発注者がテストライティングを行う5つの目的|受注者は合格のコツをつかみWebライティング案件の採用を勝ち取れ!

テストライティング

「テストライティングになかなか合格できない……」と落ち込んだことはありませんか?

テストライティングに挑戦する以上合格して本採用されたいですよね。

そんなときはテストライティングの目的やクライアントが注目しているスキルを知ることをおすすめします。

クライアントがライターに求めているものがわかれば、テストライティングの合格率はアップしますよ。

今回紹介することは、テストライティングを突破したWebライターが意識して取り組んだことばかりです。

ぜひ取り入れてテストライティングの合格を目指しましょう!

この記事では、テストライティングの目的や合格率アップの方法などを紹介していきます。

テストライティングに合格したい人は、この記事をチェックしてくださいね。

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錦橋慶叡
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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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発注者がテストライティングを行う目的

テストライティングが行われる目的についてご紹介します。

  1. Webライターの能力を確認
  2. Webライターとの相性をチェック
  3. レスポンスが早いか
  4. マニュアルを守るか
  5. 報連相はキチンとしているか

Webライターの能力を確認

テストライティングは、Webライターの能力を確認するために行います。

Webライティングの能力があるかどうかわからない相手にすぐ仕事を頼むのは不安がありますよね。

実際にWebライターとして活躍している人は以下の技術を最低限身に着けています。

  • 論理的な文章が書ける
  • 結論を先に書く
  • 誰にでも理解される文章が書ける
  • 文末の表現に多様性がある

クライアントは文章が書けるだけでなく、Webライティングに適した文章が書ける能力があるか知りたいわけです。

加えてWebライティングでは検索で上位表示させるため、上記の技術が必要になります。

テストライティングは、このような技術を持っているWebライターかを確認するために行います。

Webライターとの相性をチェック

テストライティングでWebライターとの相性もチェックします。

Webライティングの能力だけでなく、クライアントが好む表現や求めるジャンルを書けるかを知るためです。

例えばクライアントは育児関連のオウンドメディアを持ち、育児経験のあるWebライターを求めていたとします。

しかし、育児経験のない、得意ジャンルがIT関係のWebライターであれば双方の意向は一致しないですよね。

他にも文章力は合格点でも、クライアントとWebライターの好む表現が合っているかも相性チェックの1つです。

クライアントが求めている人材かどうかをテストライティングではチェックします。

できればテストライティング前に自分の得意ジャンルや執筆した記事を伝えるなど簡単な自己紹介をしておきましょう。

そうすることで事前にお互いの意識を擦り合わせできます。

レスポンスが早いか

レスポンスはできるだけ早くしましょう。

なぜならレスポンスが遅い人には不信感や不安を持ってしまうからです。

逆の立場であっても、クライアントから質問の回答や修正依頼の連絡が遅いと不安になりますよね。

つまりレスポンスが遅いことはクライアントにとって不安要素になります。

クライアントの持つ不安要素を取り去るためにもレスポンスは早くしましょう。

マニュアルを守るか

クライアントから提示されたマニュアルは必ず目を通し守ってください。

そのマニュアルは最低限守るべき執筆ルールが記載されているからです。

ルールが守られていないと、クライアント側に修正や校正などの余計な業務が増えます。

手間を省くために依頼した仕事で業務が増えてしまっては本末転倒です。

クライアントに手間を取らせないようマニュアルはしっかり守りましょう。

報連相はキチンとしているか

報連相はこまめに行いましょう。

