「SEOってよく聞くけど、どういう意味だろう」
「SEO対策ってなにをしたらいいのかわからない」
「SEO対策はGoogleの検索エンジンに対してだけでいいのかな」
もしもあなたが自分のWebサイトを検索順位で上位表示したいと考えているのならSEO対策をおこないましょう。
なぜならSEO対策をすることで、ユーザーからWebサイトに訪問してもらいやすくなり、自分たちのブランド力も高められるようになります。
この記事ではSEOの意味やGoogleが重要視していること、さらに具体的なSEO対策についても解説しています。
SEO対策でなにをしたらいいかわからない方もこの記事を読むことで自分が取り組むべき内容がはっきりしますよ。
SEO対策をしてメリットを享受したい方はぜひこの記事をチェックしてくださいね。
SEOとは検索エンジン最適化のこと
Webコンテンツを運営するうえでSEOはよく聞く言葉ですが、具体的にどのようなものか解説していきます。
- SEOの意味
- SEOの歴史
- 日本の検索エンジンシェア
SEOの意味
SEOとは『Search Engine Optimization』の頭文字を取った言葉で日本語では『検索エンジン最適化』と呼ばれます。
辞書では次のように記載されているのでご紹介します。
インターネット上の検索エンジンで特定のキーワードを検索した結果リストにおいて、その上位に表示されるようにウェブサイトの構成や内容を調整すること、また、その手法。
コトバンク|「SEO」の解説(最終閲覧日2021年8月17日)
サーチ・エンジン・オプティミゼーション(オプティマイゼーション)Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と訳す。「セオ」とも読む。
検索エンジンの検索結果は公平性を重視した独自のプログラムによって導き出される。この検索プログラムの特徴や情報収集の方法を分析すると、適切なキーワードをタイトルやページ説明に加えたり、他の多くのウェブサイトで紹介されることで、検索結果の上位に表示されやすくすることができるとされる。
検索エンジンごとにプログラムが異なるため、それぞれに対応したSEOが必要となる。
ただし、過度にSEOが施されたウェブサイトは、逆に検索エンジンによって検索対象から除外される場合がある。
このようにSEOとは検索エンジンがそれぞれのキーワードにもとづいて、どのコンテンツを上位表示するか決定するシステムのことです。
そのため一般的に『SEO対策』とは検索エンジンに評価され上位表示されやすくなる対策のことを指します。
SEOと検索エンジンの歴史
SEO対策をするうえで大切なのが、検索エンジンにおけるこれまでの歴史を知ることです。
おもに検索エンジンの歴史は1990年代前半、1990年代後半、2010年以降にわけられます。
1990年代前半のSEO
1990年にカナダ人によってつくられた『Archie』が世界発の検索エンジンだといわれています。
現在の検索方法とはまったく異なり、それぞれのサーバーに登録されている内容のみ抽出できたということで情報量はとても少なかったようです。
その後1990年代半ばにはディレクトリ型*の検索エンジンが登場し、日本ではYahoo!が一気にシェアを独占しました。
*ディレクトリ型とはそれぞれのWebサイトを手作業にてカテゴリごと分類し、ユーザーはその中からコンテンツを見つける検索方法のこと
しかし、あっという間にWebサイトの数が増えていったため手作業での分類には限界が来てしまいます。
1990年代後半のSEO
1990年代後半にはアメリカでGoogleが誕生し、検索エンジンもディレクトリ型からロボット型へ移行していきます。
ロボット型の検索エンジンではWebサイトの情報を自動で蓄積・登録ができるようになったため、ユーザーが検索できる情報量は爆発的に増えました。
この方法が、現在も使われているクローラーによる巡回とインデックスによる情報の蓄積です。
ロボット型検索エンジンによる高精度な検索機能はユーザーから評価され、Googleの検索エンジンにおける地位を確固たるものにしました。
しかし当初からGoogleは被リンクを重要視していたため、SEO対策としてリンクを貼っただけで中身のないサイトが大量に出現してしまったといいます。
2010年以降のSEO
内容のともなわないWebサイトを表示しないようにGoogleは2011年に『パンダアップデート』と呼ばれる大規模なアップデートをおこないました。
このアップデートによって、内容が薄いものやコンピュターがつくったコンテンツ、他のサイトをコピーしただけのものを排除できるようにしたのです。
