SEOで絶対やってはいけない対策13選|Googleからスパム行為と判断されます
「ブログを立ち上げたけど、なかなか検索上位に表示されない。簡単に検索上位に表示される方法はないかなあ?」
あなたはこんな風に思ったことはありませんか。
結論をいうと簡単に検索ランキングを上げる方法はありません。
また、施策によっては違反行為とみなされランキングを上げるどころかGoogleの検索結果から削除される可能性もあります。
検索結果を操作する行為はGoogleのガイドラインによりペナルティを受けるからです。
実際にGoogleのガイドラインには、具体的に13個の不正行為が書かれています。
また、記載されていない行為についても不正だと認められた場合はペナルティの対象となりますよ。
このことから検索ランキングで上位表示させたいときは、Googleのガイドラインを守ってコンテンツの作成をする必要があるのです。
そこでこの記事ではSEO対策でやってはいけないことについて、Googleのガイドラインに書かれている13の項目のそれぞれを詳しく解説。
SEO対策でペナルティを受けずに正当に評価されたいという人はこの記事をチェックしてくださいね。
なお、Webライティングそのものに関する詳細情報は『Webライティングはライターの基本!初心者でも使えるseo効果アリの構成を紹介』で解説しています。
- 重要!SEO対策は検索上位になるために必須
- Googleからスパム認定!自動生成コンテンツ
- 絶対やってはいけない|リンクプログラムへの参加
- オリジナルコンテンツが全く存在しないコンテンツ
- いけないSEO対策!クローキング
- 不正なダイレクトはSEOにおいて禁止行為です
- 隠しテキストや隠しリンクもいけないSEO対策
- やたらと誘導ページに移動させるのも禁止行為
- 無断複製されたコンテンツもダメ
- 十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
- コンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- 悪意のある動作を伴うページの作成
- 構造化データのマークアップの悪用
- Googleへの自動化されたクエリの送信
- まとめ|SEO対策にはやってはいけないことがある
重要!SEO対策は検索上位になるために必須
そもそもSEO対策とは、自分が所有するWebサイトをGoogleなどの検索エンジンの検索結果で上位表示させるための施策のことをいいます。
なぜこのような施策をするのかというと、Webサイトへの集客増加につながるからです。
あなたが『あるキーワード』で検索したとき、検索上位(1ページ目に表示されているサイト)に表示されている記事から読みますよね。
あえて、2ページ目・3ページ目に移動してサイトにアクセスする人は少ないはずです。
このように、検索エンジンを利用するユーザーは検索上位に表示されるサイトを閲覧します。
このような状況により、Webサイトの所有者は集客増加のためにSEO対策を行っているのです。
SEO対策=Google対策
SEO対策とは、『Google対策』と考えることが自然といえます。
その理由は、日本の検索エンジンで1番シェアされているのがGoogleだからです。
次の表を見てください。
日本の検索エンジンのシェア率TOP3
デスクトップ | モバイル | |
1、Google | 77.66% | 74.96% |
2、Yahoo! | 14.35% | 24.59% |
3、Bing | 7.42% | 0.16% |
2021年7月22日
TOP3である『Google』『Yahoo!』『Bing』の3社を比較しました。
現在、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを採用しています。
したがって、Googleはデスクトップが92.01%・モバイルが99.55%と平均しても95%以上をシェアしていることになりますよね。
この結果から、日本でのWebサイトのSEO対策は『Google対策』であると考えた方が良さそうです。
この記事では、検索エンジン=Googleとして解説していきます。
ブラックハットSEOとは
ブラックハットSEOとは、Googleのガイドラインに違反したSEO施策のことをいいます。
Googleの『品質に関するガイドライン』には、次のように基本方針が書かれています。