※報連相…『報告』『連絡』『相談』の略。

報連相は仕事を円滑に進めるための必須スキルで、しっかり行えば信頼を得ることができます。

例えば納期にどうしても間に合わない場合。

間に合わないとわかった時点で連絡し、納期の調整を相談しなくてはいけません。

その際に業務がどこまで進んでいるかを報告するのを忘れないでください。

報連相をすることでアクシデントが発生しても、早くリカバリーすることができます。

イレギュラーな事態にもすぐ対応できるよう報連相はしっかり行いましょう。

受注者は注意!発注者がテストライティングで見ること

テストライティングでクライアントが見ている部分を4点紹介します。

  1. テーマやkwとの整合性
  2. 文章のわかりやすさ
  3. 納期に間に合ったか
  4. 読者視点で書かれているか

テーマやkwとの整合性

テーマとkwは整合性をとりましょう。

テーマとkwの整合性がとれていないと矛盾がでて読者に読後感を与えることができません。

例えばテーマが『Instagramで映える写真の撮り方』だとします。

読者はこのテーマから、映える写真の撮り方がわかる記事だと思い読み始めます。

しかし、記事のkwが『Instagram フォロワー 増える 写真』ではテーマとズレていますよね。

映える写真の撮り方を知るのが目的なのに、kwでは写真でフォロワーを増やすことが目的となっています。

テーマとkwの整合性がとれていない記事は読者をもやもやさせるだけです。

反対にテーマとkwの整合性がとれている記事は読者を納得させ読後感を与え質の高い記事と見られます。

このことからもテーマと記事の整合性をとって矛盾のない記事にしましょう。

テーマとkwがズレないためには、最初に目的とゴールをしっかりと決めておきましょう。

先ほどの例であれば、目的は『Instagramで映える写真を撮りたい』、ゴールは『映える写真の撮り方を知る』です。

目的とゴールの設定をしてから適切なkwを選んでくださいね。

文章のわかりやすさ

Webライティングではわかりやすい文章が求められます。

インターネットでは不特定多数の読者がいるため、誰が読んでも理解できる文章でなければいけません。

例えば、法律や医療関係の知識がまったくない人がその関係の記事を読むとします。

専門用語だらけの文章ではで、言い回しが難しい文章を1回で理解して読める人はまずいません。

インターネットで情報を求める人の中には、専門分野に明るくない人が読む機会もあるわけです。

このようなことも踏まえてWebライティングでは誰にでもわかる文章で書いてください。

わかりやすい文章を書くコツを紹介します。

専門用語は注釈で説明する

専門用語を使うときは注釈をつけて説明しましょう。

昭和以前に執筆された純文学の多くは、昔の言い回しについて注釈がついていますよね。

難しい言葉に都度説明があると文章を読み進めやすくなり理解が深まります。

図やイラストで説明する

文章では頭に入ってき辛いことも図やイラストを用いることで視覚的に理解することができます。

言葉で説明するのが難しいときも読者にイメージが伝わるのでおすすめです。

納期に間に合ったか

Webライターの仕事は納期を厳守できなければいけません。

なぜなら記事の納品が遅れると全体のスケジュールに多大な影響を与えるからです。

記事1本にも納品後にチェック→修正→チェック→校正→掲載といった多くの工程があります。

納期が遅れれば、その分他の工程も遅れますよね。

特に掲載日が決まっているメディアへの記事が遅れてしまうことは、メディア自体の信頼を失いかねる事態になります。

納期を守らないことは、Webライターだけでなくクライアントの外部からの評価を落とすおそれも含んでいるのです。

つまり納期を守ることはクライアントの立場を守ることにもつながります。

このことからも納期は必ず守りましょう。

読者視点で書かれているか

Webライターは読者視点で記事を書きましょう。

Webライティングは、読者の疑問を解決する情報を提供できなければ意味がありません。

実際にインターネット上では『Yahoo!知恵袋』などで疑問を投げかける人がたくさんいます。

例えば今回のテーマである『テストライティング』を『Yahoo!知恵袋』で検索したところ、2,222件の質問が見つかりました。(2021年6月4日時点)

