【実績なしでも簡単作成】初心者Webライターにポートフォリオは必要

Webライター ポートフェリオ

「Webライターにポートフォリオって本当に必要なのかな?」

「そもそもポートフォリオって何?」

Webライター活動をしている人であれば、このように疑問に思ったことが一度はあるハズ。

結論を言うと、Webライターにポートフォリオは絶対必要です。

ポートフォリオとは簡単に言いますと、自己紹介と職務経歴書を足し合わせたような書類やWebページのこと。

クライアントは基本的に、そのWebライターの経歴や実績をポートフォリオで確認します。

そのためライティング案件に応募する際は、ポートフォリオが必要になるのです。

しかしそうなると、「ポートフォリオって、どこでどうやって作ればいいの? 実際に何を書けばいいの?」と悩む人がいるかもしれません。

そこでこの記事ではポートフォリオの作り方・書くべき項目・上手に書くコツ・注意点・よくある質問を、現役SEOライティング講師が解説いたします。

実績がないWebライター初心者や資格持っていない方でもポートフォリオを作れるコツを丁寧にご紹介いたしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

なお、Webライターに関する詳細情報は『【未経験でもできる副業】Webライターとは?仕事内容・年収・求人例・SEOライティングなど必要なスキルを解説』でも解説していますので、一度確認してみてください。

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錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

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Webライターにポートフォリオは絶対必要

Webライターのポートフォリオとは、『実績とスキルがわかる作品集』のことで、仕事を得るために欠かせない営業ツールです。

ポートフォリオはクライアントが仕事を発注するか判断するうえで大事な材料となるからです。

実際に、クラウドソーシングサイトのランサーズでは、ポートフォリオの提出が必要とされる案件や、ポートフォリオを提出することで優遇される案件が多数募集されています。

【ポートフォリオ提示を求める案件例】

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【各番号の案件名】
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2.アフィリエイト記事のライティング【通信/回線ジャンル】
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4.資格メディアのコンテンツ作成|文章力に自信のある方を優遇します!

上記から言って、Webライターがより多くの仕事を獲得するうえでポートフォリオが欠かせないことは明らかです。

もしもポートフォリオをまだ作成していないのであれば、次でご紹介する8つの作成方法を確認してみてくださいね。

ほとんどの方法が無料で作成できますし、そして何より未経験・初心者でも即日で作れます。

ぜひご参考ください。

実績のない未経験・初心者でも作成可能!

そもそもWebライターのポートフォリオは、実績のない初心者でも作ることができます。

ポートフォリオに実績があったほうがよいのは確かなのですが、必須条件ではないからです。

受注実績がなくともポートフォリオは誰でも作れるのです。

ポートフォリオを作成していない初心者ライターが多い中、ポートフォリオを提示することでほかのライターとの差別化を図ることができますよ。

実績のない初心者こそ、ポートフォリオを作って仕事獲得につなげましょう。

初心者でも簡単作成!ポートフォリオの作り方8選

ポートフォリオの作り方8選を解説していきます。

  1. WordPress
  2. note
  3. Amebaブログ
  4. ポートフォリオ作成ツール『edireco』
  5. ペライチ
  6. スプレッドシート
  7. クラウドワークス
  8. PDF化したWord

WordPress

WordPressでもポートフォリオを作成できます。

WordPressとはホームページ作成ツールのこと。

ブログを開設する場合、現在ではWordPressを使うのが主流になっています(当サイト、コンテンツ傑作もWordPressで作成しています)。

すでにWordPressを持っている人は、Wordpressにポートフォリオを作成するとよいでしょう。

もちろん、「この際せっかくだからポートフォリオを作成するだけでなく、ブログも始めてみようかな」という方にもWordPressがおすすめです。

WordPressは多くのWebメディアが使用しているツールであるため、使い方に慣れておくことでWordPressへの直接入稿や編集など、Webライターの仕事の幅が広がりますよ。