・検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する
Google検索セントラル|品質に関するガイドライン(2021年7月22日閲覧)
・ユーザーをだますようなことをしない
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない(中略)
・どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる
ブラックハットSEOとは、上記のような基本方針を守れていないSEO施策のことです。
『基本方針』をもとにブラックハットSEOの定義を考えてみました。
- ユーザーの利便性を考慮していない施策
- Googleやユーザーを騙す行為
- 検索ランキングを意図的に操作しようとする行為
- Googleが行うべきではないと警告している項目に該当する施策
- 以上に該当し、Webサイトの業績改善につながるもの
上記に該当する施策や行為はGoogleの『基本方針』に反する行為となるため、ペナルティを受ける可能性があります。
ペナルティを受けると、大幅に順位を落としたり検索結果に表示されなくなったりしますよ。
ブラックハットSEOは、『絶対にやってはいけないこと』と認識しておきましょう。
なお、その他にやってはいけないことは『SEOで絶対やってはいけない対策13選|Googleからスパム行為と判断されます』にまとめています。
Googleからスパム認定!自動生成コンテンツ
自動的に生成されたコンテンツは違反となります。
なぜなら、プログラムによって自動で生成されたコンテンツはユーザーの役に立たないからです。
このようにユーザーの役に立たない自動生成されたコンテンツを使用しないことは、ガイドラインにも定められています。
自動生成されたコンテンツをアップすることはやめましょう。
この『自動生成されたコンテンツ』について、さらに詳しく解説します。
- 自動生成されたコンテンツの具体例
- コンテンツを自動生成するツールがある
自動生成されたコンテンツの具体例
自動生成されたコンテンツとは、具体的にどのようなものがあるのか紹介します。
- 検索キーワードは含まれているが、文章として意味をなさないテキスト
- 自動化されたツールで翻訳されたテキストが人間によるチェックや編集を経ず公開されたもの
- 自動処理によって生成されたテキスト
- 自動化された類義語生成や難読化の手法を使用して生成されたテキスト
- Atom/RSSフィードや検索結果からの無断複製によって生成されたテキスト
- 複数のWebページからのコンテンツを、付加価値を付け加えることなくつなぎ合わせたり組み合わせたりしたもの
上記のように、明らかに人間の手が加えられていないコンテンツは自動生成されたコンテンツとみなされます。
コンテンツをたくさん増やしたいのであれば、ひとつずつ丁寧に自分の手で作成する必要がありますね。
コンテンツを自動生成するツールがある
コンテンツを自動生成してアップロードするツールが存在します。
Googleがアルゴリズムをアップデートする前は、このようなツールを使って自動的にコンテンツを増やして評価を上げようとする施策があったからです。
次のようなことができるツールです。
- 海外のページを自動翻訳してサイトを生成
- 文章を組み替えて意味不明なサイトを大量に生成
上記のように、SEO施策のためだけに無意味なコンテンツを大量に作るツールです。
このような、自動コンテンツ作成ツールは絶対に使わないようにしてください。
絶対やってはいけない|リンクプログラムへの参加
Googleの検索ランキングを操作するためのリンクプログラムへの参加は、ガイドラインへの違反とみなされることがあります。
これには、『自分のサイトへのリンク』『自分のサイトからのリンク』の両方に対しての行為が含まれますよ。
この『リンクプログラムへの参加』について次の項目で詳しく解説します。
- リンクとは
- リンクプログラムとは
リンクとは
リンクとは、あるページの中で他のページの所在を表す情報のことです。
自分のサイト内で関連の記事を紹介するときにも使えますし、他サイトを紹介するときにも使えます。
Webサイトなどで、お店の紹介や他のWebサイトの紹介をするときに青色の文字で書かれていてクリックすると直接アクセスできるものがありますよね。
