二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金とは?対象者・補助率・申請方法を解説

Infographic of Japan's CO2 reduction strategies including renewable energy, clean transportation, energy efficiency in housing and industry, and sustainable lifestyles. 補助金
Illustration showcasing Japan's initiatives for CO2 reduction through renewable energy and sustainable lifestyles.
補助金

太陽光パネルや車載用バッテリーなど、再エネ関連製品の廃棄量は今後大きく増えると見込まれています。

これらに含まれる非鉄金属やレアメタルを適切にリユース・リサイクルできれば、天然資源の節約と省CO2化の両立につながります。

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金は、こうした国内資源循環体制の構築に向けた実証事業を支援する制度です。

本補助金は環境省のエネルギー対策特別会計を財源とし、公益財団法人廃棄物・3R研究財団が事務局を担っています。

第2次公募の申請期限は2026年8月26日13時までとなっています。

この記事では、対象者や補助率、申請の手順までをわかりやすく解説します。

  1. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の基本情報
    1. 補助金・助成金の正式名称
    2. 対象都道府県・市区町村
    3. 実施機関
    4. 対象者(世帯・個人事業主・法人・団体・研究機関)
    5. 対象業種
    6. 対象経費
    7. その他要件
    8. 補助対象外となるもの
    9. 申請期間
    10. 上限金額・助成額
    11. 補助率
    12. 問い合わせ先
    13. 公式公募ページと確認すべきこと
  2. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を対象者が活用すべき理由(メリット)
  3. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を申請すべき人とそうでない人の特徴
    1. 申請すべき人
    2. 見送ったほうが良い人の特徴
  4. その他にも利用すべき補助金・助成金制度の代表例
    1. 新事業進出補助金
    2. ものづくり補助金
    3. 中小企業省力化投資補助金
    4. 小規模事業者持続化補助金
  5. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の申請に必要なもの
    1. 申請に必要な書類一覧と取得方法
    2. 記載例はどこで確認できるか
  6. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の採択率を上げる事業計画書の作り方
    1. 市場性を具体的に書く
    2. 差別化ポイント(自社と他社の違い)を明確に記載
    3. この制度を利用する必要性・重要性を記載
    4. 実行体制を明記する
  7. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の申請手順
  8. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を自社で申請する際の注意点
  9. 自社に申請ノウハウが無い場合は専門家に依頼するのもおすすめ
    1. 制度選定の精度が上がる
    2. 事業計画の質が上がる
    3. 採択後の実務まで見据えられる
  10. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を不正受給するとどうなるのか
    1. 事業者名などが公表される可能性
    2. 不正に関する情報提供の受付
  11. 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金のまとめ

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の基本情報

正式名称【令和8年度】二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業)(第2次公募)
対象地域全国(国内の事業所等に設備を設置する事業)
実施機関公益財団法人廃棄物・3R研究財団
対象者民間企業、独立行政法人、一般社団・財団法人、大学法人、地方公共団体等
対象業種制度上は全業種(実質は金属リサイクル・再エネ関連製品の実証事業者)
対象経費再エネ関連製品・ベース素材のリユース・リサイクル技術等の実証事業費
その他要件設立から1年以上経過、暴力団排除要件への誓約等
補助対象外他の補助金等の交付を受けている事業等
申請期間第2次公募は2026年8月26日13時まで
補助上限額記載なし(公募要領で確認)
補助率中小企業者は1/2、それ以外は1/3
申請方法電子申請(GビズID・Jグランツ)

補助金・助成金の正式名称

正式には「令和8年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」の一事業として公募されています。

対象都道府県・市区町村

対象地域は全国で、国内の事業所等に設備を設置する事業であることが条件です。

実施機関

事務局は公益財団法人廃棄物・3R研究財団が担い、環境省のエネルギー対策特別会計を財源としています。

対象者(世帯・個人事業主・法人・団体・研究機関)