翌年には『ペンギンアップデート』をおこない同じ被リンクでも品質の低いものは評価しないようさらに改良がされました。
これらの大きなアップデートのおかげでユーザーをだますようなサイトや信ぴょう性に乏しいものは上位表示されにくくなっています。
これまでの流れをふまえて、現在のSEO対策で求められているのは、よりユーザーにとって価値が高く信頼できるサイトをつくることです。
そしてそれはGoogleの経営理念とマッチしたサイトであるともいえます。
そのため、SEO対策はGoogleの掲げる理念を実現することが大前提だと理解しましょう。
具体的には後ほど『Googleが求めていること』の項目で解説しますので、そちらも参考にしてくださいね。
日本の検索エンジンシェア
日本の検索エンジンシェアですが、アイルランド企業の『statcounter』が次のように解析しています。
【日本の検索エンジンシェア率】2021年7月時点
検索エンジン名 | シェア率(%) |
---|---|
77.05% | |
Yahoo! | 19.22% |
Bing(ビング) | 3.31% |
DuckDuckGo (ダックダックゴー) | 0.19% |
Baidu(バイドゥ) | 0.12% |
Yandex(ヤンデックス) | 0.05% |
この表からもわかるとおり、GoogleとYahoo!でシャアの約96%を占めているのがわかりますね。
しかも2010年にはGoogleが次のように発表しています。
2001 年から 2004 年にはヤフー株式会社に対し、Google の検索エンジンを提供していました。
Google Japan Blog|Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために(最終閲覧日2021年8月18日)
そして、本日、ヤフー株式会社に対して再び検索技術をライセンス提供することになったことを発表いたします。
今回の非独占的な契約に基づき、ヤフー株式会社(ソフトバンク株式会社の子会社であり、米ヤフーも一部出資しています)は、Google が日本国内で最も速く、最も先進的であると自信を持つ検索技術を利用者に提供できることになります。
これに加え、ヤフー株式会社はオークション、ショッピング、知恵袋といったコンテンツを Google の日本語の検索結果に加えられるように提供します。
これにより、双方のサービスは一層充実し、効果を増大させることができます。
つまり検索シェアの実に9割が実質的にGoogleの検索エンジンになっているといっても過言でないのです。
このことから、日本にSEO対策は基本的にGoogleの検索エンジン向けにおこなえばいいとわかりますね。
SEO対策の必要性と重要性を説明します
そもそもなぜSEO対策が重要なのか解説していきます。
これを読めばWebコンテンツを運営するうえで、SEO対策が必須だと理解できますよ。
- 検索順位が上がる
- 購買意欲のあるユーザーにアプローチできる
- 自社ブランドの想起性が上がる
検索順位が上がる
SEO対策をおこなうとWebサイトの検索順位を上げることができます。
なぜなら、SEO対策をするとGoogleの検索エンジンからユーザーの悩みを解決できる優れたサイトだと判断してもらえるからです。
そうすると、ユーザーがキーワードを入力した際にGoogleも優れたサイトから見てもらいたいので、検索上位に表示してもらえるようになります。
検索順位が上がるメリット
検索順位が上がったときのもっとも大きなメリットは、より多くの人にWebサイトを見てもらえるということです。
どれだけ高品質なサイトをつくって役立つ内容を発信したとしても、ユーザーの目に触れなければ意味がないですよね。
検索順位は高ければ高いほどよく、その中でも1位を獲得できるとユーザーへの影響力がとても強くなります。
実際に検索順位とユーザーのクリック率について、アメリカの『Sistrix社』は次のようなデータを公表しました。
【Google CTR per ranking】
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
この結果からもわかるとおり、もっともクリックされるのは検索順位1位です。
逆に10位になると同ページに表示されているにも関わらず、クリック率は1位の10分の1まで下がってしまいます。
このように検索順位は高ければ高いほどいいので、SEO対策に取り組む必要があるのです。
