「読者がファンになる記事を書きたいな」
「ブログで価値ある情報を発信したいな」
Webライティングをする際、このように思う人も多いはず。そんなとき『起承転結』を使って記事を書いていませんか?
結論を言うと、Webライティングをするときに、起承転結を使うのは絶対にやめてください!
理由は、起承転結を使ってWebライティングをすると、結論がわかりにくくなるからです。
そもそも、起承転結はストーリーを書く際に使うテンプレートなので、Webライティングには向いていないテンプレートなのです。
結論がわかりにくい記事を提供しても、ファンになる人は一人もいません。こんなのは悲しすぎますよね。だからこそ、Webライティングで起承転結を使うのは絶対にやめましょう。
「では、ブログやサイトはどうやって書けばよいのか?」
そこでボク(宮鶴 桜懿)があなたにおすすめするテンプレートが『PREP法』です。
PREP法であれば、結論を最初に持ってくるので、読者にこちらの意図を伝えやすくなりますよ。
この記事では『PREP法の解説』『使うことで得られる7つのメリット』『初心者でも効果を即実感できるテンプレート』『PREP法の実例』などといった、非常に濃い情報を提供しています。
他にも『PREP法をもっと効果的に使う方法』『SDSやPASONAの法則との違い』もご紹介していますよ。
PREP法の使い方を極めたいときは、この記事を参考にしてくださいね。
PREP法(プレップ)でライティングをすると読者に理解されやすい!
「PREP法ってなに?」と思う人も多いはず。『PREP法』とはWebライティング初心者でも高品質な記事を作りやすいテンプレートのことです。
ちなみにPREP法は以下の4つで構成されています。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(証明・証拠・証言)
- Point(結論)
PREP法は結論を冒頭に入れるテンプレートです。そのため、読み手はこちらの言いたいことを理解しやすくなります。
また、結論の後に理由・証拠を説明することで、強い説得力が自然と生まれるのです。そして、強い説得力が発生した直後に、もう一度結論を加えることで、こちらの意図を相手に刷り込むことができます。
つまり、PREP法を使うことで、起承転結でありがちな『結局、何が言いたいの?』という事態を回避することができるのです。
文章力がPREP法(プレップ)で向上する理由
PREP法は構成が4つとシンプルなテンプレートです。そのため、初心者でも難なく使うことができる優れたテンプレートといえるでしょう。
また、PREP法は使いやすいだけのテンプレートではありません。その他にも多くのメリットを備える優秀なテンプレートなのです。具体的には以下のメリットがあります
・最初に結論を書くことで読者を惹きつけることができる
→結論やメリットを最初に提示することで、読者の ”気を惹く” ことができる
・はじめと最後に結論を組み込むことで、結論がブレにくい
→スタートとゴール地点を事前に決めているので、主張がフラフラしない
・結論を繰り返すことで、相手の記憶に残りやすい
→人はすぐに忘れる生き物なので、記憶を残しやすくするメリットは大きい
・文章の流れがスムーズになる
→相手の疑問に順次答える形式なので、読者はスムーズに読み進められる
・文章量がコンパクトになり、時短になる
→無駄な文章を書くパートがないため、執筆スピードが上がる
・論文のように引き締まった文章を簡単に書ける
→主張が一切ブレないため、信頼を得やすい文章になる
・説得力のある文章なので、読み手からの「YES」を引き出しやすい
→根拠や証明で読者からYESを引き出しやすい
これらのことから、PREP法は『メリットの塊』といえるテンプレートです。
実際に、多くのサイト・ブログ・書籍の文章を分析すると、そのほとんどがPREP法で構成されていることがわかります。
使いやすくて説得力も増すテンプレートですから、多くの人が使っているわけですね。
そんなPREP法の使い方を次の章でご紹介します。
【悪文もイチコロ】PREP法(プレップ)を書く方法|テンプレートで大公開!
