞き手は誰の何を探しているのか全く見当がつきません。

このように指示語を多く使う事で相手に話が伝わりにくくなることもあります。

ですので、指示語を使えば必ず、わかりやすい文章になるとは限らないということです。

指示語は適切な場所と数を使用することで文章を簡潔にするという役割を果たすことができます。

こそあど(連体詞・代名詞など)の使い方

こそあど言葉を使い方は基本的に決まっています。

ココではその具体的な場面を例文で解説いたします。

  1. 人(指示代名詞)に対するときの使い方
  2. 物・事象(指示代名詞)に対するときの使い方
  3. 場所に対するときの使い方
  4. 方角に対するときの使い方
  5. 質量に対するときの使い方
  6. 指示(連体詞)に対するときの使い方
  7. 状態(形容動詞)に対するときの使い方
  8. 状態(副詞)に対するときの使い方

人(指示代名詞)に対するときの使い方

人に対して、こそあど言葉を使うときの例文は、次の通りです。

例文
『こいつは、海外の映画や俳優に詳しいんだよ』

対象の人物名の紹介や、特徴の説明を省略できるので、シンプルな文章になりますね。

もし、こそあど言葉を使わずに同じ内容を文章にすると次のようになります。

【『こいつ』の内容を具体的に言い換えた例文】
『私の隣にいる男性は、海外の映画や俳優に詳しいんだよ』

上記の例文だと、前置きが長く、読みにくい文章になってしまいました。

こそあど言葉を使うことで、情報量を減らすことができ、読みやすい文章にできます。

以下の表では、人に対するときの使い分けをまとめました。

概要コ系ソ系ア系ド系
こいつそいつあいつどいつ
区別自分に近い相手に近い両方から遠いわからない

区別 自分に近い人を指すとき 相手に近い人を指すとき 両方から遠い人を指すとき わからないとき

上記表の通り、対象の人との距離関係で『そいつは』『あいつは』と区別して使い分けましょう。

物・事象(指示代名詞)に対するときの使い方

こそあど言葉を使って、物・事象を説明する例文は、次の通りです。

例文
『あなたが使っているペンなんだけど、次の授業の間、それ、貸してくれない?』

対象の物について、同じ言葉を繰り返さなくてすむため、伝わりやすい文章になります。

もし上記の例文で、こそあど言葉を使わなかった場合は、次の通り。

【『それ』の内容を具体的に言い換えた例文】
『あなたが使っているペンなんだけど、次の授業の間、あなたが使っているペンを、貸してくれない?』

上記のように、まわりくどくなってしまい、相手に伝わりづらい文章になってしまいますね。

物・事象に対する、こそあどの使い分けは、以下の表の通りです。

概要コ系ソ系ア系ド系
物・事象これそれあれどれ
区別自分に近い相手に近い両方から遠いわからない

上記のように、物との距離関係によって『これ』『あれ』などを区別して使いましょう。

場所に対するときの使い方

場所を説明したいときに、こそあど言葉を使う例文は、以下の通り。

例文
『あそこは、コンビニです』

上記の例文では、近くの建物がコンビニであることを、シンプルに説明した文章です。

もし、こそあど言葉を使わずに同じ内容を伝えたい場合、以下のようになります。

【『あそこ』の内容を具体的に言い換えた例文】
『向かって正面の、ファミリーマートと書かれた看板は、コンビニです』

上記の文章は、情報量が多く、分かりづらい文章になってしまいました。

場所に対するときの使い方で、その他の使い分けは、以下表の通り。

概要コ系ソ系ア系ド系
場所ここそこあそこどこ
