【再現率100%】わかりやすい文章の書き方7原則と構成で悪文から即卒業|文章力アップのポイントとなるコツを紹介

わかりやすい文章

「読み手がストレスを感じない文章」を書きたい。

「文章の背景を頭の中で鮮明にイメージさせる書き方」を会得したい。

「パッと見で瞬時に理解できる文章」をどうしても身につけたい。

ライターであれば一度はぶつかる、この悩み。

そんなときは、この記事で紹介する「PERP法」や「わかりやすい文章の7原則」を実行してみてください。

そうすれば、今よりもはるかにわかりやすい文章を書けるはずですよ。

そう、わかりやすい文章を書くのに、経験や勘は必要ないのです。

パターンやコツさえ掴んでしまえば、Webライター0年生でも、大手編集社のベテランライター並みに、わかりやすい文章を書けるのです。

また、ココで紹介する方法は、実際にボクがIT系上場企業のWebライター時代に効力を検証したものです。安心して使ってくださいね。

この記事に書いてある情報を今すぐに実践して、1ランク上のWebライターを目指しましょう。

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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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文章の構成に迷ったらPERP法を使おう!

PERP法(プレップ法)とは、以下4つの項目で構成された「文章構成」のことです。

  1. Point(結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(証明・事例)
  4. Point(結論)

PERP法は結論からスタートし、結論で締める文章構成です。

ライティングをするとき「文章を書くときは結論から書け!」と口を酸っぱくして言われることが多いです。あれは要するに、「PERP法を使え!」と言われていたわけですね。

また、PREP法を使えば“Webライティング初心者“でも説得力のある文章を、簡単に書くことができますよ。

実際にPERP法を使ってみると、次のような文章がすぐに書けます。

1.Point(結論)
Webライティング初心者が文章構成に迷ったら、とりあえずPERP法を使いましょう。

2. Reason(理由)
なぜなら、PERP法には「理由・証拠・事例」を盛り込む要素があり、説得力のある文章を自然な流れで書くことができるからです。

また、はじめと最後の2回に分けて「結論」を伝えることで、重要点を相手に刷り込ませやすくなるというメリットもあります。

3. Example(証明・事例)
事実、数多くの書籍・論文・Webコンテンツでは、このPERP法を使って文章が構成されています。

4.Point(結論)
このことから、Webライティング初心者が文章構成に迷ったときは、「自然な流れで説得力のある文章」を簡単に作れる、PERP法を使うべきといえるでしょう。

このように、PERP法を使えば論文のように引き締まった文章を、Webライティング初心者でもすぐに書けます。

「どんな文章構成にしようかな?」と迷ったときは、PERP法を使ってみてくださいね。とても便利ですよ。

背景がわかりやすい文章にしたいときは「名詞の特徴」を盛り込もう

わかりやすい文章は例外なく、「頭の中でイメージさせてくれる文章」です。

そして、頭の中でイメージさせる文章を書く方法が「名詞の特徴を盛り込むこと」です。

どういうことか? 簡単な例を以下に示しましたので、確認してみましょう。

  1. このリンゴは「きれいな川の水」で育ちました。そして、「田中さん」に作られたリンゴです。
  2. このリンゴは「昼はメダカが泳ぎ、夜は蛍が舞い踊る、富士の透き通った川の水」で育ちました。そして、「土・肥料・水に徹底的なこだわりを持つ田中さん」に作られたリンゴです。

いかがでしょうか。2の文章の方が「川の様子」「田中さんの人物像」を鮮明にイメージしやすくなりますよね。

このように、表面的には同じ意味を持つ文章でも、「名詞の特徴」を盛り込むだけで、文章のイメージをしやすくなります。

そして、イメージしやすい文章ほど、文章の裏にある背景や事情がわかりやすくなるのです。

文章の背景をもっとわかりやすくしたいときは、この方法を使ってみてくださいね。

ただし、ここで注意が1つ。名詞の特徴を乱立させすぎると、「まわりくどい文章」になり、かえってわかりにくい文章になる恐れがあります。

そのため、名詞の特徴を盛り込むときは、「その記事の出来上がりを左右する、もっとも重要な部分」に使いましょう。

例えば、セールスコピーでいったら共感を示すときやメリットを提示するとき、Webライティングでいえば記事の書き出しなどといった、「記事の勝負どころ」で書いてみてくださいね。

