日本最大級のクラウドソーシングサービスといえば、多くの方が『クラウドワークス』と『ランサーズ』を思い浮かべるのではないでしょうか?
「どちらを利用しよう?」と悩まれる方も少なくありません。
クラウドワークスとランサーズにおいて、『募集中の案件数』や『システム手数料』については大きな差はありません。
差があるのは、案件のジャンルによっての募集数などです。
クラウドワークスでは『ライティング・ネーミング』の募集数が多く、ランサーズでは『Web制作・Webデザイン』の募集数が多いです。
クラウドワークスとランサーズに大きな違いはありませんが、ジャンルごとの募集数などの細かな違いがあるのです。
この記事では、『クラウドワークスとランサーズの違い』『仕事獲得の方法』を解説していきます。
この記事を読むことでクラウドワークスとランサーズの違いが理解でき、より確実に仕事を獲得できるようになりますよ。
クラウドワークスとランサーズを徹底比較
クラウドワークスとランサーズを比較し、以下の項目について解説していきます。
- どちらも総合型クラウドソーシングサービスである
- 案件数について
- 案件の内容について
- 案件の単価について
- 手数料について
- 報酬の支払い方法と振込手数料について
- サポートについて
- 発注する場合の違い
どちらも総合型クラウドソーシングサービスである
クラウドワークスとランサーズは、どちらも『総合型クラウドソーシングサービス』です。
総合型クラウドソーシングサービスとは、ライティングやデザイン制作、動画作成やコンサルなど募集される案件のジャンルに制限がないことが特徴のサイトです。
詳しくは後述しますが、両者ともに案件のジャンルが幅広いことから数多くの案件のなかから自分に合った仕事を見つけられるでしょう。
ちなみに『特化型クラウドソーシングサービス』は、ライティング専門やデザイン専門など1つの業種・職種に特化した案件が募集されているサイトです。
獲得したい仕事のジャンルや内容が明確に定まっているのであれば、特化型クラウドソーシングサービスを利用すると、より専門的な仕事を見つけられるでしょう。
案件数について
クラウドワークスとランサーズで募集されている案件数に大きな差はありません。
クラウドワークスの方が、若干多い程度です。
案件を7つのジャンルにわけて、募集数を表にまとめました。
【クラウドワークスとランサーズで募集されている案件数】
案件のジャンル | クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|---|
システム開発 | 330件 | 1,945件 |
Web制作・Webデザイン | 1,043件 | 2,510件 |
デザイン制作 | 644件 | 763件 |
ライティング・ネーミング | 2,274件 | 1,355件 |
写真・動画・ナレーション | 743件 | 174件 |
翻訳・通訳 | 222件 | 86件 |
事務・簡単作業・その他 | 3,329件 | 1,562件 |
全体の案件数 | 8,585件 | 8,395件 |
クラウドワークスでは8,585件の募集があり、ランサーズでは8,395件の募集がありました。
全体数はほとんど同じですが、ジャンルごとには大きな差があります。
クラウドワークスでは『ライティング・ネーミングの案件が2,274件』と多く、ランサーズでは、『Web制作・Webデザインの案件が2,510件』と多くありました。
自分の仕事ジャンルの募集数が多いほうを活用し、仕事獲得のチャンスを広げましょう。
案件の内容について
案件の内容を比較してみましょう。
例えば今回は、募集されている案件のなかから『初心者』のキーワードで検索をしてみました。
・クラウドワークスでは1,642件の案件がヒット
・ランサーズでは397件の案件がヒット
※2021年6月9日時点
なんと初心者向けの案件数には、約4倍もの差がありました。
この結果から、まずは初心者向けの案件からコツコツと実績を積みたい方はクラウドワークスを利用するとよいといえます。
そして経験者の方や、スキルを備えている方はランサーズを利用すると良いでしょう。
案件の単価について
募集されている案件の単価を比較してみましょう。
今回は『ライティング』の仕事について、文字単価ごとに募集案件数を比較します。
【クラウドワークスとランサーズの文字単価の比較】
文字単価 | クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|---|