ただしWordPressの導入する場合、ドメインの取得に800円から2,000円ほどの費用がかかります。

その他にもサーバー代が月々数千円かかります。

そのためnoteなどのように、本当にタダでポートフォリオを作成できるわけではありません。

「それでもWordPressでポートフォリオを開設する!」という方は、以下の手順に沿ってポートフォリオをWordPress内に作成してくださいね。

  1. 画面左『固定ページ』をクリック
  2. 『新規追加』をクリック
  3. タイトルに『ポートフォリオ』と記入
  4. パーマリンクを『portfolio』と記入
  5. アイキャッチ画像を挿入
  6. ポートフォリオ情報を入力
  7. ポートフォリオの各項目に見出し付けする
  8. 画面右上『公開』をクリック

これでポートフォリオが完成します。

入力すべきポートフォリオ情報に関しては、後述しますね。

note

noteはアカウントを作成するだけでスグに記事が投稿できるサイトです。

デザインのカスタマイズができないというデメリットがありますが、ブログ作成に時間をかけずに記事を作成したいと考える方におすすめです。

こちらも無料で作成することができますよ。

ブログに関しては『ブログは初心者でも無料で始められる|WordPressで行う目的を解説』で紹介しています。

Amebaブログ

Amebaブログは、多くの芸能人が使用しており、SNS感覚で使えるブログサイトです。

コメントでの交流が頻繁におこなわれているため、読者とつながりを持ちたいと考える方におすすめです。

無料で始められるのがうれしいポイントですよ。

ポートフォリオ作成ツール『edireco』

ポートフォリオ作成ツールedirecoを使って、ポートフォリオを作成するのもおすすめです。

会員登録をするだけで、無料で簡単に記事をアップロードができ、ポートフォリオが作れます。

自己PR文などをどう書いたら良いかわからない方も多いと思いますが、書き方の例が記載されているのがうれしいポイントです。

自分の持っているスキルや経験を項目の中から選択するだけで登録ができますし、ページのデザインをカスタマイズすることもできますよ。

簡単だけどデザインにこだわれるポートフォリオを作りたい方は、edirecoを使いましょう。

edirecoとはライター ポートフォリオページを無料で作成できるツールのこと。

大変便利ですので、ぜひ使ってみてくださいね。

なお、登録方法は以下の通りです。

まずedirecoトップページの新規会員登録タブをクリックし、メールアドレスを入力してください。

するとedirecoから認証番号が記載されたメールが届きます。

認証番号を登録画面に入力すると、氏名やパスワード入力の画面に切り替わります。

すべての項目を入力すれば、登録完了です。

ペライチ

ペライチでポートフォリオを作ることもできます。

ペライチとはホームページ作成ツールのことで、「ポートフォリオ1ページ分だけを作りたい!」というときに役立ちます。

そもそもWordPressでポートフォリオを作る場合だと、サーバー契約やドメイン購入を済ませなければサイト自体を開設できません。

そのため正直な話、かなり面倒です。

しかしペライチであれば、そんな必要はありません。

ペライチはそのページの作成だけでネット上に公開できますので、ポートフォリオ・LP(ランディングページ)・予約受付ページ・決済ページなどを10分ほどで作れるのです。

それに付け加えてペライチであれば豊富なテンプレートの中から好みのものを選べますので、noteなどで作成するよりもデザイン性が優れたポートフォリオを作りやすいです。

しかも無料で使えるテンプレートだけでも376種類ありますので、初心者でもコストをかけずにパパッと作成できます。

「費用をかけずに、見栄えの良いポートフォリオを今すぐ用意したい!」という方は、ペライチがベストと言えるでしょう。

Googleスプレッドシート

Googleスプレッドシートにポートフォリオ内容をまとめてしまうというのも、個人的には全然アリです。

WordPressやnoteに比べて、より多くの情報を一目で伝えることができるからです。

例えば、WordPressやnoteでポートフォリオを作ったことがある方にはわかると思いますが、これらは1文字のサイズや行間が必要以上に大きいです。

そのため、最終的な見栄えがあまりよくないことがあります。

その一方で、Googleスプレッドシートで作った場合だと上記画像のように多くの情報をかなりコンパクトにまとめられます。

しかも文字のサイズの変更や行間の調整も、WordPressやnoteよりもスピーディかつ簡単。

それだけでなくGoogleスプレッドシートはGoogleが無料で提供しているツールですので、無料でポートフォリオを用意できます。

以上のことから、スプレッドシートでポートフォリオを作るのはとてもおすすめです。

もちろん、自己紹介等はWordPress等の一般的なツールで済ませ、サンプル記事に関するデータのみをGoogleスプレッドシートにまとめるという方法もGoodです(私はこのやり方をしていました)。

