【7割が600万円以下】Webライターの平均収入をフリーランス白書で調べてみた

Webライター 収入

「Webライターとして働きたいけど、収入ってどのぐらいなんだろう?」

「副業初心者・Webライティング初心者でも仕事をこなせるものなのだろうか」

Webライターになる前に、このように考える人は多いです。

詳細は後述しますが、フリーランス白書によりますとWebライター(文筆系)のおよそ7割の収入は600万円以下です。

Twitterなどでは『月収100万越え!』をPRする人も数多くいますが、このデータを見る限り過半数の人は一般サラリーマン程度の収入といえます。

しかしWebライティング案件の中には『副業初心者・Webライター未経験者OK』といったものもあります。

そのため駆け出しWebライターでも一定の収入を得ることは十分に可能です。

しかしそうなると「より多く稼げる人の特徴は? 収入を増やすために必要なスキルは?」と気になる人もいることでしょう。

そこでこの記事ではWebライターの収入に関してはもちろん、Webライティング案件の報酬形態・稼げる人の特徴・必要なスキルを解説いたします。

長年SEOライターとして第一線で勤務していた現役のSEOライティング講師が豊富な具体例を用いながら解説いたしますので、初心者・未経験者にも理解しやすい内容になっています。

この記事を読み終えるころには、Webライターの実質系な収入や効率よく稼ぐ方法がわかりますよ。

Webライター募集
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錦橋慶叡
編集した人
錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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Webライターの平均収入をフリーランス白書で検証

具体的にWebライターとして活動したら、収入はどれくらいになるのかを下記の2項目にわけて説明していきたいと思います。

  1. フリーランス白書2019で調べてみた
  2. 実際のところはどれぐらい稼げるものなのか

実際のデータのご紹介と稼働条件を想定して収入がどの程度になるかを計算してみます。

フリーランス白書2019で調べてみた

フリーランス白書2019でWebライター(文筆系)の収入を調べてみると、以下のようになりました。

【Webライターの収入|2019年度調べ】

年収文筆系
200万未満32.0%
200~400万未満26.9%
400~600万未満21.5%
600~800万未満8.2%
800~1000万未満5.5%
1000~1200万未満2.3%
1200~1500万未満0.5%
1500~2000万未満0%
2000万以上0.5%
わからない0.9%
未回答1.8%
フリーランス白書2019|平均勤務時間・個人収入(2021年1月4日時点)

上記の表を見て見ると200万未満~600万の収入を得ている人が7割程いることがわかります。

Twitter上には年収1000万越えのWebライターがいますが、それほど甘い世界でないことが伺えますよね。

しかしそうはいっても、働く以上は可能な限り多くの報酬を得たいところ。

そこでポイントになるのが、文字単価が高い依頼を受けるということになります。

何故、文字単価が大事になってくるのかと言いますと、以下の表を見てみてください。

【報酬と文字単価の関係】

文字数3,000文字3,000文字
文字単価1円0.5円
報酬額3,000円1,500円

上記のように、3,000文字の記事を執筆したとして文字単価1円ならば報酬は3,000円ですが文字単価0.5円なら1,500円と同じ作業量なのに収入は半減してしまうからです。