0.1円から0.9円 | 781件 | 204件 |
1.0円から1.9円 | 388件 | 87件 |
2.0円以上 | 193件 | 57件 |
クラウドワークスとランサーズどちらにおいても、文字単価0.1円から0.9円の案件数が1番多く、2.0円以上の案件が1番少ないことがわかりました。
この結果から、案件の単価については大きな違いがないといえます。
ただ、ランサーズでは募集案件の全体数に対して、文字単価が設定されている案件の割合が少ないと感じました。
日給や月給ではなく、文字単価を基準に案件を選びたい方にはクラウドワークスをおすすめします。
手数料について
クラウドワークスやランサーズを利用して報酬を得る場合は、必ずシステム手数料がかかってきます。
クラウドワークスとランサーズのシステム手数料を比較しましょう。
【クラウドワークスとランサーズのシステム手数料の比較】
報酬金額 | クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|---|
200,000円超の部分 | 5% | 5% |
100,000円超200,000円以下の部分 | 10% | 10% |
100,000円以下の部分 | 20% | 20% |
タスク形式の場合 | 20% | 金額による設定のみ |
クラウドワークスとランサーズのシステム手数料に大きな違いはありません。
しかし1点だけ小さな違いがあります。
クラウドワークスではタスク形式の場合は、金額にかかわらず20%の手数料が設定されていますが、ランサーズでは仕事の形式による細かな設定はありません。
ですが、タスク形式の案件で報酬金額が100,000円超のケースは稀ですから、どちらもシステム手数料は同じと覚えて問題はないでしょう。
ちなみに、仕事を発注するクライアント側にはシステム手数料はかかりません。
報酬の受け取り方法と振込手数料について
次に、報酬の支払い方法や振込手数料について比較していきましょう。
【クラウドワークスとランサーズの報酬の受け取り方法や振込手数料についての比較】
項目 | クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|---|
受け取り方法 | ゆうちょ銀行・その他銀行振込 | ゆうちょ銀行・その他銀行振込 |
振込手数料 | 楽天銀行100円/その他銀行500円 | 楽天銀行100円/その他銀行500円 |
出金方式 | 随時出金方式※1/50,000円以上出金方式※2/キャリーオーバー方式※3 | 自動出金方式※1/キャリーオーバー方式※3 |
振込のタイミング | 15日締め月末振込/月末締め15日振込 | 15日締め月末振込/月末締め15日振込 |
最低振込金額※4 | 1,000円以上 | 1,000円以上 |
確定報酬の即日出金の可否 | 可※5 | 可 |
※1最低振込金額以上であれば、振込のタイミングにあわせて随時出金される方式
※2確定報酬が50,000円以上の場合のみ出金される方式
※3出金が繰り越される方式
※4最低振込金額以下の報酬については、振込が次回以降に繰り越される
※5確定報酬が10,000円以上ある場合に限る
報酬の受け取り方法や振込手数料に大きな違いはありませんでした。
1点のみ違いがあります。
出金方式についてクラウドワークスでは3種類から選択できるのに対し、ランサーズでは2種類のみからの選択となっている点です。
報酬金を50,000円以上まで貯めておきたいのなら、ランサーズでもキャリーオーバー方式を選択すればよいだけですので、特に重要な点ではないでしょう。
サポートについて
クラウドソーシングの利用に慣れないうちは、使い方や仕事の進め方で悩むこともあるでしょう。
そんなときに頼りになる『サポート』について比較してみます。
クラウドワークスにおいてのサポート
クラウドワークスでは以下のようなサポートが利用できます。
はじめての方へ
『はじめての方へ』とは、クラウドワークスの利用に慣れていない初心者向けに『クラウドワークスとは何なのか』を基本から解説してくれるページです。
ご利用ガイド
『ご利用ガイド』とは仕事の発注者側と受注者側にわけられており、基本的な利用方法を解説してくれるページです。
よくある質問
『よくある質問』とは、クラウドワークスによく寄せられる困りごとのQ&Aを検索し、閲覧できるページです。
みんなのお仕事相談所