そうすることで記事の肝心な情報(SEO順位やCV件数など)を詳細に伝えられ、かつポートフォリオもかなりスッキリします。

数値等を提示する場合はnoteなどよりもGoogleスプレッドシートにまとめて掲載した方が見やすいのでおすすめですよ。

ただし、Googleスプレッドシートを使う場合だと注意点が2つあります。

1つはリンクのアクセス権限を全員に付与すること。

そうしなければURLを掲載しても、自分しかアクセスできません。

2つ目はGoogleスプレッドシートを使う場合、ページ上の編集権限を持つものは自分だけにしてください。

そうしなければポートフォリオ上の情報をだれでも改変することができるからです。

したがってGoogleスプレッドシートでポートフォリオを作るときは以下の手順に従って、アクセス権限の付与および編集者を自分だけにしましょう。

  1. Googleスプレッドシート画面を開く
  2. 画面右上『共有』をクリック
  3. 『リンクを知っている全員に変更』をクリック
  4. 『閲覧者』をクリック
  5. 『完了』をクリック

これで『URLにだれでもアクセスできるが、編集できるのは自分だけ』という状態になります。

Googleスプレッドシートでポートフォリオを作るのであれば、この状態は必須です。

必ず設定しておいてくださいね。

ちなみに、もしもポートフォリオのコピーをされるのがイヤなのであれば、以下の手順を実行することでコピーを防げます。

  1. 画面右上『共有』をクリック
  2. ウィンドウ内右上歯車アイコンをクリック
  3. 『閲覧者と閲覧者(コメント可)に、ダウンロード、印刷、コピーの項目を表示する』のチェックを外す

これでコピーは防げます。

参考にしてください。

クラウドワークス

もしもあなたがクラウドワークスにすでに登録しているのであれば、クラウドワークスのポートフォリオ機能を利用するとよいでしょう。

無料かつ今すぐに作成できますよ。

なお、クラウドワークスでポートフォリオを作る手順は以下の通り。

  1. クラウドワークスのマイページにログイン
  2. 画面右上『自分のユーザー名』をクリック
  3. 『プロフィール編集』をクリック
  4. 『ポートフォリオ・経歴登録』をクリック
  5. 概要に『ポートフォリオ』と入力
  6. 勤務期間を入力
  7. 詳細に経歴や受注実績などを入力
  8. 『ポートフォリオ・経歴を登録する』をクリック

ポートフォリオ内容をすでに作成しているのであれば、登録作業自体は30秒ほどで完了します。

即日でポートフォリオを作れますので、ぜひ試してみてくださいね。

もちろん、クラウドワークスではなくランサーズシュフティでも同様にポートフォリオを作成できます。

あなたにとって最も都合が良いクラウドソーシングにて、ポートフォリオを作るとよいでしょう。

PDF化したWord

Wordにポートフォリオを作り、それをPDF化して渡すという方法もあります。

普段の執筆にWordを使っている人も多いでしょうから、記事を作成する感覚でパパッとポートフォリオを作成できるのが魅力です。

「ポートフォリオ作成のためにWordPressの開設や利用者登録をイチイチするのは面倒だな」と思うのであれば、PDF化したWordをポートフォリオとして使うとよいでしょう。

なお、WordをPDF化する手順は以下の通りです。

  • 画面左上『ファイル』をクリック
  • 画面左『エクスポート』をクリック
  • 『PDF/XPS』をクリック
  • ファイル名に『ポートフォリオ』を入力
  • ファイルの種類を『PDF』にする
  • 『発行』をクリック