購買意欲があるユーザーにアプローチできる
SEO対策をおこなう重要性の2つめですが、購買意欲があるユーザーに対してアプローチしやすくなるという点です。
なぜなら問題の解決方法やおすすめの商品を検索するユーザーは、いいものがあれば買いたいと考えている確率が高いからです。
たとえば『美容、サプリメント、おすすめ』というキーワードで検索するユーザーは美容にいいサプリメントを求めているとわかります。
そのときに検索上位に表示され商品を知ってもらえれば、購入してもらえる確率はかなり高くなりますよね。
SEO対策をおこなって特定のキーワードで検索上位を取れれば、すでに購入意欲の高いユーザーにむけて営業できるのでとても効率がよくなります。
やみくもに商品を営業するのではなく、求めている人に対して売り込めるのは大きなメリットですね。
自社ブランドの想起性が上がる
SEO対策に取り組むとブランドの想起性が上がります。
想起性とは『遊園地いえばディズニーランド』のように1つを思い出すとそれと合わせて
思い浮かべてもらえる関係性を指し『純粋想起』とも言われます。
想起性が上がるとそうでない場合と比べ、商品を買ってもらいやすくなります。
その理由として、まず商品の存在を思い出してもらうことでユーザーが購入する際の選択肢になれるからです。
前述したとおりSEO対策に取り組むと、検索上位に表示されやすくなります。
そうすると特定のキーワードで検索したユーザーの目に触れるようになるので「○○といえばこの会社なんだな」と認知してもらえるようになります。
つまりCMのような効果を期待できるわけです。
同じキーワードでサイトを訪問する人が増えれば、入力段階でサジェスト(いわゆる検索窓)にサイト名が表示されるようになり、さらに認知が進みますよね。
多くの人に認知されると、キーワードとそのブランドを結び付けてくれるので次に商品を購入する際も自社の製品を選んでもらいやすくなります。
このようにSEO対策に取り組むと、結果的に商品の売上アップにもつながりますよ。
SEO初心者はまずGoogleのことを理解しよう
SEO対策をおこなうには、そもそもGoogleがコンテンツに対して何を求めているのか、どのような仕組みで順位付けをしているか知りましょう。
- Googleが求めていること
- Google検索エンジンの仕組み
Googleが求めていること
まずGoogleはどのようなコンテンツを上位表示したいと考えているのか理解しましょう。
GoogleがWebコンテンツに求めていることを理解すれば、SEO対策がグッとやりやすくなりますよ。
Googleが求めていることは大きくわけて2つあります。
ユーザーファーストの徹底
Googleが求めていることの1つめが『ユーザーファーストの徹底』です。
そもそもGoogleはサイトに掲載する広告収入をおもな収入源としているため、検索エンジン利用者の確保は会社の維持にとって必要不可欠です。
そのためユーザーファーストを徹底させ、多くのユーザーに選ばれる検索エンジンを目指しているのです。
実際にGoogleの公式ホームページでは次のように掲載されています。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
Google|Googleが掲げる10の事実(最終閲覧日2021年8月17日)
上記のように述べているとおり、Googleがもっとも重視しているのはユーザーにとって有益なコンテンツであるかどうかです。
そのため、SEO対策もユーザーファーストに結びついているか、確かめながらおこなう必要がありますね。
高E-A-Tのコンテンツ提供
Googleが求めていることの2つめが『高E-A-T』のWebコンテンツづくりです。
E-A-Tとは次の3つの頭文字を取った言葉です。
- 専門性(Expertise)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
近年、ユーザーファーストに加え、E-A-Tを備えているWebコンテンツが上位表示されるようになってきました。
実際にGoogleが発表している『検索品質評価ガイドライン*』でもE-A-Tに関する項目が登場し、次のように述べられています。
*『検索品質評価ガイドライン』とはGoogle検索の基本方針を掲載しているガイドラインでありSEO対策ではもっとも重要視されるものの1つ
the amount of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (E-A-T)is very important.