『みんなのお仕事相談所』とは、クラウドワークスの利用者同士で仕事の悩みを解決する掲示版です。
専用フォームに入力するだけで、気軽に悩みを投稿できますよ。
お知らせブログ
『お知らせブログ』とはシステムメンテナンスがおこなわれる際や、サイト利用に関する変更がある場合などにお知らせしてくれるブログです。
お問い合わせ
『お問い合わせ』では、上記のサポートを利用しても問題が解決しない場合、クラウドワークスへ問い合わせフォームより連絡をすることができます。
通常1から3営業日以内に回答が返ってきます。
ランサーズにおいてのサポート
ランサーズでは以下のようなサポートを利用できます。
よくある質問
『よくある質問』とは、ランサーズによく寄せられる質問とその答えが記載されているページです。
クライアント向け・ランサー(受注者)向けなどのカテゴリにわけられています。
クラウドソーシング相談室
『クラウドソーシング相談室』とは、仕事に関する悩みを気軽に相談できるコミュニティです。
ユーザー同士で悩みの解決をはかります。
安心安全の取り組み
『安心安全の取り組み』とは、発注者向け・受注者向けにわかれており、仕事をするうえで注意しなくてはならない『著作権』や『薬機法』について記載されているページです。
お問い合わせ
『お問い合わせ』では、上記のサポートを利用しても解決できない場合、ランサーズへ直接問い合わせることができます。
専用フォームより送信し、最短で当日中に回答が返ってきます。
クラウドワークスとランサーズ、どちらにおいてもユーザーのサポート体制は整っており、内容も充実しているといえます。
サイトを利用するなかで疑問が発生しても、解決法を探し出す手段が複数存在するので安心ですね。
発注する場合の違い
発注する側からみた大きな違いは、登録している受注者の数です。
それぞれのサイトのトップページに記載されている受注者の数は以下のとおりです。
・クラウドワークス300万人
・ランサーズ50万人以上
2021年6月時点
なんと、登録している受注者の数に6倍の差があります。
クラウドワークスには初心者向けの案件が多数募集されていることから、初心者である受注者も多く登録していると予想できます。
受注者のスキルを重視しない発注や、はやく受注者を見つけたい場合などにはクラウドワークスを利用すると良いでしょう。
時間をかけてでも、スキルのある受注者に依頼したい場合はランサーズを利用しましょう。
なおクラウドワークスとランサーズで発注する場合、発注の依頼方法に大きな違いはありませんし、システム手数料もどちらもかかりません。
クラウドソーシングを利用した人の口コミを両方比較
クラウドワークスやランサーズを利用している人のリアルな口コミをみていきましょう。
相談所に寄せられた声
まずは、クラウドワークスのみんなのお仕事相談所に寄せられている相談を1つピックアップしました。
相談内容:ランサーズに登録したが、仕事を得られない。
ランサーズではお気に入りの受注者に継続して発注するクライアントが多いため、新規の受注者が仕事を獲得するのは難しい。
クラウドワークス|みんなのお仕事相談所(引用2021年6月9日)
みんなのお仕事相談所に投稿されたランサーズに関する相談を見る限りやはりランサーズでは初心者が仕事を受注するのは難しいようです。
初心者の方は『初心者向け案件』が多数募集されているクラウドワークスを利用するほうが良いでしょう。
・Twitter上のリアルな口コミ
Twitter上のリアルな口コミをみていきましょう。
この方はクラウドワークスとランサーズの両方を利用して稼いでいるようです。
ランサーズでの収入が11,834円なのに対し、クラウドワークスでの収入は58,267円と約5倍の差があります。
この方は、最初は低単価であっても継続することで高単価となっていくので、ランサーズでも月300,000円稼げると発言しています。
この方は、初心者がクラウドワークスで稼ぐのは難しいと発言していますね。
アルバイトだと時給800円から1000円ぐらいですが、それよりも稼げないということは、相当低い報酬であることが予想されます。
いくつかのリアルな口コミをみていくと、1つの事実が浮き彫りになりました。
それはどちらのサイトにおいても『初心者はむずかしいけれど、継続することで稼げるようになる』ということです。
クラウドワークスやランサーズで稼ぎたい方は継続することが重要といえそうですね。
クラウドソーシングで仕事を獲得するならまずは登録!