たった1つのワードでもこんなに多くの疑問があるわけです。

読者となり得る人が日頃からどんな疑問を持ち、どう解決したいのかを知ることで読者の視点がわかります。

読者の疑問を解決するため、読者の視点を大事にして記事を書いてください。

合格のコツ|Webライティング案件に採用される方法

テストライティングの合格率を劇的にアップさせる方法を4つ紹介します。

  1. 提示できるクオリティの記事を作っておく
  2. ブログをやっておく
  3. 納期よりも早く提出する
  4. 上級Webライターに校正をしてもらう

提示できるクオリティの記事を作っておく

クライアントに提示できるクオリティの記事を事前に準備しておくことをおすすめします。

そうすることでテストライティング前に自分のライティングスキルを知ってもらえるからです。

実際にテストライティング前に作品集(以下:ポートフォリオ)を提出するとテストライティングに通りやすくなる傾向があります。

ライティングテストとはあくまでもWebライターの能力を確認するためのもの。

つまりポートフォリオがあれば、テストライティングせずともWebライターの実力を確認できるんですね。

さらにポートフォリオがクライアントの求めるスキルに見合っていれば、テストライティングを免除される可能性もあります。

実績がある人は、ぜひポートフォリオを作成し提出してください。

ただし、注意点が2つあります。

  • 著作権や守秘義務の関係上、必ず前回のクライアントに掲載許可を取る
  • クライアントに沿ったジャンルの記事を提示する

以上のことに注意し、クライアントに提示する記事を準備してくださいね。

このことからもクライアントとWebライターにメリットがあるので、提示できるクオリティの記事は作っておきましょう。

記事はGoogleドキュメントnoteにまとめておくとクライアントに提示するときに便利です。

ブログをやっておく

ブログ運営も合格率アップを期待できます。

ブログ自体がWebライターとしての実績になるかつ、テストライティングの代わりになる場合もあるからです。

実際に、実績がないWebライターの中ではブログをクライアントに見せてスキルをアピールする人もいます。

アピールできるスキルは以下の通り。

  • kwを理解できているか
  • わかりやすく論理的な文章が書けているか
  • 客観的に書いているか

テストライティングで評価されるスキルを意識して書くことで、同時に自分のスキルも磨
けますよ。

さらに、ブログでWebライターの考えがわかるので、文章力以外の相性を知ることも可能になります。

つまりスキルや相性の良し悪しをクライアントが判断する上で、ブログ運営は合格率アップの効果を狙えるわけです。

ブログをするならばWordpressで運営することをおすすめします。

WordPressを使えると入稿作業などで報酬がアップする可能性があるからです。

合格率と報酬のアップを狙うためにもぜひWordpressでブログを制作してくださいね。

納期よりも早く提出する

できる限り納期より早く提出しましょう。

納期より早く提出することでクライアントも喜ぶ上に、ライターの気持ちにも余裕が生まれます。

現役のWebライターは、最低でも納期の2日前には執筆を完了し、推敲や誤字脱字のチェックの時間を取ります。

そうすることで記事の完成度をさらに高めているわけです。

納品する記事は誤字脱字がなく完璧な状態で提出したいですよね。

このことから可能な限り納期よりも早めに提出することをおすすめします。

上級Webライターに校正をしてもらう

クライアントに提出する前に、上級Webライターに校正してもらいましょう。

第3者から見てもらうことで、自分では気づかなかった箇所を指摘してもらえるからです。

ちなみに、校正してくれる上級Webライターは『ココナラ』で探せます。
※ココナラ…自分の持っているスキルを売買できるサイト。デザイン、イラスト、占いなどスキルは多岐に渡る。

実際に『ライター 添削』で探すと、1,000円~添削を行ってくれるライターがいます。

提出する前に上級Webライターに添削してもらい、記事の質を高めましょう。

ただ、ライティング添削関連のサービスは200件以上(2021年6月4日時点)あります。

評価や自己紹介をよく読んで自分に合った人を探してくださいね。

提出記事の質を高めるためにも、上記の方法を参考にして上級Webライターに添削してもらってください。

こんなテストライティングには断ろう!

断った方がいいテストライティングを教えます。

  1. テストライティング代が出ない
  2. テストライティング代が相場より低い
  3. クライアントに実績がない
  4. 複数のテストライティング受けさせる

テストライティング代が出ない

テストライティング代が無償の案件は断るべきです。

なぜなら無償で記事を書いてもらおうとする悪質なクライアントが存在するからです。

実際に、記事を納品し修正後にクライアント側が音信不通となり、記事を持ち逃げされる被害にあった人がいます。

連絡が途絶えて、初めて私は「しまった!失敗した!これが噂の悪質案件か!!」と気付きました。でもすでに時遅し。私の書いた記事は持ち逃げされてしまいました。

note|やってはいけない!無料テストライティング(最終閲覧日2021年6月12日)