民間企業のほか独立行政法人や大学法人、地方公共団体なども対象で、設立から1年以上経過していることが求められます。

対象業種

制度上は幅広い業種が対象ですが、実質的には金属リサイクルや再エネ関連製品の実証に取り組む事業者が中心です。

対象経費

再エネ関連製品やベース素材のリユース・リサイクル技術の向上等に係る実証事業費が補助の対象です。

その他要件

事業を行う実績・能力・体制が整っていることに加え、暴力団排除に関する誓約事項に誓約できることが要件となります。

補助対象外となるもの

他の法令や予算に基づく補助金等の交付をすでに受けている事業は、対象外となります。

申請期間

第2次公募の申請期限は2026年8月26日13時までとなっています。

上限金額・助成額

公募情報では補助上限額の記載がないため、具体的な上限額は公募要領で必ず確認してください

補助率

補助率は、中小企業者は1/2、それ以外の者は1/3と定められています。

問い合わせ先

問い合わせ窓口は公益財団法人廃棄物・3R研究財団(TEL:03-6659-6424)です。

公式公募ページと確認すべきこと

詳細はJグランツの公募詳細ページ財団の公式公募要領で確認し、応募にはGビズIDが必要である点に注意してください。

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を対象者が活用すべき理由(メリット)

この補助金を活用する最大のメリットは、リサイクル技術の実証という費用負担の大きい取り組みを、公的資金の後押しを受けながら進められる点にあります。

中小企業者であれば対象経費の1/2まで補助を受けられるため、自己資金だけでは踏み出しにくい実証段階の投資を実現しやすくなります。

また、脱炭素型の資源循環という社会的意義の高いテーマに取り組むことで、取引先や投資家に対する企業価値の向上も期待できます。

実証で得た成果を横展開できれば、将来的な事業化やコスト競争力の強化にもつながっていきます。

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を申請すべき人とそうでない人の特徴

  • 申請すべき人
  • 見送ったほうが良い人の特徴

申請すべき人

  • 再エネ関連製品や金属のリサイクル技術の実証に取り組みたい事業者
  • 省CO2型のリサイクルプロセス改善に具体的な計画を持っている企業
  • 実証後の社会実装・事業化の出口戦略を描けている法人・団体
  • GビズIDを取得済み、または取得予定で電子申請に対応できる事業者

見送ったほうが良い人の特徴

  • 設立から1年未満で応募要件を満たさない事業者
  • 同一事業で他の補助金等の交付をすでに受けている場合
  • 実証ではなく通常の設備導入のみを目的としている場合
  • エネルギー起源CO2削減への効果を説明しづらい取り組み

その他にも利用すべき補助金・助成金制度の代表例

  • 新事業進出補助金
  • ものづくり補助金
  • 中小企業省力化投資補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

