【月収59万】Webライター起業は誰でも可!必要なスキルを解説

Webライター 起業

「文章を書くことが好きだし、Webライターとして起業をして、文章でメシを食っていきたいな」

「でもWebライターになるために必要な条件・素質とかってあるのかな? なり方もよくわからないな……」

近年のフリーランス・副業ブームに伴いWebライターを目指す人はかなり増えましたが、それと同時に上記のように悩む人も多いです。

詳しくは本文で解説いたしますが、Webライター起業は誰でも絶対にできますし、おすすめの選択肢になります。

その理由は以下の通り。

Webライター起業がおすすめな理由
  1. 日本語が書ければ誰でもできる
  2. 在宅勤務なので育児中でも簡単に働ける
  3. 案件によっては1~2時間で業務が終わるので隙間時間に働ける
  4. 初期費用がまったくかからない
  5. 自分のペース・都合で働ける
  6. 1~3年で月収59万円も可能である

まずは参入ハードルが非常に低いのが一番のポイントです。

Webライター職はパソコン1つあれば働ける職業ですので、誰でも在宅・隙間時間での勤務が可能であり、初期費用はほぼかかりません。

それに付け加えて、仕事に関する決定権はすべて自分にありますので、自分のペース・都合で働けます。

小さなお子さんがいる場合、そちらを優先して勤務することも問題ありません。

そして何より、1~3年で、しかも『週28時間勤務で月収59万』も可能な仕事です。

月収59万円証拠画像

コロナ禍にある現代社会において、これほど都合の良いお仕事も珍しいものです。

そこでこの記事ではリアルタイムで月収59万を稼いでいる私が、Webライター起業がおすすめの理由・初心者だと実際にどれぐらい稼げるものなのかの検証・デメリット・必要なスキル・効率的に稼ぐコツ・キャリアマップを解説いたします。

この記事を読み終える頃には、自分がWebライター起業をすべきか否かがよくわかります。

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法人化・事業拡大に伴いWebライター積極採用中
錦橋慶叡
編集した人
錦橋慶叡

SEOライター兼コンテンツディレクター。編集プロダクションでの勤務を経て独立→法人化。現在は事業拡大に伴い、TwitterにてWebライターを積極採用中。これまでに累計400人以上ものWebライターを指導。「文章でメシを食っていきたい!」と考えている人を最短最速でレベルアップさせるのが使命であり生きがい。

錦橋慶叡をフォローする
  1. Webライター起業が誰でもできる3つの理由
    1. 日本語を理解していれば誰でもできる
    2. パソコンとネット環境があれば誰でもできる
    3. 資格がなくても誰でもできる
  2. そもそもWebライターとは?仕事内容を解説
    1. Webライターとは?
    2. Web記事の掲載媒体と執筆物
    3. 仕事の流れ
  3. 稼げるかは【文字単価・字速・その他業務の時間】次第!
  4. Webライター起業・独立のメリット
    1. 1記事当たりの粗利益率が非常に高い
    2. 正社員を雇わなくても仕事ができる
    3. カフェや屋外での勤務が可能である
    4. プログラミングに比べてハードルが低い
    5. ブログによる副収入ができる
    6. 副業としてできる
    7. 好きなジャンルを武器に稼げる
  5. Webライター起業・独立のデメリット
    1. 単価の安い仕事がほとんどである
    2. 収入が不安定である
    3. クライアントからの信頼を獲得するのが大変
    4. 事業戦略を立てるなどの経営者的仕事がある
    5. 孤独になりやすい
  6. 目指せフリーランス!ライター起業をする方法
    1. 開業届を税務署に提出する
    2. 勉強をする
    3. ブログでポートフォリオを作る
    4. クラウドワークス・ランサーズで実績を作る
    5. 得意ジャンルに営業をかけていく
    6. SNSで宣伝していく
    7. 青色申告承認申請書を税務署に提出する
  7. Webライター起業を果たすために必要なスキル
    1. Webライティングスキル
    2. SEOライティングスキル
    3. タイピングスキル
    4. ジャンルごとの専門知識
    5. WordPressの知識
    6. HTMLやCSSの知識
    7. コミュニケーションスキル
    8. ロジカルシンキング力
    9. リサーチ力
    10. 競合サイトに対する分析力
    11. 営業力
    12. 提案力
  8. 効率的に単価UP!Webライターが稼ぐコツ
    1. 同時並行で進めていく
    2. スキルを高める
  9. Webライターにおける注意点
    1. 著作権を必ず遵守する
    2. 肖像権を必ず守る
    3. 薬機法を理解しておく
    4. 景品表示法を守る
  10. Webライターに必要なツールを解説
    1. キーワードプランナー
    2. ラッコキーワード
    3. Googleドキュメント
    4. Word
  11. Webライター起業後のキャリアマップ
    1. 編集者になる
    2. 校正者になる
    3. ライティング講師になる
    4. Webマーケターになる
    5. 出版社・編集プロダクションに就職する
  12. Webライター起業にてによくある質問
    1. 月商1,000,000円は可能?
    2. Webライティング講座は受けるべきか?
    3. 法人化のタイミングと方法は?
    4. 起業を勉強するにあたってのおすすめ本はあるか?

Webライター起業が誰でもできる3つの理由

「Webライター起業は誰でもできる!」と断言できる理由は3つあります。

Webライター起業がおすすめな理由
  1. 日本語を理解していれば誰でも起業できる
  2. パソコンとネット環境があれば誰でも起業できる
  3. 誰でも資格なしで起業できる

日本語を理解していれば誰でもできる

日本語が書ければ、誰でもWebライター起業は可能です。

Webライターという職業は、日本語の取り扱いが基本業務だからです。

文章で日本語を正しく表現できるのであれば、外国人でもなれます。

そもそもWebライターが執筆する記事は、現実世界で販売されているような分厚い医学書や研究資料のようなものではありません。

『誰もが気軽に読めるWebコンテンツ』であることがほとんどです。

Web検索の仕組み上、年齢・性別を問わず、どのような人に読まれるかわからないからです。

つまり極端に言えば、あなたが書いた記事は6歳の小学1年生や70歳の老人の両者に読まれる可能性があるということ。

そのため読み手を選ぶようなクセのある文章表現・語彙で書くことは、Webライティングでは好ましくありません。

むしろ老若男女誰でも瞬時に理解できる、シンプルでわかりやすい文章の方が好ましいですね。

読み手を選ばない文章表現の方が多くの人にとって読みやすく、理解しやすいからです。

そういった事情もあり現在のWeb検索にて上位表示されている記事は、どれもシンプルで似たような文章表現になっており、そのような文章を書けるWebライターが求められています。

そして、わかりやすくてシンプルな文章を書くために必要なものは、中学生レベルの日本語力(漢字・四字熟語・文章ルールに対する一定の理解力)だけで十分。

日本の場合ですと中学生までは義務教育ですから、ほぼ100%の確率で中学生レベルの日本語力を日本人全員が習得しています。

したがってWebライター起業をするには中学生レベルの文章力が必要になるとはいえ、Webライターには誰でもなれるという理屈になります。

Webライターになるのは本当にハードルが低いので、在宅勤務や副業希望者には本当におすすめの職業です。

パソコンとネット環境があれば誰でもできる

Webライター起業はパソコンとネット環境があれば、誰でもできます。

Webライティングという仕事は、ネット上で完結するからです。

パソコン1つあれば仕事ができます。

根本的な話になりますが、Webライターが実行する業務は以下の通りです。

業務内容必要なもの
クライアントとの打ち合わせチャットワーク ビデオ通話機器
情報収集Chrome Microsoft Edge
執筆Word Pages
推敲・修正文章校正ツール
2022年7月16日時点

上記の通りWebライターの業務に必要なツールは、ネット上にすべて揃っています。

通常の起業のように、オフィス・家具・事務用品は必要ありません。

パソコンとネット環境、この2つがあれば仕事ができます。

しかも現代は昔とは異なり、新品のパソコンがなんと30,000円以下で購入できます。

パソコン名価格
Chromebook 11.6インチ29,800円
Chromebook 15.6インチ51,022円
MacBook Air 13インチ134,800円
MacBook Pro 16インチ338,800円
2022年7月16日時点

コスパでいえば、Chromebook 11.6インチが間違いなくNo.1です。

メモリが4GB・インターフェースがTyoe-C USB3.0×2(Power Delivery 対応・Display Port 出力機能付き・DC-in 機能付き)、フルサイズのUSBがUSB3.0×2であることを考えますと、お釣りがくるくらいです。

その一方でデザイン重視なのであれば、高額になりますがMacBookがおすすめ。

MacBookは基本的に高額ですので、それらをあえて使うことで『売れている感』を演出することも可能です(起業後、数年働けばわかると思いますがフリーランスで生きていくには売れている感を出すことも大事なんです!)。

また、ひょっとすると「性能で選ぶ場合は?」と気になる人もいるかもしれませんが、Webライターの仕事は『情報収集・執筆』の2つがメインです。

そのため動画クリエイターとは異なり、パソコンに高負荷がかかるような業務はほぼありません。

そのため上記のようなパソコンでも、仕事は十分にできます。

情報収集に支障が出ない程度の性能(メモリは4GBで十分)を有していれば、十分合格点です。

執筆物もクラウド上に保存すれば問題ありませんので、ストレージは32GBもいらないぐらいです。

もしも新規にパソコンを購入するのであれば、基本的には初期費用を抑えるためにコスパが段違いの格安PC『Chromebook 11.6インチ』を使ってください。

資格がなくても誰でもできる

Webライター起業は資格なしで、誰でも実行できます。

『文章を書く・記事を投稿する』という行為に、資格や経験は必要ないからです。

もしも弁護士・税理士・医者として独立・起業をするのであれば資格が必須と、法律で定められていますよね。

しかし、Webライターにはそのようなルールが一切ありません。

「文章でメシを食っていきたい」
「文章を通じて人々の悩みを解決したい」
「自分の文章術で成り上がりたい」

このように強く考えているのであれば、その思い1つで今すぐに起業することが可能です。

資格を習得するための勉強時間や費用が一切不要なのも、Webライター起業の魅力の1つです。

そもそもWebライターとは?仕事内容を解説

ここではWebライターに関する基本情報を解説いたします。

Webライターの基本情報
  1. Webライターとは?
  2. 掲載媒体・業務は?
  3. 仕事の流れは?

Webライターとは?

Webライターとは情報収集をし、Webサイトに掲載するコンテンツ(記事)を執筆する職種のことです。

具体的に言いますとWeb検索などで自サイトに訪れたユーザーの悩みを解決、および望みを達成させることを目的とし、記事を書くのがWebライターという職業になります。

そのためWebライターには以下のような素質が求められます。

Webライターに求められる素質
  • わかりやすい文章を書く能力
  • ユーザーが何を求めて自サイトに訪れたのかを先読みする能力
  • 緻密な情報収集に基づいた丁寧な解説力

要するに『文章を書く』と言う業務はあくまで手段であり、文字を通じて人々・世の中の役に立つことがWebライターのミッションとなるわけです。

また、近年ではWeb記事を通じた集客も重要となっています。

集客できる記事は、企業に大きな利益をもたらす存在になるからです。

したがって情報やノウハウをただ単に言語化するのではなく、SEOやSNSからの集客を可能とするようなライティング術(SEOライティングなど)も、Webライターには求められています。

そういった事情もあり、Webライターに求められることは正直言って、昔と比べてかなり多くなりました。

しかしですね逆に言えば、その分やりがいがある「魂を燃やして、全力で取り組む価値がある仕事になったな」と私は思っています。

そして、もしもあなたが以下のいずれかに当てはまるのであれば、間違いなくWebライターに向いています!