区別自分に近い相手に近い両方から遠いわからない

上記のように、説明したい場所が自分に近いのか、聞き手である相手に近いのかなどの状況によって、使い分けましょう。

方角に対するときの使い方

方角を説明したいときの、こそあど言葉の例文は以下の通り。

例文
『この道は、どちらに進みますか?』

上記の文章は、単純に進む方向を質問した文章です。

もし、こそあどを使わずに同じ内容を質問する場合、以下のような文章になります。

【『どちら』の内容を具体的に言い換えた例文】
『この道はまっすぐでしょうか?右に進みますか?それとも左ですか?』

上記では考えられる選択肢がすべて書かれてあり、情報量が多く、読みづらい文章になってしまいました。

方角についても、こそあど言葉を使うことで、読みやすく表現できますね。

他のケースでの使い分けは、以下の表を参照してください。

概要コ系ソ系ア系ド系
方角こちらそちらあちらどちら
区別自分に近い相手に近い両方からわからない

上記のように、説明したい方角が自分に近ければ『こちら』、相手から近ければ『そちら』を使うなど、区別して使いましょう。

質量に対するときの使い方

物の質量に対する使い方は、これぐらい、これだけ、あれぐらい、あれだけ、を使用します。

同じ文を繰り返し使ってしまうとくどい表現になる場合に使用するのが良いです。

具体的に例文を使って説明します。

【これぐらいの例文】
母は紅茶を飲むときには角砂糖1つ入れます。僕もこれぐらいの角砂糖を入れます。

【これだけの例文】
お出かけする時の水筒の中身はいつも500mLくらいです。これだけ入れておけば大丈夫。

「こそあど言葉」を使わない場合は、「母は紅茶を飲むときに角砂糖1つ入れます。僕も角砂糖1つ入れます。」

角砂糖が繰り返しになってしまうので文章の印象がくどい感じになってしまいます。

例文のように、「これぐらい」「これだけ」という言葉を使うことでだいたいの質量がわかるようになりますし、文章もスッキリした印象になります。

指示(連体詞)に対するときの使い方

連体詞、名詞につながる指示語は、あの、この、その、どの、を使用します。

名詞の前に、あの、この、その、どのを使うことで指示が明確です。

例文を使って説明します。

【そのを使った例文】
あなたの目の前にテレビのリモコンがあります。そのリモコンを取ってください。

リモコンの中でも「テレビのリモコン」ということがわかります。

【そのを使っていない例文】
あなたの目の前にテレビのリモコンがあります。テレビのリモコンを取ってください。

この例文ですと、文章がくどい表現になってしまっています。

【そのを取り除いた例文】
あなたの目の前にテレビのリモコンがあります。リモコンを取ってください。

こちらの例文ですと、結局どのリモコンなの?となる可能性があります。

「その」は「テレビの」を指していることがわかります。

正しい使い方によってスッキリした文章ができ、理解も出来るようになります。

状態(形容動詞)に対するときの使い方

状態を表す「こそあど言葉」は、こんな、そんな、あんな、どんなや、このような、そのような、あのような、どのようなを使用します。

他の「こそあど言葉」との違いは、性質を表していることです。

【あんなの例文】
通学路近くに危険な場所があります。あんな場所へは行ってはいけないです。

【あのようなの例文】
知人の家に招待されたが、あのような家には住みたくない。

例文のように、「危険な場所」という性質に対して、「あんな場所」と表現しています。