このような被害にあなたは遭わないように気を付けつけてくださいね。

無報酬のテストライティングは禁止されている

そもそもなのですが、クラウドワークスやランサーズではテストライティングを無報酬で行わせることを禁止しています。

すでに作成済みのサンプルやポートフォリオの提出ではなく、テストライティングやサンプル作成を無報酬でおこなわせる

クラウドワークス |仕事依頼ガイドライン(最終閲覧日2021年6月12日)

ランサーズでは、仕事を発注する前に無償でサンプルやトライアルを求めることを違反行為としています。

ランサーズ|2021年5月度 品質向上委員会からのお知らせ(最終閲覧日2021年6月12日)

したがって無報酬のテストライティングは断りましょう。

トラブルに遭わないためにも、事前に案件の概要をよく読み、テストライティング代は出るのか確認するようにしてくださいね。

テストライティング代が相場より低い

相場より低い報酬のテストライティングもおすすめしません。

なぜならテストライティングであっても、リサーチや執筆、推敲、修正とある程度の手間がかかっているからです。

テストライティングの相場としては以下の通りです。

  • 文字単価0.5円~
  • 単価が通常単価の1/2以上

試用期間と同じで、本採用前は報酬が低いのは仕方ないですが、相場より低い場合は断ってください。

また、テストライティングで行う作業と報酬が見合うかで検討する必要もあります。

  • 文字数はどのくらいか
  • 見出しや構成も考えるのか
  • 画像は自分で探すのか
  • 入稿作業まで行うのか

テストライティングを受ける前にどの作業まで行うかを必ず確認し、その作業に見合う報酬であるか判断しましょう。

手間暇かけた記事を安く買い叩かれないためにも、ライティング代が相場より低い場合は断るべきです。

クライアントに実績がない

実績がないクライアントのテストライティングは断りましょう。

実績がないクライアントは他人の記事を集めるためだけにクラウドソーシングに登録している場合があるからです。

クラウドワークスやランサーズにも実績のないクライアントはたくさんいます。

そういったクライアントの多くは複数のアカウントを持ち、同じ案件でたくさん募集をかけているんですね。

応募者からテストライティングの名目で記事が納品されたら、アカウントを削除して記事を持ち逃げするわけです。

そういった被害に遭わないためには、必ずクライアントの紹介ページを確認するようにしましょう。

クラウドワークスとランサーズでは、クライアントの名前をクリックするとクライアントの紹介ページを見ることができます。

実績がなくともちゃんとしているクライアントは、紹介文がしっかり書かれており自身のサイトURLなどを記載しています。

逆に紹介ページの内容が乏しいクライアントは避けるべきでしょう。

実績がなく怪しい箇所が見られるクライアントのテストライティングは受けないでくださいね。

複数のテストライティング受けさせる

複数のテストライティングを受けさせるクライアントも要注意です。

ライターのスキルを知るためのテストライティングは1記事で十分なはず。

私がクラウドワークスで見つけた案件に、3記事目まではテストライティングと記載されているものがありました。

単価は3,000文字で500円。

テストライティングだけで心が折れてしまうような案件ですね。

本当にライターの能力を見極めたいクライアントもいれば、安価で大量の記事を集めるのが目的のクライアントもいます。

どちらにせよ、1記事で力量を見極められないクライアントは怪しむべきですね。

複数のテストライティングを依頼するクライアントは断ってください。

まとめ|テストライティングの合格にはコツがある

この記事を読んでテストライティングの重要さがわかりましたね。

もしもこれからテストライティングに挑戦されるときは、クライアントの目的や求めるスキルを意識してください。

そうすれば合格率アップ間違いなしです。

実際に紹介したスキルを磨いて、本採用されたWebライターはたくさんいます。

このことからも、テストライティングはクライアントの意図をくみ取って書きましょう。

コメント

  1. […] ちなみにテストライティングに関する詳細情報は『発注者がテストライティングを行う5つの目的|受注者は合格のコツをつか…』でまとめていますので、実施目的等を知りたい人は参考にしてみてくださいね。 […]

  2. […] 発注者がテストライティングを行う5つの目的|受注者は合格のコツをつか… […]

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