クラウドワークスやランサーズで仕事を獲得するのに必要な手順は共通しており、以下のとおりです。
- 登録する
- 案件を検索する
- 提案・応募する
クラウドワークスでの具体的な手順
まずはクラウドワークスでの登録手順を解説していきます。
クラウドワークスに登録する
クラウドワークスへアクセスしまずは無料で会員登録』をクリックします。
次にメールアドレスを入力しましょう。
FacebookやYahoo!ID、Googleアカウントでも登録可能です。
しばらくすると入力したメールアドレス宛にURLが記載されたメールが届きます。
URLにアクセスし、ユーザー名やパスワード、住所などの個人情報の入力をしましょう。
すべての入力を完了させ、登録を実行すれば完了です。
案件を検索する
マイページ上部の『仕事を探す』をクリックすると、仕事検索ページに移動します。
仕事カテゴリを選択したり、キーワードを入力したりして検索しましょう。
報酬額や応募期限などを選択することで絞り込み検索ができますよ。
そして、クラウドワークスには3つの仕事形式があります。
まず1つ目は『プロジェクト方式』です。
クライアントが示す依頼内容を確認し、受注者は「私はこんな仕事ができます」と提案をします。
自分の提案が選ばれ、契約となれば仕事を開始し、作成物を納品した時点で契約が終了となり報酬が支払われます。
プロジェクト方式では『ホームページの制作』や『画像選定を含めたブログ記事作成』など、複数の工程が必要な仕事である場合が多いです。
2つ目は『コンペ形式』です。
受注者はクライアントが示す希望に沿って作品をつくり、提案として応募します。
自分の作成物が採用された場合、納品することで報酬が支払われます。
コンペ形式ではロゴやキャッチコピーの作成依頼が多いです。
最後の3つ目が『タスク方式』です。
受注者は仕事の内容を確認後、すぐに作業に取りかかることができます。
作業が終われば納品となり、クライアントが作成物を承認すると報酬が支払われます。
タスク形式ではアンケートや体験談の募集など、高度なスキルを必要としない内容であることが多いです。
自分のスキルに合った方式の仕事を見つけましょう。
ちなみに『仕事を探す』の左隣にある『オススメの仕事』は、最初に希望のカテゴリや仕事形式の質問に答えるだけで、条件に合う仕事を表示してくれるので便利ですよ。
提案・応募する
興味のある仕事を見つけることができたら、次は応募をしましょう。
仕事詳細ページ下部にある『応募画面へ』をクリックし、契約金額を入力します。
メッセージ欄には自己紹介や経歴、身につけているスキルを記載しましょう。
最後に『応募する』をクリックすれば応募完了です。
ランサーズでの具体的な手順
ランサーズに登録する
ランサーズにアクセスし、『今すぐ会員登録』をクリックします。
次にメールアドレス入力しましょう。
FacebookやGoogle、LinkedInアカウントでも登録が可能です。
入力したメールアドレス宛に届くメールに記載されている『メールアドレス認証を完了する』をクリックすれば登録完了です。
そのままユーザー名やパスワードを記入することができますので、すべての情報を入力してしまいましょう。
案件を検索する
マイページ上部の『仕事を探す』をクリックしましょう。
仕事の一覧が表示されますので、カテゴリ選択や希望報酬額を入力して絞り込むと探しやすくなります。
そしてクラウドワークスと同様に、ランサーズにも3つの仕事形式があります。
提案をして選ばれてから作業に取りかかる『プロジェクト方式』と、作品をつくってから応募する『コンペ形式』、すぐに作業に取りかかれる『タスク方式』です。
自分のスキルや状況に合った仕事の形式を選びましょう。
提案・応募する
希望に合う仕事を見つけることができたら、提案をしましょう。
まずは仕事詳細ページ下部の『提案する』をクリックします。
提案の欄に自己紹介や経歴、実績を記載しましょう。
続けて仕事完了予定日と、手取りの報酬金額を入力します。
最後に『利用規約に同意して提案する』をクリックすれば提案完了です。
クラウドワークスとランサーズ、どちらにおいても自身の提案や応募が選ばれた場合は必ずメッセージが届きます。
契約をし、仕事を進めましょう。
選ばれなかった場合にはメッセージが届かなかったり、不選定のメッセージが届いたりする場合もあります。
両方のサイトを活用して仕事獲得のチャンスを広げよう
仕事をより確実に獲得するには、クラウドワークスとランサーズの両方を活用しましょう。
どちらか1つだけを活用するよりも、両方を活用する方が仕事獲得のチャンスが倍増するからです。
両サイトでは、日々新しい仕事が募集されています。
両サイトの新着案件をこまめに確認するなどして、仕事獲得のチャンスを逃さないようにしましょう。
クラウドソーシングサービスには種類がある
クラウドワークスとランサーズ以外にもクラウドソーシングサービスは存在します。
『おすすめのクラウドソーシングサービス11選』を特徴とシステム手数料と共に表にまとめて紹介します。
【クラウドソーシングサービス11選の特徴とシステム手数料】
クラウドソーシングサービス | 特徴 | ワーカー側のシステム手数料 |
---|---|---|
シュフティ | スキマ時間で働きたい主婦向け | 報酬額の10% |