これでWordのPDF化は完了です。

試してみてくださいね。

未経験者必見!ポートフォリオ内容をサンプル化

先ほどご紹介した方法のいずれかを実行することで、誰でも簡単かつ即日でポートフォリオのページを用意できます。

しかしそうは言いましても「用意はできたけど、結局何を書けばいいのかわからないよ」という方もいるハズ。

そこでここではポートフォリオに記載すべき情報を解説しますね。

  1. 自己紹介
  2. 経歴
  3. 担当歴
  4. サンプル記事のURLもしくはファイル
  5. 担当した範囲
  6. 可能業務
  7. 報酬関連
  8. 連絡先・SNS

自己紹介

簡単な自己紹介と経歴を載せましょう。

あまりゴチャゴチャした長文だと最後まで読んでもらえませんので、以下のような内容をシンプルに書きましょう。

  • 名前
  • ライター歴
  • 得意な執筆テーマ
  • ライティングで心がけていること

自分の人間性を知ってもらうための項目ですね。

ちなみに、プロフィールの上手な書き方は『実績のないWebライターほどプロフィールで自己紹介をしよう!書き方次第で未経験や初心者でも受注数は増やせる』で20,000文字以上にわたって熱血解説しています。

経歴

経歴を記載しましょう。

具体的に言いますと以下のような情報を書けばOKです。

  • 勤めた企業名
  • 企業のカテゴリ(メーカーなど)
  • 職種
  • 年数

これらを記載することで『この人はどのジャンルに精通しているのか?』がよくわかります。

そのため自分が勤めていた企業と同ジャンルの案件にWebライターとして応募した時に、この経歴がアピールポイントになります。

その結果、採用率をググっと上げることができます。

また、私はクライアント側としてクラウドワークスやランサーズをよく利用するのですが、ビジネスマナーがキチンとしていないワーカーさんが非常に多いんですよね。

そのため経歴をしっかり書くだけでも、『社会人経験がある→ビジネスマナーを理解しているかもしれない→信用できる確率が高い』という判断を下せます。

クライアント側からしますと経歴はかなり重要なポイントですので、しっかり書いてくださいね。

担当歴

ポートフォリオには、執筆した分野の説明を載せましょう。

クライアントはライターがこれまでに執筆してきた分野を知ることで、得意分野と実力、さらに自社のメディアとのマッチング具合がわかるからです。

不動産や美容系など、複数の分野で執筆経験のある場合は、漏れなくすべて記載しましょう。

なお、担当歴はクライアントが見やすいようにカテゴリー分けをして載せるのがおすすめです。

受注実績をただ並べるだけでは、見づらいポートフォリオとなってしまうからです。

ポートフォリオは見やすく書くことが前提ですので、以下のように記載しましょう。

【担当歴】
航空券販売サイト
チケット販売サイト

LINE公式アカウントサイト
マーケティングサイト

このように書くことで、パッと見で担当ジャンルを理解できます。

ちょっとしたことですが大事なことですので、覚えておきましょう。

サンプル記事のURLもしくはファイル

サンプル記事のURLもしくはファイルを張り付けましょう。

サンプル記事を提示することで、あなたのWebライターとしての力量が伝わるからです。

例えば「私は丁寧な文章を書くのが得意です!」と伝えても、クライアントからしますとそれが本当なのかどうかがわかりません。

クライアントはその人と働いたことがないわけですから、わからなくて当然です。

すると「本当にこの人を採用してもいいのだろうか?」とクライアントは不安になります。

これでは自ら採用率を下げているようなもの。

最悪の場合、面接や質問をされることなく落とされてしまうかもしれません。

しかしサンプル記事をクライアントに提示すれば、「この人はこういう記事を書くのか。丁寧な文章だな。採用してみようかな」という気持ちにさせることができます。

サンプル記事を提示するか否かでこれだけ流れが変わるわけですから、どれだけ重要なのかがよくわかりますよね。

以上のことから、記事のURLもしくはファイルは必ずポートフォリオに提示しておきましょう。

なお、サンプル記事に数字のデータを添えるとよりGoodです!