Webライターに向いている人の特徴
  • 作文・レポート・小論文を書くのは得意だし、好きだった
  • 文章を書いて、悪い評価をもらったことが一度もない
  • 「物事の説明・解説が上手いね」とよく褒められる
  • 自分の考えや想いを文章で表現するのが好きだ
  • 「感受性豊かな文章で面白いね」とよく言われる
  • すべての事象を言語化する自信がある

もしもこれらに当てはまる、近いものが1つでもあるのであれば、一度はWebライターという職種にトライしなければもったいないです。

文章が得意・好きという『才能』は、誰にでもあるわけではないからです。

人からこのように言われることは、決して当たり前のことではありません。

そのセンス・感受性を活かして、お金を稼ぐべきです。

Webライターと言う職種はその特性上、副業としてもスタートさせられますし、なおさらおすすめのお仕事です。

Web記事の掲載媒体と執筆物

Webライターが請け負う業務は多岐にわたります。

具体的に言いますと、掲載媒体によって担当業務が以下のように若干変わります。

掲載媒体の例代表的な執筆物の例
オウンドメディア情報記事・コラム記事の執筆など
ブログ運営者の考えを代筆など
サービスサイト提供サービスの内容を執筆など
ECサイト商品の概要を執筆など
リクルートサイト採用情報の執筆など
ポータルサイト※専門用語の解説など
企業サイト社員インタビューの文字起こしなど
※Weblioなどの辞書サイトのこと。

上記はあくまで一例ですが、ご覧の通り掲載媒体や執筆例は多種にわたります。

ただ、どの媒体・業務を担当することになっても『Web上に掲載される文章を書く』という1点に関しては共通していますよね。

『Web・文章を書く』、この2点に特化した業務をこなす業務なのであれば、立派なWebライターと言えます。

ちなみに、どの媒体でも執筆物は基本的に以下のどれかになります。

執筆物の例具体的な内容
情報記事指定されたKWに沿って記事を執筆
インタビュー記事取材および取材内容に基づき執筆
コラム記事自分の意見をメインとし記事を執筆
ランキング記事各商品の順位付け、およびその根拠を執筆
商品レビュー使用感等を執筆
既存記事のリライトSEO順位もしくCVR※向上を目的として執筆
※成約率のこと。企業の方針にもよりますが、Web記事をリライトをする際はSEO順位もしくはCVRの向上を目的として実施することが多いです。

私の経験上、Webライターであれば『情報記事』を書くことが多くなるハズ。

企業・メディアの方針にもよりますが現代のコンテンツマーケティングでは情報記事を書いて、集客・商品およびサービスの販売をすることがメインだからです。

どのような個人・企業であっても利益を求めてWeb記事を掲載する以上、どうしても情報記事の割合が多くなるのです。

そのため、1サイトで情報記事の数が1,000を超えることも珍しくありません(当サイト『コンテンツ傑作』は大きいサイトではありませんが、それでも掲載記事数は200を超えています)。

そういった事情もあり、Webライターは情報記事を書くことが多くなります。

仕事の流れ

引き受けた業務にもよりますが、Webライターの仕事の流れは主に以下のようになります。

業務手順情報記事ランキング記事リライト※1
ステップ1KW選定※2商品の調達KWの選定※2
ステップ2情報収集各商品を使用KWの分析
ステップ3構成の作成※3構成の作成※3サジェストの分析
ステップ4執筆執筆上位記事の分析
ステップ5推敲推敲情報収集
ステップ6初稿初稿構成の再構築
ステップ7修正修正執筆
ステップ8再納品再納品推敲
ステップ9投稿作業※4投稿作業※4初稿
ステップ10修正
ステップ11再納品
ステップ12投稿作業※4
※1:SEO順位向上を目的としたリライトとする
※2と4:案件によってはなし
※3:構成を渡された場合はなし

業務によって多少の違いはありますが、『情報収集・執筆』が基本業務となります。

執筆業務が中心である以上、文章力・言語表現力・語彙力がなければこなすのは難しいです。

しかしその一方で、執筆以外にも多くの業務があることもまた事実です。

執筆以外の業務
  • ツールを使ってのKW選定
  • Web・書籍などからの情報収集
  • 修正作業
  • 投稿(WordPressへのアップ作業など)

上記のようにWebライターは『文章を書く』だけの仕事ではないことがわかります。

そのため仮に執筆が苦手だったとしても、以下のような能力・スキルがあればWebライターとして十分にやっていけます。

Webライターとしてやっていけるスキル
  • 専門情報の収集能力
  • インタビュースキル
  • HTML・CSSなどのコーディングスキル

上記のようなスキルは希少性が高いために、単価の高い仕事を受注することも可能。

例えば、上述の内の1つである『インタビュースキル』を採用条件としている求人であれば、通常のWebライティング案件に比べて報酬が高い傾向にあります。

【インタビュー案件の例】

インタビュー案件の例
案件名報酬
インタビュー+文字起こし9,000円(1件)
インタビュー記事作成20,000~30,000円(1件)
インタビュー記事作成1,218円(時給)
2022年7月12日時点

【一般的なWebライティング案件の例】

一般的なWebライティング案件の例
案件名報酬
アイテムの紹介記事※10.5円(文字単価)
スピリチュアルに関する記事執筆※20.5円(文字単価)
ダイエットに関する記事執筆※30.5円(文字単価)
2022年7月12日時点
※1:文字数は3,000文字。そのため1記事につき1,500円の計算。
※2:文字数は4,000文字。そのため1記事につき2,000円の計算。
※3:文字数は1,000文字。そのため1記事につき500円の計算。

それぞれを見てみますと、単価が全然違いますよね。

1記事に換算しますと、1記事につき最大で約60倍もの差があります。

したがって、「文章力には自信がないけど、人から話を引き出すのが得意だ!」という人も、Webライターで十分に稼ぐことが可能です。

むしろ強みにできますので、他のライターとの差別化を図りやすいでしょう。

自身の文章力に付加価値を与えられる人にも、Webライター起業はおすすめです。

稼げるかは【文字単価・字速・その他業務の時間】次第!

文字単価制度の場合ですと、Webライターがどれぐらい稼げるのかは『文字単価・字速・その他業務にかかる時間』によります。

『文字単価・字速・その他業務にかかる時間』が、報酬金額に直結するからです。

どういうことかと言いますと、まず報酬が文字単価制度なのであれば、報酬は基本的に以下の計算式になります。

【Webライターの報酬の計算式(1記事当たり)】
文字単価×文字数=報酬金額

そのため仮に文字単価を0.5円※とし、1記事当たりの文字数を5,000文字としますと、1記事当たりの報酬は2,500円の計算になります。

※ランサーズによりますと、初心者の相場文字単価は0.5円です。

つまり、この文字単価・文字数で『月額の目標報酬50,000円』とするのであれば、1か月に20記事書かなければならないということ。

1週間で約5記事、1~2日に1記事の納品が必須になるわけですね。

そして本題はココからで、1記事の文字数を5,000文字と仮定しましょう。

この場合ですとあなたの字速にもよりますが、仮に『1時間に入力できる文字数を1,000文字』としますと、1記事当たり5時間で執筆が完了する計算になります。

【計算式】
5,000文字÷字速※1,000=5時間

※字速とは情報収集・リンク張り・表の作成などを含めて、1時間当たりに文字を入力できる速さのこと。そのため、単に文字を入力するだけのタイピングスピードとは異なる概念であり、字速は『記事の生産力』そのものを指し示します。

ただし一発で納品ができるのはまれであり、初心者・未経験者には難しいです。

そのため基本的には、その後にクライアントとのやり取り・修正が発生します。

場合によってはサムネイル画像※も用意しなくてはなりません。

※サムネイル画像とは記事の最上部に表示される画像のこと。現代のWebコンテンツでは、記事の内容をサムネイル画像で表現することが多いです。

そのことを考えますと、1記事を納品完了させるまでにかかる時間はプラス2時間ほどになるハズ。

以上から、1記事を完成させるには7時間ほどかかる計算になります。

つまり1~2日に1記事を納品するためには、24~48時間の内7時間は記事作成にささげるわけです。

このスケジューリングを長期間実現できるかが、目標月収に到達するコツになります。

単価が低い・字速が遅い・その他業務に手間取ると、このようにシビアなスケジューリングになります(時給換算しますと、なんと約357円!)。

初心者・未経験者の方には、ちょっと厳しいかもしれませんね。

1~2日に7時間を捧げ、なおかつその報酬が2,500円では、よほど優れたフィードバックをもらえなければモチベーションが持たないでしょう。

もしも「そんなスケジューリング・時給でやるなんて、自分には無理だよ」と言う場合は、今すぐ以下3つのどれかに取り組んでください。

Webライターが取り組むべきこと
  • 文字単価を上げる
  • 字速を上げる
  • その他業務にかかる時間を減らす

多くの人は文字単価に目がいくかもしれませんが、それはちょっと待ってください。

文字単価に関してはクライアントが決定権を持っていますので、私たちがコントロールできることではありません。

そのため頑張って取り組んでも、結果が出ないおそれがあります。

ここは自分次第で結果が激変する、『字速の向上』か『その他業務にかかる時間の削減』のどちらかに取り組むべきです。

これら2つは無駄な部分を削るだけで改善されますので、正しい取り組みをすれば私の経験上、ほぼ100%の確率で改善されます。

そして『字速の向上』か『その他業務にかかる時間の削減』に取り組み、改善できた頃には、あなたは安定した納品を続けていることになります。

つまり、以前とは比べ物にならない生産力が自分に身に付いているわけです。

安定的な生産性を交渉材料にすれば、改善前に比べて文字単価の向上を狙いやすく、まさに一石二鳥です(私はこの順番で収入をドンドン上げていきました)。

巷では「すぐに文字単価を上げよう」などと言われていますが、文字単価交渉はハッキリ言ってそんなに甘くありません。

まずはクライアントに対して相当な貢献性、そしてあなたの有益性と必要性を証明しなければ、普通はうまくいきません。

したがって収入をアップさせるには『字速の向上&その他業務にかかる時間の削減→文字単価アップ』、この順番を間違えないように気をつけてくださいね。

そうすれば、効率よく収入をあげられます。

急がば回れ、です。

なお、Webライターの収入に関しましては以下の記事にて、フリーランス白書などエビデンスがしっかりした情報をもとに解説しています。

Webライター起業・独立のメリット

Webライターを起業するメリットは以下の5点です。

Webライター起業のメリット
  1. 1記事当たりの粗利益率が非常に高い
  2. 正社員を雇わなくても仕事ができる
  3. カフェや屋外での勤務が可能である
  4. プログラミングに比べてハードルが低い
  5. ブログによる副収入ができる
  6. 副業としてできる
  7. 好きなジャンルを武器に稼げる

1記事当たりの粗利益率が非常に高い

Webライター起業におけるメリットは、1記事当たりの粗利益率が非常に高いことです。

なぜなら、材料費などがなく必要なものはパソコンのみだからです。

例えば、飲食店では食材の費用がかかりますよね。

材料費なしに、売上を上げることはできません。

粗利益でいうと、1食1,000円の売上をあげたとしても、材料費が400円かかっているとしたら粗利益は600円です。

このように、材料費がかかるため実際の収入は売上に対し下がります。

では、webライターではどうかというと、パソコンだけで売上を作ることができるため、売上から引かれる費用はほとんどありません。

つまり、売上がそのまま収入になるということです。

これほどの収益性の高さは、Webライター起業の最たるメリットです。

正社員を雇わなくても仕事ができる

Webライターのメリットは、会社のように正社員を雇わなくても、個人で仕事ができることです。

Webライターで働く人はフリーランスとして個人で仕事ができるからです。

記事を書くという行為は、パソコン1つあればできる仕事ですよね。

会社員のように1つの仕事にみんなが取り組むと言った共同作業がほぼありません。

そのため、Webライターは正社員を雇わなくても仕事ができると言えます。

会社として事業を立ち上げていくとなると、今は非常に難しい時代です。

事実、経済産業省が公表した資料によりますと、下記のような結果がでています。

昨年の休廃業・解散件数(44,377件)は、前年から減少したものの、民間調査が開始された2000年以降で過去3番目の高水準となっている。

経済産業省│中小企業白書・小規模企業白書│7ページ目(2022年7月31日時点)

その中で、経営危機として最初に事業を圧迫していくのは人件費です。

正社員を抱えると、一緒に働く人の生活も同時に責任を抱えるということになります。

一方でWebライターであれば、正社員を雇わずに個人で仕事を開始することができます。

そのため『従業員を養わなくてはならない』という余計なプレッシャーがありません。

雇用におけるプレッシャーがないことも、Webライターだからこそのメリットと言えます。

カフェや屋外での勤務が可能である

Webライターは出勤する必要がなく、自宅だけでなくあなたが選んだ場所で勤務が可能です。

なぜならパソコンさえあれば、場所を問わず仕事を始められるからです。

例えば以下のような働き方はWebライターだからこそできる働き方です。

Webライターだからこその働き方
  • 今日はいつもと違う環境で仕事がしたいので、近くのカフェで仕事をしよう
  • 今日は外出の予定が入っているが、隙間時間に外出先で仕事をしよう
  • 今日は子どもが家にいるので、外で静かに仕事をしよう

しかし会社員であればこの様な働き方はできません。

基本的に以下のようになるハズ。

会社員の働き方
  • 毎日同じ時間に決まった会社へ出勤
  • 自分のデスクで仕事をする
  • 予め決まった定時の時間までは会社へ拘束

会社員は決まった時刻に、決まった場所で、決められたことに取り組むのが主です。

同じ場所で同じ作業を繰り返すということは、無意識の内にストレスが溜まるもの。

そんなときは、いつもと仕事する場所を変えてみると気分転換になります。

新鮮な雰囲気の中で仕事をすると、いつもとは違ったアイデアが浮かんだり、集中力が上がったりすることは無いですか?