そのため、依頼を受ける時にはなるべく文字単価が高い案件を受けると収入の底上げに繋がります。

他にもWebライターは基本的にパソコンを使用して執筆をしますので、タイピング速度を上げると作業の効率化になり稼ぐ収入も増やせます。

このように少しずつ工夫をすることで収入は増やしていくことが可能であるということです。

実際のところWebライターはどれぐらい稼げるのか

それでは実際に下記のような状況を想定して、1ヵ月あたりの収入を計算してみます。

【Webライター1か月あたりの収入例】

収入におけるKPI仮定値
文字単価1円
一時間あたりの執筆文字数1,500文字
1日の執筆時間8時間
週休2日
1ヶ月31日

それでは実際に詳しく計算してみます。

このように文字単価1円の業務を一般的な会社員の勤務時間と同じぐらいの時間作業すれば月収が約26万になることがわかります。

ですが、これが例えば文字単価が0.5円だったとしたら同じ労働時間でも収入は半減してしまいます。

ですので、収入を増やしていく為には受ける依頼の文字単価というのが重要になってくるということになります。

クラウドソーシングなどで依頼を受けてWebライターとして稼ぐためには、ただ闇雲に依頼を受けるのではなく、しっかりと文字単価を確認して受注するようにしましょう。

副業初心者必見!Webライターの報酬形態

実は、Webライターの報酬形態は文字単価を含めて3つあります。

  1. 文字単価
  2. 記事単価
  3. 時給

文字単価

Webライターの報酬は一文字あたりの文字単価で決まっている形式があります。

フリーのWebライターがよく利用するクラウドソーシングでは、文字単価の設定されている案件が多く募集されています。

例えば、以下の表で見てみましょう。

(クラウドソーシングサイト文字単価案件)

サイト名称案件名称文字単価
クラウドワークス文字単価0.5円~記事作成していただけるライター募集!!0.5円
ランサーズ【文字単価0.5円~】クラウドソーシングに関するメディアの執筆業務【主婦歓迎/継続案件】の仕事0.5円
シュフティ【経験者限定/高額報酬】月6記事~ライティング/1文字1.0~1.5円|女性向けwebメディアの記事執筆ライター急募!1.0円
※現在は募集を終了している案件もあります。

このように、文字単価によって報酬が決まるのです。

上記の表中では、クラウドワークスとランサーズの案件が初心者でも可能な案件で、文字単価は安く設定されています。

シュフティの案件については、経験者に限定されているので、文字単価は1.0円~1.5円と少し高めに設定されていますね。

案件数は非常に多いので、条件により文字単価は様々です。

自分の書ける案件を選択して受注しましょう。

また、文字単価の設定がある案件を受注する際は、文字単価1.0円以上の案件を受注するのがおすすめです。

文字単価が1.0円であれば、1日10,000文字書ければ、日給は10,000円となります。

土日を休みにした場合は月給200,000円となるわけですね。

そうなりますと理論上は確かに月収200,000円になるのですが、初心者の方が1日に10,000文字の記事を書くことは至難の業でしょう。

体力的に厳しいものがあるからです。

大学などでレポート作成の経験がある方であればわかるかもしれませんが、そもそも『何千字を1日で書く』というのは大変な作業です。

執筆経験があまりない初心者であれば、なおさらでしょう。

そのため最初の内は執筆体力を鍛えるという意味で、採算度外視で低単価案件を受注する必要もあります。

低単価案件であれば初心者でも採用されやすい傾向にありますので、どんどん応募してみてください。

記事単価

Webライターの報酬は、記事単価で決まっている形式もあります。

例えば、以下の表で見てみましょう。

(クラウドソーシングサイト記事単価案件)

サイト名称案件名称記事単価
クラウドワークス【大量募集!】【初心者OK!主婦の方は大歓迎!】継続有り(1,500~2,000字程度)1,650円
ランサーズ【記事単価15000円】依頼から即日で納品できる方の仕事15,000円
シュフティ【カンタン・継続依頼あり】職業を題材とした記事の構成作成300円
※現在は募集を終了している案件もあります。

このように記事単価が設定してある案件もあります。

文字単価の案件と同様に、初心者でも可能なものは報酬が低いようです。

急募の案件や専門性の高い案件などは、報酬が高いものが多くあります。

基本的には、ライティング案件は経験や実績があるほど稼げるものです。

医療や法律など専門性の高い記事を書ける人は、経験が浅くても高額な案件の受注ができることがあります。

経験を積み上げ、1記事100,000円の案件を月に10件受注できれば、月給1,000,000円を達成することができるかもしれませんね。

時給

Webライターの報酬は、時給によって決まっている形式もあります。

フリーのWebライターではあまり無い形式ですが、外部のライターに業務委託する場合などに用いられます。

例えば、以下の表で見てみましょう。

(クラウドソーシングサイト時給案件)