数字とは、自分の書いた記事のSEO順位・PV数・CVRなどです。※

※SEOとは、読者が求めている情報が検索結果の上位に表示される仕組みのこと。
PV数とはそのページが何回ユーザーに閲覧されたのかを表す数値のこと。
ページビュー数ともいいます。
CVRとはページを閲覧したユーザーのうち、成果に至ったユーザーの割合を示す指標のこと。
コンバージョン率ともいいます。

具体的な数字を入れることで、自分の成果を明確に伝えることができます。

『私は成果の出せるこんな記事を書けますよ』という営業の根拠になりますので、仕事が獲得しやすくなること間違いなしです。

ちなみに「SEOライティングについて学びたい!」という方は下記の本を読んでみてくださいね。

書籍名沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
著者松尾 茂起 
価格2200円(税込)
Amazonでの評価4.4
2021/12/06時点

SEOライティングの基礎をわかりやすく解説してくれる本です。

この本を読めば、SEOに強い文章が書けるようになりますよ。

また、SEOライティングに関しては『SEOライティングのコツ24選!初心者でも書き方次第で上位表示可能です』の記事で20,000字以上にわたって解説していますので、ご参考ください。

サンプル記事は5つ提示しよう!

サンプル記事は5つ提示する方がよいです。

1つだけを提示するよりも5つ記載することで、経験値を示せるからです。

また、あえて幅広いジャンルのテーマを取り上げ5つの記事を作成することで、さまざまな分野のクライアントに対応した営業をしやすくなります。

したがってサンプル記事は5つ作成し、提示するのがおすすめです。

担当した範囲

作成した記事の担当した作業範囲を説明しましょう。

記事のライティングのみを担当したのか、構成作成や画像選定も担当したのかを説明することで、クライアントに自分が可能な作業範囲を提示することができます。

ライティングだけの案件だったが、『ポートフォリオをみて、単価を上げて構成から依頼したい』と仕事の幅が広がる可能性がありますよ。

kw調査や構成作成、ライティングや記事のアップ作業など、自分が担当した作業内容の詳細を記載しましょう。

可能業務

記事の作成といっても、kw選定から構成の作成、執筆に画像選定など、必要な作業はたくさんあります。

その中の自分が可能な作業範囲を以下のようにしっかりと提示しましょう。

  • ライティングのみ可能です。
  • 構成作成からライティング、画像選定まで可能です。

そうすることで、『執筆しかできないのに、画像選定まで依頼された』『画像選定もできるライターだと思っていたから依頼した』というようなお互いの認識の相違を防ぐことができるからです。

ポートフォリオには、可能な作業範囲を記載するようにしてください。

報酬関連

記事作成の報酬料金を載せておきましょう。

このライターに依頼したい!と感じても、報酬料金が載っていなければスムーズな依頼ができませんよね。

以下のようにわかりやすく報酬料金を載せておきましょう。

  • ライティングのみ:文字単価1.0円から
  • ライティング+画像選定:文字単価1.5円から
  • 構成+ライティング+画像選定:文字単価2.0円から

上記のように報酬料金を載せていれば、『報酬料金はいくらですか?』というムダなやりとりが省けますよ。

連絡先

ライターと直接のやりとりが可能な連絡先を載せましょう。

連絡先を載せておくことで、「そういえば過去にこのテーマが得意なライターがいたな」と思いだしてもらったときに連絡がくるなど、仕事獲得のチャンスが広がるからです。

メールアドレスや、チャットワークのIDなど、クライアントによって使用できるツールが違いますから、複数の連絡先を載せておくといいでしょう。

また、SNSのアカウントを載せておくと、より深く自分自身を知ってもらえますし、仕事の輪が大きくなりますよ。

仕事の受注率アップポイント!上手に書くコツ

ポートフォリオを上手に書くコツ2つを解説します。

  1. 一目でわかるように書く
  2. 自分の強みを盛り込む

一目でわかるように書く

ポートフォリオはパッと見でわかるように書きましょう。

そうすることで内容を理解しやすくなることはもちろん、ポートフォリオを最後までキチンと読んでもらいやすくなるからです。

どういうことかといいますと、例えば以下2つのポートフォリオがあったとします。

【パッと見で理解できる例】
《可能常務》
1.SEOリライト
2.上位表示させる新記事の執筆
3.Webライター教育・進捗管理
4.コンテンツの質管理
5.kw調査
6.編集
7.校正