正式には、ハイパーリンクといいます。
そのハイパーリンクを略したものがリンクです。
このリンクを集めることが検索ランキングにも影響するといわれています。
しかし、「リンクの数を増やせば検索ランキングが上がる」と勘違いして、リンクの数を増やすためだけにリンクを集めるサイトが急増しました。
このような行為は、現在のGoogleのアルゴリズムでは違反の対象となっています。
良質なコンテンツを作り自然にリンクを集められるようにすることが大切です。
リンクプログラムとは
リンクプログラムとは、他サイトからのリンクを意図的に増やそうとする行為のことです。
そのページに関連がなくても、意図的にページへのリンク数を増やす目的があります。
次のようなものは、リンクプログラムとみなされ検索ランキングに悪影響を与える可能性があります。
- 被リンクの売買
- 過剰なリンク交換や相互リンクを目的としてパートナーページを作ること
- アンカーテキストリンクにキーワードを豊富に使用した大規模なアーティクルマーケティングキャンペーンやゲスト投稿キャンペーン
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること
- 第3者のコンテンツ所有者に対し、特定の利用規約や契約の一部としてリンクを義務付けること
上記のように、リンクを集めることだけを目的としたリンクプログラムは違反の対象となります。
このようなリンク収集には参加しないようにしましょう。
オリジナルコンテンツが全く存在しないコンテンツ
検索ランキングを上げたいばかりに、オリジナルコンテンツが存在しないページを掲載することはガイドラインによりペナルティの対象となります。
例えば、次のようなものです。
- 検索上位に表示されている他サイトのコピーをしてそのまま掲載する
- 他サイトのコンテンツを組み合わせて『オリジナルのコンテンツ』と見せかける
上記のように、他サイトのコピーを掲載することは重複コンテンツとなりユーザーの利便性を低下させることにつながります。
また、著作権侵害となる可能性もあり危険な行為です。
このように、オリジナルのコンテンツが存在しないコンテンツの作成は絶対にやめましょう。
コンテンツの複製に関することについては、『無断複製されたコンテンツ』で詳しく解説します。
いけないSEO対策!クローキング
クローキングとは、Googleにユーザーとは異なるページを読み取らせる行為です。
この行為はSEO対策として『やってはいけない』行為となっています。
その理由は、Googleが評価した内容と異なる内容をユーザーが読むことになるので、ユーザーにとっては予想外の結果になる可能性が高いからです。
このような理由により、クローキングはガイドラインに違反しているとみなされペナルティを受ける可能性があります。
クローキングは絶対にやめましょう。
この『クローキング』について詳しく解説します。
- クローキングとは
- クローキングの例
クローキングとは
そもそも、クローキングとは人間のユーザーと検索エンジンに対してそれぞれ異なるコンテンツやURLを表示することをいいます。
なぜクローキングを行うのかというと、意図的にコンテンツやURLを変えてGoogleの評価を高め検索上位に表示してもらうためです。
アルゴリズムがアップデートされる前は、実際にこの手法を使って上位表示されたサイトがありました。
このように、ユーザーと検索エンジンに異なるページを読み取らせる行為をクローキングというのです。
しかし、このクローキングをされると「コンテンツを正当に評価できない」ため、今ではGoogleのガイドラインによって違反行為とされています。
クローキングの例
クローキングと呼ばれる手法はどのようなものがあるのか例を紹介します。
- 検索エンジンにはHTMLテキストを読み込ませ、ユーザーには画像やFlashのコンテンツを表示
- サイトにアクセスしてきたユーザーエージェントが検索エンジンの場合に限り、ページにテキストやキーワードを挿入して順位を操作すること
上記のように、意図的に順位を操作しようとする行為は禁止されています。
また、意図的ではなくても上記のような行為をした場合はペナルティの対象になるので注意が必要です。
不正なダイレクトはSEOにおいて禁止行為です
Googleのクローラーが認識したコンテンツと異なるコンテンツをユーザーに対して表示させようとして別のページにリダイレクトさせることは違反です。