そのように、いろいろな場所で勤務ができることは、ワークライフバランスを整えることにもなるのです。

プログラミングに比べてハードルが低い

Webライティングスキルを身につけるのは、プログラミングを覚える場合に比べてハードルが低いです。

Webライティングは日本語を理解できれば誰でもできますが、プログラミングを仕事にするには専門知識・スキルが必須だからです。

そもそもプログラミングを習得するには、以下のような知識・スキルが必要です。

プログラミングに必要なスキル
  • プログラミングスキル
  • 数学の知識
  • ハードウェアに関する知識
  • ロジカルシンキング

プログラミングは物事を論理的に捉え、起きている事象を順序立てて組み立てていくスキルが必要です。

いずれの能力も短期間で習得できるものではなく、時間をかけて身につけていく能力です。

また、独学では習得の難しい能力が求められます。

そのためプログラミングは技術的なハードルが高く、専門的な知識が必須となってきます。

その一方で、Webライティングは努力によって身につけやすいスキルが求められます。

Webライティングに必要なスキル
  • 文章を書く能力
  • 情報収集能力
  • タイピングスキル
  • SEO知識

文章を書くことや情報収集、タイピングは、多くの人が日常的におこなっている作業です。

上記のようなスキルは、主婦の人や会社員の人でも身につけるのに遅くありません。

また、プログラミングほど専門的な知識を持たずとも始めることができるのです。

ブログによる副収入ができる

Webライティングを覚えることで、ブログをあなたの副収入にすることができます。

なぜならWebライティングを習得することで、アフィリエイトや広告に繋がるような文章を書けるようになるからです。

ブログで副収入を得る方法は下記があります。

ブログで収入を得る方法
  • 成果報酬型広告(アフィリエイト)
  • クリック課金型広告

アフィリエイトと呼ばれる成果報酬型広告は、あなたがブログで紹介した企業の商品が売れると報酬を受け取ることができます。

実際に商品の申込みまでが完了しないと報酬がもらえないので、ブログで紹介する文章も工夫が求められます。

まずは、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)へ登録をして、ブログに掲載する広告を設定する必要があります。

ASPというのは広告をとりまとめている業者で、そこから掲載する広告を選定します。

一方で、クリック課金型広告はブログに設置した広告がクリックされたら、報酬が受け取れる仕組みになっています。

アフィリエイトに比べると、クリックした時点で報酬が発生するので初心者向けです。

そして、広告は自分で選ぶ必要が無く、ブログ内へ設定だけしておけば、読者に関連性の高い広告を自動的に表示してくれます。

クリック課金型広告は、「Google AdSense」が有名で、Googleの審査を通過することができれば利用することができます。

報酬単価は、商品の申込みまで完了する必要があるアフィリエイトが高く、クリックで報酬が発生するクリック課金型広告が低めになります。

ただし、どちらもWebライティングさえ習得すれば、自分のブログで副収入をつくる仕組みをつくることができるのです。

副業としてできる

Webライターは副業に向いている仕事です。

Webライティングは本業を続けながらでもできる仕事だからです。

例えばあなたが毎日8時間、本業にいそしんでいたとします。

すると家に帰るのは大体20~21時ぐらいになりますよね。

次の日の本業で家を8時に出るとすると、残り時間は11~12時間ということになります。

仮に睡眠時間を8時間・食事を30分・入浴を1時間としますと、実質的に2時間半~3時間しかないことになります。

これだけ少ない時間でできる副業、ましてや家の中で作業できるものとなれば、職種は相当に限られていますよね。

しかしWebライターを副業として選べば、『作業時間は数時間・家でできる』という厳しい条件でも十分に稼げます。

下記のように、Webライティング案件によっては2時間程度で終わるものもあるからです。

案件内容文字数
ライフハック系の記事作成と写真撮影400文字〜
映画のレビュー記事の作成1,200文字〜
家電・雑貨・飲食・美容・化粧品・健康食品等の商品選びのお役立ち記事作成2,000文字〜
クラウドワークス ライティング・記事作成の仕事一覧(2022年8月21日)

上記を見ますと、執筆する記事のジャンルも幅広く、比較的身近なものもあります。

リサーチ時間もそれほどかからないでしょうし、副業としても手軽に取り組みやすいのではないでしょうか。

しかし、好条件の仕事は競争率が高く、簡単に受注できない場合もあります。

最初は単価の安い仕事からチャレンジして、すこしづつ実績をつみあげ、スキルアップをめざしましょう。

そうすることで、将来的には高単価の仕事を受注することも可能です。

またスキルアップすれば、納品スピードも早くなりますので、より多くの仕事をこなすことができるようになります。

好きなジャンルを武器に稼げる

もし自分に好きなものや興味があるものがあれば、そのジャンルに特化したWebライターとして稼ぐことができるからです。

そもそもWebライターに求められるものは、クライアントが指定したジャンルを徹底的にリサーチして文章にし、読者に有益な情報を届けるスキルです。

アニメが好きな人であれば、リサーチのためにアニメを鑑賞することは苦にならないでしょう。

例えば、クライアントから指定されたアニメが、2016年に公開された新海誠監督の「君の名は」だとしましょう。

アニメを見るだけでなく、実際にアニメの中で描かれている場所へ訪れることもできるでしょう。

また主人公が見た景色を実際に目の当たりにすることで、主人公の心情をリアルに感じることもできるかも知れません。

アニメ好きだからこそ、独自の目線でリサーチした内容や、他の人では気がつかないような魅力を、自分の体験を通じて読者に届けることができますね。

まずは好きなことに特化して文章を書き、ライティングスキルをアップさせることができれば、Webライターとして活躍することは十分可能です。

何よりも、好きなジャンルを突き詰めることができれば、他のWebライターには書けない記事を書けるようになり、やがてそれは自分の強みになります。

好きなジャンルがあるというのは、Webライターの仕事をする上での武器になるのです。

Webライター起業・独立のデメリット

Webライター起業には4つのデメリットがあります。

Webライター起業のメリット
  1. 単価の安い仕事がほとんどである
  2. 収入が不安定である
  3. クライアントからの信頼を獲得するのが大変
  4. 事業戦略を立てるなどの経営者的仕事がある
  5. 孤独になりやすい

単価の安い仕事がほとんどである

ライター起業しても、受けられるのは単価の安い仕事がほとんどです。

ただ単に『文章を書く』という行為であれば誰にでもでき、付加価値がないからです。

事実、クラウドソーシングにて『特に応募条件がないWebライティング案件』を見ますと、報酬はかなり安いです。

案件名報酬
ドラマ好きな主婦!好きなことを記事にしてみませんか?0.2円(文字単価)×2,500文字 およそ500円
【初心者OK・主婦の方大歓迎】「男性向け恋愛系記事」のリライト(元記事あり)1.0円(文字単価)×1,000文字 およそ10,00円
【初心者】【簡単】ファッションレンタルに関する記事の作成をお願いします!0.1円以下(文字単価)×2,000文字 およそ200円
2022年7月9日時点

1文字1円以下の案件では5,000文字書いても文字数以上の収益は出ません。

一見収益性のよさそうな1文字1円案件でも、文字数に制限があります。

「書けば書くほど収益が上がる」わけではないとわかりますね。

以上より、初心者向けのライティング案件では収益を上げづらいといえるでしょう。

それに付け加えて、近年の副業解禁によりライター志望者が増え、それに反比例してライターの単価が安くなっています。

国内大手クラウドソーシングサイトのLancersによりますと、フリーランス人口は2020年から2021年にかけて1,670万人も増加していることがわかっています。

昨年の調査まで横ばいになっていたフリーランス人口は昨年と比較して57%増の1,670万人となった。

Lancers|フリーランス実態調査2021(2022年7月9日)

ライター単価が下がる原因には、ライター志望者の増加や副業としての参入増加などが挙げられるといえるでしょう。

ただでさえ単価の安い仕事を、大勢のライター志望者で取り合うのは非現実的ですよね。

募集案件の中には高単価の仕事がありますが、国家資格や実務経験を前提とした採用になっており初心者が取り組むのは難しいといえます。

以上より、ライター起業しても単価の安い仕事がほとんどであり、デメリットが多いことがわかりました。

収入が不安定である

収入が不安定であるのはライター起業の大きなデメリットです。

ライターの収入は案件数や受注単価に左右されるため、月によって収入にばらつきがでやすいためです。

例えば、ある1企業の案件で毎月安定した収入があったとしても、突然契約を打ち切られて翌月からの収入が途絶えてしまうこともあり得ます。

やっと獲得できた案件の単価が異常に安く、何件も同じような案件を抱えなければ生活が成り立たないこともあるでしょう。

仮に文字単価0.1円・字速(情報収集を含めて1時間に執筆できる文章量)1,000文字・1か月の勤務時間を160時間とすると、月収はたったの16,000円です。

実際にフリーランスと民間企業の年収を比較してみましょう。

雇用形態年収
フリーランス2,000,000円~4,000,000円未満(全体の29.4%)
正社員4,330,000円(平均)
フリーランス協会|フリーランス白書2020(2022年7月10日)
国税庁|令和2年分民間給与実態調査統計(2022年7月10日)

月々の収入が不安定なことに加えて、フリーランスの実態としての年収が低いということがわかりますね。

以上より、収入が不安定であり、得られる賃金も多くはないという事実はライター開業の大きなデメリットだとわかりました。

クライアントからの信頼を獲得するのが大変

ライター起業で最大の難関ともいえるのが、クライアントからの信頼獲得です。

クライアントからの信頼を獲得するには、高クオリティの記事を納品し続けなければならないからです。

高クオリティの記事を納品し続けるのは簡単ではありません。

ライターは記事の作成に時間をかけた分だけ時給が低くなることから、クオリティを上げるために際限なく時間を割くことができないからです。

一方で、「得意分野ではないから」といって手を抜いた記事を1つでも納品すると、クライアントからの信頼を失い契約を打ち切られることもあり得ます。

時間をかけすぎず、かつ得意分野でなくともクライアントの納得のいくクオリティで納品物を仕上げるというのは至難の業ですね。

以上より、クライアントからの信頼獲得のために高クオリティの記事を作成し続けるのはかなり難しいとわかりました。

事業戦略を立てるなどの経営者的仕事がある

起業して資本をもとに利益を出すには戦略や撤退条件などの経営者的視点を持たねばなりません。

経営者的視点なしに始める起業では、利益の獲得が見込めないためです。

例えばライターとして生計を立てるのに必要な年間売り上げを10,000,000円と仮定して、1日に稼ぐ必要のある金額を見てみましょう。

概要詳細
必要な年間売り上げ(A)10,000,000円
1年の稼働日数(B)240日
1日に稼ぐ必要のある金額(A÷B)約42,000円

年収10,000,000円のためには1日約42,000円稼ぐ必要があるとわかりました。

「案外稼ぐ必要があるんだな」と思いませんでしたか?