PREP法をテンプレート化すると、次のような形になります。
【PREP法のテンプレート】
1.Point(結論)
・(______)をするときは
(______)すべきでしょう。
2.Reason(理由)
・なぜなら(______)だからです。
3.Example(証明・証拠・証言)
・その証拠に(______)では
(______)が科学的に証明されています。
or
・(______)によれば
(______)とされています。
or
・実際に(______)は
(______)と断言しています。
4.Point(結論)
・そのため(______)をしたいのであれば
(______)をすべきなのです。
いかがでしょうか。ビックリするぐらい簡単に使えるはずです(笑)。
文章の作成に行き詰ったときや説得力のある文章をラクして書きたいときは、このPREP法テンプレートをそのまま使ってみてくださいね。
次の章では、このPREP法テンプレートを実際に使って作成した例文をご紹介します。
PREP法(プレップ)で構成した例文をご紹介
先ほどご紹介したPREP法テンプレートを実際に使ってみると、以下のような文章になります。
【テンプレートを使った例文】
1.Point(結論)
ブログを書くときはPREP法を使うべきでしょう。
2.Reason(理由)
PREP法を使うことで以下のメリットを得られるからです。
・結論から書くので、読み手にわかりやすい文章となる
・ど素人でも説得力のある文章を簡単に書ける
・まとまりのある文章を短い時間で書ける
3.Example(証拠・証明・証言)
実際に、数多くの書籍や論文ではPREP法に基づいて、説得力の高い文章が書かれています。
4.Point(結論)
このことから、もしもあなたが書籍や論文のように説得力のある文章を書きたいのであれば、PREP法を使うべきなのです。
このような文章になります。……コンパクトにしすぎましたかね(笑)。ちなみに、この例文の文章量は符号点込みで『180文字』です。
たった180文字で、ここまで説得力のある文章を書けるテンプレートはPREP法ぐらいでしょう。ほかのテンプレートでこれぐらい説得力のある文章を書こうと思ったら、400~500文字は必要になるはず。
この結果から、PREP法は『時間対効果に優れた、コスパの良いテンプレートである』と断言してよいでしょう。PREP法を使う際は、先ほどボク(宮鶴 桜懿)があなたにご紹介したテンプレートを、ぜひ使ってみてくださいね。
ライティングでPREP法(プレップ)をもっと効果的に使う方法
ココでは以下のことをご紹介しますね
- PREP法の弱点
- 弱点を打ち消すには方法と実例を足せ!
- MethodとExampleを入れれば『机上の空論感』が即座に消える!
- この記事で一番重要な部分!4つの経験学習モデル
PREP法の弱点
ここまでPREP法をベタ褒めしてきましたが、PREP法にも実は弱点があります。それは具体的な行動を記入するパートが一切ないことです。これでは具体性が欠落した『机上の空論』のような記事になってしまいます。
机上の空論感が強い記事では、再現性の高い情報を掲載していても、誰も実行してくれません。
「言いたいことはわかったけど、結局なにをどうすればいいの?」となってしまうからです。
これでは『具体的な方法がわからない→誰も行動できない→誰も効果を実感できない→誰もファンになってくれない』という図式が出来上がってしまいます。こんなのはイヤですよね。
「では、どうすればよいのか?」
答えは単純明快。具体的な行動とカリキュラムを記入すればよいのです。
そもそも人間には、『4つの経験学習モデル』があると言われています。
文章で相手を行動させるには、この4つの経験学習モデルを網羅する書き方をしなくてはなりません。
PREP法だけでは、この4つすべてを網羅することができないのです。
だからPREP法を使う際は、『具体的な行動・カリキュラム』を入れることが重要となるのです。
弱点を打ち消すには方法と実例を足せ!