どの文章にもこだわりを持って書くことは大事です。しかし、そのこだわりのせいで、読み手がわかりにくい文章になってしまっては本末転倒です。

そのため、文章を書くときは「特徴をしっかり記述する文」と、「さらっと書き流す文」を使い分けてみましょう。

そうすれば、躍動感とわかりやすさが両立されたGreatな文章が出来上がりますよ。

何事もバランスが大事というわけです。

主語のねじれを回避!1文に込める意味は1つのみ

1つの文章が長くなると、「文章の意味がねじれてしまう」ことがあります。簡単に言うと以下のようになってしまうのです。

例)
私は英語が得意ですが、田中さんは苦手です。

この文章だと「私は英語が得意です。田中さんは英語が苦手です。」という内容になっています。

つまり、「1つの文章に2つの意味が入っている」というわけです。これを「重文」と言います。

重文が多く含まれる記事は読みづらく、わかりにくいものです。特に、専門的な内容を書いている記事だと、読み手を混乱させる元凶となります。

そこで、「1つの文に込める意味は1つのみ」というルールを守ることをおすすめします。そうすれば、読み手にわかりやすい文章を書くことができますよ。

先程の例で言うと、次のような感じにするとGoodです。

例)
私は英語が得意です。しかし、田中さんは苦手です。

文章を書くときは、「読み手にストレスを感じさせない」ことが鉄則です。なぜなら、読み手はストレスを感じた瞬間に、読むのをやめてしまうかもしれないからです(苦笑)。

そのため、文章の内容をわかりにくくする「ねじれ」は、絶対に回避しましょう。

専門用語の書き方を工夫しよう!

専門用語はなるべく使わないほうが無難です。読み手がその専門用語を知っているとは限らないからです。

しかし状況によっては、先ほどの「重文」のように使わざるを得ない場合もあります。

そのため、専門用語を書いたときは、必ずその専門用語の説明をするようにしてください。そうすることで、記事のわかりやすさがググっと上がりますよ。

そこで、専門用語の説明方法を簡単に3つ、以下にご紹介しますね。専門用語の説明をするときの参考にしてみてください。

  • 「1つの文章に2つの意味が入っている」というわけです。これを「重文」と言います。
  • 「1つの文章に2つの意味が入っている(これを重文といいます)」というわけです。
  • 「1つの文章に2つの意味が入っている※1」というわけです。

※1:このような文章を「重文」と言います。

このように、専門用語の説明の仕方はいろいろあります。あなたが使いやすいものを選んでくださいね。

【コツなんか必要ない】箇条書きにしとけば間違いなし!

ポイントやメリットが複数あるときは、箇条書きを使うことがおすすめです。なぜなら、「要点がパッと見でわかるから」です。

また、箇条書きを使うか否かで、その文章のスマートさにも雲泥の差が出ます。


1.この本は素晴らしい! ぜひとも皆さんにも読んでいただきたいものだ。なぜかって? この本を読めば7つのメリットがあるからだよ。1つは会話の能力が上がる。2つ目は顧客との間に信頼関係を構築しやすくなる。3つ目は人間の隠れた欲求を刺激する会話術を会得できる。4つ目は顧客の「無意識」にアプローチできるようになる。5つ目は実際に成功している人たちの行動パターンを知れる。6つ目は魔法の質問リスト集が手に入る。7つ目は読み手を引き込ませる文章を簡単に書けるテンプレートが手に入る

2.この本は素晴らしい! ぜひとも皆さんにも読んでいただきたいものだ。なぜかって? この本を読めば以下7つのメリットがあるからだよ。

・会話の能力が上がる。
・顧客との間に信頼関係を構築しやすくなる
・人間の隠れた欲求を刺激する会話術を会得できる
・顧客の「無意識」にアプローチできるようになる
・実際に成功している人たちの行動パターンを知れる
・魔法の質問リスト集が手に入る
・読み手を引き込む文章を簡単に書けるテンプレートが手に入る

いかがでしょうか。1だと、こう、なんというか……読みたくなくなりますよね(笑)。

ボクだったら読みたくないかも。ゴチャゴチャして「メンドクサイ感がMAX」だからです。見ているだけでストレスがたまりそうです(苦笑)。

これはせっかく頑張って7つも上げたメリットの多さが、逆にあだとなっているパターンになります。

書いてあるメリット内容が魅力的なだけに、非常にもったいない文章ですよね。

しかし、2だとスッキリした印象になり、メリットの数・内容をパッと見で把握することができます。

「おっ! なに? この本読めば、こんなにメリットがあんの? いいね~」となります。しかも無意識に。これが箇条書きの威力なのです。

このことから、もしも特徴やメリットを書くのであれば、箇条書きを使うことをおすすめします。

相手の視線を一気に引き込むことができますよ。

悪文の元凶は「こそあど言葉」なり!