事業計画を立てれば「1日に42,000円稼ぐ」という具体的な目標金額を見据えて動けますが、見切り発車ではじめた場合は何も指標とするものがありません。

結果として、いざ収支を計算してみると赤字だったり、家賃を支払うだけの余裕がなかったりと問題がでてきてしまうといえますね。

実際に、中小企業庁が発表する中小企業白書では、初期起業準備者が直面する課題として経営知識一般を挙げています。

初期起業準備者の段階でも、「経営知識」や「専門知識」が課題であると回答する割合が 2 割弱存在する。

中小企業庁|中小企業白書2017(2022年7月13日)

特にライター起業は始めるのも運用も低コストで済んでしまうので、売り上げがあまりなくてもいつまでも続けられてしまいます。

起業初心者の多くが悩む分野であり、なおかつライター業は経営危機を感じづらいとあれば、経営者的視点を持ち続けるのは難しいといえるでしょう。

孤独になりやすい

Webライターの仕事は、自分のペースで働ける点がよいところですが、孤独になりやすいというデメリットもあります。

限られた時間の中で副業するには、会社の同僚と飲み会に行っている余裕はなくなるかもしれません。

本業で一緒に働いている人たちとのコミュニケーション時間が減ることで、漠然とした疎外感を感じてしまうこともあるでしょう。

その上、副業であるWebライターの仕事は、基本的には自分1人で黙々と記事を作成しなければならないのです。

人と接することもあまりありません。

これらの背景から、Webライターの仕事は、孤独感を感じやすい側面があります。

例えば複数のWebライティング案件を抱えていると、週末もずっと部屋に引きこもってWebライターの仕事をしていた、ということもあるかもしれません。

せっかくの休日に誰とも話をしないことは、孤独感がさらに強まり、それがストレスになってしまうこともあるでしょう。

孤独感をやわらげるためには、SNSで自分の気持ちを発信するという方法があります。

SNSを利用して、自分の気持ちを発信していくうちに、同じWebライターの仕事をしている人たちとつながることができるかも知れません。

同じ立場で仕事をするもの同士でコミュニケーションが取れるようになれば、孤独感から解放されることもできますね。

むしろ同じ立場の人たちとコミュニケーションを取ることで、Webライターの仕事へのモチベーションをアップさせることも可能です。

このように、上手に孤独感と付き合う方法を見つけることで、Webライターの仕事を楽しく継続することができるでしょう。

目指せフリーランス!ライター起業をする方法

ライターになるためには何をしたらいいのかご紹介します。

Webライター起業の手順
  1. 開業届を税務署に提出する
  2. 勉強をする
  3. ブログでポートフォリオを作る
  4. クラウドワークス・ランサーズで実績を作る
  5. 得意ジャンルに営業をかけていく
  6. SNSで宣伝していく
  7. 青色申告承認申請書を税務署に提出する

開業届を税務署に提出する

個人事業主になると決めたら、開業届を税務署に提出しなければなりません。

開業届を提出しないと罰則があるわけではありませんが、開業届の提出は義務ですので原則として開業から1ヶ月以内に提出しましょう。

実際国税庁のホームページには以下のように明記されています。

事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。

国税庁|個人事業の開業届出・廃業届出等手続(2022年7月15日時点)

開業届を提出しなかった場合どうなるのでしょうか。

開業届を出さなかった場合のリスク
  • 青色申告ができない
  • 屋号付きの銀行口座を開設できない

青色申告では最大65万円の青色申告特別控除を受けることができます。

個人事業主としてやっていくのであれば、青色申告による所得控除を受けられないのは損であることを知っておくことが必要です。

開業届提出にあたり提出先の詳細、注意点について解説します。

開業届提出における注意点
  • 開業届は納税地を管轄する税務署に提出する
  • 手数料は不要
  • 会社を退職して事業をはじめる場合失業保険を受給できなくなる可能性がある
  • 健康保険組合によって扶養をはずれてしまう可能性がある

個人事業主の納税地は、基本的には自宅の住所地を管轄する税務署に提出します。

しかし自宅以外に事業所を設けている場合には、事業所を納税地とすることもできるのです。

最寄りの税務署を調べたい方は、国税庁ホームページの税務署の所在地を知りたい方から確認いただけます。

勉強をする

ライターになると決めたら勉強をしましょう。

実績がなくても「現在進行形で勉強をしています!」とPRすることで、採用されやすくなるからです。

例えばWebライティングを勉強している人と、そうでない人があなたの目の前にいるとします。

実績も経歴も似通っているとき、あなたならどちらを採用するでしょうか?

おそらく多くの人は前者を選びますよね。

勉強をしているということは向上心が高い、つまりは将来性のあるライターだと感じるからです。

将来性があるということは、今はそうでなくとも近いうちに戦力になる可能性が高いということ。

そうなれば将来性・可能性を買われ、採用してもらえるかもしれません。

このように採用をする際は、ちょっとした事で差がでます。

そのちょっとした差を他のWebライターに少しでもつけるため、勉強はしておくべきなのです。

実績がない人ほど、勉強は必ずしてくださいね。

なお、Webライターにおすすめの勉強方法は以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

ブログでポートフォリオを作る

ブログを書いてそれをポートフォリオ※にすることをおすすめします。

※ポートフォリオとは自身のこれまでの実績をまとめた「作品集」のこと。

ポートフォリオを提示することで、自身の能力やスキルを評価してもらうことができます。

【ポートフォリオを提示した場合】
自分の好きなことや得意なことをアピールできる
どんな文章を書くのか知ってもらえる
文章から自身がどんなことを考えているのか伝えることができる

【ポートフォリオを提示しなかった場合】
自己紹介だけでは自分がどんな人物かわかってもらえない
採用につながらない

自分を知ってもらうことは、相手により知りたいと思ってもらえるきっかけです。

ポートフォリオを提示することは、きっかけを作り可能性をひろげるのに重要なことではないでしょうか。

しかしポートフォリオを作るのも、ライター初心者であれば実績作りは難しいところです。

そこで自分の好きなことをテーマにしたブログを書くことで、履歴書だけでは伝わらない技術力やセンスを視覚的にアピールできます。

ライターとして仕事につなげるのであれば、テーマを決めてブログを書くことです。

しかしブログがポートフォリオになるとはいえ、ただ日記を書いていたのでは評価につながるのは難しいでしょう。

明確なテーマを決めることでブログも書きやすくなり、同時にスキルアップにつながります。

なお、採用されやすいポートフォリオの作成方法に関しては以下の記事にて丁寧に解説していますので、ご参考ください。

クラウドワークス・ランサーズで実績を作る

クラウドソーシングを使って実績作りをしましょう。

魅力的な文章を書くためには、ライターとしての経験を積むことが重要といえます。

もともと文章を書くのが得意な人もいるでしょうが、たくさんの文章を書いていく中で得られるものは大きいです。

はじめて書いた文章と10回目、50回目と書いた文章は確実に違うはずです。

ポートフォリオを作るためにも実績は必要となってきます。

しかし初心者がライターとして仕事を得ることはとても難しいことです。

さまざまな案件があるクラウドソーシングで、こつこつと仕事の実績を作るのがライターの一歩となるかもしれません。

では気軽に副業や在宅ワークができると人気になっており、主なクラウドソーシングサイトについてご紹介しましょう。

案件名クラウドワークスランサーズ
ライティング約54万件約11万件
プログラミング約16,000件約8,000件
Webデザイン約9,000件約9,100件
2022年7月14日時点

どちらも無料で登録することができ、仕事の形式や利用者層、システム手数料はほぼ同じです。

案件数は圧倒的にクラウドワークスの方が多いですが、どちらにも良し悪しはあるので目的に合わせて使い分けるのをおすすめします。

なお、手数料が一番安いクラウドソーシングは以下の記事にて解説しています。

得意ジャンルに営業をかけていく

得意なジャンルで自分をアピールしましょう。

自分はなにができるかを明確にすることで、自信を持って自分を売り込むことができます。

得意なことであれば自然と自分の良さを伝えることができるはずです。

強みを強調して仕事を得るチャンスをつかみましょう。

それでは仕事を依頼したくなるライターの特徴について考えてみたいと思います。

依頼したくなるWebライターの特徴
  • 得意分野が明確である
  • 納期を守る
  • やる気がある
  • 人として誠実である

どんなにやる気があり誠実を持って接することができても、約束を守らなければなにも得ることはできません。

SNSで宣伝していく

SNSを上手に活用して発信することが大切です。

なぜSNSがいいのかというと、ホームページの作成よりも手軽に発信することができ、ユーザーが情報を検索しやすい点です。

また情報を発信するだけでなく、投稿のコメント欄をつかってコミュニケーションをとることもできます。

気軽にやり取りができることで、より自分を身近に感じてもらうことができるのではないでしょうか。

SNSはライターにとって手軽に自分を売りこむためのとっておきの営業ツールといえます。

いまやSNSは誰でも手軽に利用することができ、SNSを通じてさまざまな人と交流を持つことができます。

自分からは積極的に投稿はしなくても、誰かの投稿を見て楽しむという人も多いのではないでしょうか。

そのため最低でも1日に1回は更新をすることで、意欲的に活動していると伝えることができます。

ライターとしてアカウントを持つ必要があるもの

持っておくべきSNSアカウント
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

これらを自分がライターとして発信、宣伝する営業ツールとするなら、まめに更新をすることが重要です。

青色申告承認申請書を税務署に提出する

開業時点で青色申告をする予定の方は、一緒に青色申告承認申請書も提出することをおすすめします。

青色申告では最大65万円の青色申告特別控除を受けることができるからです。

青色申告承認申請書は税務署に備え付けられていますが、国税庁のホームページからダウンロードすることも可能です。

提出漏れを防ぐためにも開業届と青色申告承認申請書は一緒に提出するといいでしょう。

青色申告承認申請書の提出方法は3通りあります。

青色申告承認申請書の提出方法
  • 税務署に持ち込み
  • 郵送
  • e-Tax

郵送の場合は、切手を貼った返信用の封筒も必要となるので忘れずに同封してください。

また税務署に行かなくても簡単に開業書類を作成できる開業freeeも便利です。

Webライター起業を果たすために必要なスキル

ライターに必要なスキルは主に8つあります。

Webライターに必要なスキル
  1. Webライティングスキル
  2. SEOライティングスキル
  3. タイピングスキル
  4. ジャンルごとの専門知識
  5. WordPressの知識
  6. HTMLやCSSの知識
  7. コミュニケーションスキル
  8. ロジカルシンキング力
  9. リサーチ力
  10. 競合サイトに対する分析力
  11. 営業力
  12. 提案力

Webライティングスキル

Webライティングスキルはライターに必須だといえるでしょう。

Webライターの主な仕事は執筆活動にあるからです。

Webライティング能力が低いと執筆業に支障がでるため、クライアントからなかなか信頼されません。

例えば正しい日本語を使えるWebライターと書けないWbeライターが目の前にいたとき、あなたならどちらを信頼し、発注をするでしょうか?