この行為はGoogleとユーザーに対して異なるページを見せる行為のため、偽装行為にあたります。
Googleとユーザーを騙すような行為は、絶対にやめましょう。
『不正なリダイレクト』について詳しく解説します。
- リダイレクトとは
- 不正なリダイレクトの例
リダイレクトとは
リダイレクトは、サイトにアクセスしようとしたユーザーを最初にリクエストしたURLとは別のURLに自動的に移動させる機能をいいます。
もともとこの機能は、ユーザーの利便性を考えた正当な理由で使われるものです。
例えば次のようなときに設定します。
- サイトをリニューアルしてURLが変更になった
- 複数のページを1つに統一した
上記のような場合、ユーザーが困らないようにどのURLからでも正規のページにアクセスできるように設定ができます。
このリダイレクトを悪用したのが先ほど紹介した『不正なリダイレクト』。
ユーザーが本来検索したサイトではなく別のページに移動させられてしまうのです。
不正なリダイレクトの例
不正なリダイレクトの例は次のようなものが挙げられます。
- 検索エンジンには1つのコンテンツタイプが表示されるが、ユーザーには全く別のコンテンツにリダイレクトされる
- パソコンユーザーには通常のページが表示されるが、モバイルユーザーには全く別のサイトにリダイレクトされる
上記のように、もともと検索してアクセスしようと思ったサイトとは全く別のサイトへ連れて行かれてしまうのです。
『クローキング』と同じように、Googleとユーザーを欺く悪質な行為といえますね。
隠しテキストや隠しリンクもいけないSEO対策
隠しテキストや隠しリンクは、ユーザーにはわからないようにキーワードなどのテキストやリンクを配置し、Googleのクローラーに読み取ってもらう方法です。
検索結果でのランキングを操作する目的でこのような行為をすることはガイドラインで禁止されています。
Googleやユーザーを騙すこのような行為は、偽装行為にあたるからです。
隠しテキストや隠しリンクを使ってランキングの操作をすることは絶対にやめてください。
『隠しテキストや隠しリンク』について、さらに解説します。
- 隠しテキストや隠しリンクの具体的な方法
- 10年前に流行った手法
隠しテキストや隠しリンクの具体的な方法
隠しテキストや隠しリンクはユーザーにはわからないようにテキストやリンクをSEOのために配置する方法です。
次のように配置されています。
- 白の背景で白のテキストを使用する
- テキストを画像の背後に置く
- CSSを使用してテキストを画面の外に配置する
- フォントサイズを0に設定する
- 小さな1文字のみをリンクにしてリンクを隠す(段落中のハイフンなど)
上記のような方法で配置して、ユーザーには気づかれないようにしています。
このような偽装行為は絶対にやめましょう。
10年前に流行った手法
隠しテキストや隠しリンクは10年前に流行ったブラックハットSEOの手法といえます。
当時のGoogleのアルゴリズムでは禁止されていなかったからです。
Googleのアルゴリズムの隙をついた手法で、この手法でランキングを操作されていたことは事実。
このことから、Googleは「検索エンジンの品質を著しく損なう行為だ」として、アルゴリズムのアップデートを行いました。
10年前に流行った手法は、今ではガイドラインに定められており違反をした場合はペナルティを受けることになります。
昔に流行った手法だからといって、隠しテキストや隠しリンクをするのはやめましょう。
やたらと誘導ページに移動させるのも禁止行為
誘導ページとは、あるページに誘導するためだけに作られたページで特定の検索キーワードで検索結果の上位に表示されることを目的に作られたページのことです。
どの検索キーワードからも、結果的に同じページに誘導されるためユーザーを困惑させてしまうページといえます。
このようなページはペナルティの対象です。
内容の伴ったユーザーの役に立つページを作りましょう。
ここでは、『誘導ページ』について詳しく解説します。
- 誘導ページの具体例
- こんなページも誘導ページとみなされるかも……
誘導ページの具体例
先ほど解説したとおり、誘導ページはガイドラインにより禁止行為となっています。
具体的にどのようなページがそれにあたるのか。
ここではいくつか例を紹介します。