PREP法に具体性を持たせるためには、『どうすれば(Method)・とりあえず実行(Example)』の2つを追加すればOK。
イメージ的には以下のような形です。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(証明・証拠・証言)
- Point(結論)
- Method(具体的方法)
- Example(カリキュラム・ベイビーステップ・実例)
- Point(結論)
要するに、PREP+MEPにするということですね。また、構成の最後にもう一度結論を入れることで、読者への印象付けをさらに強めることができますよ。
「結論をそんなに繰り返すとか、しつこいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、人間という生き物は、本当に忘れっぽい生き物です(苦笑)。お金を払わずに目を通せるものへの忘れやすさは、異常です(笑)。
実際に、心理学者ヘルマン・エビングハウスの実験(忘却曲線)では以下のことが証明されています。
【人の物忘れの激しさを証明した『忘却曲線』】
・20分後には、覚えたことの42%を忘れる
・60分後には、覚えたことの56%を忘れる
・1日後には、覚えたことの74%を忘れる
いかがでしょうか。
この実験結果を見ると、結論を繰り返さないわけにはいきませんよね(苦笑)。
そのため、読者に是が非でも覚えておいてほしいことは、何度も繰り返し言わなければならないのです。
あなたも記事を書くときは、結論を何度も入れることを、忘れないでくださいね。
MethodとExampleを入れれば『机上の空論感』が即座に消える!
ご紹介したように、メソッドと実例を追加するだけで、記事から『机上の空論感』を払しょくすることができます。
具体性が一気に増し、なおかつ記事の内容を『すぐに・その場で・効果を検証できる』からです
つまり、『メソッド・実例』の2つを追加するだけで、情報が抽象的な記事とは別次元の、具体性・再現性が圧倒的に高い記事が出来上がるわけです。
実際に、この記事はPREP法に付け加えて、以下のパートを見出しに追加しています。
Method:【悪文もイチコロ】PREP法(プレップ)を書く方法|テンプレートで大公開!
Example:PREP法(プレップ)で構成した記事の例文を紹介
こうすることで、読者に提供する情報の価値は飛躍的にアップします。
『無料で・今すぐ・その場で・効果を実感できるメソッド』ほど、読者が喜ぶものはありませんからね(笑)。
また、この2つを掲載することで、抽象的な情報しか掲載していない他ブログとの差別化を図ることもできます。
まさに一石二鳥というわけです。
そのため、ボク(宮鶴 桜懿)が記事を執筆するときは、PREP法にプラスして「具体的メソッド・実例」を記載することを心がけています。
もしもあなたがPREP法を使って、他ブログよりも1~2ランク上の情報を提供したいのであれば、PREP法に「メソッド・カリキュラム or ベイビーステップ or 実例」の部分を追加してくださいね。
そうすれば、読者も具体的な行動を起こすことができ、あなたが提供した情報に対する満足度は劇的にアップします。
このような記事を書き続けていけば、あなたのファンは雪だるま式に増えていきますよ。
この記事で一番重要な部分!4つの経験学習モデル
なぜ方法と実例を付け足すだけで、「情報の質が高くなった!」と感じるのでしょうか。
それは人間が最も知りたがる情報の一部に方法と実例が含まれているからです。
そもそも『4つの経験学習モデル』のことはご存じでしょうか?