どう考えても『正しい日本語を使えるWebライター』ですよね。

そちらの方が高品質な記事を書いてくれる確率が高く、安心して仕事を任せられるからです。

このように日本語を正しく使えるか否かだけでも、受注できる確率がグっと変わります。

そのためWebライターは日本語だけでなく、Webライティング全般のスキルを身につける必要があるのです。

そして優先的に見つけるべきWebライティングスキルに関してですが、主なWebライティングスキルには以下が挙げられます。

Webライティングスキルの例
  • ですます調で書く
  • 話し言葉は使わない
  • 同じ語尾を立て続けに使わない
  • 鍵括弧内の文末に句点を打たない
  • 数字・英語は半角で打つ
  • 感嘆符・疑問符の後ろにはスペースを空ける
  • 漢字の閉じ開きを覚える
  • 引用ルールを覚える
  • 一文は75文字以内にする
  • 一文一意にする
  • 一文のひらがな・カタカナ・漢字・数字・英語のバランスを意識する

どれもWebライティングをする上で基本的なことです。

しかし基本的なことだからこそ、しっかりとできなければなりません。

できないとき「このWebライターは、こんなこともできないのか」とクライアントに落胆されるからです。

クライアントを一度でも落胆させてしまうと、継続受注が極めて難しくなります。

継続受注は生活を安定させるうえで重要ですので、このような事態は回避しなければなりません。

そのため、Webライターは上記のWebライティングスキルを優先的に身につけるべきです。

意識すれば難しいことではありませんので、必ず覚えておきましょう。

なお優先的に身につけるべきWebライティングは以下の記事で丁寧に解説しています。

SEOライティングスキル

ライターにぜひ身に着けておいてほしいスキル、それはSEOライティングスキルです。

なぜならば、SEOライティング※スキルを身に着けることで稼ぎやすくなるためです。

※SEOライティングとはGoogleやYahooなどの検索エンジンで記事を上位に表示させるための方法であるSEOを取り入れた文章術のこと。引用タグを使用する、見出しは太字にするなどの方法がある。

実際に、大手クラウドソーシングサイトのクラウドワークスでSEOを応募要件に挙げているライティング案件とスキル不要の案件の金額を比較してみました。

まずはSEOを応募条件に挙げている案件をみてみましょう。

案件名文字単価
【1記事3,000円〜10,000円】文字単価1円以上!SEO記事のライティング(ライター様募集)1,6円
SEO対策を意識したアフィリエイトサイトの運用作業(内部対策及び月20〜30記事程度の作成)1,0円
【文字単価最大3円!】SaaS事業者向けメディアのライターを大募集! 1,5円
2022年7月18日時点

どれも文字単価1円以上であり、書いた文字数またはそれ以上の報酬が得られるとわかります。

以下はSEOを応募要件に挙げておらず、特別なスキルがなくても応募できる案件を調べたものです。

案件名文字単価
【主婦・未経験・初心者歓迎!】大好きな韓流・日本のアイドルの情報や知っていることを記事でまとめてください!0,1円
【初心者OK/文字単価0.3円】退職代行ガーディアン利用経験のあるライターさん募集(見出しまで準備するので安心です) 0,3円
【主婦や初心者の人大歓迎】楽しく記事作成を学びたい人、将来自分でサイトを作りたい人大募集!マニュアル・サポートも充実で安心です!0,1円
2022年7月18日時点

文字単価が1円を割っており、どれだけ書いても収入があがりづらいことがわかりますね。

以上より、ライターとして稼いでいくにはSEOライティングの知識があった方がより収益性のよい案件を獲得しやすいといえるでしょう。

よって、ライターにとってSEOライティングスキルは取得すべきものだとわかりました。

ちなみにSEOライティングに関しては以下の記事で20,000文字以上にわたって解説しています。

タイピングスキル

ライターにとってタイピングスキルは稼ぐ金額を左右する大事な能力です。

いくら高単価の案件を受けても字速※が遅ければ時間当たりの稼ぎが減ってしまうためです。

※字速とは1時間に執筆できる文字数のこと。例えば、字速3,000字は1時間に3,000文字執筆できるということ。

例えば、1文字1円で10,000文字の案件を進めるとしましょう。

1時間に3,000文字打てるAさんと、1時間に2,000文字打てるBさんの時給あたりの稼ぎを比較します。

字速書き上げるのに必要な時間時給
Aさん(字速3,000文字)約3.3時間約3,003円
Bさん(字速2,000文字)約5時間約2,000円

同じ案件に取り組んでいても、AさんとBさんには約1,003円分の差ができてしまうとわかりました。

Bさんより早く終わったAさんは続けて次の案件に取り組むこともできるので、稼ぎの差はより広がると考えられます。

以上より、稼ぐライターにはタイピングスキルが必要だということがいえますね。

なおタイピングスピードを効率的に上げる方法は以下の記事で詳しく解説しています。

ジャンルごとの専門知識

専門知識やオリジナルの知識を持つことはWebライターとして重要なことです。

なぜなら案件によっては専門知識が応募条件となっているからです。

案件名ジャンル報酬
不動産投資・住宅購入不動産文字単価1.0円
FX取引・株式取引金融・投資文字単価1.2円
海外FX・ビットコイン仮想通貨文字単価1.0円~2.0円
医療記事のリライト医療・健康文字単価1.5円
2022年8月4日時点

もともと知っていることや自信のある内容であれば、素早く迷うことなく書けるでしょう。

しかしこれらの専門知識は自分でしっかり勉強したり、経験したことでなければ書くのは難しいでしょう。

難しいからこそ高単価が見込めるものもあります。

不動産ときいただけで数百万円から数千万円が動くのが想像できますから、不動産に関することはそれだけで払い出しも大きいかもしれませんね。

専門知識がないからといって悲観的になることはありません。

趣味や資格も立派な得意分野・専門分野になります。

例えばどんなものが考えられるでしょう。

ジャンル例
  • カメラ
  • 映画
  • 料理
  • スポーツ
  • 旅行
  • ファッション

趣味でつちかった豊富な知識や経験が役立つ可能性はおおいにあります。

今からでも得意分野・専門分野を持つことはライターにとって必須ではないでしょうか。

ジャンルごとの専門知識は自分の武器となり、複数の専門分野を持っておくと対応できる案件の幅も広がります。

専門知識を持つことはライターとしての第一歩といえるでしょう。

WordPressの知識

WebライターにとってWordpressの知識は、仕事を獲得するうえで大きなメリットになります。

案件によってはWordpressへの投稿作業も含まれるからです。

実際Wordpressの作業にはどのようなものがあるでしょう。

案件名報酬
WordPress Fukasawaテーマでの示ログイン/ログアウトリンクスマートフォン表示対応固定報酬制〜 5,000円
wordpressのテーマカスタマイズや最適化時間単価制1,000円 〜 2,000円
【WordPress】HP制作依頼固定報酬制10,000円 〜 50,000円
引用元:クラウドワークス|2022年8月4日時点

主にwordpressでの制作となりますが、場合によってはhtmlやPHPで作成することもあるようです。

HTMLやCSSの知識

アップ作業する際にHTMLエディタを用いるのであればHTML※1が、Wordpress全体の装飾を変更させる際にはCSSの知識がなければできないことがあります。

※1:HTMLとはWebページを作成するための言語のこと。

HTMLとCSSの知識はライターとして必要不可欠なスキルです。

WordPressはHTML・CSSデしか装飾できない仕組みになっているからです。

例えばHTMLを使用することで、タグごとに色分けして表示してくれるためコード全体が読みやすくなります。

文章で重要なことが書かれていたとしても、もじが並んでいるだけでは目をひきませんよね。

色をつけ文字にメリハリをつけることで、視覚から得る情報に影響をあたえることができます。

CSSは視覚的に情報補正をデザインしてくれる手助けをしてくれる重要なスキルなのです。

そしてアニメーションをつけることで、視覚的な表現をさらに豊かにしてくれます。

CSSは必ずHTMLとセットで使います。

WordPressを使う以上なくてはならないものであるといえますね。

コミュニケーションスキル

さまざまな知識は必要ですが、コミュニケーション能力も重要なスキルです。

記事の執筆を依頼してきたクライアントと十分にコミュニケーションをとる必要があるからです。

在宅ワークは1人でこつこつと取り組むイメージがあるかもしれませんが、顔が見えないぶんより慎重に言葉を選ばなくてはいけません。

直接話す必要がないし、聞きまちがえもないからいいと思っている人もいるかもしれません。

しかし相手がなにを伝えようとしているのか、相手の気持ちを考えない人とのやり取りはとても疲れます。

もしもうまくコミュニケーションがとれない人と、コミュニケーションがとれる人では、仕事を依頼したときどうなるのでしょうか。

【コミュニケーションがとれない人】
歩み寄りがないため伝えたいことが伝わらない
すれ違いが生じる

【コミュニケーションがとれる人】
相手の望んでいることを汲みとろうとできる
質問することでより早く問題を解決できる

コミュニケーションをとるのが苦手でも、相手の立場にたって考えることで改善されることもあります。

クライアントとすれ違いのないやり取りをすることで、先方が満足する記事を納品することができるでしょう。

ロジカルシンキング力

読んでもらえる記事を書くためにはロジカルシンキング力は必要不可欠です。

なぜならWebライターには論理的で説得力のある文章が必要とされるからです。

例えば以下2つの文章があるとします。

【ロジカルに書いた文章】
成績を上げるために朝の勉強をとりいれましょう。
脳科学者が、もっとも脳が活性化する朝の勉強は効果的だとのべていました。
学年で1番成績のよいクラスメイトも、朝に勉強する習慣があるようです。
そのため成績を上げるには朝の勉強を取り入れるのが効果的です。

【自由に書いたことで内容が支離滅裂になっている文章】
学年で1番成績のよいクラスメイトは朝勉強をしています。
朝はもっとも脳が活性化するようです。
成績をあげたいなら朝勉強をしましょう。

上記2つの例文を見比べますと、ロジカルに書いた文章は結論を先に示すことでなにを伝えたいのかが明確です。

しかしそうでない文章はなにを伝えたいのかわかりにくいです。

ゴールから逆算して文章構成をすることで、余計な内容を書いて結論がズレてしまったり、話の順番がおかしくなったりすることがなくなります。

ちなみに、ロジカルシンキングを磨くためには以下のような能力が必要です。

ロジカルシンキングを身につけるコツ
  • 結論から話す
  • 結論に対する理由を明確にする
  • 根拠を明確にする
  • 話しに筋を通す
  • 建設的に考える

倫理的思考=ロジカルシンキングは鍛えれば鍛えただけのびるといわれています。

意識してつづけることで、Webライターに必要な説得力のある文章が書けるようになるでしょう。

なおロジカル、つまりは論理的な文章の書き方は以下の記事で解説しています。

リサーチ力

リサーチ力はWebライターに必要なスキルです。

Webライティングの理想は、リサーチ8割・執筆2割といわれるほど、リサーチに時間をかけることが大切だといわれています。

なぜかというと、リサーチが十分でないとあいまいな表現が多くなり、記事の信頼度が下がる原因になるからです。

しっかりとリサーチをすることで情報の量が増え、根拠を持った表現ができるようになります。

そのため信頼できる組織サイトから最新情報をリサーチし、記事を書く事が大切です。

組織の種類具体例
政府・公的機関サイト厚生労働省、金融庁など
準公的機関サイト財団法人、社団法人、医療法人など
知名度のある企業サイト新聞社やNHKなど

根拠となる情報が多いと、記事への信頼性が上がり、説得力のある記事になります。

一般的に、Wikipediaやアフィリエイトサイトなどでは、事実と異なった情報が掲載されている場合があります。

情報源として使うのは避け、上記のような信頼性の高いサイトを使うようにしましょう。

リサーチ力は、正確な情報を効率よく集めるために必要なスキルです。

時間を惜しまず、十分リサーチをしてから記事を執筆するよう心がけましょう。

競合サイトに対する分析力

競合サイトに対する分析力のスキルは、Webライターに必須です。

なぜならWebライティングでは、競合サイトに勝ち、自分のライティングした記事を上位に表示させることが重要だからです。

そもそもクライアントが数万円ものコストをかけてWeb記事を作成・掲載するのには理由があります。

作成・掲載したWeb記事をきっかけに、利益を得るためです。

具体的に言いますと、作成した記事をきっかけに自サイトに訪問してもらい、自社・商品・サービスのことを知ってもらうことがWeb記事の目的になります。

自社の認知度を上げることで、まったく知られていない場合に比べて訪問率・購入率も上げられるからです。

どういうことかと言いますと、自社のことを知ってもらうことで顧客が商品を購入する際の選択肢に自分の商品が入るのです。

例えば「ハンバーガーを食べたい」とあなたが思ったとします。

そのときの選択肢は以下のものがあるハズ。

  • マクドナルド
  • モスバーガー
  • ロッテリア

しかし、もしもあなたが「ハンバーガー系の飲食店に、マクドナルドという店がある」ということを知らなかった場合、マクドナルドという選択肢は絶対に出てきません。

人間は自分の知っていることの中からしか、選択できない生き物だからです。

要するに存在を知らない店舗へ意図的に行くことは、人間には絶対にできないということ。

そのためマーケティングにおいては、まず自社の認知力を上げることが重要となります。

そういった事情もあり、Web記事を掲載するのであれば『効率的に認知度を上げる→集客できる』ことがマストになります。

そのための最適な手段が、Web記事においては『上位表示をさせる』というわけです。

上位表示されればされるほど人の目に触れる機会が確実に多くなりますから、現代のWeb記事では上位表示させることが非常に重要なのです。

そして上位表示させるために重要となるのが『競合の分析』です。

Web記事を書く際は現在上位表示されている競合が、なぜその順位になっているのかを見抜くことが重要になります。

上位表示されている理由がわかれば、それを自分の記事に反映させられます。

上位表示の理由と考えられるエッセンスを注入するわけですから、何も考えずに執筆した記事よりも上位表示される確率が上がるのは必然ですよね。

したがって、Web記事を書く際は競合を分析することが大事なのです。

ちなみに、競合サイトに対する分析内容には次のようなものがあります。

分析対象詳細
コンテンツ内容ユーザーニーズを把握見出しの構成共起語タイトルのつけ方
コンテンツ量文字数
キーワードキーワードの競合性検索ボリューム

競合サイトのコンテンツ内容を把握することはとても大切です。

内容を把握することで、ユーザーが何を知りたいと思っているのかがわかるからです。

例えば、「Webライター はじめ方」というキーワードの主なユーザーニーズは、「Webライターのはじめ方を知りたい」だと予想がつきます。

そこで競合サイトの分析を行うと、次のようなニーズも見えてきます。

  • Webライターとはどんな仕事なのか?
  • Webライターをはじめるために必要なものは?
  • Webライターは稼げるのか?