サイト名称案件名称時給
クラウドワークス【ライター募集!1059円~!随時昇給】メルマガ・SNS原稿案作成依頼・常に仕事があるから日々スキルアップできる!1,000円 ~2,000円
ランサーズ【1記事2500円/2500文字程度】学生向けメディアの女子大生向け記事作成の仕事1,000円~2,000円
シュフティ【時給制】簡単・初心者歓迎のライティング(リライト)の仕事です!200円
※現在は募集を終了している案件もあります。

上記の表のように、時給制で募集している案件もあります。

時給制の案件も、文字単価や記事単価と同様に初心者でも可能な案件は単価が低いものが多いようです。

すべてに共通してくるのは、Webライターのスキルや経験によって単価が変わってきます。

稼げるようになるためには、多くの経験を積み上げ、スキルを磨き上げることが重要ですね。

このように、Webライターの報酬は時給で決まっている形式もあります。

未経験でもWebライターとして稼げる人の特徴

未経験でもWebライターとして稼げる人には以下の特徴があります。

  1. 執筆作業が得意な人
  2. 好奇心旺盛な人
  3. 地味なコツコツ作業が好きな人
  4. 納期を守る人

執筆作業が得意な人

Webライターとして稼ぐ人の特徴は、執筆作業が得意な人です。

なぜなら、Webライターにとっての基本作業はライティングだからです。

そもそも、執筆作業のおおまかな流れは以下のようになります。

  • ①受注:案件選択・受注のステップ
  • ②執筆(ライティング):情報収集・イメージ作り・構成作り・本文執筆
  • ③納品:校正・記事提出・修正・最終納品

このように、執筆作業とは色々な工程がありますが、この中でも特に重要なものが、ライティングと言えます。

例えば、Webライターとして稼いでいる人も、初めからライティングスキルが高い人は少ないでしょう。

ライティングスキルは、短期間で身につくスキルではなく、常に磨き続けて身につくものです。

ライティングスキルを磨き上げる方法は、書き続けることしかありません。

また、何も考えずに頼まれた依頼をこなすのではなく、常にクライアントが求めている記事はどのようなものかを考えて書くことも重要です。

単語の選択や文書の組み立て方を真摯に考えることで、ライティングスキルの向上になり、良い文章が生まれるのです。

そして、ライティングスキルを磨き上げることにより、Webライターとして稼げることに繋がるのです。

このことから、Webライターの基本作業のライティングに磨きをかけることで、稼げるということが言えます。

自分の書いた文章が適切なのかを真摯に考えて、丁寧に記事を執筆していきましょう。

好奇心旺盛な人

好奇心旺盛な人も、Webライターとして稼ぐ人の特徴と言えます。

なぜなら、好奇心旺盛な人は情報収集を熱心に行う傾向があるからです。

例えば、好奇心旺盛な人は、何にでも興味を抱いたり、気になったことは徹底的に調べるといった行動をします。

この行動は、Webライターの仕事でとても重要な、情報収集に適した行動と言えるのです。

自分は普段接することのない分野などでも、好奇心旺盛な人は、逆に自分の知らない分野だからと気になり調べることができます。

このような行動を取れること人は、どんな分野でも挑戦することができるでしょう。

そうすることで、案件獲得も多くできることに繋がり、稼ぐことにも繋がっていくのです。

このことから、好奇心旺盛な人も、Webライターとして稼ぐ人の特徴と言えるのです。

地味なコツコツ作業が好きな人

Webライターとして稼ぐ人の特徴には、地味なコツコツ作業が好きな人も当てはまります。

なぜなら、Webライターの仕事は、地味なコツコツ作業の積み重ねだからです。

例えば、Webライターの仕事は、ネットなどで情報収集を行い、パソコンなどに向かって黙々と記事を書くというコツコツ作業の連続です。

情報収集については、膨大な情報に目を通し、使用するデータの事実確認を行うなどの、地道な作業の繰り返しとなります。

そして、情報収集したものを黙々と何時間もパソコンなどに向かい、執筆を行うとても根気のいる作業です。