【読まなければ理解できない例】
私の可能業務はSEOリライト・上位表示させる新記事の執筆・Webライター教育・進捗管理・コンテンツの質管理・kw調査・編集・校正です。

両者を見比べてみると、前者の方が可能業務の内容や数をパッと見で把握しやすいですよね。

そのため「この人はこれだけの業務ができる人なんだな。知識と経験が豊富なのかもしれない」と一瞬で相手に認識させることができます。

その一方で、後者はしっかり読まないと内容を理解できません。

これは明らかによくありません。

クライアントがポートフォリオ内の文章を最後までしっかり読んでくれるとは限らないからです。

そもそもの話になりますが、クライアントが募集している案件に応募した人があなただけとは限りません。

高確率で複数人が応募しています。

応募した案件が人気なのであれば、下記画像のように応募者が100~200人集まることもザラです。

ココで質問なのですが、もしも自分が募集をかけた案件に応募者が200人も集まったとき、あなたなら1つ1つのポートフォリオにしっかりと目を通しますか?

正直な話、ほとんどの人はNoと答えるハズ。

なぜなら、1つ1つのポートフォリオに時間をかけてチェックをすると、書類選考だけでとんでもない時間がかかるからです。

仮に応募者数が上記のように200人であり、かつ1つのポートフォリオに1分の時間をかけてチェックをしたとすると確認だけで200分、つまり約3時間半もかかってしまいます。

クライアントは採用活動以外にも様々な業務を抱えているわけですから、ポートフォリオを読むだけの作業にここまでの時間をかけるのは、かなりイヤなハズです。

それにもかかわらず『しっかり読まないと理解できない文章』でポートフォリオを書いてしまうとどうなるのか?

最悪の場合だと「なんだか読むのめんどくさいな。もういいや」と、あなたのポートフォリオを読むのを途中でやめてしまうかもしれません。

書き方が原因で、提出したポートフォリオが読まれないのはショックですよね。

そういった事態を防ぐためにも、ポートフォリオを作成するときはしっかり読み込まなくても理解できる、つまりはパッと見で理解できる内容に仕上げなければならないのです。

そしてポートフォリオをパッと見で理解できる内容に仕上げるコツなのですが、おすすめなのは『箇条書き』を使うことです。

箇条書きとは1つ1つの項目を分けて並べる文章テクニックのこと。

具体的に言いますと、先ほどの例で前者のように書くことを箇条書きと言います。

箇条書きを使うことで、誰でも簡単にパッと見で理解できるポートフォリオを作成することが可能です。

その結果、応募者が殺到している状況下であったとしてもポートフォリオ内容を最後まで読んでもらえる確率を上げられます。

ぜひ使ってみてくださいね。

自分の強みを盛り込む

ポートフォリオには、自分の強みを盛り込みましょう。

何が得意なのか、自分の強みを盛り込むことで、クライアントに自分の人物像を理解してもらいやすくなるからです。

自分の強みの説明は以下のようにするとよいでしょう。

【資格がある場合
・フードコーディネーターの資格を生かし、食育や食のイベントに関する記事を多数作成しています。
・ファイナンシャルプランナーの資格を生かし、不動産に関する記事作成を得意としています。

【資格がない場合】
・食べ歩きの趣味歴15年の経験を生かし、全国の食べ歩きグルメに関する記事を多数執筆しています。
・自宅でたくさんの観葉植物や花を育てており、ガーデニングに関する記事作成を得意としています。

このように、ポートフォリオには自分の強みを具体的に示すことが重要です。

なお、Webライターにおすすめの資格は『【仕事に断然有利】Webライターにおすすめな資格8選|取得しなくても今すぐフリーライターになる方法も紹介』で紹介していますので、参考にしてください。