- 特定の地域や都市を対象としたドメイン名やページを複数作り、それらのドメインから1つのページにユーザーを誘導するもの
- サイト内の有用なコンテンツや関連性の高いコンテンツにユーザーを案内するためだけに作られたページ
- サイト内での存在意義が明確になっておらず、同じ内容のものが複数存在するページ
上記のように、あるページに誘導するためだけに作られたページは、ユーザーの利便性を妨げる存在となります。
このような施策をせず、本来読んでもらいたいページの内容を充実させてユーザーに直接読んでもらえるような工夫をしましょう。
こんなページも誘導ページとみなされるかも……
実はこんなページも誘導ページとみなされる可能性があります。
次のようなページです。
- 全国展開している会社が地域名だけを変更してほぼ同じ内容のページを複数作っている
- 商品はほぼ同じだが、色違いやサイズ違いの商品ページを複数作っている
上記のように、ほぼ内容が同じで結果的に同じページに結びつくページは誘導ページとみなされる可能性があります。
ページをたくさん作るためにやってしまいがちですが注意が必要です。
このようなときは、文面を変更したり同一ページに一覧を載せたりするなど誘導ページにならないように工夫しましょう。
無断複製されたコンテンツもダメ
他サイトのコンテンツを無断で複製して使用することは禁止されています。
また、著作権侵害にあたる可能性もあるので絶対にやめましょう。
『無断複製されたコンテンツ』について詳しく解説します。
- 無断複製されたコンテンツとは
- 引用や転載とは別もの
無断複製されたコンテンツとは
無断複製されたコンテンツとはどういうものか。
それは、他の誰かが作成したコンテンツを許可もなくほぼ同じ状態でコピペしたコンテンツのことです。
例えば次のようなコンテンツが挙げられます。
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、オリジナルのコンテンツや付加価値を加えることなく載せているサイト
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、若干の修正を加えただけで載せているサイト
- ユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトのコンテンツをそのまま提供しているサイト
- ユーザーに対して付加価値を付け加えることなく、他のサイトの動画や画像などを埋め込んだだけのサイト
このような行為は、Googleからペナルティを受けるだけではなく著作権侵害にもなり得る行為です。
コンテンツを無断で複製することは、著作権者にも迷惑をかけますしユーザーの目を欺くことにもなります。
絶対にやめましょう。
引用や転載とは別もの
無断複製することと引用や転載などの行為は別ものです。
混乱しやすいので注意しましょう。
引用や転載などについてまとめました。
次の表を見てください。
【引用・転載・参照の違い】
引用 | 他人の文章などを自分のコンテンツ内で紹介すること |
転載 | 他人の文章などを自分のコンテンツ内で紹介すること (自分の文章の割合が少ない) |
参照 | 図や文章などの資料を照らし合わせて参考にすること |
参考 | 自分の意見や考えのもとになった情報などを明示すること |
上記のものとは違い、無断複製は許可も得ず紹介もせずに自分のコンテンツとして載せてしまうことです。
明らかに、引用や転載などとは違いますよね。
このように、無断複製と引用や転載などは全く違ったものとして理解しておきましょう。
また、引用や転載などをするときには著作権者に敬意を持って行わなければいけません。
場合によっては著作権侵害と思われる可能性があるからです。
引用や転載などをするときは、常識の範囲内でルールを守って行ってくださいね。
十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
アフィリエイトだけのサイトや十分に付加価値のないアフィリエイトサイトは、ペナルティの対象となります。
Googleは、内容の薄いアフィリエイトサイトはユーザーに付加価値を提供しないと考えているからです。
このことは、Googleのガイドラインにも次のように書かれています。
Google では、アフィリエイトのためだけのウェブサイトや『内容の薄い』アフィリエイトサイトはウェブユーザーに付加価値を提供していないと考えています