こういった作業を地道にコツコツと続けられるのであれば、その人は間違いなくWebライターに向いているといえるでしょう。

納期を守る人

納期をきちんと守る人も、Webライターとして稼ぐ人の特徴と言えます。

なぜなら、当たり前のことですが、納期を守らない人に仕事の依頼をするクライアントはいないからです。

例えば、どんなに人柄が良くて上手に文章が書ける人でも、納期を守らずに締切に遅れることを繰り返してしまうと、仕事の依頼はなくなります。

情報収集から執筆までは完璧であったとしても、納期に間に合わなければ、何もしていないのと一緒です。

そのため、納期をきちんと守ることができない人には、信頼して仕事を任せることはできないでしょう。

すると、仕事が獲得できず、稼ぐことができないのです。

このことから、Webライターとして稼ぐ人の特徴には、納期をきちんと守る人とも言えます。

予定を組み立て、スケジュール管理をしっかりと行うことも、Webライターとして稼ぐためには大切なことですね。

Webライターとして稼ぐために必要なスキル

Webライターに必要なスキルは主に5つあります。

  1. 基本的なライティング力
  2. 基本的なパソコンスキル
  3. SEOの知識
  4. セールスライティングの知識
  5. WordPressの知識

基本的なライティング力

1つ目のWebライターとして稼ぐために必要なスキルは、基本的なライティング力です。

なぜ基本的なライティング力が必要なのかというと、ライターの仕事は文章を書くことなのでライティング力=仕事の基礎力となるからです。

そもそも基本的なWebライティング力として国語力・文章構成力・校正・推敲等のスキルがあげられます。

国語力

Webライターにとって国語力※は必須です。

※ここでいう国語力とは、漢字を正しく覚えていること、日本語の表記法や文法に則った文章を書く力を指します。

なぜなら、文章は会話と違い、話言葉のような曖昧な表現だと正確に読書に伝わらないおそれがあるからです。

例えば、国語力のないライターに仕事を依頼すると、どういったことが起こるでしょうか?

読者から見て、不自然な言い回しや間違った日本語表現を含んだ記事が出来るとが予想されます。

そうなると、上述のように本来伝えたい内容が伝わらない、といったことが起こり得ます。

クライアントからすれば、国語力=モノ書きの基礎力。

基礎力のないライターとみなされ、今後の継続発注にも悪影響を与えるでしょう。

したがって、Webライターにとって国語力は必須となるのです。

文章構成力

文章構成力もWebライターにとって重要です。

文章構成力がなければ、可読性の高い記事(読者にとって読みやすい記事)が書けないからです。

ここで、構成がしっかりした文章とそうでない文章をよみくらべてみましょう。

例)
A.玉ねぎを切ると涙が出ます。
これは、玉ねぎの中に催涙性の成分が含まれているからです。
例えば、あなたが玉ねぎを切ると、細胞内に含まれる催涙性の成分が放出され目の網膜に付着します。
このことが起因し、脳が目に涙を流すよう指令を送るわけです。
したがって、玉ねぎを切ると涙が出ます。

B.玉ねぎを切ると、細胞に含まれる催涙性の成分が目に付着し、脳から目に涙を流せと指令を送ることがきっかけで、玉ねぎを切ると涙を流すわけです。

上記のように同じ内容の話でも、構成がしっかりしているものとそうでないものとでは読みやすさ、つまりは話のわかりやすさに雲泥の差がありますよね。

Webライターにとって『わかりやすい文章を書く』というのは基本中の基本です。

したがって、Webライターにとって文章構成力は重要なのです。

校正と推敲

校正や推敲も重要です。

※校正とは誤字・脱字・表記ゆれ、不自然な日本語表現や体裁をチェックする作業のこと。
推敲とは文章の構成や表現を吟味し加筆修正すること。

記事は一度執筆した後、校正や推敲を重ねることによって、より質の高いものとなります。

反対に、校正や推敲をしなければ、誤字・脱字・表記ゆれが紛れた文章が出来る可能性もあります。

仮にそういった記事が納品された場合、修正作業が必要となりクライアントサイドの作業負担が増大します。

あなたがもし、発注者なら、作業負担が増える納品物は出来るだけ受け取りたくないですよね?