『4つの経験学習モデル』とは、アメリカの組織行動学者である、デイビット・コルブが開発した理論。この理論は簡単に言えば、『効果的な動機づけを作る考え方』です。
そのため、経験学習モデルは人や組織を行動させるときに、この経験学習モデルが非常に役立ちます。
実際に、アホみたいに売れる商品のセールスレターは、この経験学習モデルを踏襲して作成されています。
ちなみに、人の経験学習モデルは以下の4つとされています。
1.『なぜ』タイプの学習者
→メリットやデメリットを知りたがる人たち
2.『なに』タイプの学習者
→メリット・デメリットを得られる理由を知りたがる人たち
3.『どうやって』タイプの学習者
→紹介した方法を『具体的=ステップ・バイ・ステップ』で知りたがる人たち
4.『とりあえず行動』タイプの学習者
→とりあえず『今すぐ・その場で・効果を検証』したがる人たち
読者がエリートであろうと、犯罪者であろうと、どんな価値観を持っていようと、この4つのタイプのどれかに必ず当てはまります。
そのため、どのようなテンプレートを使って文章を書こうと、4つの経験学習モデルを必ず網羅させなければなりません。
文章に4つの学習モデルが組み込まれていない場合、読者のココロに響かない文章になってしまうからです。
しかし逆に言えば、この4つの学習モデルを文章に組み込むだけで、『どんな人間でも試さずにはいられない状態』に持っていくことができます。
このことから、もしもあなたが文章で読者を行動させたいのであれば、この経験学習モデルをベースにして文章を作成しましょう。
そうすれば、読者がどんなに腰が重くても行動させることができますよ。
それでは、1つ1つの学習モデルを見ていきましょう。
なぜタイプの学習者
なぜタイプの学習者は、『学ぶモチベーション』を必要とします。つまり「なぜこれを学ぶ必要があるのか?」を理解させる必要があるのです。
行動する理由がわからなければ、行動できないのが『なぜ』タイプなのです。
学ぶことの必要性を理解させるには、『メリット』の提示、もしくは、学ばないことで起こりうる『デメリット』を提示するのがよいでしょう。
具体例を挙げると、「このPREP法テンプレートを実施すれば、執筆スピードが200%アップします。もちろん、記事のわかりやすさも向上し、読者のWebサイト滞在時間が伸び、劇的なSEO効果をもたらすことでしょう。
しかし、実施をしない場合は、本来得られる多大な時間やSEO順位を失うことになります。その結果……」といった具合です。
メリットやデメリットを提示してあげれば、『学ぶことの必要性』をなぜタイプの脳に刻み付けることができます。
メリットやデメリットを刻まれたなぜタイプは、目の色を変えて行動し始めることしょう。
なにタイプの学習者
なにタイプの学習者は『そのメソッドの裏付け』を必要とします。
要するに、『なぜこの方法を実行すると、そのメリットを得られるのか? 』を理解させなければならないのです。
このようなタイプには、メソッドの全体図・仕組み・ルール・条件などを伝えるとよいでしょう。そして、それに関する『証拠・証明・証言』を説明してください。
例えば、ライティングの方法を教えるのであれば、「人間がモノを記憶するプロセスはこうなっています。これは科学的に証明されています。そのため、モノを記憶するメカニズムに従って開発されたこのメソッドを実行すれば、このようなメリットを得られるのです」のように書けばOKです。
そうすれば、なにタイプの学習者は納得かつ安心してそのメソッドを実行できるのです。
どうやってタイプの学習者
どうやってタイプの学習者は『具体的な行動手順』を重要視します。
彼らには、『方法論がわからないとスタートを切れない』という特徴があるのです。
どうやってタイプの学習者は、あるメソッドの話を聞くと「最初にすべきことはあれかな・次にすることは……・その次は……」と頭の中でグルグルと想像します。
そのため、このようなタイプを行動させるには、具体的な行動を『ステップ・バイ・ステップ』に整えて、頭の中でイメージしやすくします。例を挙げると、具体的なメソッドを「なにを・どのタイミング・どのように実行すればよいのか」にまで落とし込めばよいのです。
方法の流れが一通りわかることで、どうやってタイプの学習者は一気にモチベーションが上がり、勝手に行動し出します。
その方法を実行して、成功したイメージができているからです。
ただし、人の脳が意識的に集中できるのは基本的に2つまで、多くても3つまでといわれています。どんな人でも数が多いと、集中できないということです。