General Guidelines|3.2 Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T)(最終閲覧日2021年8月17日)
日本語訳:専門性、権威性、信頼性(E-A-T)の量は非常に重要です
ガイドラインでもこのように述べられているため、SEO対策をおこなううえでE-A-Tの高いコンテンツづくりは必須条件となってきました。
E-A-Tを高める方法については後述していますので、そちらもご確認くださいね。
なお、E-A-Tの詳細は『SEO対策の基本!E-A-Tの意味や使い方を熱血解説|専門性がさらに重要となる分野も理解しておこう』で解説しています。
Google検索エンジンの仕組み
SEO対策をおこなううえでGoogleの検索エンジンについて理解する必要があります。
なぜなら、検索エンジンがどのように記事を上位表示するか知っていればそれにあわせたSEO対策をおこなえるからです。
おもにGoogleの検索エンジンに表示されるには2つのステップをふむ必要がありますのでご紹介します。
クローラーによる巡回
コンテンツを新しく作った場合まずおこなわれるのが、Googleの情報収集ロボットであるクローラーによる巡回です。
クローラーが自分のWebコンテンツにきてくれると、検索エンジンに表示される足掛かりになります。
実際にクローラーの巡回についてGoogleの公式ホームページでも説明がされていますので、ご紹介しますね。
ウェブは、一括で管理されないまま、絶えず書籍が増え続けている図書館のようなものです。Google では、ウェブクローラと呼ばれるソフトウェアを使用して、公開されているウェブページを探します。
Google検索|検索が情報を整理する仕組み(最終閲覧日2021年8月17日)
クローラは、ユーザーがウェブ上でコンテンツを閲覧するときと同じように、ウェブページを見て、ページ上のリンクをたどります。
リンクからリンクへ移動し、ウェブページに関するデータを Google のサーバーに蓄積していきます。
上記の説明があるように、クローラーにWebコンテンツが発見され回遊してもらうことで徐々にGoogle検索で表示されるようになります。
インデックス登録をする
クローラーが巡回してくれるようになったら次にインデックス登録をおこないます。
その理由として、インデックス登録をすることでGoogleの検索エンジンにWebコンテンツの情報が蓄積され、ユーザーの検索キーワードと結びつけてくれるからです。
後ほど、クローラーが来やすくなる方法とインデックス登録のやり方について詳しく解説していますので、そちらもご覧ください。
SEOの基本!有効な内部対策
SEOに有効な対策はいくつかありますのでご紹介しますね。
自分ができることから試してみてください。
- クローラーの回遊を助ける
- インデックス登録をおこなう
- サイトのE-A-Tを高める
- ペナルティを受けない
クローラーの回遊を助ける
1つめの方法ですがクローラーの回遊を助けてWebコンテンツに来やすくしてもらいましょう。
そうすることでWebコンテンツが検索エンジンに見つけてもらいやすくなり、上位表示されるのに役立ちます。
実際には次の方法を試してみましょう。
サイトマップの送信
新規でサイトを立ち上げた場合にはその情報をGoogleのクローラーに教えてあげましょう。
Googleの公式ホームページにサイトマップの作成と送信方法について掲載されており、おおまかには次の手順でおこなえます。
サイトマップを作成する
サイトマップ作成ツールの『sitemap.xml Editor』や『Xml-Sitemap.com』を利用してWebサイトのマップを作ります。
Google Search Consoleから送信する
作成したマップをGoogle Search Console にログイン後、メニュー内『サイトマップ』の項目より送信しましょう。
これらをおこなうことによってサイトの情報がクローラーに知ってもらえるようになります。
初期設定の確認
初期設定によってクローラーの回遊がされにくくなっていないか確認しておきましょう。
そうでないとせっかく高品質なWebコンテンツを作成しても、検索エンジンに見つけてもらえないかもしれないからです。
具体的には『robot.txtコード』の使用がされていないかをチェックし、クローラーの回遊がじゃまされていないか確認します。
- GoogleのSearch Consoleヘルプより『robot.txtテスターツール』を開く
- 確認したいサイトのURLを『プロパティを追加』より入力
- プロパティを選択し『Disallow: /』が結果に表示されている場合には編集する
- 内容を変更後で『送信』をする
Webコンテンツの訪問者が増えない場合には、一度初期設定を確認するとクローラーが来やすくなるかも知れませんよ。
インデックス登録をおこなう