ライターとして継続して発注してもらうためには、リライティング力は不可欠と言えます。

一方で、これらのスキルを習得するためにはどうすればいいでしょうか?

方法の一つに、フレームワークを意識して執筆するというものがあります。

フレームワークを活用すると、誰でも構成のしっかりした文章を書くことが出来ます。

文章構成の代表的なフレームワークについて下記のものを紹介します。

  • PREP法
  • SDS法

PREP法とは、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(再度、結論)の順で文章を構成するやり方です。

内容を簡潔にし、相手に伝わりやすい文章が書けます。

SDS法とは、Summary(要点)、Details(詳細)、Summary(まとめ・要点)の順で文章を組み立てる手法です。

よくニュース番組等でも用いられているフレームワークで、情報を整理し伝えることで、相手の記憶に残りやすい文章を書くことが出来ます。

以上、基本的なライティング力を身に付けるための方法を紹介しました。

クライアントサイドから、評価をいただける文章を書くことがWebライターとしての収入アップに繋がります。

基本的なパソコンスキル

2つ目のWebライターとして稼ぐために必要なスキルは、基本的なパソコンスキルです。

基本的なパソコンスキルには、リサーチ力・タッチタイピングスキル・Word、Excel等のオフィスソフトのスキル等があります。

リサーチ力

リサーチ力がなければ、どうなるでしょうか?

記事を執筆するには、書く内容の情報収集をしなければなりません。

インプットの質がそのまま、記事のクオリティに繋がると言えます。

例えば情報を十分に得られないまま、記事を執筆すると、読者にとって有益な情報があまりない記事が出来上がってしまうおそれがあります。

したがってリサーチ力はWebライターにとって必須となります。

タッチタイピングスキル

タッチタイピングのスキルは作業スピードの点で重要と言えます。

仮に同じ記事を執筆するにしても、ブラインドタッチが出来る人とそうでない人では、納品物の完成時間に差が開きます。

当然ですが、ブラインドタッチ習得者の方が、早く記事を完成させることが出来ます。

ブラインドタッチ習得者はその分、校正や推敲に多くの時間を使うことが出来、より質の高い記事を作ることが出来るでしょう。

そういった経緯で記事が納品された場合を、クライアントサイドは、質の高い方の記事を評価します。

以上のことから、タッチタイピングスキルはライターをするうえで重要です。

Word、Excel等のオフィスソフトのスキル

その他、Word、Excel等のオフィススキルも重要です。

習得すると以下のことが可能となります。

  • 文字のフォント・サイズ、行間を整える
  • リンクの埋め込み等

仕事を受ける以上、副業だろうと、ライターはプロとしての執筆しなければいけません。

文字のフォントやサイズ違い、行間・体裁の整っていない文章ではどうしても素人感が強くなってしまいます。

つまり、執筆物のクオリティに直結するので、習得しておくべきスキルと言えるでしょう。

以上のことから、Word、Excel等のオフィススキルも重要と言えます。

SEOの知識

3つ目のWebライターとして稼ぐために必要なスキルは、SEOの知識です。

SEOとは検索エンジンの特性を利用し、より多くのユーザーにサイトを訪れてもらうようコンテンツを設計することを指します。

web上にはクローラーと呼ばれる、データベースを巡回し、コンテンツを評価するロボットがいます。

このクローラーの評価により、コンテンツの掲載順位が決められます。

SEOライティングは、このクローラーの評価を意識したコンテンツを作成することで、検索順位を上位化するといった手法です。

このSEOライティングを身につけることで、大きく稼ぐことが可能になります。

なぜならSEOライティング案件はWebライティング案件に比べて報酬が高い傾向にあるからです。

実際にクラウドワークスで各案件を調べてみると、以下のように報酬に差がありました。

【クラウドワークスにおけるSEOライティングの案件】

案件名単価
【SEOライター/継続依頼あり】矯正歯科HPのページ制作2.0円
【健康・美容記事/5000文字6000円】YMYL領域のSEOライティング・執筆  1.2円
【継続あり】システム開発に関するSEOコンテンツライター募集1.1円