新事業進出補助金

既存事業とは異なる新市場への挑戦を後押しする制度で、思い切った事業転換や新分野展開を検討する企業に向いています

ものづくり補助金

革新的な製品やサービスの開発、生産プロセスの改善を支える制度で、設備投資を伴う技術革新に取り組みたい中小企業に適しています

中小企業省力化投資補助金

人手不足の解消に役立つ省力化設備の導入を支援する制度で、自動化やロボット導入で生産性を高めたい事業者に選ばれています

小規模事業者持続化補助金

販路開拓や業務効率化の幅広い取り組みに使える制度で、比較的少額の投資から始めたい小規模事業者にとって使いやすい内容です

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の申請に必要なもの

  • 申請に必要な書類一覧と取得方法
  • 記載例はどこで確認できるか

申請に必要な書類一覧と取得方法

申請には応募申請書、実施計画書、経費内訳といった様式に加え、暴力団排除に関する誓約書などの提出が必要です。

これらの様式はJグランツの公募詳細ページから一式ダウンロードできますので、早めに準備を進めておくと安心です。

記載例はどこで確認できるか

記載方法や提出書類の詳細は、財団の公式公募要領で確認できます。

提出前には公募要領の提出書類チェックリストを使い、記入漏れがないか必ず確認しましょう

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の採択率を上げる事業計画書の作り方

  • 市場性を具体的に書く
  • 差別化ポイント(自社と他社の違い)を明確に記載
  • この制度を利用する必要性・重要性を記載
  • 実行体制を明記する

市場性を具体的に書く

再生材や回収した資源にどれだけの需要が見込めるのかを、数量や取引先の見通しとともに示すことが大切です。

市場規模や販売見込みを客観的なデータで裏づけると、事業の実現性が伝わりやすくなります

差別化ポイント(自社と他社の違い)を明確に記載

既存のリサイクル手法と比べて、自社の技術やスキームがどこで優位に立つのかを整理して記載しましょう。

省CO2効果やコスト面での独自性を具体的な数値で示すと、審査での説得力が高まります

この制度を利用する必要性・重要性を記載

なぜ自己資金だけでは実現が難しく、本補助金による支援が必要なのかを丁寧に説明することが求められます。

エネルギー起源CO2の削減という制度の趣旨に、自社の取り組みがどう貢献するかを結び付けて書きましょう

実行体制を明記する

実証を確実に進めるための人員配置や役割分担、連携先との協力関係を明確に示すことが重要です。

経理担当部局が補助金の管理を担える体制であることも、あわせて記載しておくと安心です

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の申請手順

  1. 公募要領を読み、対象事業や要件に自社が合致するか確認します。
  2. GビズIDプライムアカウントを取得します。
  3. 応募申請書や実施計画書など必要書類を作成します。
  4. Jグランツから電子申請を行います。
  5. 審査結果の通知を受け、採択後に交付手続きへ進みます。

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を自社で申請する際の注意点

まず、GビズIDの発行には一定の期間がかかるため、申請期限から逆算して早めに手続きを始めることが欠かせません。

本事業は実証事業であるため、エネルギー起源CO2の削減効果や技術的な実現可能性を検証する内容が求められます

また、実証終了後の出口戦略が不明確だと評価されにくいため、事業化までの道筋を具体的に描いておく必要があります。

公募要領は改定されることがあるので、申請前に必ず最新版を確認するようにしましょう。

自社に申請ノウハウが無い場合は専門家に依頼するのもおすすめ

  • 制度選定の精度が上がる
  • 事業計画の質が上がる
  • 採択後の実務まで見据えられる

制度選定の精度が上がる

数ある支援制度の中から、自社の取り組みに最も適した補助金を見極めてもらえる点が専門家に依頼する強みです。

要件の合致度を客観的に判断してもらうことで、採択の可能性が低い制度への無駄な労力を避けられます

事業計画の質が上がる

審査で評価されやすい構成や表現を熟知した専門家の助言により、計画書の完成度を大きく高められます。

第三者の視点が加わることで、自社では気づきにくい説明不足や論理の飛躍を補える点も大きな利点です

採択後の実務まで見据えられる

採択後には実績報告や経費の精算など煩雑な事務手続きが待っており、ここで専門家の支援が力を発揮します。

交付後の手続きまで見据えて伴走してもらえれば、本業に集中しながら補助金を確実に受け取れます

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を不正受給するとどうなるのか

  • 事業者名などが公表される可能性
  • 不正に関する情報提供の受付

事業者名などが公表される可能性

虚偽の申請や補助金の目的外使用が判明した場合、交付決定の取り消しや補助金の返還を求められることがあります。

悪質なケースでは、所管する行政機関により事業者名や不正の内容が公表されることもあります

不正に関する情報提供の受付

補助金制度では、不正受給を防ぐために外部からの情報提供や通報を受け付ける仕組みが設けられています。

加算金の支払いや今後の補助金申請の制限など、不正のリスクは金銭的損失にとどまらない点を理解しておきましょう

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金のまとめ

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金は、再エネ関連製品や金属の省CO2型リサイクルに向けた実証事業を支援する制度です。

第2次公募の申請期限は2026年8月26日13時までで、補助率は中小企業者が1/2、それ以外は1/3です

応募にはGビズIDが必要で、電子申請システムのJグランツから手続きを行います。

最新の要件や提出書類はJグランツの公募詳細ページ財団の公式公募要領で必ず確認し、余裕をもって準備を進めましょう。

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