クローラーの回遊を増やすのと合わせて、Webコンテンツのインデックス登録をおこないましょう。
前述したとおり、Googleの検索エンジンは各サイトをインデックスすることでユーザーの検索キーワードとWebコンテンツをつなげてくれるからです。
なお、インデックス登録は次の手順でおこえます。
1.Google Search Consoleにログイン
2.登録を希望するサイトURLを画面上部にある検索窓に入力する
3.『URLがGoogleに登録されていません』と表示されるのを確認
4.『インデックス登録をリクエスト』を押す
5.『インデックス登録をリクエスト済』と表示される
6.その後『公開URLをテスト』をクリック『URLはGoogleに登録されています』と表示されれば完了
このようにインデックス登録をすることで、新しく立ち上げたWebコンテンツもGoogleの検索エンジンに見つけてもらえるようになりますよ。
ちなみにインデックス登録は、記事数を蓄積しコンテンツのボリュームが増えれば自然と検索エンジンがおこなってくれるようになります。
サイトの力(いわゆるドメインパワー)が少ないうちは、そのつどインデックス登録をおこなうようにしましょう。
サイトのE-A-Tを高める
続いて有効なSEO対策ですが、サイトのE-A-T(専門性、権威性、安全性)を高めましょう。
こちらも前述したとおり、Googleは近年それぞれのコンテンツに高いE-A-Tを求めており、それを満たすことで検索上位に表示されやすくなるからです。
E-A-Tを高め火tない関しては1つずつ解説していきますね。
『専門性を高める方法』
専門性を高めるには次の3つの方法がおすすめですよ。
掲載ジャンルを絞る
Webサイトを運営する場合には取り扱うジャンルを絞りましょう。
その理由として特定のジャンルに特化したほうが、より深く濃く情報を掲載できて専門性が高まるからです。
実際に『英語学習』というキーワードで調べてみると、上位10サイトと10位圏外とでは前者の方が、掲載ジャンルが絞られている傾向にあります。
【『英語学習』の検索結果】
検索順位 | サイト名 | 掲載ジャンル数 |
---|---|---|
1位 | DMM英会話 | 3 |
2位 | おうちで英語学習 | 1 |
3位 | NativeCampBlog | 3 |
4位 | DMM英会話 | 3 |
5位 | RareJob English Lab | 2 |
6位 | British Council | 2 |
7位 | EIKARA | 2 |
8位 | SchoolWith | 2 |
9位 | RareJob English Lab | 2 |
10位 | All About | 5 |
このように掲載ジャンルを絞ったほうがGoogleの検索エンジンからも評価され上位表示される傾向にあるとわかりますよね。
そのため取り扱うジャンルはなるべく絞って、サイトの専門性を高めましょう。
実体験を載せる
専門性を高める方法の2つめですが、実体験(いわゆる一次情報)を掲載するようにしましょう。
一次情報を掲載すると自分で経験しなかった場合と比べ、より細かい部分に気が付け詳しい情報を掲載できるようになるからです。
実際、みなさんも自分が体験したことならいくらでも話せるけど、人からまた聞きしたことは詳細を説明しようとしても難しいですよね。
ことわざでも『百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず』といわれるとおり、自分が体験したことはとても大きな強みになります。
周りから『○○について専門性が高い』と思ってもらうには実体験を増やし、それを発信していきましょう。
専門家の意見を集める
サイトの専門性を高めるには、上記の一次情報だけでなく専門家による見解も掲載するといいでしょう。
専門家の意見を掲載されていることで、サイトの専門性を高めることができるからです。
実際に『医師 インターネットで』というキーワードでは『AskDoctors』というサイトが上位にいました。
しかし上位に挙がったサイトの管理者はその道のプロではありません。
それにも関わらずなぜ上位に表示されているのかといいますと、身元のたしかな医師の回答を掲載し、サイトの専門性を高めているからです。
このように、専門家の意見を集めることでもGoogleは評価してくれるといえます。
専門性を高める方法を3つお伝えしました。
専門性の高さは一度身に付ければ大きな武器になりますので、頑張って取り組みましょう。
『権威性を高める方法』
権威性を高めるには下記の方法を試してみましょう。
その道のプロを目指す
1つめの方法ですが多くの人から支持をされる、その道のプロを目指しましょう
なぜならプロフェッショナルを目指すとスキルや知識が増えるので、周りの人に与えられる影響力が増します。
そうすると徐々に自分を支持してくれるファンが増えるので、自分自身の権威性が高まります。
ちなみに支持のされ具合におけるバロメーターはSNSのフォロワー数で判断できます。