Bizseek | 手数料が業界最安値 | 100,000円以下の部分10%/100,000円超の部分5% |
JOB HUB | 人物重視の仕事と、作品重視の仕事の2タイプがある | なし |
ココナラ | 応募するだけでなくスキルを出品できる | 22% |
スキルクラウド | 個人のスキルをオンライン・オフライン問わず出品できる(募集は数件のみ) | 20% |
CROWD | 通勤電車内など、場所を問わない仕事を探したい人向け | なし |
サグーライティング | ライティングに特化したサービス/ポイントを現金に交換する仕組み | なし |
Shinobiライティング | 未経験OKのライティングに特化したサービス | なし |
プロの副業 | すでに身につけているスキルを磨きたい人向け | なし |
gengo | 翻訳に特化したサービス | なし |
STUDIO UNBUILT | 建築設計図面制作に特化したサービス | 200,000円以下の部分15%/200,000円超1,000,000円以下の部分12%※ |
※1,000,000円超以降についても設定あり
クラウドワークスとランサーズ以外のクラウドソーシングサービスの11選を紹介しました。
特別なスキルを持っていない初心者の方は、スキマ時間で仕事ができる『シュフティ』や『CROWD』をおすすめします。
これまでの職歴やスキルを活かして稼ぎたい方は、『JOB HUB』や『プロの副業』をおすすめします。
自分に合ったクラウドソーシングを見つけ、仕事獲得の可能性を広げましょう。
クラウドソーシングを利用するメリット・デメリット
クラウドソーシングを利用するメリット・デメリットを解説します。
ワーカー側のメリット
ワーカー側(受注者)のメリットは以下のとおりです。
- 自分のスキルを活かして仕事ができる
- 仕事の時間を自分で調整できる
自分のスキルを活かして仕事ができる
クラウドソーシングでは、自分のスキルや経験を活かして仕事ができます。
なぜなら、多数存在する『ライティング』の案件を例にすると、不動産や投資、美容や教育などさまざまなジャンルに関する記事執筆が募集されているからです。
このように、自分が持っている知識を活用できる仕事があることは大きなメリットといえるでしょう。
仕事の時間を自分で調整できる
仕事の時間を自分で調整することができます。
クラウドソーシングで獲得した仕事の納期を守りさえすれば、仕事時間の配分は好きに調整してもなんの問題も発生しないからです。
実際に、スキマ時間で仕事ができる『アンケート案件』や『レビュー案件』が多数募集されています。
仕事から帰ってきてからの数時間や休日の朝など、スキマ時間を活用して仕事ができるので、副業としてスタートしたい方にとっては大きなメリットとなります。
ワーカー側のデメリットを紹介
次に、ワーカー側(受注者)のデメリットは以下のとおりです。
- コミュニケーション能力不足の場合トラブルが起こりやすい
- 低単価の仕事が多い
コミュニケーション能力不足の場合トラブルが起こりやすい
コミュニケーション能力が不足している場合、クライアントとの間にトラブルが起こりやすいです。
なぜならクラウドソーシングでは、オンライン上でのメッセージのやり取りのみで仕事を進めるケースが多いため、認識の相違が生じやすいからです。
メッセージのやり取りでは、細かなニュアンスが伝わりにくいですよね。
そのため、クライアントの意図を読み取ることができないと『作成物がクライアントの理想とかけ離れている』といったトラブルが起こりやすいのです。
低単価の仕事が多い
クラウドソーシングでは低単価の仕事が多いことがデメリットといえます。
低単価の案件が多い理由はクラウドソーシングで働く人が増えており、仕事の供給よりも需要が大きくなっているためです。
実際に記事上部で解説した『ライティングの単価』では、文字単価0.9円以下の低単価の案件が全体の半数以上を占めていました。
低単価の仕事が多いことは、ワーカーにとって大きなデメリットといえます。
クラウドソーシングにはさまざまなメリットとデメリットがありますが、副業を始めたい方やスキマ時間を活用したい方にとってはとても便利なサービスだと思います。
デメリットを意識しながらも、ぜひクラウドソーシングを有効活用してくださいね。
まとめ|クラウドワークスとランサーズで稼ごう
いかがでしたか?
この記事を読んで、『クラウドワークスとランサーズの違い』を理解していただけたと思います。
両サイトの『募集中の案件数』や『システム手数料』については大きな差はありません。
しかし案件のジャンルによって募集数に大きな差があったり、初心者向けの案件の募集数に大きな差があったりしました。
クラウドワークスで1番募集の多いジャンルは『ライティング・ネーミング』であり、ランサーズでは『Web制作・Webデザイン』でした。
初心者向けの案件が多く募集されていたのはクラウドワークスです。
クラウドワークスとランサーズ、それぞれの違いを把握し、自分に合うサイトを利用しましょう。
また、両サイトを同時に活用したり、記事内で紹介したクラウドソーシングサービスを活用したりしてくださいね。
そうすることで仕事獲得のチャンスが広がりますよ。
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