このようなユーザーニーズを把握し、記事の執筆を進めていくことが大切です。

競合サイトに対する分析をしっかりとおこない、SEOで負けない記事づくりを心がけましょう。

営業力

Webライターとして稼いでいくためには、営業力がとても重要です。

現代ではWebライターの数は非常に多く、受け身の姿勢では仕事を獲れないからです。

実際にクラウドソージングで『ライター』と検索してみると、在籍人数は以下の通りでした

クラウドソーシング名ライターの人数
クラウドワークス100,000名以上
ランサーズ241,174 人
クラウドワークス|ライターに仕事を依頼・外注する(2022年8月19日時点)
ランサーズ|ライターを探して仕事依頼(2022年8月19日時点)

どちらのサイトも十数万人ものWebライターが在籍していることになります。

もちろん、両方のサイトに登録しているライターもいるハズですから、そのまま足し合わせることはできません。

しかし、クラウドワークスだけでも100,000人以上のライターがいることを考えると、もはや飽和状態と言えます。

そんな状況下で、受け身の姿勢で仕事を獲得するのはかなり難しいですよね。

これだけ多いWebライターの中からあなた1人が選ばれるのは、もはや宝くじ1等が当たるようなもの。

それだけ確率が低くなっています。

そんな幸運を待ち続けるだけというのは、好ましくないですよね。

したがって、Webライターは自ら進んで営業をする必要があるのです。

そこでおすすめなのが営業ツールです。

主な営業ツールの例は以下の通りです。

プラットフォーム具体例
クラウドソージングクラウドワークス
ランサーズなど
SNSツイッター
フェイスブックなど
求人サイトインディード
マイナビバイトなど
直接営業Webメディアなど

この中でも初心者におすすめなのはクラウドソーシングを使った営業です。

なぜならクラウドソーシングには、初心者OKの案件や、比較的簡単にできるタスク案件が多く募集されているからです。

とりあえずWebライターを試してみたい、という人でも気軽に応募できるツールでしょう。

そしてクラウドソーシングで少しずつ実績を積み重ね、そこから他の営業方法にチャレンジしてみることをおすすめします。

Webライターとして収入を増やしていくためには営業力は必要なスキルです。

自分に合った営業ツールを見つけ、継続的な案件獲得を目指しましょう。

提案力

Webライターが案件を獲得するには、提案力が必要です。

提案力を身につけると、クライアントが「採用したい」と思う提案文を書けるようになるためです。

そもそも提案力とは、簡単に言えばクライアントの求めるポイントを見抜き、貢献できることをアピールするスキルです。

例えば「転職に関する記事」を執筆する案件の募集があったとします。

そのとき書くとよいのは次のような内容です。

  • 自分の転職経験や実務経験を記事に活かせる
  • 自分が執筆することでこんなメリットがある
  • 具体的に例として挙げると次のような提案文になります。

【案件に関する経験がある場合】
「今回募集されております転職に関する記事の案件で、私は〜に勤務していた経験がございます。その経験を活かし、深い内容の記事を執筆させていただけるかと存じます」

【案件に関する経験がない場合】
「こちらの案件と直接関連のある実務経験はございませんが、〜の記事の執筆経験がございます。そのスキルを活かし、ぜひお力添えさせていただきたく存じます」

このように、自分を採用した場合、クライアントにどのようにメリットがあるかを伝えられるとよいでしょう。

提案力を身につけると、クライアントのニーズに沿った提案文を書けるようになります。

Webライターとして案件を獲得していくために身につけたいスキルの1つです。

Webライターに必要な4つのスキルをご紹介いたしました。

スキルを意識して身につけていき、Webライターとして成長していきましょう。

効率的に単価UP!Webライターが稼ぐコツ

Webライターが効率的に稼ぐ方法は2つあります。

Webライターが効率的に稼ぐコツ
  1. 同時並行で進めていく
  2. スキルを高める

同時並行で進めていく

ライターとして効率的に稼ぐには、同時並行で進める必要があります。

1つ1つの作業を順番にこなしていては、時間がかかりすぎるからです。

そもそもWebライターが活動する際にすべきことは、以下のようにたくさんあります。

Wbeライターがすべきこと
  • ポートフォリオづくり
  • プロフィール作成
  • 案件探し
  • 提案文の作成
  • 実務(打ち合わせ・ライティング・修正など)
  • 新規顧客の開拓
  • SNS活動
  • ライティングスキル磨き
  • 読書による勉強
  • セミナー・オフラインサロンの参加

それぞれを1つずつ実行していれば、とてつもなく時間がかかりますよね。

あなたが初心者・未経験であれば、案件の獲得だけでも相当な時間がかかるでしょう。

それでは生活できるだけの収入を得るまでに、下手をすると数か月かかるかもしれません。

それでは困りますよね。

したがってWebライター活動をするのであれば、複数の作業を同時進行させる必要があるのです。

なお同時進行させる際のコツはクラウドソーシングサイトに登録し、仕事に応募することです。

まずは実績作りと考え登録をして安価な仕事からはじめてみましょう。

単価の安い案件であれば倍率も低くなりますので、仕事をはじめるには単価の安い案件をこなしていくことで実績につながります。

スキルを高める

ライターとして成功するためには、ライティングスキルをアップさせなければなりません。

スキルアップさせることで継続案件につながるからです。

どういうことかと言いますと、スキルがあるライターとないライターとでは、文章の質に大きな違いがあるのです。

例えばライティングスキルの1つに『PREP法※』というモノがあります。

※PREP法とは1つの文章を『結論・理由・例・結論』の順に執筆する文章テンプレートのこと。Webライティングの基本スキルです。

ライターがPREP法に基づき書いているか否かで、文章の質は大きく変わります。

例文として、PREP法に基づき書かれた文章とそうでないものを以下に並べてみました。

【PREP法に基づき書かれた文章】
痩せるには筋肉をつけるべきです。
なぜならエネルギー消費量の比率が最も大きいのは筋肉だからです。
歳をとって基礎代謝量が低下するのは、筋肉量の減少が原因といわれています。
体重が同じ20代と50代の男性では1日で約175kcalもの差が生まれます。
これは5km歩いてやっと消費できるカロリーです。
したがって筋肉をつけて基礎代謝を上げることは痩せるのに効率的なのです。

【何も考えず勢いだけでで書いた文章】
どうしたら痩せられるのでしょうか。
太っているよりも、痩せている方がかっこいいし、痩せたいですよね。
手始めにジョギングを頑張ってみようと思います。

同じ内容の文章なのですが、PREP法に基づき書かれている文章の方がわかりやすく、読みやすいですよね。

最初に結論を提示されていることにより、その文章の方向性や筆者の意見が明確になっているからです。

最初に結論が提示されていることにより『結局、何が言いたいのか?』と読者は困惑しなくなります。

これが読みやすさにつながっているわけです。

それに付け加えて、結論の後に理由・例が提示されていることにより、説得力のある文章になっています。

そのため、読者も納得して読み進めることができます。

その結果読了後の満足感が向上し、読者を「この記事には説得力があるな。別の記事も読んでみようかな」という気にさせることも可能。

上手くいけばその読者はファンとなり、リピーターとしてクライアントのサイトに再訪してくれるようになるかもしれません。

そして本題はココからでクライアントの立場で考えてみてほしいのですが、同じ報酬を支払うのであれば、良質な文章を書いてくれるライターに手渡したいですよね。

続けて仕事を依頼するのであれば、ファンやリピーターを獲得してくれるようなライターにお願いしたいですよね。

結局はクライアントも人間ですから、このように考えるのは普通のこと。

そして、その判断が下されるときにあなたが選ばれる確率を少しでも上げるために、PREP法などといったスキルを習得およびレベルアップさせていなければならないのです。

したがって継続案件の獲得確率を上げるためにも、スキルのレベルアップは常に心がけてください。

なおスキルを効率的にレベルアップさせる方法は、インプットとアウトプットを繰り返し、プロに添削してもらうことです。

他者に客観的に見てもらうことで、自分では気づけなかった視点を得られるからです。

プロ視点でレベルの高い添削をしてもらうことで、短期間で劇的にレベルアップすることが可能になります。

Webライターにおける注意点

Webライターが注意すべき点は4つあります

Webライターが注意すべきこと
  1. 著作権を必ず遵守する
  2. 肖像権を必ず守る
  3. 薬機法を理解しておく
  4. 景品表示法を守る

著作権を必ず遵守する

著作権とは、作成者のみが著作物(論文や絵など思考や感情が表現されたもの)を使用することができる権利です。

第三者が作成者の許可無く著作物を使用した場合、民事的に賠償請求されるだけでなく、刑事罰を受ける恐れもあります。

Webライティングを行う際ももちろん注意が必要です。

クライアントに納品する記事の場合、契約違反になることはもちろんですが、その記事を公開したクライアントが訴訟の対象になってしまうためです。

またgoogleやyutubeの検索から除外され表示されなくなります。

著作権を侵害せずに文や画を使用したい場合は、ルールを守り引用してください。

引用は、自分で書いた分量の割合が多いこと、自分で書いた文章との明確な分離がされていること、引用元に手を加えないことが前提です。

その上で、引用元とサイト名URLを明記してください。

肖像権を必ず守る

肖像権とは「他人に無断で撮影されたり、公表されたりしない権利」個人のプライバシーを守る権利です。

人物を撮影する際や人物の写った写真を使用する際には被写体に許可を取る必要があります。

また本の表紙や施設の動物の写真を使用する際には、権利を通してる出版社や施設側に使用許可をもらってください。

著作物が写ってしまっている場合は、極力使用しない方が良いです。

小さなうつり込みは許されますが、大きくうつり込んでしまっていると肖像権侵害に当たる恐れがあるからです。
原稿を書く際はフリー素材の使用を検討することが多いかと思いますが、その際も注意が必要です。

フリー素材であっても使用するルールがあることは代わらないからです。

フリー素材を使用する際は、必ず利用規約を確認し、場合によっては問い合わせ窓口に質問することをおすすめします。

肖像権も著作権と同様に、遵守しなかった場合は損害賠償請求されるだけでなく刑事罰を受ける恐れがありますのでご注意ください。

薬機法を理解しておく

医療や美容の分野に関する記事を書く場合は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」いわゆる薬機法を理解する必要があります。

薬機法におけるWebライティングをする際の注意を簡単に言うと、効果効能をうたってはいけないということです。

記事で書く美容品や違約金、医療機器などを消費者が使用することで「治る」「改善する」などと断言するような言葉に注意してください。

ただ健康食品やサプリメント、健康・美容器具はその制限外にあるので、薬機法には該当しません。

記事を書いた後に、知らなかったと言っても責任から逃れられるわけではありません。

自分の身を守るためにも、事前に厚生労働省の定めているガイドラインを確認しておくと良いでしょう。

景品表示法を守る

消費者がサービスや商品を実際以上に誤解しないように、商品の「売り方」を規制する法律です。

商品やサービスの紹介や広告の案件を請け負う際には景品表示法を遵守するためにも、景品表示法に関する知識が必要です。

特にライティングの際は、優良誤認と有利誤認に関して知っておくと良いでしょう。

「優良誤認」とはつまり実際の商品・サービスよりも、効果効能があると誤解させてはいけないということです。

そして「有利誤認」とはつまり、商品・サービスの価格や取引条件について実際のものや他社のものより、有利だと誤解させるような書き方をしてはいけないということです。

もし景観表示法の規制を守っていないと疑われた際には、その効果を実証できる学術論文等の提出が求められます。

クライアントからの依頼の場合、確認をとることは難しいかもしれません。
しかし虚偽の広告を作成してしまった場合、広告を作成者は規制対象になってしまいますので自分の意見はしっかり主張しましょう。