こそあど言葉とは「これ・それ・あれ・どれ」などといった指示語のことです。こそあど言葉がある文章は抽象的な内容になります。

その結果、読み手に疑問が生まれやすい文章となるのです。簡単に言うと、次のようになってしまいます。

例)
あのリンゴはね、このスーパーで買ったんだよ。

上記の文章では「どれだよ。そんで、どこだよ!」となりますよね。

もしも会話であれば、「ほら、あそこだよ~」などといって、情報の補足がすぐにできるので問題はありません。

しかし、文章だとそうはいきません。読み手が読んでいるときに、読み手が疑問に思ったことに対して、補足情報を付け足すことができないからです。

このことから、読み手が疑問に思いやすい「こそあど言葉」を使うことは、避けるべきといえます。

上記のような文章を書くのであれば、最低でも次のように書くべきでしょう。

訂正例)
ボクの家のリビングに置いてあったリンゴはね、近所のスーパー「store」で買ったんだよ。

訂正例の文章であれば、読み手は「へ~そうなんだ~」となるはずです。

このように、文章を書くときは、5W1Hをはっきりさせましょう。そうすれば、読み手の頭の中に「?マーク」が出てこなくなりますよ。

わかりやすい文章は接続詞の使い方がお上手です

わかりやすい文章に接続詞は欠かせません。文章の流れをスムーズにしてくれるからです。

しかし、だからといって接続詞を乱立させてしまうと、わかりにくい文章になってしまいます。

例)
今日、車でおじいさんをはねてしまいました。
しかし、急いでいたので救急車を呼びませんでした。
でも、おじいさんは平気だったそうです。

どうでしょうか? インパクトのある内容でも、頭の中に「スゥー」っと入ってこないですよね。つまり、「わかりにくくなっている」わけです。

そこで、文章を次のように訂正してみましょう。

訂正1.
今日、車でおじいさんをはねてしまいましたが、急いでいたので救急車を呼びませんでした。
でも、おじいさんは平気だったそうです。

いかがでしょうか? 訂正前に比べて、頭の中に「スゥー」っと文章の内容が入ってくるはずです。また、少し上級ですが接続詞をなくすことも可能です。

訂正2.
今日、車でおじいさんをはねてしまいました。
急いでいたので救急車を呼ばなかったのですが、おじいさんは平気だったそうです。

このように、接続詞をゼロにすることも可能ですよ。接続詞を使うかどうかは、その文章の前後で接続詞を多用していないかどうかを見て、判断するとよいでしょう。

また、訂正する前の文章と訂正2の文章を読み比べてみると、内容が同じにもかかわらず、「無神経な感じ」が増しているのが面白いところです。まるで他人事のように書かれています(笑)。

チョットした文章の有無で、印象がこれほど変わってしまう日本語って、ホントにおもしろいですよね。

文章力アップのポイントは「」を使いこなすこと

文章内で強調したいところは「」を使いましょう。読み手の視線を簡単にコントロールすることができますよ。例えば……。

例)
1.文章を書くときはPERP法を使いましょう。
1. 文章を書くときは「PERP法」を使いましょう。

「」があることで、自然と「PERP法」に目が向くはずです。このように、「」をつけるだけで、読み手の目線をコントロールできます。

強調したい単語、重要点を相手の印象に残したいときは「」を使ってみてくださいね。

まとめ|わかりやすい文章のコツは原則と構成の遵守!

わかりやすい文章を意識すると、単調で素人っぽい文章になりがちです。

そんなときは「PERP法」を試してみてください。

「PERP法」を使えば、わかりやすくて引き締まりのある文章を簡単に書けますよ。

また、「ねじれ」や「こそあど言葉」をなくせば、わかりにくい悪文から脱出できます。

それに付け加えて、「名詞の特徴を書く」「専門用語の書き方」「箇条書き」「接続詞」を意識すれば、わかりやすさが1ランク上の文章が書けますよ。

わかりやすい文章を書きたいときには、この記事で紹介した原則と構成を試してみてくださいね。

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