クラウドワークスにおける普通のライティングの案件】

案件名単価
【初心者大歓迎】仮想通貨についての記事ライター募集!【キーワード指定あり。1,000~2,000字程度×10記事】  0.2円
【1記事1000円】転職活動についての記事 0.6円
美容クリニックに関する記事作成【1記事2,000円!初心者OK!!】0.1円以下

なぜこのように報酬に差ができるのかといいますと、SEOライティングはクライアントに対する付加価値が非常に大きいからです。

例えば一般的に検索順位の高いコンテンツの方が、低いコンテンツよりも多くのPV(ページビュー:アクセス量を測る指標)数を獲得できますよね。

それだけでなくPVが増えることで、CV(成約件数)を獲得しやすくなります。

つまりSEOライティングで記事を上位表示させた方がクライアントにより大きな利益を提供することができ、その分報酬を上積みしてもらえるわけです。

そして記事を上位表示させるには、SEOの知識がどうしても必須になります。

「なんとなく」や「書きたいことを書く」といったライティング手法では、上位表示は絶対にされないからです。

したがってWebライターとして稼ぎたいのであれば、SEO知識は必須といえます。

また、数字をあげた実績を持つと、クライアントに対し単価交渉も可能となるでしょう。

SEO知識を身につけることでこういったプラスの連鎖が発動するわけですね。

このことからSEO知識を学ぶことで、大きく稼ぐことが可能になるのです。

なお、SEO知識を身につけたいのであれば、自身でブログを運営してみることがおすすめです。

ブログを運営すると、どのようなコンテンツ内容・設計だと検索順位が上がるのか?という視点を持てるようになります。

また、運営していくうえで、キーワード選定、アクセス解析、Webサイトの内部/外部対策等の専門知識が身に付いていきます。

どんなスキルアップにも言えることですが、実践こそ上達への最短の道ですよね。

従って、SEO知識を身に付けたいのであれば、自身でのブログ運営がおすすめです。

セールスライティングの知識

4つ目のWebライターとして稼ぐために必要なスキルは、セールスライティングの知識
です。

セールスライティングとは、商品・サービスを販売するためのライティングテクニックを指します。

このセールスライティングの知識を習得すると、Webライターとしてより稼げるようになります。

何故なら、セールスライティングの案件の方が、普通のライティングの案件より高単価なものが多いからです。

今回もクラウドワークスで案件の報酬を比較しました。

【クラウドワークスにおける普通のライティングの案件】

案件名単価
【初心者大歓迎】仮想通貨についての記事ライター募集!【キーワード指定あり。1,000~2,000字程度×10記事】  0.2円
【1記事1000円】転職活動についての記事 0.6円
美容クリニックに関する記事作成【1記事2,000円!初心者OK!!】0.1円以下

【クラウドワークスにおけるセールスライティングの案件】

案件名単価
Webマーケティング会社のセールスライティング・コピーライティング担当者募集《継続発注あり/フルリモート可》4円〜
【記事単価10,000~15,000円】メディアコンテンツの作成者募集! (※求める人物にセールスライティングの経験がある方と記載あり)2.0円

このように、実際にクライアントに利益に直結するセールスライティングの案件の方が、より高単価であることが分かります。

以下に、代表的なセールスライティングのフレームワークを紹介します。

BEAFの法則

以下の順序を意識して、文章を構成します。

  • Benefit(商品を購入するメリット)
  • Evidence(商品をお勧めする根拠、口コミ、レビュー、販売数、実績)
  • Advantage(他との違い、過去モデル、競合製品 /サービスと比べてどうなのか?)
  • Feature(機能・特徴 詳細な特徴を解説、ユーザーの不安を解消する)

