- 今まで長い文章なんて書いたことがないからブログの書き方がわからない
- ブログを始めたけど、誰も最後まで読んでくれない
ブログを始めたばかりの人の中には、このように思う人も多いはず。
人に響く記事を書くのって、なかなか難しいですよね。
でも、ブログの書き方ってじつは簡単。
決められたテンプレートに沿って書くだけで、人に読んでもらえる魅力的な記事を誰もが書けます。
この記事ではそのテンプレートについてご紹介します。
ベテランライターの記事であっても、よく見ると構成はほぼ決まっています。
その構成をテンプレートとして紹介しているので、その通りに書けばベテランライターと同じようなわかりやすい記事を簡単に書けますよ。
仕事にはマニュアルがあり、マニュアル通りにやれば新入社員でも長年勤めている人と全く同じ仕事ができますよね。
同様に、ベテランライターと同じ構成のテンプレートを使って記事を書けば初心者でもプロが書くようなわかりやすい記事を書けるのです。
ここで紹介するテンプレートに沿って記事を書けば、あなたの記事がこれまでの何倍もわかりやすく魅力的な記事になります。
事前に調べておくこと
ブログを書くことは貴重な時間と多くの手間をかけて行う作業であり、決して楽なことではありません。
一生懸命書いた記事なのに誰も読んでくれなければ、費やした時間と労力が水の泡となってしまいます。
では、たくさんの人に読んでもらえるブログを書くにはどうしたらよいでしょうか。
それは『読者』の役に立つ記事、これを読めば悩みが解決できそうだと思ってもらえるような読者を惹きつけるブログを書くことです。
『自分』の日記を書いても誰にも読んでもらえません。
読者の役に立つ記事を書くためには、まず以下の3点について事前に下準備をしておく必要があります。
- 読者を『具体的』にイメージする
- その読者が「解決したい悩み(記事のキーワード)」を決める
- 悩みの解決方法(結論)の大まかな方向性を決める
①読者を『具体的』にイメージする
年齢、性別、住む地域・環境などによって悩みはそれぞれであり、万人を対象とした悩み解決の記事を書くことは不可能です。
なので、まずは誰に向けて書く記事なのか、ターゲットを具体的に決めます。
(例1)東京に住む30代の女性
これは具体的ですが、ブログの読者を想定するという観点では不十分で、もっともっと具体的に絞り込んでいく必要があります。
(例2)東京に住んでいる30代の女性で、子供が小学生なので働ける環境にあり、得意な英語を使って仕事を探している人
このように、その読者の姿が目に浮かぶくらいイメージを絞り込みます。
ここまで具体化しておかないと以降の悩みや解決方法も絞れないので、必ず具体的にイメージします。
②その読者が「解決したい悩み(記事のキーワード)」を決める
読者を具体化したらその読者の悩みを想定しますが、悩みはGoogleなどの検索エンジンや「Yahoo!知恵袋」を使うことで簡単に見つけることができます。
はじめのうちは、いくつかの悩みをピックアップし、その中で自分が記事に書きやすいテーマのものを選ぶとよいと思います。
③悩みの解決方法(結論)の大まかな方向性を決める
その分野の知識がないのに読者の悩みを解決することはできないと思うかもしれませんが、解決策は他の人が既に書いてくれています。
まずは他の方がどういう解決方法を提示しているのかを分析します。
Googleの検索結果に②で決めたキーワードを入れて出てきた上位10件の記事を読めば解決方法が見えてきます。
また、各々の記事を分析して過不足を組み合わせることで個々の記事の『いいとこ取り』をしたオリジナルの内容にすることができます。
これらの手順を通じて、悩みの解決方法、結論や記事の内容の大きな方向性を決めておきましょう。
記事の全体像
想定読者、解決したい悩み(キーワード)と解決方法がイメージできたら、いよいよブログの作成に取りかかります。
ここでようやく『テンプレート』が登場します。
ブログを以下の3つのパートで構成し、さらに各パートも決まった流れに沿って書くことで、誰にでも簡単に読まれる記事が書けます。
- 導入パート
- 本文パート
- まとめパート
「導入」パート
導入パートではタイトルと導入文(リード文)がポイントになります。
タイトル
検索画面のタイトルに表示されるので、クリックしてブログに来てもらえるように記事の内容を魅力ある言葉で端的に表現します。
詳しい書き方は後述しますね。
導入文(リード文)
ここで読者の興味を惹きつける(悩みの共感と解決の期待を抱かせる)ことができなければ、読者はブログを読まずに検索画面に戻ってしまいます。
本文パート(大見出し・中見出し・小見出しを適宜入れて階層がわかるように)
読者の期待を裏切らないように、導入文で解決できると期待させたテーマに沿って具体的な解決方法を記載します。