Google検索セントラル|アフィリエイトプログラム2021年7月22日閲覧
アフィリエイトを掲載するときは、内容の薄いアフィリエイトサイトにならないように注意しましょう。
ここでは、『アフィリエイトサイト』について詳しく解説します。
- アフィリエイトとは
- アフィリエイトサイトは同じような内容のサイトになりやすい
アフィリエイトとは
アフィリエイトとは、インターネットを利用した広告宣伝の1つで成果報酬型の広告のことです。
ブログやWebサイトなどで、商品が紹介されている場合にその商品の販売ページにリンクが貼られているものがありますよね。
そのままリンク先で購入した場合、紹介したサイトに対して報酬が支払われる仕組みになっています。
このような成果報酬型の広告をアフィリエイトといいます。
アフィリエイトサイトは同じような内容のサイトになりやすい
アフィリエイトサイトは、同じような内容のページになりやすいといえます。
その理由は、アフィリエイトプログラムに参加しているサイトは同じテンプレートを多言語に変換して複数のドメインで掲載しているサイトが多いからです。
このような行為をすると、同じ内容のページが複数生成されることになりますよね。
そうすると、ユーザーが検索したときに重複したコンテンツが検索結果に並ぶ可能性が出てきます。
そのような状況になってしまうとユーザーの利便性が損なわれる可能性があるため、Googleはペナルティの対象としているのです。
このように、アフィリエイトサイトは重複コンテンツになりやすいので注意しましょう。
また、アフィリエイトを掲載するときはユーザーに付加価値のある独自のコンテンツを加えて掲載することがおすすめですよ。
コンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
『キーワードの乱用』とは、検索結果のランキング操作を目的として無意味にキーワードを詰め込むことです。
このことは、Googleのガイドラインにも次のように書かれています。
「『キーワードの乱用』とは、Google の検索結果でのサイトのランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。(中略)ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザーの利便性が低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります」
Google検索セントラル|無関係なキーワード2021年7月22日閲覧
キーワードをコンテンツの内容と関係なく無意味に詰め込むことは、文章が読みづらくなる要因となります。
Googleのガイドラインにも書かれているとおり、この『文章が読みづらくなる状態』はユーザーの利便性を低下させることにつながりますよね。
このように『キーワードの乱用』はユーザーの利便性を妨げるため、ペナルティを受ける可能性がある行為です。
不自然な文章ではなく、ユーザーが読みやすくてわかりやすい文章を心がけましょう。
『キーワードの乱用』の例
具体的に『キーワードの乱用』とは次のようなものを指します。
- 実質的な価値も意味もない電話番号の羅列
- Webページで特定の市町村や都道府県に関する検索結果の上位表示のために市町村名や都道府県名を羅列したテキスト
- 同じ単語や語句を不自然に感じるほどに繰り返すこと
上のように、無意味にキーワードを繰り返すようなテキストは、『キーワードの乱用』になります。
キーワードを気にするばかりに、キーワードばかりを不自然に散りばめた読みにくい文章にならないように気を付けましょう。
なお、キーワードの選び方に関しては『SEO初心者必見!キーワード選定を無料で行う方法|便利なツールもご紹介』で紹介しています。
悪意のある動作を伴うページの作成
悪意のある動作をするページは違反の対象となります。
ユーザーの予想と異なる結果を起こす行為は詐欺行為になるからです。
『悪意のある動作を伴うページ』とはどのようなものなのか、詳しく解説します。
悪意のある動作を伴うページとは
悪意のある動作をするページとは、Webサイトでユーザーの予想と異なる動作をするコンテンツのことです。
このようなコンテンツの掲載やソフトウェアの配布は違反行為となっています。
なぜなら、Googleはユーザーの利便性とともに安全性の確保を優先するからです。