PASONAの法則

以下の順序を意識して、文章を構成します。

  • Problem(悩み、課題、ユーザーの抱える悩みを明確化します)
  • Affinity(親近感、先ほどの悩みに対し、よくある事例をあげ親近感を抱いてを持たせる)
  • Solution(悩みに対する解決策、根拠も合わせて提示するとより効果的)
  • Offer(解決策を導入してもらうための提案)
  • Narrow down(対象期間を絞り込む)、
  • Action(申し込みページ等を提示してすぐ行動を起こさせる)

実際に商品紹介の記事を書く場合等は、執筆してみるときはこれらのフレームワークに則って、執筆してみてください。

あなたの記事のおかげで、商品売上が上がったなら、継続発注や単価アップに繋がるかもしれません。

これらのことから、セールスライティングの知識の習得が稼ぎを大きくするうえで重要であると言えます。

WordPressの知識

5つ目のWebライターとして稼ぐために必要なスキルは、WordPressの知識です。

WordPressとはCMS(コンテンツマネジメントシステム)の一種で、プログラミングの知識がなくとも、Webコンテンツの作成・編集が出来るツールです。

WordPressの知識を習得した方がいい理由は、仕事の幅が広がるからです。

以下にWordPress必須の案件と、そうでない案件を表にしてまとめます。

【クラウドワークスにおける普通のライティングの案件】

案件名単価
仮想通貨についての記事ライター募集!0.2円
【1記事1000円】転職活動についての記事 0.6円
美容クリニックに関する記事作成0.1円以下

【クラウドワークスにおけるWordPressライティングの案件(※WordPressにて入稿指定)】

案件名単価
ガジェット系ブランドのオウンドメディアの記事作成1.0円
BtoBサービス・タスク管理ツールに関する記事1.2円
美容クリニックの記事作成依頼2.0円

WordPressの知識がなければ、基本上記のような案件は受けられません。

その時点で、自分の仕事の幅を狭めてしまうことになってしまいますよね。

そうなりますとWordPress習得のためには、どういったことが必要になるのか気になるハズ。

おすすめは、ここでも自身でのブログ運営です。

やはり、実際にやってみて初めて身につくことも多いですよね。

WordPressを使えば、プログラミングの知識が無くても、サイト構築やブログ運営が行えます。

また、アメブロやライブドアブログ等の無料ブログに比べ、自分の好きなようにカスタマイズすることが出来ます。

実際に、世の中にはWordPressを使ってブログを運営しているライターが多くいます。

WordPressを自分で運営し、WordPress関連の知識・スキル・ノウハウをドンドンGetしていきましょう。

ただし、WordPressはタダで運営できません。

具体的に言いますと、以下の費用が必要になります。

【WordPressブログ運営に必要な費用】

内容費用
  レンタルサーバー代初期費用:¥1,000~¥3,000-
年間:¥6,000~¥13,000
ドメイン取得費¥1,500
WordPressテーマ代無料:¥0-
有料:¥10,000~¥25,000
合計¥8,500~¥51,000

上記のように、最低でも8千円程、いろいろ付け足すと5万円弱ぐらい必要となります。

ですが、テーマについては無料で事足りますし、ドメインも高いものがいいということはありません。

サーバーに関して言うと、契約するものによって回線速度が違います。

※回線速度とは、1秒間にどれだけのデータを送れるかの指標のこと。

まずは、お手頃な価格から初めてみましょう。

年間8千円の投資ですが、文字単価を上げていけば、それ以上のリターンとなって返ってくること間違いナシです。

例えば、文字単価1円の案件だと、2,000字の記事を4つあげるだけで元が取れます。

また、ブログを運営しているとそれ自身がポートフォリオとなって、仕事につながることも有ります。
ここまで来るとブログを運営しない手は無いですよね?