状態や性質に対して使う時は、「あんな」や「あのような」という「こそあど言葉」を使用します。

状態(副詞)に対するときの使い方

こう、そう、ああ、どう、は状態や様子を指示する言葉ですが、動詞につくようになっています。

動詞の前に付け加えることで、状態や様子がわかりやすくなります。

【どうの例文】
新しいラジコンを買いました。電源を入れると、どう動くか楽しみだ

「どう」は様子を表していて、尚且つ疑問の意味です。

動くという様子に対して、動き方はわからないから楽しみという様子です。

動詞の前に付け加えることで、動詞の意味に装飾できる効果があります。

動詞にどのような意味を持たせるかを考え使用していくと文章に装飾が出来ます。

こそあど言葉を使う際の注意点を解説

「こそあど」とは、「これ、それ、あれ、どれ」などの日本語における指示語の総称です。

よって、正しい単語を選択できないと、下記の2点が問題になります。

  1. 誤解が発生するかもしれない
  2. 情報が伝わらないかもしれない

誤解が発生するかもしれない

まず、誤解が発生するかもしれないという点が問題です。

誤解が発生すると、コミュニケーションや、重要な情報の伝達の時に問題が発生します。

例えば、こそあどを使わない文章を「こそあど」を使って書き換えてみました。

(例1)
9時半から、〇〇大学の講義室Aで、私はセンター試験を受けます。
なぜなら、志望校のセンター試験入試に合格するためです。
センター入試試験に必要な科目は、英語・国語・日本史Bです。

(例2)
9時半から、あの場所で、私はセンター試験を受けます。
なぜなら、志望校のセンター試験入学に合格するためです。
それに必要な科目は、英語・国語・日本史Bです。

(例1)と(例2)を比較すると、(例2)が意味がはっきりしていないのが分かると思います。

(例2)では、最初の1文めから「こそあど」を使ってしまっているため、読み進めないと「こそあど」が何を指示しているのかわかりません。

これでは読み手に誤解を与える確率が非常に高くなります。

『読み進めないとわからない→最後まで読まない人に誤解を与えるおそれがある』この図式が成り立つからです。

対する例1の文章は最後まで読まなくても、1行目から『いつ・どこで・誰が・何をする』という情報が把握できます。

したがって文章を書くときは例1のように、こそあど言葉を使わず可能な限り具体的に書きましょう。

なお、具体的に書くコツとしましては、5W1H『いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように』の要素を意識しましょう。

文章に表すときも、5W1Hの順番通りに書くと情報に抜けがなく、具体的に書けます。

情報が伝わらないかもしれない

「こそあど」を使うと、誤解が発生しやすくなるだけでなく、そもそも情報が伝わらないこともあります。

例えば、病院に行ったときなどに、いつから・どこで・どんな痛みがでている、といったことを聞かれますよね。

その時に、的確な言葉を選択しないと正しく相手に伝わりません。

例文を下に示します。

(例1)
昨晩、自宅で私は発熱し、病院に行きました。
病院に行ったのは、発熱がコロナウイルス感染症由来のものか、心配だったからです。
もし他人に移してしまったらいけないので、自家用車で病院まで移動しました。

(例2)
昨晩、自宅で私は発熱し、そこに行きました。
そこに行ったのは、それがコロナウイルス感染症由来のものか、心配だったからです。
もし、他人に移してはいけないので、それで病院まで移動しました。