初心者がポートフォリオを作る際の注意点

ポートフォリオを作る際の注意点を5つ解説します。

  1. クライアントの許可なく記事を載せてはいけない
  2. ポートフォリオを作ったまま放置しない
  3. 誤字脱字を見逃さない
  4. 個人情報を流出させない
  5. 執筆歴だけを羅列しない

クライアントの許可なく記事を載せてはいけない

過去に作成してクライアントに提出した記事を、クライアントの許可なくポートフォリオに載せてはいけません。

記事を作成した時点で著作権が発生し、記事の著作権はライターのもとにあります。

しかし、仕事を受注する際の契約で、著作権譲渡契約※を結んでいることがほとんどで、記事を提出した時点で著作権はクライアントに渡ります。

※コンテンツの著作権を他人に譲渡するときや、譲り受けるときに交わす契約のこと。

クライアントに、「記事をポートフォリオに掲載してもよろしいでしょうか?」と確認を取りましょう。

返答がOKであれば掲載できますが、NGの場合は掲載できません。

著作権譲渡契約を結んでいる場合、クライアントの許可なく記事を載せることは契約違反となりますので注意してください。

ポートフォリオを作ったまま放置しない

ポートフォリオを1度完成させたからといって、作ったままで放置しないようにしましょう。

仕事を続けていると日々スキルは向上し、実績も更新されるはずです。

しかし、ポートフォリオを更新していないと、いざというときにスグ『現在のスキルの証明』ができませんよね。

仕事のチャンスをいつでもつかめるように、ポートフォリオを少なくとも1か月に1回は更新するようにしましょう。

誤字脱字を見逃さない

ポートフォリオを作成したあとは、誤字脱字を見逃さないように必ずチェックしましょう。

誤字脱字のあるポートフォリオでは、採用率の低下が間違いないからです。

例えばあなたがクライアントだとすると、提出されたポートフォリオに誤字脱字があったとき、どのように感じるでしょうか。

「この人は人に提出する文章を自分で見直さないのかな? そうだとすると、記事を執筆してもらったとしても、その記事には誤字脱字が多そうだ」と判断しますよね。

その結果、そのポートフォリオの提出者を採用することはまずありえません。

誤字脱字がないポートフォリオを提出した人を雇うことでしょう。

そもそも根本的な話になりますが、クライアントがWebライターを雇うのは自分で記事を書く時間がないからです。

時間を節約するために、記事の作成をWebライターに発注しているわけですね。

それにもかかわらず誤字脱字の多い記事を提出されてしまうと、時間を節約したがっているクライアントからすれば、たまったものではありません。

「これだけ誤字脱字があると、修正のやり取りに時間がかかるな。そしてなにより最終的な納品が遅くなる。これなら自分で書いたほうが早いかもしれない。発注している意味がないよ……」と感じるわけです。

そして誤字脱字の多いポートフォリオを提出することによって、このことをクライアントに想像させてしまうのです。

そうなりますと、採用率が下がることは想像に難くありませんよね。

このようなことを防ぐためにも、提出するポートフォリオに誤字脱字がないかを必ず確認してください。

個人情報を流出させない

ポートフォリオを提出する際、個人情報が流出しないように気を付けましょう。

個人情報が流出してしまうとトラブルに巻き込まれたり、迷惑メールなどが増加したりするかもしれません。

そういった事態を防ぐためにも、個人情報の記載はクライアントに直接手渡すポートフォリオにのみ記載し、公開するものには記載しないなど工夫しましょう。

執筆歴だけを羅列しない

ポートフォリオを作成するとき、執筆歴のみの羅列はやめましょう。

執筆歴の羅列の身だけでは、自分の強みや良さが伝わらないからです。

ただ単に執筆歴を羅列するのではなく、以下のようなことも併せて紹介するとよいでしょう。

  • その記事を執筆するときに何を意識したのか?
  • 自分のスキルをどういった形で使ったのか?
  • 制作にどれぐらいの時間がかかったのか?

執筆歴に加えて、これらを記載することでクライアントはより深くあなたのことを理解できるようになります。

その結果あなたに対して興味を持つようになり、採用をしてくれるかもしれません。

ポートフォリオ作成時によくある質問

ここではポートフォリオを作成するときによくある質問にお答えしていきますね。

  1. 全くの未経験の場合は何を書けばいい?
  2. 資格がない場合はどうすればいい?
  3. 紙媒体時はどうすればいい?