見出しの書き方
見出しを書く上で大切なことは、見出しと次に来る本文の内容を必ず一致させるということです。
見出しは本文の目次としての役割があり、本文の内容を分かりやすくする手助けをするものなので見出しと本文が一致しないと本文の内容がわかりにくくなるからです。
また、記事を流し読みしながら知りたいことを探す読者もおり、見出しと本文の内容が違うと読者が期待を裏切られたと感じ、そのページを離れることにもなります。
見出しと本文の内容は必ず一致させましょう。
「まとめ」パート
もう一度記事の内容を振り返り、本文で示した悩みの解決方法を実行するよう読者に行動を促します。
よく目にするわかりやすいブログの記事になっていますよね。
このような構成で記事を書けば、誰でも自然とベテランライターが書いたような読みやすい記事に仕上げることができます。
タイトル
タイトルは検索結果ページに表示される部分で、読者が記事を読みに来てくれるかどうかの生命線になります。
読者はタイトルを読んで自分の悩みが解決できるかを瞬間的に判断するので、読者の興味を引く言葉で書かなければそのままスルーされてしまいます。
ここでは、読者に注目してもらえるタイトルを簡単に作成できるテンプレートを紹介します。
全てのテーマに当てはまるわけではありませんが、大半はこのテンプレートをベースに作成できますので、ぜひ実践してください。
- 注目される工夫をする
- 記事の目的・理由を書く(何を解決するための記事なのか)
- 解決方法を書く(どういう解決策を示すのか)
①注目される工夫をする
疑問符「?」や感嘆符「!」は読者の目を引き付ける効果があります。
タイトルの冒頭で読者に注目してもらうためにターゲットとなる読者の属性や記事の内容を踏まえて、読者の注意を引く言葉を書きましょう
例)「初心者でも〇〇!」「〇〇は大丈夫?」
②記事の目的・理由を書く(何を解決するための記事なのか)
必ず読者の解決したい悩み(キーワード)を入れ、記事の内容をワンフレーズで端的に書きましょう。
例)「〇〇を成功させるための」
③解決方法を書く(どういう解決策を示すのか)
この記事が示す解決策(コツ、裏技、実践方法等)について、誰でも簡単にできることがわかるような言葉や具体的な数字等を入れ込みながら書きます。
例)「3つの簡単なコツ」「4つの単純な法則」等
これら3つの要素を入れることで、「時間のない主婦にも!就寝前の1分でできるシミを消す肌ケア」のように、ターゲットとなる読者の注目を引くタイトルを簡単に作ることができます。
なお、タイトルについては、検索結果画面で全文が表示されるように32文字にすることと、検索画面で上位表示されるために必ずキーワードを入れるようにしてください。
導入(書き出し・リード文)の書き方
導入文はページを訪問した読者が最初に目にする重要な部分です。
導入文で読者を惹きつけ、自分の悩みが解決できるということをしっかり伝えなければ、読者はその時点で検索結果ページに戻ってしまいます。
ではどうすれば読者を惹きつける文書を書くことができるのでしょうか。
じつはここも構成のパターンがあり、そのテンプレートに沿って記入することで誰でも読者の心を捉え、記事を読んでもらえる導入文を書くことができます。
具体的には、以下の4つの要素を上から順番に書いていくだけです。
- 読者の悩みを代弁し、共感してもらう
- この記事を読めば、その悩みが解決することを伝える
- なぜ悩みが解決できるのかの根拠を具体的に伝える
- 記事を読んだ後の自分を具体的にイメージさせる
① 読者の悩みを代弁し、共感してもらう
「○○に悩んでいませんか?」「〇〇をやりたいけど長く続けることは難しいですよね?」のように、読者と同じ立場で読者の悩みを代弁します。
ここで大切なことは読者に「うん、うん」「そう、そう!」と共感してもらえるような内容にすることであり、共感を得ることができれば読者を惹きつけることができます。
共感してもらえる内容で悩みを代弁しましょう。
②この記事を読めば、その悩みが解決することを伝える
「誰でも〇〇できるようになります」「必ず〇〇できます」のように、この記事を読めば悩みが解決できることを断言することがポイントです。
③なぜ悩みが解決できるのかの根拠を具体的に伝える
「初心者だった自分ができるようになったから」「私が勧めた多くの人ができるようになったから」のように、悩みが解決できる根拠を具体的に書きます。
ここまで読者は半信半疑で読み進めてきますが、根拠を示すことで信用してもらえますし、数字などで具体的に根拠を示せれば、信頼度は更に増します。
④記事を読んだ後の自分を具体的にイメージさせる
「〇〇できるようになっています」という書き方では少し弱いです。