(例1)では『いつ・どこで・だれが・なにを』といった情報が1行目からわかります。

これによって、文章全体の把握がしやすくなります。

また、文章全体で5W1Hの情報に抜けがないので、相手に伝えるための重要な情報に抜けがありません。

しかし(例2)では、1行目から「こそあど」を使ってしまっているため、どこに行ったかという情報に抜けがあります。

2行目の『それ』は1行目の発熱を示していますが、実際に『発熱』と書かれている文章より、ワンテンポ理解が遅れます。

また3行目の『それ』という単語でも、指し示しているものが分からないため、意味が分からない文になっています。

このように(例1)と(例2)の文章を比べると、(例1)の情報量が多く(例2)情報量が少ないです。

この情報量の差が「こそあど」を使うことによって生まれています。

相手に正しく情報を伝えるには「こそあど」を使わずに、伝えたい情報を、5W1Hにそって書きましょう。

5W1Hにそって「こそあど」を使わずに書くのが、情報を正しく伝える近道です。

こそあどに特化した絵本『こそあどの森』とは

こそあど言葉に特化した絵本がありますので、それを解説しますね。

  1. こそあどの森の基本情報
  2. こそあどの森の口コミ

こそあどの森の基本情報

『こそあどの森の物語』シリーズは、この森でもなければその森でもない、あの森でもなければどの森でもない、という「こそあど言葉」から名付けられています。

「こそあどの森」に住んでいる少し風変わりな住人と、その周りで巻き起こる不思議な出来事のファンタジー作品です。

こそあどの森は人気作で、以下のようにシリーズ化されています。

【『こそあどの森』全シリーズと価格】

タイトル価格
こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ1,760円
こそあどの森の物語(1) ふしぎな木の実の料理法1,870円
こそあどの森の物語(2) まよなかの魔女の秘密1,870円
こそあどの森の物語(3) 森のなかの海賊船1,870円
こそあどの森の物語(4) ユメミザクラの木の下で1,870円
こそあどの森の物語(5) ミュージカルスパイス1,870円
こそあどの森の物語(6) はじまりの樹の神話2,090円
こそあどの森の物語(7) だれかののぞむもの1,870円
こそあどの森の物語(8) ぬまばあさんのうた1,870円
こそあどの森の物語(9) あかりの木の魔法1,870円
こそあどの森の物語(10) 霧の森となぞの声1,870円
こそあどの森の物語(11) 水の精とふしぎなカヌー1,870円
こそあどの森の物語(12) 水の森の秘密1,870円
引用元:EhonNavi(2022年1月16日)

こそあどの森に登場するキャラクターはみんな心が温かく穏やかで、心が揺さぶられる名言も多いことが魅力的です。

また、登場するキャラクターの受け止め方や考え方、解決へのプロセスなどに共感したり刺激を受けたりもできます。

時にはキャラクターたちと悩みながら読み進められたり、森の様子を遠くから眺めているように楽しむことも魅力的ですね。

ちなみに『こそあどの森の物語』シリーズの著者は、岡田淳氏です。

岡田氏は、1947年に兵庫県で生まれ、神戸大学教育部美術科を卒業しています。

その後、小学校の図工教師を38年間つとめた経歴があります。

作家としてのデビューは、1979年に出版の『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』です。

多くの賞に受賞されているので、下記の表に一部をまとめてみましょう。

【岡田淳氏の受賞作品】

受賞年受賞作品受賞名称
1981 年『放課後の時間割』日本児童文学者協会新人賞
1984年『雨やどりはすべり台の下で』産経児童出版文化賞
1987年『学校ウサギをつかまえろ』日本児童文学者協会賞
1988年『扉のむこうの物語』赤い鳥文学賞
1991年『星モグラサンジの伝説』産経児童出版文化賞推薦
1995年『こそあどの森の物語』(1)~(3)野間児童文芸賞
1998年『こそあどの森の物語』(1)~(3)国際アンデルセン賞オナーリスト選定
2013年『願いのかなうまがり角』産経児童出版文化賞フジテレビ賞

このように、数多くの作品で受賞しています。

『こそあどの森の物語』の出版社は株式会社理論社です。

「こどもがおとなにそだつ本、おとながこどもにかえる本」というキャッチフレーズを掲げている出版社です。

そのキャッチフレーズのとおり、幅広い年齢層に対応する作品を数多く扱っています。

有名な作品としては、人気テレビシリーズの「北の国から」などもあります。

素晴らしい作品の世界に浸りながら、良い勉強にもなるので、自分に合う本をみつけてみましょう。

こそあどの森の口コミ

こそあどの森の物語シリーズには、以下のような口コミがあります。

何回読んでも面白いです。
ぼくは、小3男子です。最初は少し怖かったけど最後は面白かったです。

Amazon|カスタマーレビュー(2022年1月16日)

また、Twitterにも口コミが投稿されていて、名言を抜粋した口コミもあります。

このような口コミから、『こそあどの森の物語』は幅広く人気であることがわかります。

また、Twitterには名言の口コミもあるので、読書をする時間が無くても物語の世界観に浸れますね。

『こそあどの森の物語』を読んで、「こそあど言葉」を楽しく学びましょう。

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