Webライターに必要なツールを解説

ライターにとって必須といえる4つのツールをご紹介します。

Webライターに必須なツール
  1. キーワードプランナー
  2. ラッコキーワード
  3. Googleドキュメント
  4. Word

キーワードプランナー

キーワードプランナーは、人気の検索ワードを見つける手助けをしてくれるツールです。

機能名期待できること
新しいキーワードを見つける特定のキーワードから関連性の高いワードを知ることができる
検索のボリュームと予測のデータを確認する検索エンジンでキーワードが検索される回数を知ることで検索需要の高いキーワードがわかる
検索キーワードの傾向を把握過去の傾向データも提供しているため季節要因を含むキーワードに対処できる
競合性がわかる入力した単語やフレーズに関連するキーワードを取得することで上位表示できるか知ることができる
2022年7月8日時点

SEO対策には効果的なキーワードを見つけることが重要です。

キーワードプランナーを活用することで、有効なキーワードを探すことができます。

無料で使用することも可能ですが、制限があるため以下のことに注意も必要です。

注意点
  • 月間平均検索ボリュームの表示の範囲がざっくりしている
  • 検索ボリューム推移のグラフが非表示

また利用料金と使用条件は以下の通り。

概要詳細
利用料金数百円からでも使用可能
使用条件特になし※
無料で使いたいなら「支払タイプ」を「振込」にすることで解決
※2022年7月11日時点
無料で使いたいなら「支払タイプ」を「振込」にすることで解決

ラッコキーワード

ユーザーが求めるキーワードを探せるのがラッコキーワードです。

プラン名料金
フリー無料
ライト990円/月
スタンダード2,475円/月
プロ4,950円/月
エンタープライズ9,900円/月
2022年7月11日時点

よく検索されているキーワードを、検索エンジンが提案してくれる機能をサジェストキーワードといいます。

このサジェストキーワードの抽出がラッコキーワードの主な活用方法です。

サジェストプラスは無料版のサジェスト機能とは異なり、取得キーワード数が検索キーワードによっては2倍から4倍以上のキーワードの取得ができるのです。

プラン別の違いは以下の通り。

プラン名内容
フリー各種キーワード調査・合計50回/日
見出し抽出・合計15回/日
ライト各種キーワード調査・合計3,000/月
見出し抽出・合計500回/月
サジェストプラス・300回/月
スタンダード各種キーワード調査・合計10,000回/月
見出し抽出・合計1,500回/月
サジェストプラス・1,000回/月
プロ各種キーワード調査・合計20,000回/月
見出し抽出・合計3,000回/月
サジェストプラス・2,000回/月
エンタープライズ各種キーワード調査・合計50,000回/月
見出し抽出・合計7,500回/月
サジェストプラス・5,000回/月
2022年7月11日時点

また「見出し抽出機能」を使うことで、検索上位の見出しを分析することもできます。

ブログ運営に必須のラッコキーワードを上手に活用して、ブログやサイトでの集客を成功させてください。

Googleドキュメント

GoogleドキュメントとはWebブラウザ上で文書を作成、管理できるサービスのことです。

利用条件は以下の通り。

Googleドキュメントの利用条件

Googleアカウントを持っていれば無料で利用することができる
専用のソフトウェアの必要なし

そしてGoogleドキュメントを使うことで期待できる効果は以下の4つです。

Googleドキュメントの効果
  • 複数のユーザーでひとつのドキュメントを同時に編集することが可能
  • チャット機能で編集内容に対してコメント入力もできる
  • スマートフォンからもアプリを通じて編集が可能(閲覧のみならブラウザからおこなえる)
  • 文書ファイルはGoogleドライブ上に自動保存されるため、データ消失の心配がない

使用手順は以下の通り。

Googleドキュメントの使用手順
  • Googleドキュメントにログイン
  • Googleアカウントにログインしていれば、自動的にページが開く
  • ログインしていない場合はメールアドレスとパスワードを入力

Googleドキュメントのファイルを共有すれば、1つのファイルを複数人で同時編集が可能となり共同作業をすることで作業効率は大幅に上がります。

コメント機能がついているので、コミュニケーションをとりながら円滑に編集作業を進めることができます。

Word

便利な機能を数多く兼ね備えた文書作成に適したツールがWordです。

Wordは極めて直感的に使えるため、以下の操作を簡単にできます

Wordの基本機能
  • 文字の大きさを簡単にかえられる
  • 校正、変更履歴を残す
  • テキストの翻訳
  • 文字にふりがなをふる
  • 辞書機能

文書作成といえばWordですが、文章に装飾をつけたりレイアウトを美しくまとめることはもちろん、フォント数の多さは最大の特徴ともいえます。

Windows10から標準インストールされているユニバーサルデザインフォントも、可読性・視認性を追求した優れた書体です。

Wordを使えば読みやすい書体で文章を書けますので、試してみてください。

Webライター起業後のキャリアマップ

Webライターとして活躍した後、どのようなキャリアマップを描くのか?

選択肢はいろいろありますが、今回は以下の3つを厳選して解説いたします。

Wbeライターのキャリアマップ
  1. 編集者になる
  2. 校正者になる
  3. ライティング講師になる

編集者になる

Webライターのキャリアマップの中でも名高いのが編集者、中でもWeb編集者になるという道です。

「Web関連の仕事をしていた」という経験値がそのままWeb編集者としても活きてくるためです。

Webライターとして必要なスキルを既に持っている人が編集者になれば、Webライターがやりがちな抜けもれのチェックやWebならではの書き方にも順応しやすいでしょう。

例えば、Webサイトを引用する際の書き方や、携帯端末で見る前提での改行の仕方、短文のまとめかたなどが挙げられます。

それでは大手転職サイトのindeedをもとに、実際にWeb編集者の求人内容をみてみましょう。

【編集者の求人と応募要件リスト】

編集者の求人と応募要件リスト
求人タイトル応募条件年収
農家と世界を結ぶオンラインメディアの編集・ライター編集・ライティング経験4,800,000~7,2000,000円
編集・ライターメディアで1年以上の執筆経験記事1本毎の出来高制
ママ向けのファッション&ライフスタイル誌運営|Web編集・メディアにおける企画
・記事の編集
・執筆の実務経験2年以上※
3,450,000~7,200,000円
※雑誌、Webなど媒体は問いません
(2022年7月20日時点)

以上3つのWeb編集者の応募要件には、Webメディアでの執筆経験が含まれていることがわかります。

つまり、Webライターとしての実務経験がそのまま活かせるということですね。

以上より、Webライターの実務経験を活かせるという意味でWeb編集者は有力なキャリア候補だということがわかりました。

校正者になる

Webライターを経て、校正者になるのも1つの手でしょう。

校正者はWebライター時代の業務を「校正」という形に特化させて活かすことができるためです。

Weblioでは、校正を以下のように定義しています。

記事の制作過程において、現在の原稿と1つ前の原稿を比較し、誤りを見つける作業のこと。また、誤字や脱字、衍字などの誤りを見つける作業のこと。

Weblio|校正(2022年7月23日時点)

原稿に抜けもれがないか、誤字脱字がないか、表現が正しいかをチェックするのは、Webライターも校正者も同じですね。

校正者になれば、誤字脱字チェックのような業務を「校正」というスキルとして売り出すことが可能になります。

以下に校正者の求人をまとめました。

【校正者の求人と応募要件リスト】

校正者の求人と応募要件リスト
求人タイトル応募条件年収
音楽メディア「Skream!」「激ロック」編集 / 校正 / ライター・企画立案に興味のある方
・文章を書くのが好きな方
2,940,000~4,200,000円
【恋愛・占いメディア】WEBライター継続的にお仕事を行える方
週3~5本以上のライティング
記事1本毎の出来高制
【漫画・小説】編集者/出版事業部・コミック/書籍に興味のある方
・編集にチャレンジしたい方
2,160,000円
(2022年7月23日時点)

校正者そのものの求人は少なく、「校正はもちろん、編集やライターとしても活躍してほしい」という幅広い業務を求められる求人が多く見受けられます。

よって、Webライターとしてライティングをしていたこと、誤字脱字チェックや編集作業の一端をになっていた方などは校正者に応募する際の強みになるといえるでしょう。

ライティング講師になる

Webライターとして活用してきたライティングスキルを武器に、ライティング講師になることも視野に入れておきたいところです。

ライティング講師として講座を開けば、持っているスキルを活かしてWebライターだけに頼らない収入体系をつくることができるためです。

Webライティング講師になるたには、それほどハードルは高くありません。

実際に、クラウドワークスでは以下のようなライティング講師の求人がでています。

【ライティング講師の求人と応募要件リスト】

ライティング講師の求人と応募要件リスト
求人タイトル応募条件月収
【サポート講師募集】webライティング経験者必見です。 ・ブログが得意
・ライティングが得意
・LP、web制作が得意
100,000円 〜 300,000円
【時給1500円〜】Webライティングのオンライン講師を募集!受講生にライティングを指導するお仕事です【月額固定20万〜】・半年コース、1年コースの受講生の面倒をしっかりと見て、途中で投げ出さない覚悟のある方
・人にWebライティングを教えることが得意な方
200,000円
【時給1500円〜】Webライティングをオンラインで指導!初心者向けライティングスクールの講師を募集します! 【月額固定30万】・責任感を持って、生徒の指導を行っていける方300,000円
(2022年7月23日時点)

応募要件にはブログが得意、ライティングが得意などWebライターとしての素質が活かせる項目が見受けられますね。

このような案件をいくつか受け持ち、ライティング講師としての実績を積んでいくのもよいでしょう。

Webマーケターになる

Webマーケターになると、ライティング+αで仕事を受けることができるので効率よく収入を増やせるようになります。

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトでも、記事執筆だけでなくマーケティングの知識もある人材は重宝されるからです。

スキルがライティングのみよりも、マーケターとしての知識を持ち合わせている方がクライアントの目にもとまりやすくなりますよね。

案件単価も高くなるので、より効率よく稼ぎたい方におすすめです。

Webマーケターとは、オウンドメディア、SNSなどのWeb上でおこなわれるマーケティングに携わる仕事です。

インターネットが不可欠のこの時代は、オンラインでの集客や競合サイトの分析、アクセス解析などの幅広い業務がより求められるようになっています。

実際に募集のあるWebマーケターの求人は以下のようなものがあります。

企業名事業内容給与(年収)対象
ビズメイツ株式会社グローバルプラットフォームをスケールさせる戦略的WEBマーケターの募集400万円〜600万円大卒以上
株式会社サルソニード【Webライター経験者歓迎】Webマーケター※ライティングをしながらWEBマーケターを目指せる環境300万円〜500万円学歴不問
株式会社コンフィデンスWebマーケター(責任者候補)※経験よりも意欲とポテンシャルを重視320万円〜700万円<最終学歴>大学院、大学、短期大学、専修・各種学校、高等専門学校、高等学校卒以上
2022年8月22日時点