「〇〇できて、周囲から『どうしたら上手くできるの?』と質問攻めにあうこと間違いありません」など、ワクワクするような未来が想像できるくらい具体的に書きます。
将来の自分がイイ感じで輝いている姿を具体的にイメージできるような書き方にすることがポイントです。
記事を訪問した読者は、この記事で自分の悩みは解決できるのかと疑いの目で導入文を読みます。
そしてその際、読者の頭の中では以下の流れができています。
- 悩みに共感
- 解決できると断言しているので期待する
- 根拠に納得
- 具体的な未来がイメージできてワクワクする
- 検索ページに戻らず、記事を読み進めてくれる
このようになります。
読者の頭の中をこの流れで埋め尽くすように、導入文を作成しましょう。
そうすることで直帰率を抑えることができます。
参考にしてくださいね。
本文の書き方
いよいよ本文になりますが、記事の中心になる大切な部分なので論理的にわかりやすく書くことが必須になります。
「そんなことはわかってるけど、できないから悩んでるんだよ」と言われそうですね。
でも、本文にも書き方のテンプレートがあるので、それに沿って構成すれば、大半の記事は簡単に論理的でわかりやすい内容に仕上げることができます。
ではどうしたらよいのでしょうか。ここではPREP法(プレップ法)というテンプレートをご紹介しますので、その内容に沿って順番に書いていきましょう。
- P(Point=結論)
- R(Reason=理由)
- E(Example=具体例)
- P(Point=再び結論)
①P(Point=結論)
まず初めに結論を書きます。
読者はこの記事の結論で自分の悩みが本当に解決できるのか、とにかく早く結論が知りたいと思っています。
とくに、読者の中にはこれまでにいくつもの記事に目を通し、イマイチ内容が違うということでこの記事にたどり着いた方も多くいます。
結論を出し惜しむことで、そういう読者が記事を読むのが面倒になり、そのまま検索ページに戻ってしまいます。
せっかく訪問してくれた読者に記事を読み続けてもらうためにも、最初に結論を書くのがポイントです。
②R(Reason=理由)
次に、結論に至った理由を具体的に書きます。
結論を先に書いているので、読者の頭の中は「なぜ?どうして?」という疑問で一杯になっています。
ここで読者に納得してもらう理由を具体的に書かなければ、信用できない記事として検索ページに戻ってしまいます。
③E(Example=具体例)
具体例は結論を裏付けるのに必須です。
読者に分かりやすい具体例を自分の経験や数字等を使って読者に示すことで、②に挙げた理由の根拠を明確にし、記事の信頼性をアップさせることができます。
④P(Point=再び結論)
最後にもう一度結論を書きます。
理由や具体例を説明したうえで改めて結論を強調することで、最初に書いた結論の信頼性や重みが何倍にも増します。
そうすることで読者が納得し、記事の内容が頭の中にスッと入り込みます。
作文であれば『序論・本論・結論』という小・中学校で習った書き方になりますが、Webライティングの世界ではPERP法が一般的になります。
結論が2回も登場して書き分ける必要があるなど、慣れない構成に戸惑い余計に時間がかかってしまうかもしれません。
しかし、このテンプレート通りに書くことで、具体例や理由を通じて論理的に導いた結論を提供することができ、読者が納得する記事を誰でも書くことができます。
また、言うまでもないことですが、訪問してくれた読者の期待を裏切らないようにタイトルと記事本文の内容は必ず一致させてください。
そうしなければ離脱率が高くなってしまい、seo的に悪影響があります。気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?この記事ではブログ初心者でも人から読んでもらえる記事を簡単に作成するためのテンプレートを紹介しました。
読者を惹きつける記事の構成には決まったパターンがあります。
- 導入⇒本文⇒まとめという構成で書くこと
- それぞれのパートの中も決められた構成(内容や順番)で執筆する
この2点を守ることで、誰でも簡単に魅力的な記事を書くことができます。
テンプレートという記事作成用のマニュアルを使えば、初心者でもベテランのブロガーと同じように論理的で人を惹きつける記事を書くことができます。
そういう私もブログ初心者で記事を書くことに全く慣れていませんが、テンプレートのおかげで悩むことなく記事を書くことができていますので、間違いありません。
キーワードを決めたらテンプレートに沿って記事を書くだけということがわかったら、あとは実践するだけです。
まずはここで紹介したテンプレートに沿って、たくさん記事を書いてみてくださいね。
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