以上のことから、Webライターとしての稼ぎを上げるうえで、WordPressの知識の習得が重要と言えます。

Webライター業でもっと稼ぐ方法

Webライターとしてもっと稼ぐ方法は4つあります。

  1. 実績を積む
  2. 高単価ジャンルに応募する
  3. Twitterで営業をする
  4. 取材ができるようになる

実績を積む

Webライターとして稼ぐには、まず実績を積むことが大事です。

なぜなら単価の高い案件に応募するには、ある程度の実績が必要だからです。

実際にクラウドワークスで高単価案件を4つ調べてみると、全ての案件において一定の実績が必要であることがわかりました。

【実績が必要な案件の具体例】

クラウドワークス|案件名報酬(1記事)応募条件
【経験者歓迎!】webライティング案件_2021118,000円執筆経験あり
【長期継続】さまざまなジャンルのSEO記事ライターさまを募集【文字単価1.5円】7,500円SEOライティングや構成作成の経験がある方
【継続依頼あり】マーケティングメディアの記事ライター募集【経験者さん優遇】8,000円執筆経験あり
【文字単価1.5円!】さまざまなジャンルの記事のライティングをお願いします! 【長期依頼OK◎】7,500円執筆経験あり
SEOライティングや構成作成の経験がある方

したがって、Webライターで手っ取り早く稼ぐための最短攻略法である『高単価案件にて採用される』には、ある程度の実績が必要だと断言できます。

そして全くの初心者やライティング未経験者が実績を積む方法ですが、まずは初心者OK案件に応募しましょう。

初心者OK案件であれば実績がなくとも応募が可能であり、採用される確率が高いからです。

「実績を作りたいけどどうしよう……」と悩んでいる初心者・未経験者の方は、初心者案件にどんどん応募してみてくださいね。

高単価ジャンルに応募する

医療、法律、金融などの専門知識がある方は、高単価ジャンルで稼ぐことができます。

なぜなら高単価ジャンルでは専門性が問われる執筆内容が多く、ライティングできる方が少ないためです。

実際にどのような応募があるのか見ていきましょう。

【高単価ジャンルの具体例】

クラウドワークス|案件名報酬(1記事)応募条件
【自宅OK、全国OK】<約100文字で10,000円>オンラインダイエットの簡単な感想の募集_医師向け  10,000円医師(歯科医師は除く)
【7800円~/長期/構成あり】法律系の執筆ができる方必見!法律系の記事作成【10記事/月以上の方歓迎】7,800円法律系の知識/経験あり
【36万円/1冊】 マネープラン・資産運用系の書籍の原稿執筆/経験者限定360,000円「ビジネス書」のブックライティングの経験が2冊以上のあり
マネー、投資の知識があり
Zoomの打ち合わせが可能

このように専門性が必要な記事は、メディア企業からの需要も高く情報発信力の高い内容であるため、収入アップに繋がることがわかります。

Twitterで営業をする

SNSで営業をすることもおすすめします。

同じようにWebライターとしてTwitterで稼働している方達との人脈を作れる、新たな仕事の依頼が来るなどメリットがたくさんあるためです。

このようにTwitterでも継続的に投稿することで、編集者の目に止まったり読者からのフォロワーが増えやすく拡散力が強いという事になるため、ライターとしての強みになり高収入に繋がります。

取材ができるようになる

文章を書くためには情報収集する能力も求められるので、取材ができるようになりましょう。

取材をすることで読解力の向上、コミュニケーション力の向上もできます。これはライターとして必要なスキルです。

実際にどのような取材が募集されているのか見てみましょう。

【インタビュー経験が必要な案件の具体例】

クラウドワークス|案件名報酬(1記事)応募条件
神奈川県の高校スポーツ取材記者7,000円執筆経験あり
医療関係の知識があるインタビュアーを募集します!相談執筆経験あり
美容医療に詳しいインタビュアー・ライターを大募集!15,000円インタビューのご経験
★1回あたり15,000〜40,000円 ★長期依頼有 ★オンライン取材のみ・表示順位1位:40,000円(税込)求人広告の取材

このように取材ができる環境とスキルを身につければ、Webライターの稼げる手段としてステップアップできること間違いありません。

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