支持をされなければ、フォロワーが増えることは基本的にないからです。
現に最近では普通の主婦であっても、プロとしてSNSで人気になり書籍を出版する、テレビに出演するといった活動をする人も出てきています。
現代では、フォロワーが多い→支持率が高い→多くの人に支持されるだけの何かをもたらした→それを可能とする知識とスキルがある→その道の第一人者となる→権威性の発生
このロジックが成立します。
したがって権威性を高めたいときは、特定の分野でプロを目指して周りからの支持を集めましょう。
そしてそのファーストステップとしてSNSで情報を発信していきましょうね。
公的な資格を取る
権威性を高める方法の2つめですが、自身のWebコンテンツに関係する資格があれば取得するようにしましょう。
その理由として、無資格の状態よりも発信内容に説得力が増して、第三者への権威性も高まるからです。
たとえば、病気になったときお医者さんと普通の人では仮に同じことを言っていたとしても説得力がまったく違いますよね。
医師免許という裏付けがあるからこそ、多くの人がお医者さんの言葉を信じます。
これと同じように自分が発信している内容に関連する資格があれば取得して、説得力を持たせるようにしましょう。
権威性の高い情報を引用する
情報を引用する場合には誰がみても納得できるサイトや世界的著名人の言葉からおこなうようにしましょう。
それによって、引用先の持つ権威性を自身のサイトにも与えられるようになるからです。
引用先は下記のものがおすすめですよ。
- 官公庁のホームページ、公表データ
- 行政のホームページ、公表データ
- 上場企業のホームページ、公表データ
- 有資格者の著書
- 世界的著名人のSNS
権威のある情報を引用して自分のWebコンテンツも権威性を高めましょう。
『信頼性を高める方法』
信頼性を高める方法は次の3つがあります。
投稿する内容は推敲をおこなう
記事や情報を投稿する前に必ず推敲(すいこう)をしましょう。
推敲をおこなうことで誤字脱字を防ぎ、内容を改めて精査できるからです。
たとえば、大手の新聞記事であっても誤字脱字ばかりだったら信頼度はかなり低くなりますよね。
基本的なチェックができていないなら掲載してある情報の信憑性も乏しいと読者に思われてしまいます。
読者からの信頼性を高めるには、投稿する前に推敲をおこなって内容に不備がないか確認するようにしましょう。
記事を常に最新の情報に修正する
過去に投稿した記事は定期的に書き直しや更新をしましょう。
なぜなら一度投稿した記事をそのままにしておくと、情報が更新されずリンク切れや誤情報になってしまう可能性があるからです。
常に最新の情報を掲載することで読者からの信頼度が増しますので、必ず更新しましょう。
運営者の情報を公開する
Webコンテンツを運営する場合には、可能な限り運営者の情報を開示しましょう。
どういう人物が運営しているか明らかにすることで読者の安心感につながり、サイトへの信頼が高くなります。
たとえば、新規で人を採用する場合にも知り合いから紹介された人物のほうがそうでない人より安心して取れますよね。
むやみに個人情報をさらす必要はありませんが、年齢や経歴、SNSのアカウントといった人となりがわかる情報は積極的に開示して信頼度を高めましょう。
以上、E-A-Tを高める方法を専門性、権威性、信頼性にわけてお伝えしました。
ペナルティを受けない
検索で上位表示されるのに大切なのがGoogleからペナルティを受けないということです。
ペナルティを受けると検索順位が下落、またはインデックスからも削除されてしまう可能性があるので注意が必要です。
ウェブマスター向けガイドラインを確認する
ペナルティを受けないためにはGoogleが公表している『ウェブマスター向けガイドライン』をよく確認して、下記の内容を守りましょう。
・コンテンツの自動生成
Google AdSenseヘルプ|ウェブマスター向けガイドライン(最終閲覧日2021年8月18日)
・リンク プログラムへの参加
・オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
・クローキング
・不正なリダイレクト
・隠しテキストや隠しリンク
・誘導ページ
・無断複製されたコンテンツ
・十分な付加価値のないアフィリエイト プログラムへの参加
・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
・フィッシングや、ウィルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった
悪意のある動作を伴うページの作成
・構造化データのマークアップの悪用
・Google への自動化されたクエリの送信
大前提として上記に書かれていることはおこなわずにWebコンテンツを運営しましょう。