求人媒体dodaに掲載されているWebマーケターの募集を見てみると、企業によっては学歴不問のものもあるようです。

また、「Webライター経験者歓迎」という求人もあり、ライターのスキルを活かしながらマーケターとしてキャリアアップできることがわかりますね。

経験よりも意欲やポテンシャルを重視する企業もあるので、マーケターを強く希望する場合は挑戦してみるのも手です。

Webライターよりももう少し踏み込んで仕事ができるので、キャリアアップの第一歩としておすすめの職種といえるでしょう。

Webサイト運営者になる

WebライターからWebサイト運営者になると、より自由な働き方で収入を得られるようになります。

自分でサイトを運営するので、クライアントからの依頼を受けるのと比べて自身の考えややり方を反映できるようになるからです。

クライアントから依頼を受けて仕事をする内は、どうしても納期に追われたりルールを遵守したりする必要がありますよね。

しかし自分が運営者になれば、仕事内容や業務に充てる時間、収入なども自身で管理できるようになります。

もちろん責任も伴いますが、より自分に合った働き方でのびのびと稼げるようになるわけです。

Webライターからサイト運営者になれる理由

また、WebライターからWebサイト運営者へ転身しやすい理由としては、大きくは以下が挙げられます。

  • ライター時代の延長線上にあるような業務なのでイメージがつきやすい
  • 自分でディレクションをする際、ライター時代の経験が活きる
  • 初期費用を最低限に抑えての転身が可能

ライター時代にクライアント側にやってもらっていた業務を自分でおこなう、と考えるとイメージがつきやすいです。

サイト運営の目的とターゲット設定、情報収集、コンテンツ制作からデザインやコーディング、そして最終チェックまでを一貫しておこなうことになります。

もちろん、自分がライター時代にクラウドソーシングで受注していたように、外部に一部の業務を発注することもできるので、仕事の幅が広がります。

ライター時代の経験を活かして、ぜひサイト運営を目指してみましょう。

Webサイト運営者になるには

ライターから運営者に転身したら、まずはWordPressを利用して運営していくのがよいでしょう。

ライター時代に培った「記事作成」というスキルを活かすことができるからです。

慣れた業務を組み込むことで、初動を比較的スムーズに動かせるので、収入も得やすくなります。

WordPressに馴染みがなくても、構築方法は調べればたくさんヒットするので、ぜひやってみてください。

最低限準備すべきものは以下のとおりです。

  • パソコン
  • インターネット環境
  • 最低限のWebに関する知識(WordPress構築が可能なレベル)
  • レンタルサーバーの費用(月額1,000円前後から)
  • WordPressの申し込み

準備が整ったあとの流れのイメージは、以下になります。

  1. WordPressで自分のサイトを作成する
  2. サイトに載せる記事を書く
  3. Google Adsenseに申し込み、広告収入獲得の準備をする
  4. アフィリエイトの申し込みをする

自分で運営するサイト(WordPress)に広告を貼り、その広告を見たユーザーが商品を購入することで収入が入るという仕組みです。

慣れないうちは大変なこともあるかもしれませんが、実際に収益化できたときの喜びはひとしおです。

ぜひチャレンジしてみてください。

出版社・編集プロダクションに就職する

出版社や編集プロダクションに就職すると、人脈も増えるので最終的に「ライター起業」を目指せるレベルになれます。

組織に所属することで人に会う機会も増え、そのつながりが独立後に活かされることも考えられるからです。

Webライターとして独立するなら、クラウドソーシングを通してではなくクライアントから直接依頼をもらう方が稼げるのは間違いありません。

同じ業界でコネクションがあると、思わぬところから仕事の依頼をもらえたりすることもあるようです。

校正スキルやコミュニケーションスキルをブラッシュアップしながら人脈を広げられるのはとてもうれしいですよね。

独立後に安定した収入を得るためにも、出版社や編集プロダクションで経験を積むのはとても有効であるといえるでしょう。

出版社や編集プロダクション勤務の求人は以下のようなものがあります。

企業名事業内容給与(年収)対象
株式会社イーブックイニシアティブジャパン「ebookjapan」のコンテンツ企画(自社オリジナル作品の制作全般)550万円〜715万円大学院大卒以上
株式会社ビーグリー【まんが王国/漫画編集者】≪東証プライム市場上場≫『まんが王国』を展開するエンタメ企業400万円〜700万円大卒以上
株式会社コスミック出版雑誌・ムック・コミックの編集スタッフとして新刊の企画立ち上げから編集業務全般をお任せします。252万円〜600万円大卒以上
株式会社SCRAP「謎専門出版社」の書籍ディレクター ※リモート可/脱出ゲームのSCRAP/イベントにも携われます◎350万円〜500万円学歴不問
2022年8月21日

求人媒体dodaに掲載されている出版社や編集プロダクションの募集を見てみると、媒体が「電子書籍」だったり「紙」だったりと多岐に渡っています。

編集の仕事もあれば「ルート営業」などの業務もあるようなので、すぐにライター経験を活かしたいのであれば編集系の求人を探すとよいでしょう。

ただ、「ルート営業」は他の組織の人に会えるチャンスが広がるので、人脈を広げたい場合はこちらも有効です。

このように、いろいろな経験を積むことができそうなのも魅力ですよね。

最終的にライターとしての起業を考えているならば、出版社や編集プロダクションでスキルに磨きをかけることをおすすめします。

Webライター起業にてによくある質問

ここではWebライター起業をする際によくある質問にお答えいたします。

Webライター起業にてによくある質問
  1. 月商100万は可能?
  2. Webライティング講座は受けるべきか?
  3. 法人化のタイミングと方法は?
  4. 起業を勉強するにあたってのおすすめ本はあるか?

月商1,000,000円は可能?

ライティングだけで月商1,000,000円は難しいです。

その理由は、毎月休みなく書き続ける必要があるからです。

ライティングの報酬は文字単価と文字数で決まります。

例えば文字単価1円で2,000文字の記事を書けば報酬は2,000円ですよね。

文字単価1円で月商1,000,000円を稼ごうと思ったら、毎月休みなく100万文字を書く必要があります。

休むことなく長期的に働き続けるのは、少し難しいですよね。

そうなると『自分が直接執筆をせずに稼ぐ』という方法が必要になります。

要するに、自分が寝ているとき・遊んでいるときにでも記事が作成・納品される、つまりは自分が書かなくても記事が出来上がる体制を構築することで、大きく稼げるようになるのです。

そしてこの働き方を可能にするのが、ディレクターというわけです。

ただし、案件によっては以下のように『あなたが記事を書かなければならない』という契約を交わすものもあります。

本件業務の全部または一部を第三者に再委託できない。

この場合は、ディレクターとしての契約は可能かを聞いてみてください。

もしも「可能だ」と言われればライターを自分で用意できるかにもよりますが、Webライター時代よりも大きく稼げます。

仮に1記事の売上を50,000円とすると、月商1,000,000円であれば20記事納品するだけで獲得は可能です。

自分1人で20記事を毎月執筆するのは面倒ですが、ディレクターであればライターを5人用意するだけで『1人につき週に1本の納品で20記事に到達』。

自分以外のチカラで稼ぐことにより疲弊しにくくなり、苦も無く継続しやすくなります。

この方法であれば、誰でも月商1,000,000円を目指せます。

Webライティング講座は受けるべきか?

初心者のうちは知識やスキルを身につけるために、講座を活用するといいでしょう。

安定した収入を得るためにはスキルが必要です。

書籍やインターネットでもライティングスキルは学べますが、独学だと限界がありますよね。

例えば、インターネットでライティングスキルを検索すると、膨大な検索結果が表示されます。

その中からあなたの求める情報を探しだし、分からない部分をさらに検索するには時間がいくらあっても足りません。

中には勉強におすすめする本や、ライティングに必要なスキルの概要を紹介しただけの記事もあります。

書籍はページ数にもよりますが、理解しながら読み進めるには時間がかかることが容易に想像できますよね。

講座ならテーマごとにレベルにあわせた内容の動画で配信されます。

動画の時間は1本あたり5〜15分と短いので、隙間時間に見て学習することもできますね。

初心者用の講座は、ライティングの始め方や用語といった基本的なところの解説から始まります。

文章を書く上で大事なポイントも、例題を交えながら解説してくれるので実践ですぐに使うことができます。

講座を受講することで時間を有効に使え、実際のライティングに役立つスキルやノウハウを知ることができるのです。

しかし、いきなり高額のライティング講座を受けても中身が理解できないかもしれません。

説明がわかりづらい講座を受けると、お金と時間の無駄になってしまうことも考えられます。

講座は自分で調べてわからなかったところを解消するために受けるのが有効です。

また、今より稼ぐノウハウを知りたい、さらなるスキルを身につけたいときにも講座を受けるのがいいでしょう。

記事を書くために講座を受けて、メディアやブログでアウトプットしていけば勉強にもなりますね。

ライターとしての質をあげるためにも、必要な知識やスキルは講座を受けて身につけましょう。

なお、おすすめのWebライティング講座は『初心者におすすめなWebライティング講座25選|無料やオンライン対応の養成スクールもご紹介』で解説しています。

法人化のタイミングと方法は?

法人化は節税の観点から年商3,300,000円を目安に検討するのがおすすめです。

年収3,300,000円に到達すると、その時点で法人税の方が安くなるからです。

年収もしくは年商個人(所得税)法人(法人税)※1
1,000~ 1,949,000円まで5%15%
1,950,000~ 3,299,000円まで10%15%
3,300,000~ 6,949,000円まで20%15%
6,950,000~ 8,999,000円まで23%15% or 23.20%※2
9,000,000~17,999,000円まで33%23.20%
18,000,000~39,999,000円まで40%23.20%
40,000,000円 以上45%23.20%
国税庁|所得税の税率(2022年7月19日時点)
国民税|法人税の税率(2022年7月19日時点)
※1:普通法人かつ適用所外事業者でないものとする
※2:8,000,000円以下で税率は15%、8,000,000円超で23.2%になります

表のとおり、個人事業主は年収が3,300,000円を超えると、所得税率が一気に20%へ引きあげられます。

その一方で法人税ですと、まだ15%です。

したがって、年収が330万円を超えた時点で法人化することをおすすめいたします。

ただし、法人化をするにあたって設立費用(約20万円)などといった費用が別途発生します。

その他にも以下のようなものが必要です。

Webライター起業に必要なモノ
  • ハンコ代:約20,000円
  • 企業用ホームページ:月額5,000円※1
  • 企業用ドメイン:約4,000円
  • サーバー代:月額約1,000円
  • 資本金:※2
    ※1:現代では法人口座を作るにはホームページが必須! そんなんこともあり「だからWebサイト制作会社はこんなに多いのか」と、起業を通じて1人納得しました(笑)。
    ※2:一般論で言いますと、資本金は1,000,000円が目安と言われています。しかし私の場合ですと以下のように、500,000円で法人口座を2つ(GMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行)を作れました。

そのため年収が330万円を突破しつつ、100万円前後の預金があれば起業のタイミングとしてふさわしいと言えます。

なお、法人化は以下の方法で行います。

法人化の手順
  1. 社名や約款を決める
  2. 資本金や必要な手数料を支払う
  3. 登記手続きをおこなう
  4. 法人税、所得税の手続きをおこなう

登記手続きや法人税、所得税の手続きは法人設立ワンストップサービスから法人設立に対する申請を一度に行うことが可能。

法人代表者のマイナンバーカードを用いてマイナポータルから申請すれば、来庁することなく24時間手続きが可能です。

時間がないときは、この方法を用いるとよいでしょう。

起業を勉強するにあたってのおすすめ本はあるか?

経沢香保子氏が監修した『ゼロからでも夢がかなう 起業の教科書』がおすすめです。

詳細は以下の通り。

概要詳細
発売日2007/12/28
価格Kindle版:164円
単行本:1,540円
ページ数238ページ
出版社ゴマブックス
Amazon評価4

この本では、経沢香保子さんが主宰する「女性起業塾」を卒業し、実際に起業して活躍する20人の女性が登場します。

この書籍に対する口コミでは、以下のように記載されています。

女性起業塾に在籍していた女性起業家の方々のエピソードです。自分が起業に至った経緯、起業してからの苦労、解決、そして、これから起業する人達へのアドバイスです。起業する際の細かなテクニックなどはありませんが、経営者になるということに対しての心構えとか、そして、自分らしく自分の人生を生きていくということに対しての心の持ち方などが自らの体験を通して書いてあって、とても参考になりました。起業を考えている方もそうでない方も読んで損はしないと思います。

Amazon|起業の心構え(2022年7月16日)

20人の女性がどのようにして起業にいたったか、そこからの苦労を踏まえたアドバイスなどが1冊にまとめられています。

これから起業しようか考えているなら、参考になる事例があるはずです。

起業するためのノウハウは書かれていませんが、成功したロールモデルとして起業について勉強ができる1冊になっています。

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