『悪意のある動作』の例について、Googleのガイドラインでは次のようなものが挙げられています。
・ページ上のコンテンツの位置を変えたり操作することで、ユーザーが特定のリンクやボタンをクリックしていると認識していても、実際にはページの別の部分をクリックしたことになるようにすること
Googleセントラル|悪意のある動作を伴うページの作成2021年7月22日閲覧
・ページに新しい広告やポップアップを挿入する、ページ上の既存の広告を別のものに置き換える、またはそのような動作をするソフトウェアを宣伝またはインストールすること
・ユーザーがダウンロードをリクエストしたときに意図しないファイルもダウンロード対象に含めること
・ユーザーのパソコンにマルウェア、トロイの木馬、スパイウェア、広告、ウイルスをインストールすること
・ユーザーに知らせて同意を得ることなくユーザーのブラウザのホームページや検索設定を変えること
わかりやすく書き換えると次のようになります。
- ユーザーがクリックしたボタンとは異なるボタンをクリックしたことになること
- 新しい広告やポップアップを挿入したり既存の広告を別のものに置き換えたりすること
- ユーザーがダウンロードするとき、希望していないデータも一緒にダウンロードさせること
- ユーザーのパソコンにマルウェア(*1)、トロイの木馬(*2)、スパイウェア(*3)、広告、ウィルスを侵入させること
- ユーザーの許可なく、ブラウザのホームページや検索設定を変えること
このように、『悪意のある動作』とはユーザーが求めていない情報を無理やり表示したり強制的に動作させたりする行為のことです。
(*1)悪意のあるソフトウェアの総称
(*2)正規のソフトウェアと見せかけて侵入し、不正な操作を行うウィルス
(*3)ユーザーの個人情報を自動で収集・送信するソフトウェア
構造化データのマークアップの悪用
構造化データのマークアップの悪用は、Googleのガイドラインにより違反となります。
この『構造化データのマークアップの悪用』について詳しく解説します。
- 構造化データとリッチリザルト
- 構造化データのマークアップの悪用とは
構造化データとリッチリザルト
ここでは、構造化データとそれに関連するリッチリザルトについて解説します。
- 構造化データとは
- リッチリザルトとは
構造化データとは
そもそも構造化データとは、HTMLで書かれた情報を検索エンジンに理解しやすいようにタグ付けしたものです。
この構造化データのおかげで、検索エンジンに単なる文字列だけではなく言葉の意味や文脈・背景などまで理解させることができるようになりました。
例えば、『コンテンツマスター』という名前の会社が『新宿』にあるとします。
構造化データが開発される前までは、『コンテンツマスター』を単なる文字列として認識することしかできませんでした。
それが構造化データをタグ付けすることで、『コンテンツマスター』が会社の名前で所在地は『新宿』であることなどを検索エンジンが認識できるようになったのです。
このように、構造化データをタグ付けすることで文字列だけではなく言葉の意味まで検索エンジンに理解させられるようになったのです。
リッチリザルトとは
リッチリザルトとは、検索画面上でより多くのユーザーに情報を届けるためにGoogleが提供している機能です。
通常の検索結果だけでは情報が不十分と判断した場合に追加で情報が表示されるようになっています。
通常、検索結果にはタイトルを含む青色リンクとスニペット・URLが表示されます。
その通常の表示に加えて、『よくある質問』について『質問と回答』がスニペットの下に表示されていることがありますよね。
あの追加情報のことをリッチリザルトといいます。
先ほど解説した構造化データのマークアップをすることで、リッチリザルトを表示することが可能です。
構造化データのマークアップは、ユーザーの利便性をさらに向上させる便利な機能といえますね。
構造化データのマークアップの悪用とは
構造化データのマークアップを悪用するということは、実際に検索結果に表示されたリッチリザルトの情報と違う内容のページにアクセスさせられるということです。
これは偽装行為になるので、ペナルティの対象になります。
なぜこのような悪用をするのかというと、検索ランキングを操作して意図的に上位表示させたいからです。