万が一手動ペナルティ(Googleの担当者によるチェックでペナルティを通知)を受けた場合には、Google Search Consoleにペナルティ内容が通知されるので、改善のうえ再審査をリクエストします。
その一方で自動ペナルティの場合(アルゴリズムによるチェックで特段通知がされない)であれば、ガイドラインと照らし合わせて検証しましょう。
そしてその後改めてクローラーに巡回してもらい、ペナルティが解除されるのを待ちます。
自動ペナルティではGoogleから通知されないため普段からWebサイトの順位変動を確認し、極端な順位変動がないか注視しましょう。
Googleからのペナルティは検索順位に大きな影響を与えますので、必ずガイドラインを確認してくださいね。
なお、SEOにおいてやってはいけないことを『SEOで絶対やってはいけない対策13選|Googleからスパム行為と判断されます』で解説しています。
参考にしてください。
さらに検索エンジンに有効なSEO対策を解説
これまで紹介した方法とあわせて、さらにSEO対策に有効な対策をご紹介します。
- 被リンクを獲得する
- 表示速度を上げる
- サイトの階層を整える
- モバイル機器から見えやすくする
被リンクを獲得する
まず1つめの方法ですが、被リンクを獲得するというものです。
『被リンク』とは自分のサイトURLが他者のWebサイトに貼られて、リンクしていることを指します。
なぜ被リンクの獲得が求められるかというと、Googleが検索順位を決定する際の判断材料として重要視しているからです。
実際、Googleの公式ホームページでも次のように述べています。
Google|Googleが掲げる10の事実(最終閲覧日2021年8月18日)
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。
PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。
上記のとおり被リンクがされていると、それだけ他者から支持されていると見なされ検索順位で上位表示されやすくなります。
なお、被リンクを獲得するには次の2つの方法を試してみましょう。
被リンクに関しては『被リンク対策で大きなseo効果を獲得|初心者はツールも使ってチェック!』で詳細に解説しています。
高品質なサイトをつくる
被リンクが人気投票といわれるように多くの人から求められるサイトづくりを心がけましょう。
他人からリンクしたいと思ってもらえるサイトとは次のようなものを指します。
・悩みや疑問に対する具体的な解決方法が掲載されている
・情報の出どころがたしかである、もしくは自分自身の経験にもとづいている
・内容がわかりやすく読みやすい文章で書かれている
このようなサイトは被リンクしてもらえる確率が高まります。
また自分がブックマークやお気に入りにしているサイトを参考にするのもおすすめです。
ブックマークやお気に入りに入れるのは、役立つ情報や知らなかったことが載っているサイトだからですよね。
自分にとってメリットになるサイトだと思ってもらえれば、被リンクの獲得もできるので相手に与えられるものを意識してサイトをつくりましょう。
なお、高品質なサイトを作るには高品質のコンテンツが、高品質なコンテンツを作るにはSEOライティングが必須となります。
SEOライティングに関しては『SEOライティングのコツ24選!初心者でも書き方次第で上位表示可能です』で解説していますので、参考にしてください
サイト設計を工夫する
被リンクを獲得するには下記のようなサイト設計も工夫しましょう。
- SNSのシェアアイコンを設定する
- 何度も訪問しやすいようにわかりやすいサイト名を付ける
- 過激な内容はつつしむ
- 親しみやすい文章を心がける
- 文字や画像の大きさを見やすくする
簡単なことばかりですが、多くの人に支持されるには第三者にも安心して推薦できるサイトでなくてはいけませんよね。
以上、2つのことを心がけて被リンクの獲得を目指しましょう。
表示速度を上げる
検索順位で上位表示されるには、ページの表示スピードにもこだわりましょう。
なぜならGoogleは検索表示のスピードにもこだわっており、ユーザーへの情報提供が速いWebサイトを評価する傾向にあるからです。
実際、Googleの掲げる10の事実でも次のように述べられています。遅いより速いほうがいい。
Google|Googleが掲げる10の事実(最終閲覧日2021年8月18日)
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。
自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。
Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。
検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。