このことから、ステップ・バイ・ステップ形式でメソッドを教えるときは、2~3つの簡単な形式に整えるべきといえます。
数が多くならないよう、気を付けてくださいね。
とりあえず行動タイプの学習者
とりあえず行動タイプの学習者は、「とりあえず実践してみよう」と考える人たちです。
メリット・証明・方法論などお構いなしに行動したがる人たちです。
とりあえず行動タイプの学習者は、「実践した結果、何を得られるのか?」を重要視します。
そのため、こういった人たちには、『今すぐ・その場で・実行できるカリキュラム』を提供すれば、すぐに行動して、結果を自分の目で確かめたがります。また、カリキュラムにまで体系化せずとも、『ベイビーステップ』でもOKです。
とりあえず、どんなにショボくてもよいから『今すぐにその場で実行できる方法』を提供することが重要です。
それに付け加え、『効果を実感できる・成功体験を得られる』カリキュラムやベイビーステップであれば、相手はあなたのファンになること間違いなしです。
「そんな手の内をさらすようなことを、無料でしたくないわ!」という人は、提供するメソッドの実例・事例・成功例を紹介するとよいでしょう。
他人の成功例を聞くことで、マネせずにはいられなくなるからです。
「あいつにできて、俺にできないわけがないだろう」と思うわけですね(笑)。
以上4つが、人の経験学習モデルの全容となります。
もしも文章で人を動かすことができていないのであれば、この4つのモデルのうちのどれかが欠落しているハズ。
そして、説得力の高いPREP法を使っても人を動かすことができていない場合は、『どうやって』『とりあえず行動』の2つが不足しているパターンが多いです。
既にお知らせしたとおり、PREP法には「どのように・とりあえず実行」のパートがないからです。
そのため、PREP法は『説得力の強い記事を簡単に作れる反面、具体性が全くない机上の空論になりやすい』傾向にあります。
これはPREP法が具体的な部分には全く触れずに記事を作れてしまうことが原因でしょう。
実際に、PREP法に基づいて執筆される記事は、具体的な部分には触れておらず、抽象的な記事になっていることが多いです。
これがPREP法の弱点なのです。
【落とし穴にご注意を!】SDSやPASONAと使い分けよう!
ここまでPREP法について解説してきました。しかし、実はライティングのテンプレートはPREP法だけではありません。他にもテンプレート存在します。その代表的な例が以下の2つです。
- SDS
- PASONA
SDS
SDSとは次の3つで構成されるテンプレートです。
- Summary(テーマ)
- Detail(説明)
- Summary(まとめ)
SDS法はPREP法に似ていますが、PREP法よりも更に簡素化されたテンプレートです。
そのため、使いやすさはPREP法よりも上がりましたが、「説明の部分に何を入れればいいのかわからない」という人も続出しています。
ライティング初心者であれば、自由度が高いSDS法よりも、ある程度書く内容を制限されているPREP法を使うべきといえるでしょう。
・PASONA
PASONAは『実践マーケッター』として有名な神田昌典氏が考案したテンプレートです。PASONAは以下の6つで構成されています。
- Problem(問題提起)
- Affinity(親近感・共感)
- Solution(解決策の提示)
- Offer(提案)
- Narrowing(絞り込み)
- Action(行動喚起)
PASONAの法則はWebライティングというよりも、セールスレターで真価を発揮するテンプレートです。
仕事の幅を広げ、セールスレターの仕事もするようになった人は、PASONAの法則を使ってみてくださいね。
ちなみに、上述したPASONAは新しいほうのPASONAの法則です。古いほうのPASONAに興味がある人は調べてみて下さいね。
SDSやPASONAの法則は、PREP法とは違った良さがあります。
しかし、Webライティングをするのであれば、やはり高い説得力を実現するPREP法がおすすめです。
どうしてもSDSやPASONAの法則を使ってみたいのであれば、SDSはプレゼンのシナリオで、PASONAの法則はセールスレターで使うのがおすすめです。
PREP法とSDS・PASONAの法則を使い分けて、どんどんライティングスキルを磨いてくださいね。
面白いようにレベルアップしますよ。
7.ライティングでやりがちな「間違った書き方」【初心者は要注意!】
ブログを始めたばかりの人の相談を受けると、ほぼ100%といっていいぐらい、構成を「起承転結」にしています。