全くの未経験の場合は何を書けばいい?

全くの未経験の人は、好きなことや向上心があることを明記しましょう。

好きなことを提示することで『このジャンルに関する造詣が深い』ということを、クライアントに伝えられます。

その結果、好きなジャンルに応募した際の採用率向上を期待できます。

また、向上心も示すことで「この人は採用後に伸びそうだな」と思ってくれるかもしれません。

そのため、伸びしろを期待して採用されることも十分にあり得ます。

このように、実績がなくともクライアントにPRできることはたくさんあります。

そもそも実績がないWebライターというのは星の数ほどいるものです。

実績がないからと言って、応募をあきらめる必要は全くありません。

常に「実績がない人たちの中から自分を選んでもらうためには、何をどのようにPRすればよいのか?」をクライアントの立場から考えればよいのです。

そうすれば、ポートフォリオに書くべきことがドンドン見えてきます。

そのポートフォリオを手に取り、どんどん応募をしていきましょう。

資格がない場合はどうすればいい?

Webライター検定やファイナンシャルプランナーなど、応募時に有利になりうる資格を持っていないのであれば、できることや知識を書きましょう。

そうすることで資格の提示をしなくとも、あなたのスキルや知識がある程度クライアントに伝わります。

そもそもクライアントは資格所有者を採用したがっているわけではありません。

知識・経験・スキルが豊富な人材を求めているのです。

そのため、資格がなくとも大した問題にはなりません。

以下のように、できることを丁寧に伝えればOKです。

【できること】
Word・Googleドキュメントでの記事作成
Excelでの表計算
PowerPointでの資料作成

【知識】
財務関連(経理として〇年勤務)

このように記載することでWord・Excel・PowerPoint・金融に関する資格を持っていなくとも、これらに関する知識・経験・スキルがあることを暗に伝えられますよね。

その結果「この人は資格を持っていないけど、どうやらある程度の経験とスキルがありそうだな。これなら問題なさそうだし、採用してみようかな」という気にさせることができます。

したがって「資格がないから採用されないかな……」とあきらめるのではなく、できることや知識をきっちり明示することが大切になります。

紙媒体専門ライターはどうやってポートフォリオをつくればいい?

Web記事ではなく紙媒体の記事を専門にしているのであれば、自分が執筆した記事が掲載されている雑誌の表紙およぎ該当ページを印刷しましょう。

そしてそれをノートもしくはファイルにまとめればOKです。

紙媒体であれば執筆者の氏名が明記されているハズですので、採用面談時にそれを見せれば十分なポートフォリオとなります。

また、作成したポートフォリオは面談時だけに使うのではなく、常に持ち歩き名刺代わりに使うのもアリでしょう。

そうすることで、あなたの経歴やライティングスタイルをじかに伝えられます。

記事を面白がってもらえれば、ひょっとするとその場でお仕事の話が来るかもしれません。

作成したポートフォリオはどんどん活用してくださいね。

まとめ|Webライターにポートフォリオは必要

この記事を読んで、『Webライターのポートフォリオとは何なのか』がおわかりいただけたと思います。

Webライターのポートフォリオとは『実績とスキルがわかる作品集』のことで、仕事を得るために欠かせない営業ツールです。

ポートフォリオは、クライアントにとって発注を決めるための重要な判断材料となるからです。

実際にクラウドソーシングサイトでは、ポートフォリオの提出を必須とする案件や、ポートフォリオを提出したライターを優遇するという案件が募集されています。

「ポートフォリオの作り方がわからない」「ポートフォリオを作っても受注ができない」と悩んでいる方は、記事内で紹介したテンプレートなどを参考にしてくださいね。

そうすることで、受注率の上がるポートフォリオを作ることができ、仕事を獲得することができるでしょう。

コメント

  1. […] 【実績なしでも簡単作成】初心者Webライターにポートフォリオは必要 […]

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