Google が新しいサービスをリリースするときには、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザの Google Chrome をリリースするときも同じです。
今後も、さらなるスピードアップを目指して努力を続けていきます。
Googleの基本方針にのっとり、表示速度を上げて高い評価を得られるようにしましょう。
そして、表示速度を上げるには次の方法が有効ですよ。
不必要な広告を掲載しない
個人ブログを運営している人に多いのですが、広告収入を狙ってサイトのあちこちに広告画像を載せている方がいます。
それによってサイトの読み込みが遅くなり、ユーザーに不利益になってしまっている可能性があります。
そのためまずは広告を減らしてサイトの動作を軽くしましょう。
訪問しやすいサイトにすることで、結果的にリピーター率も上がるはずですよ。
画像の圧縮をおこなう
Webサイトに画像を掲載する場合には、圧縮サイトを利用して容量を減らしましょう。
そうすることで、同じ情報量を載せても読み込みが速くなり見やすいサイトになりますよ。
無料で画像の圧縮ができるサイトは『タイニーピング』といったものがあります。
操作性もよく利用しやすいので、画像を載せる場合には1度使ってみてはいかがでしょうか。
サイトの階層を整える
有効な対策としてサイトの階層を整える方法もあります。
その理由として、複数回クリックしないと目的のページにたどり着けない構造ではクローラーの巡回がしにくくなってしまうからです。
クローラーが巡回しにくくなると、Webサイト内で発見してもらえないページが生まれてしまい検索結果に表示されない恐れがあります。
たとえば、マトリョーシカのようにフォルダー内にファイルを重ねている方がいますが、第三者からすると必要な情報が探しにくいですよね。
クローラーも同様で、ページ階層が何層にもなっていると、情報を獲得しにくいのです。
サイトを設計する段階で、3クリックもあればすべての情報が見られる第4階層までにとどめておくのがおすすめですよ。
モバイル機器から見やすくする
さらに有効なのがモバイル機器からの操作性をよくすることです。
その理由として、現在ではインターネットの利用はパソコンを抜いてスマートフォンのようなモバイル機器が主流になってきたからです。
実際にインターネットの検索割合について、総務省が次の調査結果を公表しました。
端末別のインターネット利用率は、「スマートフォン」(63.3%)が「パソコン」(50.4%)を12.9ポイント上回っている。
総務省|令和2年情報通信白書(最終閲覧日2021年8月18日)
2018年から2019年までの伸び率もパソコンが2.2%だったのに対してスマートフォンは3.8%と上回っています。
インターネット利用の主流がモバイル機器なのは日本だけでなく世界的な流れであるため、Googleもそれに対応したWebコンテンツを優先しているのですね。
モバイルフレンドリーテストをおこなう
モバイル機器からの操作を確認するにはGoogleが提供している『モバイルフレンドリーテスト』をおこないましょう。
これによって、自身のWebサイトがモバイル機器に対応した仕様になっているかがわかります。
モバイルフレンドリーテストは具体的に次の手順でおこなえます。
- テストしたいWebページのURLを入力(サイト全体の診断ではないので注意)
- 『URLをテスト』をクリックする
- 『このページはモバイルフレンドリーです』と表示されれば問題ないが、エラーの場合下記の対処をする
もしもエラーが出た場合には次の対処法を試してみましょう。
- コンテンツ内の文字サイズを変更し14~18pxに調節する
- モバイル非対応のページが設定されていないか確認する
- コンテンツの幅をモバイル画面内で表示されるよう調節する
- クリックの要素同士が近すぎないように余白をもうける
Googleは、今後ますますモバイル機器からの見やすさを重要視すると考えられます。
Webコンテンツをつくる際には常にスマートフォンなどからの見え方を確認しましょう。
まとめ|SEO対策は初心者でもできる
この記事を読んでSEOの意味やSEO対策に取り組むメリットがわかりましたね。
もしもSEO対策をしてWebサイトを評価してもらいたいのなら、Googleがコンテンツになにを求めているか意識しましょう。
記事で解説したとおり、Googleはユーザーファーストの徹底を掲げており利用者にとって使いやすいコンテンツを上位表示したいと考えています。
そのため、SEO対策でもっとも重要なのはユーザーファーストと『専門性、権威性、信頼性』といったコンテンツの質を高めることです。
記事ではこの3分野をそれぞれ高める方法もお伝えしました。
自分自身の専門性や信頼性を高めながら発信を続けていくことで、ユーザーから評価されるWebサイトがつくれます。
そうすることでGoogleからも有益なサイトだと見なしてもらえるので、結果的に上位表示もされるようになりますよ。