すでにお知らせしましたように、起承転結で構成を作るのは今すぐやめましょう(笑)。その理由は、起承転結に沿って記事を書くと、結論が読者に伝わりにくいからです。
そもそも起承転結とは4つのパートで構成されている、ストーリー専用のテンプレートです。ちなみに4つのパートとは、以下4つのことです。
- 起(ストーリーの始まり)
- 承(ストーリーの続き)
- 転(逆転の発生)
- 結(ストーリーの結末)
ここで問題なのは、起承転結を使うことそのものではありません。『起承転結をブログや情報提供型コンテンツの構成で使おうとすることが問題』なのです。
「どういうことか?」
実は、『起承転結とブログや情報提供型コンテンツの相性は悪い』のです。
そもそも起承転結とは『ストーリー』を作るときに役立つテンプレートです。そのため、『ブログや情報提供型コンテンツ』で使おうとすると、途端に使いにくくなります。
実際に、ブログを書くときに『起承転結』を使うと、多くの人が「なんか書きにくいなあ」と感じるはず。その理由は、起承転結とブログの相性の悪さが原因だったのです。
「それはなぜか?」
ブログや情報提供型コンテンツで伝えるべき情報は、おもに以下の3つです。
- メリット
- 証明
- 具体的方法
この3つを先ほどの『起承転結』と見比べてみてください。情報提供型コンテンツにおいて重要となる『メリット・証明・具体的方法』のパートが、起承転結には1つもありませんよね。これが相性の悪さの原因です。
もちろん、起承転結の各パートに『メリット・証明・具体的方法』を組み込むことも可能です。
しかし、起承転結にこれらの情報を入れようとすると、どうしてもストーリー形式になってしまいます。
起承転結はもともとストーリーを作るためのテンプレートだからです。起承転結に沿って文章を書き始めると、自然とストーリーのような文章になってしまうのです。
そして、ストーリー形式でメリット・証明・具体的方法を紹介しようとすると、読み手に伝わりにくいことがあります。
ストーリー形式では「メリットはこれです」「証明はこれです」「具体的方法はこれです」と直接的に表現できないからです。
仮にストーリーの途中でいきなり「メリットはこれです!」と直接的に断言するとどうなるか? ストーリーの流れがめちゃくちゃになり、読者の読む気が失せてしまいます。その結果、読者はブログやコンテンツから問答無用で離脱してしまうのです。
そんな事情もあり、起承転結で『メリット・証明・具体的方法』を伝えようとすると、どうしてもストーリー形式かつ比喩的・暗喩的に読者に伝えるしかないのです。
比喩的・暗喩的にメリットや証明などを伝えることは非常に難しいです。文章で表現することが難しいことはもちろん、『読者が書き手の意図をストーリーから100%読み取ってくれるとは限らない』からです。
『2~3時間かけて作り上げた文章を、読み手の読解力にすべて委ねる』 う~ん。ボク(宮鶴 桜懿)は怖くて実行できません。考えただけでもチビりそうです(笑)。
ちなみに、ストーリーを書くときに起承転結を使うことはむしろ大正解です。
抑揚のある、人を感動させるストーリーを書きやすくなるからです。
実際にボク(宮鶴 桜懿)もストーリーを書く際は起承転結をよく使いますし、著名なブロガーさんや年収が億越えのセールスコピーライターさんも起承転結に基づいたストーリーを書いています。これはれっきとした事実です。
しかし、ブログや情報提供型コンテンツの構成を、まるまる起承転結にしてしまうことは、やっぱりおすすめできません。
書き手の文章力以上に、読み手の読解力がカギとなるからです。「結局、ブログ主は何が言いたいんだ?」となることもあり得ます。
このことから、情報提供型コンテンツの構成を作るときに、起承転結は使わないほうがよいのです。起承転結はストーリーを作る際に、大活躍してもらいましょう。
8.まとめ|ライティングならPREP法(プレップ)+ MEP!
Webライティングの構成に迷ったときは、とりあえずPREP法を使ってみてください。説得力ある文章をパパっと執筆することができます。
また、ご承知のようにPREP法を使った記事は『具体性がない机上の空論』になりやすいです。
そのため、PREP法を使うときは、この記事でご紹介したように『メソッドやカリキュラム・ベイビーステップ・実例』を付け加えてくださいね。
そうすれば、他ブログとは1~2ランク上の上質な記事を必ず書けるようになることをお約束します。
テンプレートを使いこなして、ラクして、上質な記事を量産していきましょう。
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