本来アクセスさせたいページとは違う内容のHTMLコードをGoogleのクローラーに読み込ませ、検索結果で上位表示になるように仕組みます。
このような悪質な手法はGoogleのガイドラインで禁止されている行為です。
ユーザーの利便性のために使用するリッチリザルトを悪用することはやめましょう。
Googleへの自動化されたクエリの送信
『クエリ』とは、ユーザーが検索するときに入力する単語のことです。
そのクエリをソフトウェアなどで自動的にGoogleに送信することは禁止されています。
その訳は、検索エンジンに負担がかかるからです。
このように、人間のユーザーではなくソフトウェアなどを使ったアクセスは『意図的に検索ランキングの操作をしている』とみなされ、ペナルティの対象になります。
良質なコンテンツを作成するなど、正当な方法でGoogleに評価してもらえるような工夫をしましょう。
ただ、『自動化されたクエリ』といわれても、「何のこと?」とピンとこない方も多いと思います。
ここでは、自動化されたクエリについて解説します。
- 自動化されたクエリとは
- エラー表示の対処法
自動化されたクエリとは
先ほども少し触れましたが、自動化されたクエリとはソフトウェアなどを使ってGoogleにトラフィックを自動送信することです。
例えば、同じ検索キーワードで何度も検索を繰り返したときに次のように表示されることがあります。
「ご利用のコンピューターネットワークから通常以上のトラフィックが検出されました」
上記の表示は、私がGoogleの検索機能を使って調べものをしているときにこのような表示を目にしたことがあります。
このように、Googleに自動でクエリなどのトラフィックを送信することを『自動化されたクエリ』というのです。
クエリに関しては『検索クエリと検索キーワードの違い|それぞれの意味と意図を考えよう』にまとめていますので、参考にしてください。
エラー表示の対処法
「ご利用のコンピューターネットワークから通常以上のトラフィックが検出されました」
上記のエラー表示が出た時の対処法を解説。
ネットワーク上の端末からGoogleにトラフィックが自動送信されている可能性があるときに先ほどのエラー表示が出されます。
この表示が出たあとに、セキュリティ画像が表示(『歪んだ文字の単語』が表示されどのように書かれているか入力する画面)。
入力できればエラーが解かれ、再び使用できるようになります。
これは、実際に人間が操作したものかコンピューターが自動的に行なっているのかどうかをチェックする機能です。
このように、エラーメッセージが出たら冷静に対処しましょう。
ここで解説したエラーメッセージの表示のように、Googleは自動化されたクエリに対して取締りを強化していることがわかりますよね。
SEO対策だからといって自動化されたクエリの送信は絶対にやめましょう。
まとめ|SEO対策にはやってはいけないことがある
この記事を読んでSEO対策で『やってはいけないこと』がわかりましたね。
もしもSEO対策をしたいのであればこの記事で解説した違反行為は絶対にやめましょう。
記事で解説したように違反行為をした場合はGoogleからペナルティを受けて結果的に検索順位を下げることになってしまうからです。
実際に、Googleの『品質に関するガイドライン』にも次のように書かれています。
「サイトがガイドラインのいずれかに違反している場合、Googleではそのサイトに対して手動による対策を実施することがあります。」
引用元:Google検索セントラル|品質に関するガイドライン
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines?visit_id=637622086425824863-1690550014&rd=1
2021年7月22日閲覧
このことからSEO対策をするときはGoogleのガイドラインを確認し違反行為は絶対にやめましょう。
また、Googleに正当な評価をしてもらうためにも、ユーザーにとって利便性の高い良質なコンテンツ作成をすることがおすすめですよ。
コメント
[…] なお、その他にやってはいけないことは『SEOで絶対やってはいけない対策13選|Googleからスパム行為と判断されます』にまとめています。 […]
[…] なお、その他にやってはいけないことは『SEOで絶対やってはいけない対策13選|Googleからスパム行為と判断されます』にまとめています。 […]